Citrix ADC

Citrix ADCをエンドリゾルバとして構成する

リゾルバは、ドメイン/ホスト名をリソースレコードに変換するアプリケーションプログラムによって呼び出されるプロシージャです。リゾルバは LDNS と対話します。LDNS は、ドメイン名を検索してその IP アドレスを取得します。Citrix ADCは、DNSクエリに対してエンドツーエンドの解決を提供できます。

再帰的な解決では、Citrix ADCアプライアンスは異なるネームサーバーに再帰的にクエリを行い、ドメインのIPアドレスにアクセスします。Citrix ADCがDNS要求を受信すると、そのキャッシュでDNSレコードがチェックされます。レコードがキャッシュに存在しない場合、ns.conf ファイルに構成されているルートサーバーに問い合わせます。ルートネームサーバーは、第 2 レベルのドメインに関する詳細情報を持つ DNS サーバーのアドレスを報告します。このプロセスは、必要なレコードが見つかるまで繰り返されます。

Citrix ADCアプライアンスを初めて起動すると、13台のルートネームサーバーがns.confファイルに追加されます。13 台のルートサーバの NS レコードとアドレスレコードも追加されます。ns.confファイルは変更できますが、Citrix ADCでは13レコードをすべて削除できません。アプライアンスで名前解決を実行するには、少なくとも1つのネームサーバーエントリーが必要です。次の図は、名前解決のプロセスを示しています。

図1:再帰的解決

再帰的解決

図に示すプロセスでは、ネームサーバーが s1.s2.s3.com のアドレスに対するクエリを受信すると、最初に s1.s2.s3.com のルートネームサーバーをチェックします。ルートネームサーバは、.com ネームサーバのアドレスをレポートします。s1.s2.s3.com のアドレスがネームサーバにある場合は、適切な IP アドレスで応答します。それ以外の場合は、s3.com を他のネームサーバーに照会し、s2.s3.com に対して s1.s2.s3.com のアドレスを取得します。この方法では、解決は常にルートネームサーバーから始まり、ドメインの権限ネームサーバーで終わります。

注:再帰的な解決機能では、キャッシュを有効にする必要があります。

再帰的な解決を有効にする

Citrix ADCアプライアンスをエンドリゾルバとして機能するように設定するには、アプライアンスで再帰的な解決を有効にする必要があります。

CLI を使用した再帰的な解決の有効化

コマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、再帰的な解決を有効にし、構成を確認します。

-  set dns parameter -recursion ENABLED  
-  show dns parameter  

例:

> set dns parameter -recursion ENABLED
 Done
> show dns parameter
        DNS parameters:
            .
            .
            .
        Recursive Resolution : ENABLED
            .
            .
            .
 Done

GUI を使用した再帰的な解決の有効化

  1. [トラフィック管理] > [DNS] に移動します。
  2. 詳細ウィンドウで、[設定] の [DNS 設定の変更] をクリックします。
  3. [DNS パラメーターの構成] ダイアログボックスで、[再帰を有効にする] チェックボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

再試行回数の設定

Citrix ADCアプライアンスは、クエリの送信先サーバーから応答を受信しない場合に、事前構成された回数(DNS再試行)を行うように構成できます。デフォルトでは、DNS リトライ回数は 5 に設定されています。

CLI を使用した DNS 再試行回数の設定

コマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、再試行回数を設定し、構成を確認します。

-  set dns parameter -retries <positive_integer>  
-  show dns parameter  

例:

> set DNS parameter -retries 3
 Done
> show dns parameter
        DNS parameters:
        DNS retries: 3
            .
            .
            .
 Done

GUI を使用した再試行回数の設定

  1. [トラフィック管理] > [DNS] に移動します。
  2. 詳細ウィンドウで、[設定] の [DNS 設定の変更] をクリックします。
  3. [DNS パラメーターの構成] ダイアログボックスの [DNS 再試行] ボックスに、DNS リゾルバー要求の再試行回数を入力し、[OK] をクリックします。

Citrix ADCをエンドリゾルバとして構成する