スポット付き構成および部分ストライプ構成のノードグループの構成
スポット付き構成および部分ストライプ構成のノードグループを構成するには、まずノードグループを作成してから、必要なノードをノードグループにバインドする必要があります。次に、必要なエンティティをそのノードグループに関連付ける必要があります。ノードグループにバインドされているエンティティは次のようになります。
- [Spotted]-単一のノードを持つノードグループにバインドされている場合。
- 部分ストライピング -複数のノードを持つノードグループにバインドされている場合。
覚えておくべきポイント:
- GSLB は、GSLB サイトが 1 つのクラスタノードを持つノードグループにバインドされている場合にのみクラスタでサポートされます。詳しくは、「クラスタでの GSLB の設定」を参照してください。
- Citrix Gateway は、VPN仮想サーバーが単一のクラスターノードを持つノードグループにバインドされている場合にのみクラスターでサポートされます。ノードグループでスティッキオプションを有効にする必要があります。
- NetScaler 11より前のバージョンでは、アプリケーションファイアウォールは個々のクラスタノード(スポット構成)でのみサポートされます。アプリケーションファイアウォールプロファイルは、単一のクラスタノードを持つノードグループにバインドされている仮想サーバーにのみ関連付けることができます。つまり、アプリケーション次のことを許可されていません。
- アプリケーションファイアウォールプロファイルをストライピングされた仮想サーバーまたは部分的にストライピングされた仮想サーバーにバインドします。
- グローバルバインドポイントまたはユーザー定義のポリシーラベルにポリシーをバインドします。
- アプリケーションファイアウォールプロファイルを持つ仮想サーバをノードグループからバインド解除します。
- NetScaler 11では、ストライプ構成と部分ストライプ構成に対するアプリケーションファイアウォールのサポートが導入されました。詳しくは、「クラスタ構成に対するアプリケーションファイアウォールのサポート」を参照してください。
クラスターでGSLB、Citrix Gateway、およびアプリケーションファイアウォールがサポートされるNetScaler のバージョンについてはクラスタでサポートされるCitrix ADC機能を確認します。
コマンドラインインターフェイスを使用してノードグループを構成するには
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クラスタ IP アドレスにログオンします。
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ノードグループを作成します。種類:
add cluster nodegroup <name> -strict (YES | NO)
例
add cluster nodegroup NG0 -strict YES
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必要なノードをノードグループにバインドします。ノードグループの各メンバーに対して次のコマンドを入力します。
bind cluster nodegroup <name> -node <nodeId>
例
ID が 1、5、および 6 のノードをバインドします。
> bind cluster nodegroup NG0 -node 1 > bind cluster nodegroup NG0 -node 5 > bind cluster nodegroup NG0 -node 6
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エンティティをノードグループにバインドします。バインドするエンティティごとに、次のコマンドを 1 回入力します。
bind cluster nodegroup <name> (-vServer <string> | -identifierName <string> | -gslbSite <string> -service <string>)
注
gslbSiteパラメータとサービスパラメータは、NetScaler 10.5以降で使用できます。
例
仮想サーバ VS1 と VS2 をバインドし、識別子 1 という名前のレート制限識別子をバインドします。
> bind cluster nodegroup NG0 -vServer VS1 > bind cluster nodegroup NG0 -vServer VS2 > bind cluster nodegroup NG0 -identifierName identifier1
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ノードグループの詳細を表示して、構成を確認します。種類:
show cluster nodegroup <name>
例
> show cluster nodegroup NG0
構成ユーティリティを使用してノードグループを構成するには
- クラスタ IP アドレスにログオンします。
- [システム] > [クラスタ] > [ノードグループ] に移動します。
- 詳細ウィンドウで、[追加] をクリックします。
- [ノードグループの作成] ダイアログボックスで、ノードグループを構成します。
- [クラスタノード] で、[追加] ボタンをクリックします。
- 「使用可能」リストには、ノードグループにバインドできるノードが表示され、「構成済み」リストにはノードグループにバインドされているノードが表示されます。
- [使用可能] リストの [+] 記号をクリックして、ノードをバインドします。同様に、[構成済み] リストの [-] 記号をクリックして、ノードのバインドを解除します。
- [仮想サーバー] で、ノードグループにバインドする仮想サーバーのタイプに対応するタブを選択します。[追加] をクリックします。
- [使用可能]リストには、ノードグループにバインドできる仮想サーバが表示され、[構成済み]リストにはノードグループにバインドされている仮想サーバが表示されます。
- [使用可能] リストの [+] 記号をクリックして、仮想サーバをバインドします。同様に、[構成済み] リストの [-] 記号をクリックして、仮想サーバのバインドを解除します。
- [クラスタノード] で、[追加] ボタンをクリックします。