コマンド伝播の設定
高可用性セットアップでは、プライマリノードで発行されたコマンドは、プライマリノードでコマンドが実行される前に、セカンダリノードに自動的に伝達され、セカンダリノードで実行されます。コマンドの伝播が失敗した場合、またはセカンダリノードでコマンドの実行が失敗した場合、プライマリノードはコマンドを実行し、エラーをログに記録します。コマンドの伝播では、ポート 3011 が使用されます。
高可用性ペア構成では、プライマリノードとセカンダリノードの両方でコマンドの伝播がデフォルトで有効になっています。高可用性ペアのいずれかのノードで、コマンドの伝播を有効または無効にできます。プライマリノードでコマンドの伝播を無効にすると、コマンドはセカンダリノードに伝播されません。セカンダリノードでコマンドの伝播を無効にすると、プライマリから伝播されたコマンドはセカンダリノードで実行されません。
注:伝播を再度有効にした後は、同期を強制することを忘れないでください。
注:伝播を無効にしているときに同期が発生した場合、伝播の無効化が有効になる前に行った構成関連の変更は、セカンダリノードと同期されます。これは、同期の進行中に伝播が無効になっている場合にも当てはまります。
プライマリノードで伝播を有効または無効にするには
- 構成ユーティリティの [構成] タブのナビゲーションウィンドウで、[ システム ] を展開し、[ 高可用性] をクリックします。
- 詳細ウィンドウの [ ノード ] タブで、ノードを選択し、[ 編集] をクリックします。
- [ HA 伝播] で、次のいずれかを実行します。
- 高可用性伝播を無効にするには、[ プライマリノードが設定をセカンダリに伝播する ] チェックボックスをオフにします。
- 高可用性伝播を有効にするには、[ プライマリノードが構成をセカンダリに伝播する ] チェックボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
コマンド伝播の設定
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