Citrix Hypervisor

試験段階の機能

試験段階の機能は、実稼働環境での使用には適しません。また、のGA(General Availability:一般提供)リリースでの使用は保証されていません。

ゲストUEFIブート

では、最新バージョンのWindowsゲストオペレーティングシステムをUEFIモードで起動できるようになりました。UEFIブートにより、ゲストオペレーティングシステムがハードウェアとやり取りするための、充実したインターフェイスが提供されるため、Windows仮想マシンの起動時間を大幅に短縮できます。

注:

ゲストUEFIブートは試験段階の機能です。UEFI対応の仮想マシンは、実稼働環境のホスト上で作成できます。ただし、UEFI対応の仮想マシンは実稼働環境で使用しないでください。ホストをの新しいバージョンにアップグレードする際、仮想マシンの再作成が必要になる場合があります。

は、新しく作成されたWindows 10(64ビット)、Windows Server 2016(64ビット)、およびWindows Server 2019(64ビット)の仮想マシンでUEFIブートをサポートします。仮想マシンの作成時に起動モードを指定する必要があります。仮想マシンを初めて起動した後で、仮想マシンの起動モードを変更することはできません。

仮想マシンでUEFI ブートを有効にする場合は、次の点を考慮してください:

  • UEFI対応の仮想マシンに少なくとも2つのvCPUがあることを確認します。
  • で作成されたUEFI 対応の仮想マシンを、OVA、OVF、またはXVAファイルとしてインポートまたはエクスポートできます。他のハイパーバイザーで作成されたOVAまたはOVFパッケージからの、UEFI対応仮想マシンのインポートはサポートされていません。
  • Citrix Machine Creation Servicesでは、UEFI対応の仮想マシンはサポートされていません。
  • GPUパススルーはサポートされていません。
  • PVSはサポートされていません。
  • UEFIセキュアブートはサポートされていません。
  • UEFI設定メニューを使用して、コンソールの画面の解像度を変更します。詳しい手順については、画面の解像度の変更を参照してください。

UEFIブートの有効化

またはxe CLIを使用してゲストUEFIブートを有効にできます。

での手順

[新規VM] ウィザードを使用して仮想マシンを作成する場合は、[インストールメディア] ページで [UEFIブート] を選択します。

注:

選択した仮想マシンテンプレートがUEFIブートをサポートしていない場合、[UEFIブート] オプションは灰色表示されます。

xe CLIの使用

仮想マシンを作成するときは、仮想マシンを初めて起動する前に次のコマンドを実行します:

    xe vm-param-set uuid=<UUID> HVM-boot-params:firmware=<MODE>
<!--NeedCopy-->

ここで、UUIDはVMのUUIDで、MODEは「BIOS」または「UEFI」のいずれかです。モードを指定しない場合は、デフォルトで「BIOS」になります。

テンプレートからUEFI対応の仮想マシンを作成するには、次のコマンドを実行します:

    UUID=$(xe vm-clone name-label='Windows 10 (64-bit)'
    new-name-label='Windows 10 (64-bit)(UEFI)') xe template-param-set uuid=<UUID> HVM-boot-params:firmware=<MODE>
<!--NeedCopy-->

画面の解像度の変更

UEFI対応の仮想マシンでコンソールの画面の解像度を変更するには、次の手順を実行します:

  1. [Windowsの設定] を開きます。
  2. [更新とセキュリティ] をクリックします。
  3. [回復]タブの [今すぐ再起動] をクリックします。
  4. [トラブルシューティング] > [詳細オプション] > [UEFIファームウェアの設定] の順に移動します。
  5. [再起動] をクリックします。再起動中に、UEFI設定メニューがロードされます。
  6. [Device Manager] > [OVMFプラットフォームの設定] に移動します。現在の画面の解像度が表示されます。
  7. 画面の解像度オプションを表示するには、Enterキーを押します。
  8. 矢印キーを使用して希望する画面解像度を選択し、Enterキーを押します。
  9. F10キーを押して変更を保存し、選択内容を確定します。
  10. 仮想マシンを再起動して、更新された画面の解像度でコンソールを表示します。
試験段階の機能

この記事の概要