ホストのアップデート

通常、アップデートは、サービスの中断を最小限に抑えながら適用できます。XenCenterを使用して、すべてのアップデートを適用することをお勧めします。Citrix Hypervisorプールでは、XenCenterのアップデートのインストールウィザードを使用して、仮想マシンのダウンタイムなしにアップデートできます。アップデートのインストールウィザードを使用して、実行中の仮想マシンを自動的にほかのホストに移行しながら、ホストを1台ずつアップデートできます。

XenCenterは、Citrix HypervisorとXenCenterのアップデートや新しいバージョンが使用できるかどうかを定期的に確認するように設定できます。この場合、すべてのアラートが通知ペインに表示されます。

アップデートの種類

Citrix Hypervisorでは次の種類の更新プログラムを利用できます:

  • Current Release(CR)は、最新リリース(CR)ストリームにおけるCitrix Hypervisorのフルバージョンです。CRストリームのサポート対象バージョンのCitrix Hypervisorにも、一部のCRをアップデートとして適用できます。

  • Hotfixは通常、1つまたは複数の特定の問題を解決するための修正プログラムを提供します。Hotfixは、長期サービスリリース(LTSR)および最新リリース(CR)ストリームのCitrix Hypervisorリリースで、また、どちらのストリームの一部でもない以前のサポート対象リリースで提供されます。

  • 累積更新プログラム。 以前にリリースされたHotfixを含み、新しいゲストやハードウェアのサポートに対応していることもあります。CUは、長期サービスリリース(LSTR)のCitrix Hypervisorリリースに適用されます。

パートナーから提供されたサプリメンタルパックも、Citrix Hypervisorへのアップデートとして適用できます。

最新リリース

Citrix Hypervisor 8.0はCitrix Hypervisorの最新リリースです。ただし、Citrix Hypervisor 8.0はプラットフォームの更新なので、以前のバージョンのXenServerへの更新には適用できません。

Citrix Hypervisor 8.0をアップデートとして適用できないバージョンのXenServerの場合は、基本インストールISOを使用し、既存のインストールをアップグレードします。

Hotfix

Citrix Hypervisor 8.0の特定の問題に対するHotfixを提供することがあります。

Citrix Hypervisor 8.0のHotfixは、Citrix Knowledge Centerから入手できます。こまめにKnowledge Centerをチェックして、新しいアップデートが公開されていないかを確認することをお勧めします。または、http://www.citrix.com/support/でアカウントを登録することにより、Citrix Hypervisorへのアップデートのアラートメールをサブスクライブできます。

最新のCRのHotfixは、すべてのCitrix Hypervisorユーザーに提供されます。ただし、サポート対象となっている以前のCRのHotfixは、有効なCitrixカスタマーサクセスサービス(CSS)アカウントのユーザーのみが利用できます。

LTSRストリームのHotfixは、有効なCSSアカウントのユーザーが利用できます。詳しくは、「ライセンス」を参照してください。

累積更新プログラム(CU)

累積更新プログラムは、Citrix HypervisorのLTSRで提供されます。累積更新プログラムは問題に対するHotfixを提供し、新しいゲストやハードウェアのサポートが含まれることもあります。

累積更新プログラムは、有効なCSSアカウントのユーザーのみが利用できます。

Citrix Hypervisor 8.0 は最新リリースです。このリリースでは累積更新プログラム(CU)は提供されません。

アップデート用にプールを準備する

Citrix Hypervisorのアップデートは、Hotfix、累積更新プログラム(Cumulative Update)、または最新リリース(Current Release)として提供されます。これらのアップデートに付属するリリースノートの内容を慎重に確認してください。アップデートによっては、準備やアップデート後の操作など、インストール手順が異なる場合があります。以下のセクションでは、Citrix Hypervisorシステムにアップデートを適用する場合の、一般的な注意点および手順について説明します。

重要:

Citrix Hypervisorプールにアップデートを適用する前に、以下の内容を確認してください。

  • (Citrix Hypervisor 8.0 Hotfixのみに該当)Hotfixを適用する前に、プール内のすべてのホストでCitrix Hypervisor 8.0が実行されている必要があります。

  • バックアップを作成してから、アップデートを適用してください。バックアップ手順については、「障害回復とバックアップ」を参照してください。

  • プール内のすべてのサーバーを短期間でアップデートしてください。アップデート済みのサーバーとそうでないサーバーを同一プール内で混在運用することはサポートされません。このため、アップデート済みのサーバーとそうでないサーバーが同時に動作する時間が最小になるようにアップデートのスケジュールを決定する必要があります。

  • 必ずプールマスタを最初にアップデートし、残りのサーバーを順次アップデートします。XenCenterのアップデートのインストールウィザードでは、このプロセスが自動的に管理されます。

  • プール内のすべてのCitrix Hypervisorサーバーにアップデートを適用したら、必要なドライバーディスクをアップデートしてからサーバーを再起動してください。

  • 累積更新プログラムまたは最新リリースをホストに適用したら、関連するHotfixをすべて適用してから仮想マシンを移行します。

アップデートする前に

  • 完全な管理権限を持つアカウント(プール管理者やローカルのルートアカウントなど)でログインします。

  • サスペンドする仮想マシンのCD/DVDドライブを空にします。方法については、単一のCitrix Hypervisorサーバーをアップグレードする前にを参照してください。

  • 高可用性が有効な場合は、無効にします。

プールにアップデートを適用する

XenCenterのアップデートインストールメカニズムでは、サポートWebサイトからアップデートをダウンロードして抽出し、アップデートのインストールウィザードを使用して複数のホストおよびプールに同時にアップデートを適用することができます。この処理の間に、アップデートのインストールウィザードでは、各サーバーに対して次の手順を実行します:

  • サーバーから仮想マシンを移行します。
  • サーバーを保守モードに切り替えます。
  • サーバーにアップデートを適用します。
  • 必要に応じてホストを再起動します。
  • 元の仮想マシンをそのホスト上に戻します。

アップデートの事前チェック時に実行された問題解決処理(高可用性の無効化など)も、すべて復元されます。

アップデートのインストールウィザードでは、事前チェックと呼ばれる一連の処理を実行してから、アップデートプロセスを開始します。このチェックでは、プールの設定が有効であることが確認されます。また、ウィザードでは、アップデートパスと仮想マシンの移行が自動的に管理されます。アップデートパスの決定および仮想マシンの移行を手作業で行うには、各ホストを個別にアップデートします。

アップデートを自動適用する

XenCenter では、サーバーを最新状態にするために必要な自動アップデートを適用できます。これらのアップデートを、1つまたは複数のプールに適用できます。自動アップデートを使用する場合、XenCenterは選択したプールまたはスタンドアロンサーバーを最新状態にするために必要な最小限のアップデートセットを適用します。XenCenterは、このプールまたはスタンドアロンサーバープールを最新状態にするために必要な再起動回数を最小限にします。可能な場合、XenCenterは最後に1回再起動を行うだけにします。詳しくは、「自動アップデートを適用する」を参照してください。

利用可能なアップデートを表示する

[通知] ビューの [アップデート] セクションでは、すべての接続されたサーバーおよびプールで利用できるアップデートが一覧表示されます。

注:

  • XenCenterはデフォルトで、Citrix HypervisorおよびXenCenterのアップデートを定期的にチェックします。アップデートを必要に応じてチェックするには、[更新] をクリックします。

  • アップデートの自動チェックを無効にしているために [アップデート] タブでアップデートが見つからない場合、[アップデート]タブにメッセージが表示されます。アップデートを手動で確認するには、[アップデートのチェック] をクリックします。

[表示] リストから、アップデートの一覧を [アップデートごと] で表示するか、[サーバーごと] で表示するかを選択できます。

[アップデートごと]を選択すると、XenCenterにアップデート一覧が表示され、サーバー/プールまたは日付の順に並べ替えることができます。

  • 累積更新プログラム(CU)と新しいリリースは、この一覧の一番上に表示されます。すべての新しいリリースがアップデートとして適用できるわけではありません。

  • この情報を.csvファイルとしてエクスポートするには、[すべてエクスポート] をクリックします。.csvファイルには、次の情報が含まれています:
    • アップデートの名前
    • アップデートの説明
    • このアップデートが適用されるサーバー
    • アップデートの日付
    • アップデートをダウンロードできるWebページへのリンク
  • アップデートをサーバーに適用するには、対象アップデートの [操作] リストで [ダウンロードしてインストール] を選択します。これにより、アップデートファイルが抽出され、アップデートのインストールウィザードの [サーバーの選択] ページが開いて対象のサーバーが表示されます。詳しくは、「プールにアップデートを適用する」を参照してください。

  • アップデートのリリースノートをWebブラウザーで開くには、[操作] リストで [Webページを開く] を選択します。

アップデート一覧を [サーバーごと] で表示すると、XenCenterはXenCenterに接続されたサーバーの一覧を表示します。この一覧は、サーバーに適用可能なアップデートとサーバーにインストール済みのアップデートの両方を表示します。

  • この情報を.csvファイルとしてエクスポートするには、[すべてエクスポート] をクリックします。.csvファイルには、次の情報が含まれています:
    • サーバーが属するプール
    • サーバー名
    • Citrix Hypervisorインストール済みの状態
    • サーバーの更新状態
    • このサーバーに必要なアップデート
    • このサーバーにインストールされたアップデート。
  • このアップデートを適用するには、[アップデートのインストール] をクリックします。アップデートのインストールウィザードの[アップデートの選択]ページに利用可能なアップデートが一覧表示されます。詳しくは、「プールにアップデートを適用する」を参照してください。

プールにアップデートを適用する

XenCenterを使用してプールにアップデートを適用するには:

  1. XenCenterで、[ツール] メニューの [アップデートのインストール] を選択します。

  2. [はじめに] ページの注意事項を確認して、[次へ] を選択します。

  3. アップデートのインストールウィザードの [アップデートの選択] ページに利用可能なアップデートが一覧表示されます。一覧から必要なアップデートを選択し、[次へ] をクリックします。

  4. [サーバーの選択]ページでアップグレードするプールとサーバーを選択します。

    累積更新プログラム(CU)または最新リリース(CR)を適用する場合、最小限のHotfixを適用するかどうかを選択できます。

    [次へ] をクリックします。

  5. アップデートのインストールウィザードにより、いくつかのアップデート事前チェックが実行され、プールの設定が有効であることが確認されます。このウィザードによって、アップデート後にホストの再起動が必要かどうかもチェックされ、結果が表示されます。また、[アップデートのインストール]ウィザードは、Hotfixのライブパッチが使用できるか、ライブパッチをホストに適用できるかをチェックします。ライブパッチについて詳しくは、ライブパッチを参照してください。

  6. アップデート事前チェックにより問題が見つかった場合は、画面上に表示される解決処置に従ってください。[すべて解決] をクリックすると、XenCenterにより問題の解決が試行されます。事前チェックの問題を解決したら、[次へ] をクリックします。

  7. CUまたはCRをインストールする場合、XenCenterはアップデートをダウンロードしてから、プールのデフォルトのストレージリポジトリにアップロードして、アップデートをインストールします。[アップロードしてインストール] ページに進行状況が表示されます。

    注:

    -  プールのデフォルトのストレージリポジトリが共有されていない、または十分な領域がない場合は、XenCenterにより別の共有ストレージリポジトリにアップデートがアップロードされます。十分な領域があるストレージリポジトリがない場合は、プールマスターのローカルストレージにアップデートがアップロードされます。 -  何らかの理由でプールのアップデートプロセスが完了できない場合、XenCenterがプロセスを停止します。これによって、**[再試行]** ボタンをクリックして問題を修正し、アップデートプロセスを再開できます。
    

    インストールプロセスを完了するには、手順10を参照します。

  8. Hotfixをインストールする場合は、アップデートモードを選択します。画面の説明を参照して、適切なモードを選択してください。ホストに正常に適用できるライブパッチがHotfixに含まれている場合、[実行するタスク] 画面にNo action requiredと表示されます。

    注:

    この段階で [キャンセル] をクリックすると、変更内容が元に戻り、アップデートファイルがサーバーから削除されます。

  9. [アップデートのインストール] をクリックすると、インストールが開始されます。[アップデートのインストール]ウィザードにはアップデートの進行状況が表示され、プール内の各サーバーをアップデートする間にXenCenterが実行する主な操作が表示されます。

  10. アップデートが適用されたら、[完了] をクリックしてウィザードを終了します。手動モードを選択した場合は、アップデート後に必要なタスクをここで行います。

xe CLIを使用したCitrix Hypervisorサーバーのプールのアップデート

xe CLIを使用してCitrix Hypervisorホストのプールをアップデートするには:

  1. xe CLIを実行するコンピューター上の新規のフォルダーにアップデートをダウンロードします。ファイルのパスを控えておきます。

  2. 次のコマンドを実行して、アップデートファイルをプールにアップロードします。

    xe -s server -u username -pw password update-upload file-name=filename [sr-uuid=storage_repository_uuid]
    

    ここで-sはプールマスタの名前です。このコマンドを実行すると、Citrix Hypervisorによりアップデートファイルに割り当てられたUUIDが表示されます。このUUIDを控えておきます。

    ヒント:

    アップデートをCitrix Hypervisorサーバーにアップロードしたら、update-listおよびupdate-param-listコマンドを使用して、このファイルの情報を確認できます。

  3. アップデートの障害となる問題がCitrix Hypervisorで検出されると、アラートが表示されます。これらの問題を解決してからアップデートを適用してください。

    必要な場合は、vm-shutdownまたはvm-suspendコマンドを実行して、アップデートするホスト上で実行されている仮想マシンをシャットダウンまたは一時停止します。

    仮想マシンを特定のホストに移行するには、vm-migrateコマンドを使用します。vm-migrateコマンドでは、移行対象の仮想マシンおよび移行先ホストを指定できます。

    すべての仮想マシンをプール内のほかのホストにライブマイグレーションするには、host-evacuateコマンドを使用します。host-evacuateコマンドでは、Citrix Hypervisorにより移行先ホストが決定されます。

  4. 次のコマンドを実行して、ホストにアップデートを適用します。ここで、uuid=にアップデートファイルのUUIDを指定します:

    xe update-pool-apply uuid=UUID_of_file
    

    このコマンドでは、プール内のすべてのホストにアップデートやHotfixが適用されます(プールマスタから始まる)。

    または、個々のホストを指定してアップデートを適用することもできます。これを行うには、次のコマンドを実行します:

    xe update-apply host=host uuid=UUID_of_file
    

    ほかのプールメンバーをアップデートする前に、必ずプールマスタをアップデートしてください。

  5. update-listコマンドを実行して、アップデートが適用されていることを確認します。アップデートが正しく適用されると、そのアップデートのhostsフィールドにホストのUUIDが表示されます。

  6. 必要に応じて、アップデート後に必要なタスクを行います(XAPIツールスタックの再開、各ホストの再起動など)。これらの操作は、最初にプールマスタで実行してください。

xe CLIを使用して個別ホストをアップデートする

xe CLIを使用して個別ホストをアップデートするには:

  1. xe CLIを実行するコンピューター上の新規のフォルダーにアップデートをダウンロードします。ファイルのパスを控えておきます。

  2. vm-shutdownまたはvm-suspendコマンドを実行して、アップデートするホスト上で実行されている仮想マシンをシャットダウンまたは一時停止します。

  3. 次のコマンドを実行して、アップデートファイルをホストにアップロードします。

    xe -s server -u username -pw password update-upload file-name=filename [sr-uuid=storage_repository_uuid]
    

    ここで-sはホスト名です。このコマンドを実行すると、Citrix Hypervisorによりアップデートファイルに割り当てられたUUIDが表示されます。このUUIDを控えておきます。

    ヒント:

    アップデートをCitrix Hypervisorサーバーにアップロードしたら、update-listおよびupdate-param-listコマンドを使用して、アップデートについての情報を確認できます。

  4. アップデートの障害となる問題がCitrix Hypervisorで検出されると、アラートが表示されます。これらの問題を解決してからアップデートを適用してください。

  5. 次のコマンドを実行して、ホストにアップデートを適用します(ここで、host-uuid=にホストのUUIDを指定し、uuid=にアップデートファイルのUUIDを指定します):

    xe update-apply host-uuid=UUID_of_host uuid=UUID_of_file
    

    ホストがプールのメンバーである場合は、ほかのプールメンバーをアップデートする前に、必ずプールマスタをアップデートしてください。

  6. update-listコマンドを実行して、アップデートが正しく適用されていることを確認します。アップデートが正しく適用されると、そのアップデートのhostsフィールドにホストのUUIDが表示されます。

  7. 必要に応じて、アップデート後に必要なタスクを行います(XAPIツールスタックの再開、各ホストの再起動など)。

自動アップデートを適用する

[自動アップデート] モードは、ホストで使用できるすべてのHotfixおよび累積更新プログラム(CU)を適用します。このモードは、プールまたはスタンドアロンサーバープールを最新の状態にするのに必要な再起動の回数を最低限にします。可能な場合、[自動アップデート] モードは最後に1回再起動を行うだけにします。

新しい最新リリース(CR)のバージョンがアップデートとして使用できる場合、[自動アップデート]モードはこのアップデートを適用しません。新しいCRにアップデートするには、手動で選択する必要があります。

XenCenter には必要なアップデートをフェッチするためにインターネットアクセスが必要です。

必要なアップデートの一覧を表示するには、次の手順に従います:

  1. XenCenterのリソースペインでホストを選択します。

  2. [全般] タブをクリックします。

  3. [アップデート] を展開します。

    以下が表示されます:

    • [適用済み] – 既に適用されているアップデートが一覧表示されます。

    • [必要なアップデート] – サーバーを最新の状態にするのに必要な一連のアップデートが一覧表示されます。

      注:

      必要なアップデートがない場合、[必要なアップデート] は表示されません。

    • [インストールされたサプリメンタルパック] – サーバーにインストールされているサプリメンタルパックが一覧表示されます(存在する場合)。

      注:

      サーバーではなくプールを選択した場合、[アップデート]には、既に適用されているアップデートが [すべて適用済み] として一覧表示されます。

特定のアップデートを選択してインストールする場合は、プールにアップデートを適用するを参照してください。

注:

自動アップデート機能は、Citrix Hypervisor Premium Editionユーザー、またはCitrix Virtual Apps and Desktops権限によりCitrix Hypervisorにアクセスするユーザーが使用できます。Citrix Hypervisorの各エディションおよびエディション間のアップグレードについては、シトリックスWebサイトを参照してください。詳しくは、「ライセンス」を参照してください。

自動アップデート機能は、Citrix Hypervisor Premium Editionユーザーが使用できます。

アップデートのインストールウィザードを使用して自動アップデートを適用する

次のトピックでは、プールまたはスタンドアロンホストを最新状態にするために必要な一連のアップデートを自動的に適用する手順について説明します。

  1. XenCenterで、[ツール] メニューの [アップデートのインストール] を選択します。

  2. [はじめに] ページの注意事項を確認して、[次へ] を選択します。

  3. [アップデートの選択]ページで、アップデートをインストールする方法を選択します。以下のオプションを表示できます:

    • [自動アップデート] -(デフォルト)このオプションは、少なくとも1つのライセンスを持つプールまたはライセンスを持つスタンドアロンサーバーにXenCenterが接続されている場合にのみ表示されます。このオプションは、プールまたはスタンドアロンサーバーを最新の状態にするために、すべての最新のアップデートを自動でダウンロードおよびインストールする場合に選択します。

    • [Citrixからのアップデートをダウンロード] - [アップデートのインストール]ウィザードに、サポートサイトからの利用可能なアップデートが一覧表示されます。アップデートを適用するには、「プールにアップデートを適用する」を参照してください。

    • [ディスクからアップデートまたはサプリメンタルパックを選択] - 既にダウンロードしたアップデートをインストールする方法については、プールにアップデートを適用するを参照してください。サプリメンタルパックのアップデートのインストール方法については、XenCenterのヘルプのサプリメンタルパックのインストールを参照してください。

  4. Hofixの自動適用を続行するには、[自動アップデート] を選択して、[次へ] をクリックしてください。

  5. アップデートするプールまたはスタンドアロンサーバーを1つまたは複数選択し、[次へ] をクリックします。アップデートを適用できないプールまたはサーバーは選択できません。

  6. アップデートのインストールウィザードにより、いくつかのアップデート事前チェックが実行され、プールの設定が有効であることが確認されます。

    アップデート事前チェックにより問題が見つかった場合は、画面上に表示される解決処置に従ってください。[すべて解決] をクリックすると、XenCenterにより問題の解決が試行されます。事前チェックの問題を解決したら、[次へ] をクリックします。

  7. アップデートのインストールウィザードにより、推奨アップデートが自動的にダウンロードおよびインストールされます。このウィザードにはアップデートの全体的な進行状況が表示され、プール内の各サーバーをアップデートする間にXenCenterが実行する主な操作が表示されます。

    注:

    -  アップデートは、プールのデフォルトのストレージリポジトリにアップロードされます。デフォルトのストレージレポジトリが共有されていない、または十分な領域がない場合は、XenCenterにより十分な領域がある別の共有ストレージリポジトリにアップデートがアップロードされます。十分な領域があるSRがない場合は、各ホストのローカルストレージにアップデートがアップロードされます。
    
    -  何らかの理由でプールのアップデートプロセスが完了できない場合、XenCenterがプロセスを停止します。これによって、**[再試行]** ボタンをクリックして問題を修正し、アップデートプロセスを再開できます。
    
  8. すべてのアップデートが適用されたら、[完了] をクリックしてウィザードを終了します。

Citrix Hypervisorのライブパッチ

ライブパッチ適用機能は、Hotfixのみに適用されます。最新リリース(CR)および累積更新プログラム(CU)をライブパッチとして適用することはできません。

Citrix Hypervisorサーバーを展開しているCitrix Hypervisorユーザーは、Hotfixを適用した後にサーバーの再起動が必要なことが頻繁にあります。この再起動により、ホストでダウンタイムが発生し、ユーザーはシステムが再起動されるまで待機しなければなりません。これによって業務に影響を及ぼします。ライブパッチを使用して、ユーザーはホストを再起動することなく、いくつかのLinuxカーネルおよびXenハイパーバイザーのHotfixをインストールできます。Hotfixにはホストのメモリに適用されるライブパッチ、およびディスクのファイルをアップデートするHotfixが含まれています。ライブパッチを使用すると、メンテナンスのコストを削減し、ダウンタイムを短縮できます。

XenCenterでアップデートを適用すると、[アップデートのインストール] ウィザードによって、アップデート後にサーバーの再起動が必要かどうかがチェックされ、結果がXenCenterの事前チェックページに表示されます。これにより、ユーザーはアップデート後タスクを事前に把握することができ、Hotfixの適用を適宜スケジュールできます。

注:

Citrix Hypervisorライブパッチは、Citrix Hypervisor Premium Editionユーザー、またはCitrix Virtual Apps and Desktops権限によりCitrix Hypervisorにアクセスするユーザーが使用できます。Citrix Hypervisorの各エディションおよびエディション間のアップグレードについては、シトリックスWebサイトを参照してください。ライセンスについて詳しくは、「ライセンス」を参照してください。

ライブパッチのシナリオ

Hotfixにはプール全体で、ホストで、またはスタンドアロンサーバー上でライブパッチを適用できます。一部のアップデートでは再起動が必要となります。また、アップデート後のタスクがないHotfixもあります。アップデートにライブパッチが利用可能なシナリオ、および利用可能ではないシナリオを以下に示します。

  • ライブパッチを使用するHotfix - LinuxカーネルおよびハイパーバイザーをアップデートするHotfixでは、Hotfix適用後の再起動は必要ありません。ただし、まれにライブパッチを適用できない場合は、再起動が必要になることがあります。

  • ライブパッチを使用しないアップデート - 動作に変更はありません。通常どおり機能します。

    注:

    ホストを再起動する必要がない、またはHotfixにライブパッチが含まれている場合、XenCenterはNo action requiredと[アップデートモード]ページに表示します。

自動アップデートとライブパッチを適用する

XenCenterの [自動アップデート] モードでは、プールやスタンドアロンホストを最新状態に保つために必要なHotfixの最低限のセットを自動的にダウンロードし、適用できます。[自動アップデート] モードは、ホストで使用できるすべての累積更新プログラム(CU)を適用します。ただし、新しい最新リリース(CR)のバージョンがアップデートとして使用できる場合、[自動アップデート] モードはこのアップデートを適用しません。新しいCRにアップデートするには、手動で選択する必要があります。

XenCenterの[自動アップデート]モードでHotfixを適用する場合、ライブパッチ機能を活用できます。ライブパッチが使用可能で、[自動アップデート] モードを使用してアップデートされたホストに正常に適用できる場合、ホストを再起動する必要がなくなります。[自動アップデート]モードについて詳しくは、「自動アップデートを適用する」を参照してください。

XenCenterおよびxe CLIを使用してライブパッチを有効にする

ライブパッチ機能は、デフォルトで有効になっています。XenCenterまたはxe CLIコマンドで、ライブパッチを有効または無効にできます。

XenCenterでの手順

  1. リソースペインでプールまたはスタンドアロンホストを選択します。

  2. [プール] メニュー(スタンドアロンホストの場合 [サーバー] メニュー)で [プロパティ] を選択して、[ライブパッチ] をクリックします。

  3. [ライブパッチ]ページ:

    • [可能であればライブパッチを使用する] を選択してライブパッチを有効にします。

    • [ライブパッチを使用しない] を選択してライブパッチを無効にします。

xe CLIの使用

  • ライブパッチを有効にするには、次のコマンドを実行します:

     xe pool-param-set live-patching-disabled=false uuid="pool_uuid"
    
  • ライブパッチを無効にするには、次のコマンドを実行します:

     xe pool-param-set live-patching-disabled=true uuid="pool_uuid"