このリリースについて

Linux向けCitrix Workspaceアプリの新機能、機能強化、解決された問題、既知の問題について説明します。

注:

Technical Previewの機能をお探しの場合、1か所で見つけられるように厳選した一覧を作成しました。「Technical Previewの機能」ページをご覧いただき、記載されているPodioフォームリンクを使用してフィードバックを共有してください。

2402の新機能

このリリースでは以下の機能を利用できます:

セッション開始時に複数のキーボードを同期

以前は、セッションが全画面モードで開始された後、クライアント上のアクティブなキーボードのみがVDAと同期されました。このシナリオでは、Citrix Workspaceアプリで [セッション起動時に1回だけ同期する] を構成してから、別のキーボードに変更する必要がある場合は、リモートデスクトップにキーボードを手動でインストールする必要があります。この機能は主に、クライアント側のキーボード入力モードがスキャンコード入力モードの場合に使用されます。ユーザーは、リモートセッションのキーボードレイアウトを、クライアントのキーボードレイアウト一覧から同期されるアクティブなキーボードレイアウトとして選択できます。

2402バージョン以降、セッションが全画面モードで開始された後、Linuxクライアントで使用可能なすべてのキーボードがVDAと同期されます。セッションが全画面モードで開始された後、VDAにインストールされているキーボードの一覧から必要なキーボードを選択できます。

詳しくは、「セッション開始時に複数のキーボードを同期」を参照してください。

複合USB自動リダイレクトの機能強化

以前は、セッションの開始時にUSBデバイスを自動リダイレクトするには、構成ファイルでDesktopApplianceModeTrueに設定する必要がありました。

このリリースでは、構成ファイルに依存せずに、Linux向けCitrix WorkspaceアプリのUIからデバイスの接続設定を管理できるようになりました。

詳しくは、「複合USBリダイレクトの機能強化」を参照してください。

オーディオの損失耐性モード

2402バージョン以降、Citrix Workspaceアプリはオーディオリダイレクトの損失耐性モード(EDT lossy)をサポートします。この機能により、ユーザーが遅延やパケット損失が大きいネットワーク経由で接続している場合に、リアルタイムストリーミングのユーザーエクスペリエンスが向上します。この機能は、デフォルトで有効になります。

詳しくは、「オーディオの損失耐性モード」を参照してください。

音量の同期のサポート

バージョン2402以降、Linux向けCitrix Workspaceアプリは、VDAとオーディオデバイス間の音量の同期をサポートします。VDAオーディオの音量スライダーを使用して音量を調整して同じ音量をデバイス上でも維持でき、その逆も可能になりました。この機能はデフォルトで有効になっています。

詳しくは、「音量の同期のサポート」を参照してください。

パケット損失補間を有効にしてオーディオパフォーマンスを向上

2402バージョン以降、ジッターバッファメカニズムが向上しました。またSpeexとアダプティブオーディオコーデックの両方にパケット損失補間(PLC)が追加されています。Speexは、音質ポリシーが中品質に設定されている場合に有効になります。VDAとCitrix Workspaceアプリクライアントの両方がアダプティブオーディオコーデックをサポートしている場合、アダプティブオーディオコーデックがデフォルトで選択されます。PLCは、失われたデータパケットの再構築に役立ちます。

詳しくは、「パケット損失補間を有効にしてオーディオパフォーマンスを向上」を参照してください。

Chromium Embedded Frameworkのバージョンのアップグレード

Chromium Embedded Framework(CEF)のバージョンは120にアップグレードされました。このバージョンのアップグレードは、セキュリティの脆弱性の解決に役立ちます。

GTK3のサポート

以前は、Citrix Workspaceアプリ内のconfigmgrconncenter、およびsetlog実行可能ファイルはGTK2を使用していました。このリリースでは、これらの実行可能ファイルはGTK3に移行されます。

クラウドストア用のCredential Insertion SDKの可用性

以前は、Credential Insertion SDKを使用すると、オンプレミスストアでのみ認証できました。このリリースでは、クラウドストアでSSOを使用してセルフサービスプラグインによってユーザーを認証できるようになりました。 詳しくは、「クラウドストア用のCredential Insertion SDKの可用性」を参照してください

エラーメッセージのUIの向上

エラー メッセージのUIが向上しました。以前は、エラーメッセージを表示するためにUIDialogライブラリが使用されていました。このリリースから、gtkライブラリがエラーメッセージで使用されます。この機能強化により、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

また、ユーザーの利便性のために、トランザクションIDで「クリップボードにコピー」ボタンを利用できます。

エラーメッセージ

Citrix Workspaceアプリに関するフィードバックを送信する

[フィードバックを送信] オプションを使用すると、Citrix Workspaceアプリの使用中に問題が発生した場合にCitrixに通知できます。Citrix Workspaceアプリのエクスペリエンスを改善するためのご提案を送信いただくこともできます。

詳しくは、「Citrix Workspaceアプリに関するフィードバックを送信する」を参照してください。

Storebrowseでの新しいコマンドの導入

StoreFrontで有効な認証方法のすべての種類を一覧表示する新しいコマンド-ltが導入されました。このコマンドは、Credential Insertion SDKの使用をサポートします。

詳しくは、「認証方法の一覧」を参照してください。

Microsoft Teams最適化のためのUDPポート範囲の構成

以前は、Microsoft Teamsの最適化のためにUDPポートの最小範囲と最大範囲を指定するオプションはありませんでした。また、何らかの理由でUDPポートを割り当てることができない場合、WebRTCはTCP/IPにフォールバックします。

このリリースでは、Microsoft Teamsの最適化のためにUDPポートの最小範囲と最大範囲を指定できます。この機能は、最小限の必要なポートのみを使用するのに役立ちます。

詳しくは、「Microsoft Teams最適化のためのUDPポート範囲の構成」を参照してください。

2402のTechnical Preview

  • 強化されたDesktop Viewerツールバー
  • ツール バーのカスタマイズ
  • Citrix Workspaceアプリでのサステナビリティに関する取り組み
  • 画面共有中にシステムオーディオを含める

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

2402で解決された問題

  • Citrix Workspaceアプリ内でアプリを再度開くと、Unified Communications SDK(UC SDK)APIが応答しなくなる場合があります。[HDX-59993]
  • Androidスマートフォンを汎用USBリダイレクトとしてリダイレクトできない場合があります。[HDX-52166]
  • オーディオデバイスの名前は、Citrix WorkspaceアプリからVDAに渡されるときに32文字に短縮されます。その結果、一部のアプリではクライアントセッションでデバイスが認識されない可能性があります。[HDX-53405]
  • 場合によっては、Citrix Workspaceアプリのセッションがシンクライアント上で切断されることがあります。[CVADHELP-24787]
  • ファイルタイプの関連付け機能とクライアントドライブマッピング機能が有効になっている場合、公開アプリを使用して開くと、クライアントマシンに保存されているファイルが空であることに気づく場合があります。[CVADHELP-24496]
  • Dell Wyseシンクライアントでは断続的なセッションの切断が発生する場合があります。この問題は、認証にスマートカードを使用するユーザーに発生します。[CVADHELP-23776]
  • NITGEN FDU06M/S指紋センサーデバイスは汎用USBリダイレクトではサポートされていないことがあります。[CVADHELP-23852]
  • Thales DactyID20指紋センサーデバイスは汎用USBリダイレクトではサポートされていないことがあります。[CVADHELP-24076]
  • FIDO2認証にCitrix Enterprise Browserを使用すると、ショートカットキーを使用して2番目のタブを開きローカルファイルを開ける場合があります。[CVADHELP-24605]
  • 2番目のモニターでテキストを強調表示または選択すると、クライアントマシンが再起動する場合があります。この問題は、InvertCursorEnabledパラメーターがTrueに設定されている場合に発生します。[CVADHELP-24106]
  • セッション中にCitrix Workspaceアプリが応答しない場合があります。この問題は、認証にスマートカードを使用する場合にランダムで発生します。[CVADHELP-23895]
  • StoreFrontでクラウドストアを構成すると、Linux向けCitrix Workspaceアプリが突然終了する場合があります。[RFLNX-10976]

2402の既知の問題

  • アプリセッション中に視覚的なアーティファクトが発生する可能性があります。この問題は、アプリセッションウィンドウを最大化するために画面の端にドラッグすると発生します。回避策として、最大化ボタンを使用してアプリセッションウィンドウを最大化します。[HDX-53648]

2311の新機能

このリリースでは以下の機能を利用できます:

DPIマッチングのサポート

Citrix Workspaceアプリで設定された表示解像度とDPIスケール値は、仮想アプリとデスクトップセッションの対応する値と一致します。Linuxクライアントで必要なスケール値を設定でき、VDAセッションのスケーリングが自動的に更新されます。

DPIスケーリングは、主に大型で高解像度のモニターで使用されます。この機能によって、以下を快適なサイズで表示することができます:

  • アプリケーション
  • テキスト
  • イメージ
  • その他のグラフィック要素

注:

DPIマッチング機能は、GNOMEKDE、およびXfceデスクトップ環境のみをサポートします。

この機能はデフォルトでは無効になっています。この機能は、コマンドラインインターフェイスまたはGUIを使用して有効にできます。詳しくは、「DPIマッチングのサポート」を参照してください。

DTLSを使用したIPv6 UDPのサポート

以前は、Linux向けCitrix Workspaceアプリと仮想配信エージェント(VDA)の間のDTLS接続は、IPv4ネットワーク経由でのみサポートされていました。

このリリースでは、Citrix WorkspaceアプリはIPv4IPv6の両方でのDTLS接続をサポートします。

この機能はデフォルトで有効になっています。

詳しくは、「DTLSを使用したIPv6 UDPのサポート」を参照してください。

TLSを使用したIPv6 TCPのサポート

以前は、Linux向けCitrix Workspaceアプリと仮想配信エージェント(VDA)の間のTLS接続は、IPv4ネットワーク経由でのみサポートされていました。

このリリースでは、Citrix WorkspaceアプリはIPv4IPv6の両方でのTLS接続をサポートします。

この機能はデフォルトで有効になっています。

詳しくは、「TLSを使用したIPv6 TCPのサポート」を参照してください。

マルチタッチのサポート

Linux向けCitrix Workspaceアプリのマルチタッチサポート機能は、マルチタッチデバイスをサポートします。この機能により、デバイスはタッチスクリーンから入力を受信できるようになります。入力には、タッチジェスチャとペンまたはスタイラスデバイスを使用した操作が含まれます。HDXセッションでアプリまたはデスクトップを使用しているときに、マルチタッチ スクリーンを操作できます。

詳しくは、「マルチタッチモードのサポート」を参照してください。

複数モニターの機能強化

複数モニターを使用する場合、ドッキングステーションに対してプライマリエンドポイントマシンをドッキングまたはドッキング解除すると、セッションはレイアウトを更新してモニターに自動的に拡張されます。また、複数のモニターでセッションを開始すると、セッションはそれらのモニターに拡張されます。モニターを追加または削除すると、セッションは新しく利用可能な画面に適応します。

注:

この機能は、プライマリモニターと2つのセカンダリモニターのみをサポートします。

デフォルトでは、この機能は無効になっています。詳しくは、「複数モニターの機能強化」を参照してください。

Chromium Embedded Frameworkのバージョンのアップグレード

Chromium Embedded Framework(CEF)のバージョンは117にアップグレードされました。このバージョンのアップグレードは、セキュリティの脆弱性の解決に役立ちます。

ARM64デバイスのマルチメディアリダイレクトのサポート

マルチメディアリダイレクト機能は、Linux向けCitrix Workspaceアプリを実行するARM64アーキテクチャベースのエンドポイントデバイスでサポートされています。詳しくは、「ARM64アーキテクチャのサポート」を参照してください。

Storebrowseコマンドの機能強化

次のStorebrowseコマンドは追加機能のために拡張されています:

  • -l - 以前は、このコマンドはアカウントに追加された単一ストアのみを表示していました。このリリースでは、このコマンドは複数ストアも表示します。
  • -a - 以前は、このコマンドは単一のストアを追加し、ストアのURLを返しました。このリリースでは、既存の機能とともに、このコマンドは複数のアカウントが使用可能な場合にすべてのURLを追加します。
  • -K - 以前は、このコマンドはすべてのStorebrowseデーモンを終了するだけでした。このリリースでは、-KコマンドはStoreFront、クラウドストア、またはNetScaler Gatewayからのサインアウトにも使用できます。

共有ユーザーモードの読み込みエクスペリエンスを向上

ストアの読み込みにかかる時間が短縮されるため、共有ユーザーモードの読み込みエクスペリエンスが向上します。

注:

この機能はStoreFrontストアにのみ適用されます。

この機能はデフォルトでは無効になっています。詳しくは、「 共有ユーザーモードの読み込みエクスペリエンスを向上」を参照してください。

新しいライブラリの追加

このリリースでは、gtk 3をサポートする新しいライブラリ UIDialogLib3.soがCitrix Workspaceアプリに追加されます。

注:

UIDialogLib3.soは、Linux向けCitrix Workspaceアプリ2311バージョンのインストールの一部としてインストールされます。

ユーザーアクティビティログを収集する

ユーザーアクティビティログを収集できます。大半のStorebrowseコマンドに関連するアクティビティは、ログファイルに保存されます。ログファイルは次の場所にあります:

${HOME}/.ICAClient/logs/userActivitylog/

デフォルトでは、ユーザーアクティビティログは有効になっています。詳しくは、「ユーザーアクティビティログを収集する」を参照してください。

2311のTechnical Preview

  • オーディオの損失耐性モード
  • オーディオの損失がある場合にオーディオパフォーマンスを向上
  • 音量の同期のサポート
  • 高速スマートカード
  • Microsoft TeamsのHDX最適化とApp Protectionとの互換性

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

解決された問題

  • 最適化されたMicrosoft Teamsビデオ通話では、ビデオ画像が引き伸ばされる可能性があります。この修正を有効にするには、次のようにconfig.jsonファイルにAdaptResolutionAllowCroppingVideoパラメータを追加します。

     /var/.config/citrix/hdx_rtc_engine/config.json
     {
     "AdaptResolutionAllowCroppingVideo"
     : 1
     }
     <!--NeedCopy-->
    

    前述のconfig.jsonファイルが存在しない場合は、作成します。

    [HDX-55028]

  • ブラウザーコンテンツリダイレクト先のサイトにアクセスした後、ユーザーセッションからサインアウトすると、エラーメッセージが表示される場合があります。[HDX-55087], [HDX-52897]
  • 公開されたアプリのシステムトレイアイコンを右クリックすると、システムトレイアイコンから離れた場所にポップアップメニューが表示される場合があります。[CVADHELP-22224]
  • Citrix Virtual Apps and Desktops 7.15 CU4から19.12 CU5にアップグレードし、Epic HyperspaceをNovember 2021バージョンにアップグレードした後、Epic Hyperspaceが部分的に画面の外で開いている場合があります。[CVADHELP-21563]

以前のリリース

このセクションでは、Citrix Workspaceアプリのライフサイクルマイルストーンに従ってサポートされている以前のリリースの新機能と解決された問題に関する情報を提供します。

2309

新機能

このリリースでは以下の機能を利用できます:

ARM64アーキテクチャのサポート

Linux向けCitrix Workspaceアプリは、ARM64アーキテクチャベースのデバイスをサポートします。この機能のために、インストーラーパッケージには、ARM64ベースのデバイスにCitrix Workspaceアプリをインストールできるようにするバイナリが含まれています。前提条件とシステム要件は、他のアーキテクチャにアプリをインストールする場合と同じです。

注:

次の機能は、Linux向けCitrix Workspaceアプリを実行するARM64アーキテクチャベースのデバイスでサポートされていません:

  • 最適化されたMicrosoft Teams
  • 最適化されたSkype for Business(RTOP/RTME)
  • ブラウザーコンテンツのリダイレクト(BCR)
  • マルチメディアリダイレクト

オンプレミスストアへの接続でFIDO2を使用した認証のサポート [Technical Preview]

ユーザーはLinux向けCitrix Workspaceアプリを通じてオンプレミスストアにサインインするときに、パスワードなしのFIDO2セキュリティキーを使用して認証できるようになります。このセキュリティキーは、セキュリティPIN、生体認証、カード読み取り、スマートカード、公開キー証明書など、さまざまな形式のセキュリティ入力をサポートします。FIDO2について詳しくは、「FIDO2認証」を参照してください。

Citrix Workspaceアプリは、FIDO2認証にデフォルトのブラウザーとしてCitrix Enterprise Browserを使用します。管理者は、Citrix Workspaceアプリに対する認証を行うブラウザーの種類を構成できます。詳しくは、「オンプレミスストアへの接続でFIDO2を使用した認証のサポート」を参照してください。

32ビットカーソルのサポート

以前は、カスタムの32ビットカーソルを使用していると、カーソルの周りに黒いボックスが表示されることがありました。

Linux向けCitrix Workspaceアプリのバージョン2212より、32ビットカーソルへの対応がデフォルトで有効になりました。その結果、カーソルの周りの黒いボックスの問題が解決されました。

このリリースでは、32ビットカーソルへの対応を無効にできます。この拡張により、Cursor32bitSupportという名前の新しいパラメーターが wfclient.iniファイルに追加されます。

詳しくは、「32ビットカーソルのサポート」を参照してください。

2つの仮想デスクトップ間でファイルとフォルダーをコピーして貼り付ける

以前は、2つの仮想デスクトップ間でコピーできるのはテキストのみでした。このリリースでは、2つの仮想デスクトップ間でファイルとフォルダーをコピーして貼り付けることができます。Linux Virtual Delivery Agentでは、1回のコピー/貼り付け操作でのデータの最大転送量は200MBです。詳細については、「ファイルのコピーと貼り付け」のドキュメントを参照してください。

この機能はデフォルトで有効になっています。詳細については、「2つの仮想デスクトップ間でファイルとフォルダーをコピーして貼り付ける」を参照してください。

カスタムWebストアでの画面の固定

カスタムWebストアでの画面の固定を使用すると、マルチモニター画面レイアウトの選択内容をカスタムWebストアに保存できます。

詳しくは、「カスタムWebストアでの画面の固定」を参照してください。

キーボード入力モードの機能強化

以前は、構成ファイルのKeyboardEventModeの値を更新することによってのみ、さまざまなキーボード入力モードを有効にすることができました。キーボード入力モードを選択するUIオプションはありませんでした。

Citrix Workspaceアプリ2209以降では、新しく導入された [キーボード入力モードの設定] セクションからさまざまなキーボード入力モードを構成できます。キーボード入力モードとして [スキャンコード] または [Unicode] を選択できます。

詳しくは、「キーボード入力モードの機能強化」を参照してください。

拡張キーボードレイアウトのサポート

スキャンコードキーボード入力モードは、次の拡張キーボードレイアウトでサポートされます:

  • 日本語106キーボード
  • ポルトガル語ABNT/ABNT2キーボード
  • マルチメディアキーボード

詳しくは、「拡張キーボードレイアウトのサポート」を参照してください。

エラーメッセージの向上

以前は、すべてのエラーメッセージにデフォルトのエラーコードと、エラーに固有ではない説明が含まれていました。現在は、エラーメッセージの内容が向上し、エラーに固有のエラーコードトランザクションID、および説明のフィールドが含まれています。

詳しくは、「エラーメッセージの向上」を参照してください。

ログ収集の機能強化

このリリースでは、次の機能強化を利用できます:

  • Citrixログ収集ユーティリティ
  • DSログを無効にする
Citrixログ収集ユーティリティ

Citrixログ収集ユーティリティは、新規ログと既存ログの両方を収集するのに役立ちます。このユーティリティは、特に詳細ログを収集し、すべてのログをtar.gzファイルに保存します。

詳しくは、「Citrixログ収集ユーティリティ」を参照してください。

DSログの収集を無効にする

DSログはすべてのログを収集します。dslogsが必要ない場合は、Authmanconfig.xmlファイルにDsLogsDisabledキーを追加して無効にできます:

詳しくは、「DSログを無効にする」を参照してください。

最適化されたMicrosoft Teamsの更新

EOL予定のMicrosoft Teamsシングルウィンドウ

2024年1月31日、MicrosoftはVDIでMicrosoft Teams最適化を使用した場合のシングルウィンドウUIに対するサポートを終了し、マルチウィンドウ エクスペリエンスのみをサポートします。特定の最適化されたMicrosoft Teams機能を引き続き使用するには、マルチウィンドウ機能をサポートするバージョンのCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix Workspaceアプリを使用する必要があります。詳しくは、「EOL予定のMicrosoft Teamsシングルウィンドウ」を参照してください。

WebRTCによるSDP形式(Plan B)の廃止に関する情報

Citrixは、将来のリリースでWebRTCによる現在のSDP形式(Plan B)のサポートを廃止する予定です。特定の最適化されたMicrosoft Teams機能を引き続き使用するには、Unified PlanをサポートするバージョンのCitrix Workspaceアプリを使用する必要があります。詳しくは、「WebRTCによるSDP形式(Plan B)の廃止に関する情報」を参照してください。

Technical Preview

  • 複数モニターの機能強化

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

解決された問題

  • Microsoft Teamsで、画面またはアプリを共有してサイズを変更すると、受信者(他の会議参加者)側で表示されるアスペクト比が正しくない場合があります。この問題は、[ウィンドウのスナップ]機能オプションで設定した画面またはアプリを共有する場合にも発生します。[HDX-54395]
  • ブラウザーコンテンツリダイレクト先のサイトにアクセスした後、ユーザーセッションからサインアウトすると、エラーメッセージが表示される場合があります。[HDX-55087]
  • 最適化されたMicrosoft Teams通話でアプリ画面を共有しているときに問題が発生する可能性があります。この問題は、アプリの共有中にメモリ不足が原因で発生します。[HDX-53442]
  • Microsoft Teams管理者は、エンドポイント上で実行されているCitrix Workspaceアプリの現在の場所を取得できない場合があります。この問題は、動的緊急通報(Dynamic e911)機能がサポートされており、Microsoft Teams E911構成にサブネットアドレスの代わりにシャーシIDが追加されている場合に発生します。[CVADHELP-22752]

2308

新機能

プロキシサーバーのHTTPSプロトコルのサポート

以前は、SOCKSプロトコルを使用してのみプロキシサーバーに接続できました。Linux向けCitrix Workspaceアプリ2308以降では、HTTPSプロトコルを使用してプロキシサーバーに接続することもできます。

HTTPSプロトコルを使用してデスクトップを開く方法について詳しくは、「プロキシサーバーのHTTPSプロトコルのサポート」を参照してください。

MJPEG Webカメラのサポート

このリリースでは、MJPEG WebカメラはH264ストリームでサポートされます。Webカメラは内部でMJEPGを圧縮し、より良い画質とより高いフレームレートを実現します。この機能はデフォルトで有効になっています。ただし、WebカメラがMJPEGをサポートしていない場合、この機能は無効になります。

SSL接続用のシステム証明書パスのサポート

以前は、Citrix Workspaceアプリはシステム証明書パスとしてopt/Citrix/ICAClient/keystoreパスのみをサポートしていました。このパスは、Citrix事前定義証明書を保存するためのハードコードパスでした。ただし、場合によっては、証明機関(CA)の証明書が、異なるLinuxディストリビューションのシステム証明書パスに配置されることがあります。これらのシステム証明書パスを追加するために、お客様はソフトリンクを作成し、/opt/Citrix/ICAClient/keystoreを置き換える必要がありました。

このリリースでは、Citrix Workspaceアプリは複数のシステム証明書パスをサポートします。以下は、SSL接続でサポートされるデフォルトのシステム証明書パスです:

"/var/lib/ca-certificates",
"/etc/ssl/certs",
"/system/etc/security/cacerts",
"/usr/local/share/cert",
"/etc/pki/tls/certs",
"/etc/openssl/certs",
"/var/ssl/certs",
ICAROOT() + "/keystore/cacerts"
<!--NeedCopy-->

デフォルトのシステム認定パスに加えて、AuthManConfig.xmlファイルにCertpathフィールドを追加することで独自の認定パスを追加することもできます。

詳しくは、「SSL接続用のシステム証明書パスのサポート」を参照してください。

強化された仮想チャネルSDK

Linux向けCitrix Workspaceアプリの仮想チャネルSDKは、I/O機能とウィンドウの位置に関する新しいAPIの追加により強化されています。詳しくは、以下を参照してください:

全画面モードとウィンドウモードを切り替えるためのキーボードショートカットのサポート

以前は、Desktop Viewerの [ウィンドウ] ボタンまたは [全画面] ボタンを使用して、全画面モードとウィンドウモードを切り替える必要がありました。

このリリース以降、キーボードショートカットCtrl + F2を使用して全画面モードとウィンドウモードを切り替えることができるようになりました。たとえば、デスクトップセッションが全画面モードのときに「Ctrl + F2」を押すと、デスクトップセッションが全画面モードを終了します。

この機能はデフォルトでは無効になっています。

詳しくは、「全画面モードとウィンドウモードを切り替えるためのキーボードショートカットのサポート」を参照してください。

セカンダリ呼び出しのサポート

セカンダリ呼び出し機能を使用して、Microsoft Teamsが最適化されているときに受信通知を受け取るセカンダリデバイスを選択できます。たとえば、スピーカーをセカンダリ呼び出し機器として設定し、エンドポイントがヘッドフォンに接続されているとします。この場合、ヘッドフォンが音声通話自体のプライマリの周辺機器であっても、Microsoft Teamsは受信信号をスピーカーに送信します。次の場合、セカンダリ呼び出しを設定することはできません:

  • 複数のオーディオデバイスが接続されていない場合
  • 周辺機器(Bluetoothヘッドセットなど)が利用できない場合

最適化されたMicrosoft Teamsで短いトーンを再生するサポートを追加

以前は、セカンダリ呼び出し機能が有効になっていると、ビープ音や通知などの短いトーンが繰り返し再生されていました。たとえば、ゲストがMicrosoft Teams会議に参加するときのトーンが繰り返し再生されました。これを回避する唯一の方法は、Microsoft Teamsを終了して再起動することでした。この問題により、エンドユーザーエクスペリエンスが低下していました。

このリリースでは、Citrix Workspaceアプリが必要性に応じた短いトーンの再生をサポートします。このサポートでは、セカンダリ呼び出し機能も有効にすることができます。

前提条件:

Microsoft Teamsを最新バージョンに更新してください。

ポリシーの改ざんの検出

ポリシーの改ざん検出機能は、App Protectionの画面キャプチャ対策ポリシーとキーロガー対策ポリシーが改ざんされている場合、ユーザーが仮想アプリまたはデスクトップセッションにアクセスできないようにします。ポリシーの改ざんが検出された場合、仮想アプリまたはデスクトップセッションは次のエラーメッセージが表示されて終了します:

ポリシーの改ざん検出メッセージ

ポリシーの改ざんの検出機能について詳しくは、「ポリシーの改ざんの検出」を参照してください。

Technical Preview

  • ARM64デバイスのWebカメラリダイレクトとサービス継続性のサポート
  • パケット損失補間を有効にしてオーディオパフォーマンスを向上
  • マルチタッチのサポート

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

解決された問題

  • 2番目のホップのシナリオでは、Topaz USB Signature Padまたはその他のUSBデバイスを使用するアプリケーションから切断される可能性があります。この問題は、両方のホップで汎用USBリダイレクト機能を使用する場合に発生します。[CVADHELP-23053]
  • Linux向けCitrix Workspaceアプリを2206以降のバージョンにアップグレードした後、Citrix Workspaceアプリへのサインインに失敗する場合があります。この問題は、共有ユーザーモードで2回目以降にサインインするときにのみ発生します。[CVADHELP-22775]
  • ブラウザーコンテンツリダイレクト(BCR)機能が有効になっている場合、シンクライアントでディスク容量の問題が発生する可能性があります。この問題は、リダイレクトされたWebページのローカルキャッシュがローカルに保存されるために発生します。[CVADHELP-21764]
  • セッション内で誤ったHDMIオーディオデバイスが検出される場合があります。[CVADHELP-18849]
  • Linux向けCitrix Workspaceアプリの64ビットrpmパッケージをインストールする場合、32ビットに必要なライブラリパッケージをインストールするための別の要件が発生することがあります。[CVADHELP-23347]
  • 全画面モードでアクセスすると、YouTubeのWebサイトでリダイレクトされたブラウザーコンテンツの検索ボックスにテキストを入力できない場合があります。この問題は、バージョン2106以降のLinux向けCitrix Workspaceアプリで発生します。[CVADHELP-20399]
  • Storebrowse -Eまたは-Sコマンドを使用してPNAストアに接続する場合、2回の認証が必要になる場合があります。この問題は、バージョン2205以降のLinux向けCitrix Workspaceアプリで発生します。[CVADHELP-22917]
  • ショートカットキー「Ctrl + Alt + Enter」を使用する場合、Enterキーを押すとキーボードが反応しなくなる場合があります。この問題は、Linux向けCitrix Workspaceアプリから開始されたLinux VDAデスクトップセッションでのみ発生します。[CVADHELP-22930]
  • 白いカーソルは、濃い青または黒の背景では明確に表示されません。この問題は、Linux向けCitrix Workspaceアプリバージョン2307で発生します。[HDX-52458]
  • セッションの開始後にセカンダリモニターが接続された場合、両方のモニターで全画面モードでセッションを使用できない場合があります。[HDX-52816]
  • ダブルホップセッションでは、USBストレージデバイスをアプリまたはデスクトップにリダイレクトできない場合があります。[HDX-52155]
  • Chromeのブラウザーコンテンツリダイレクト機能を使用してリダイレクトされたコンテンツについては、空白のページが表示される場合があります。この問題は、Linux向けCitrix Workspaceアプリ2305を使用して許可されたサイトにアクセスすると発生します。[HDX-50561]

2307

新機能

Windows Media Playerリダイレクトのシステム要件を検証するスクリプト

このリリースでは、Linux向けCitrix WorkspaceアプリのWindows Media Playerリダイレクト機能に必要な構成を検証するための新しいbashスクリプトが導入されました。この機能は、Windows Media Playerリダイレクト機能のトラブルシューティングの時間を短縮するのに役立ちます。構成を検証するには、次の場所から入手できる同じrave_troubleshooting.shを使用できます。「RAVEのシステム診断スクリプト」。

Citrix Optimized Microsoft Teamsでの背景のぼかしと置き換え

前提条件:

wgetがインストールされていることを確認します。

このリリースでは、Linux向けCitrix WorkspaceアプリのCitrix Optimized Microsoft Teamsで、背景のぼかしと背景の置き換えがサポートされるようになりました。この機能を使用するには、会議中またはP2P呼び出し中に [More]>[Apply Background Effects] を選択します。

詳しくは、「背景のぼかしと効果」を参照してください。

Technical Preview

  • プロキシサーバーのHTTPSプロトコルのサポート
  • DTLSを使用したIPv6 UDTのサポート
  • ARM64デバイスでのApp Protectionのサポート

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

解決された問題

  • AllowMultistream値がUbuntu 22.04でTrueに設定されている場合、Citrix Workspaceアプリバージョン2303でセッションを開始できないことがあります。[HDX-49916]
  • CASデータ収集に対するDNSポーリングが、ICAの直接起動およびCASが無効なストアに対して発生する場合があります。[CVADHELP-20018], [CVADHELP-12344]
  • Avaya WorkPlaceを開くと、仮想アプリまたはデスクトップ画面に黒い枠線が残ります。[CVADHELP-21558]
  • Snipping Tool などのツールを使用すると、仮想アプリやデスクトップにカーソルの影が表示されることがあります。[CVADHELP-22336]

2305

新機能

GNOME 42のキーボード レイアウト同期をサポートするための機能強化

このリリースより、Linux向けCitrix Workspaceアプリは、GNOME 42デスクトップ環境を使用するUbuntu 22.04などのデスクトップのキーボードレイアウトの同期をサポートします。

詳しくは、「キーボードレイアウトの同期」セクションを参照してください。

東アジア言語のクライアントIME

Linux用Citrix Workspaceアプリでのクライアント入力システム(IME)機能は、中国語、日本語、および韓国語(CJK)の文字の入力および表示エクスペリエンスを強化します。次の場合にクライアントIMEを使用することを選択できます:

  • Linuxクライアントに必要なIMEがある、または、
  • IMEがリモートサーバーから利用できない。

詳しくは、「東アジア言語用のクライアントIME」を参照してください。

クライアント側のジッターバッファメカニズムの追加

この機能によって、ネットワーク遅延が変動する場合でもオーディオは確実にクリアになります。この機能は、デフォルトで有効になります。 この機能を無効にするには、/opt/Citrix/ICAClient/config/module.ini構成ファイルに移動し、JitterBufferEnabled=FALSEを編集します。

64ビットのWebカメラリダイレクト

このリリースより、Webカメラリダイレクトは64ビット版アプリケーションに対応しています。詳しくは、「Webカメラ」を参照してください。

Azure Active Directoryで200を超えるグループをサポート

このリリースでは、200を超えるグループに属しているAzure Active Directoryユーザーは、そのユーザーに割り当てられているアプリとデスクトップを表示できるようになります。以前は、同じユーザーがこれらのアプリとデスクトップを表示することはできませんでした。

注:

この機能を有効にするには、ユーザーはCitrix Workspaceアプリからサインアウトし、再度サインインする必要があります。

Ubuntu 22.04でのApp Protectionのサポート

Linux向けCitrix Workspaceアプリのバージョン2305より、Ubuntu 22.04上のCitrix Workspaceアプリから保護された仮想アプリおよびデスクトップを起動できるようになりました。

最適化されたMicrosoft Teams通話のスリープモードの機能強化

以前は、最適化されたMicrosoft Teams会議に参加しているときに、マウスまたはキーボードの操作がない場合、Citrix Workspaceアプリまたは最適化されたMicrosoft Teams画面がスリープモードになることがありました。

このリリースより、最適化されたMicrosoft Teams会議中にマウスやキーボードの操作がない場合でも、Citrix Workspaceアプリまたは最適化されたMicrosoft Teamsの画面はスリープモードにならなくなりました。

最適化されたMicrosoft Teamsビデオ会議通話のエクスペリエンスの向上

このリリース以降、最適化されたMicrosoft Teamsビデオ会議通話に対して、デフォルトでサイマルキャストサポートが有効になっています。このサポートにより、さまざまなエンドポイントでのビデオ会議通話の品質とエクスペリエンスが向上します。この機能強化では、適切な解像度に適応することによってすべての発信者に最適な通話エクスペリエンスを提供できます。

この向上したエクスペリエンスにより、各ユーザーは、エンドポイントの機能、ネットワークの状態などのいくつかの要因に応じて、複数のビデオ ストリームを異なる解像度(720p、360pなど)で配信できます。次に、受信側のエンドポイントは、可能な範囲で最高品質の解像度を要求します。これにより、すべてのユーザーに最適なビデオ体験を提供できます。

Technical Preview

  • 2つの仮想デスクトップ間でファイルとフォルダーをコピーして貼り付ける
  • ARM64アーキテクチャのサポート
  • TLSを使用したIPv6 TCPのサポート
  • 32ビットカーソルのサポートの機能強化
  • オンプレミスストアへの接続でFIDO2を使用した認証のサポート [Technical Preview]
  • 最適化されたMicrosoft Teamsでのハードウェアアクセラレーションへの対応

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

解決された問題

  • 録音用アプリがMicrosoft Windows API MME(Multimedia Extension)を使用している場合、録音されたオーディオが高速で再生されることがあります。たとえば、20秒間録音したオーディオが、15秒間で再生される可能性があります。[CVADHELP-22162]
  • .ICAClientフォルダー内の.NSAP_Dataファイルのサイズが最大サイズを超えてしまい、シンクライアントの動作に影響を与える可能性があります。この問題は、NetScalerでHDX Insightが有効になっているときに発生します。[CVADHELP-22616]
  • ハイブリッド起動を使用している場合、IGELディストリビューションでMozilla Firefoxから保護されたセッションを開くと失敗します。[CVADHELP-22436]
  • Linux向けCitrix Workspace アプリのバージョン2209からアプリまたはデスクトップを開くと、SSLエラーが発生する場合があります。[HDX-49324]
  • VDI内のユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリがFIDO2を使用して認証を試みると、Linux向けCitrix Workspaceアプリが応答を停止することがあります。[HDX-48942]
  • 最適化されたMicrosoft Teamsで画像アイコンを選択すると、gzipファイルが自動的にダウンロードされます。最適化されたMicrosoft Teamsでは、画像を背景画像として適用できない場合があります。[HDX-51694]
  • スマートカードを使用すると、Linux 向けCitrix Workspaceアプリバージョン2303への認証に失敗することがあります。この問題は、Red Hat、Ubuntu 22.04、およびDebian 11 Linuxディストリビューションで発生します。[RFLNX-9620]
  • アプリインジケーターからCitrix Workspaceアプリを終了すると、アプリが応答を停止し、次のエラーメッセージが表示されることがあります:

    「GLib (gthread-posix.c): Unexpected error from C library during ‘pthread_setspecific’: Invalid argument. 」[RFLNX-9445]

  • libAnalyticsInterface.soで未定義のエラーが発生し、Citrix WorkspaceアプリからのGoogle Analyticsデータの共有に失敗する場合があります。[RFLNX-9705]

2303

新機能

永続ログイン

永続ログイン機能を使用すると、管理者が設定した期間(2〜365日)、ログインしたままにすることができます。この機能が有効になっている場合、設定期間中にCitrix Workspaceアプリのログイン資格情報を入力する必要はありません。

この機能により、Citrix DaaSセッションへのSSOは、最大365日まで間延長されます。この拡張機能は、長期有効トークンの有効期間に基づいています。資格情報は、デフォルトで4日間または有効期間のいずれか短い方の期間、キャッシュされます。その後、Citrix Workspaceアプリへの接続で4日以内にアクティブになったときに延長されます。

詳しくは、「永続ログイン」を参照してください。

HDXセッションでFIDO2を使用した認証のサポート

このリリースでは、パスワードなしのFIDO2セキュリティキーを使用してHDXセッション内で認証できます。FIDO2セキュリティキーは、企業の従業員がユーザー名やパスワードを入力せずにFIDO2をサポートするアプリやデスクトップに認証するためのシームレスな方法を提供します。FIDO2について詳しくは、「FIDO2認証」を参照してください。

注:

USBリダイレクト経由でFIDO2デバイスを使用している場合は、FIDO2デバイスのUSBリダイレクト規則を$ICAROOT/フォルダーのusb.confファイルから削除します。この更新により、FIDO2仮想チャネルに切り替えることができます。

デフォルトでは、FIDO2認証は無効になっています。

詳しくは、「FIDO2を使用した認証のサポート」を参照してください。

オーディオエコーキャンセルのサポートの向上

このリリース以降、Citrix Workspaceアプリではエコーキャンセルがサポートされます。この機能はリアルタイムのユーザーケース向けに設計されており、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。エコーキャンセル機能は、低品質、中品質、およびアダプティブオーディオをサポートします。パフォーマンスを向上させるために、アダプティブオーディオを使用することをCitrixではお勧めします。

詳しくは、「オーディオエコーキャンセルのサポートの改善」を参照してください。

Citrix Workspaceアプリの非アクティブタイムアウト

非アクティブタイムアウト機能では、管理者が設定した値に基づいてユーザーがCitrix Workspaceアプリからサインアウトされます。管理者は、ユーザーがCitrix Workspaceアプリから自動的にサインアウトされるまでのアイドル時間を指定できます。Citrix Workspaceアプリウィンドウ内で、指定された時間内にマウス、キーボード、またはタッチによるアクティビティが発生しなくなると、自動的にサインアウトされます。無操作状態によるタイムアウトは、既に実行中のCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSセッションまたはStoreFrontストアには影響しません。

非アクティブタイムアウト値は、10分から1440分まで設定できます。このタイムアウト値を変更する場合の間隔は、5の倍数にする必要があります。例:10、15、20、または25分。デフォルトでは、非アクティブタイムアウトは構成されていません。

注:

この機能は、クラウド展開でのみ適用できます。

InactivityTimeoutInMinutesを構成する方法について詳しくは、「Citrix Workspaceアプリの非アクティブタイムアウト」 セクションを参照してください。

Webカメラリダイレクトの背景のぼかし

Linux向けCitrix Workspaceアプリが、Webカメラリダイレクトの背景のぼかしをサポートするようになりました。

詳しくは、「Webカメラリダイレクトの背景のぼかし」を参照してください。

ブラウザーコンテンツリダイレクトオーバーレイのブラウザーの一時データストレージパスを構成する

Citrix Workspaceアプリ2303バージョン以降では、CEFベースのブラウザーの一時データストレージパスを構成するように求められます。

詳しくは、「ブラウザーコンテンツリダイレクトオーバーレイのブラウザーの一時データストレージパスを構成する」を参照してください。

新しいPIVカードのサポート

このリリースでは、Citrix Workspaceアプリは次の新しいPersonal Identification Verification(PIV)カードをサポートします:

  • IDEMIAの次世代スマートカード
  • DELL TicTokスマートカード

スマートカードドライバーのパフォーマンスの最適化

Citrix Workspaceアプリ2303バージョンには、VDSCARDV2.DLLスマートカードドライバーのパフォーマンス関連の修正と最適化が含まれています。これらの機能強化は、バージョン1 VDSCARD.DLLよりも優れたパフォーマンスを発揮するのに役立ちます。

Microsoft Teamsの機能強化

優先ネットワークインターフェイスの構成

Citrix Workspaceアプリ2303バージョン以降、メディアトラフィックの優先ネットワークインターフェイスを構成できるようになりました。この機能強化により、複数のネットワーク接続があり、デフォルトのネットワークのパフォーマンスが弱い場合、別のネットワークに変更できます。

詳しくは、「優先ネットワークインターフェイスの構成」を参照してください。

解決された問題

  • Citrix Virtual Apps経由でHyperspaceにアクセスすると、Hyperspace専用のサインインページが、既に開始されているアプリの上に表示されることがあります。[CVADHELP-20368]
  • 2番目のアプリケーションにアクセスすると、現在のセッションが終了し、セッションが再開される場合があります。場合によっては前のセッションのデータが消えて、2番目のアプリケーションが起動したときにセッションが開始されたかのようにデータが更新されます。この問題は、セッションで最初のアプリケーションを開始するときには発生しません。[CVADHELP-21914]
  • [Selfservice]>[プロファイル]>[アカウント設定]>[地域の設定]>[時間形式] セクションで24時間形式を更新できない場合があります 。この問題は、クラウドストアでのみ発生します。[CVADHELP-20866]
  • 複数のファイルをVDAセッションからUSBデバイスにドラッグしているときにUSBデバイスを取り外すと、セッションが突然終了することがあります。この問題は、Ubuntuでのみ発生します。[HDX-30219]
  • VDSCARDV2.DLLドライバーバージョンのスマートカードを使用してCitrix Workspaceアプリにサインインすると、パフォーマンスの問題が発生する場合があります。この問題は、eLuxディストリビューションでのみ発生します。[HDX-44314]

2302

新機能

Citrix Workspaceアプリの非アクティブタイムアウト [Technical Preview]

非アクティブタイムアウト機能では、管理者が設定した値に基づいてユーザーがCitrix Workspaceアプリからサインアウトされます。管理者は、ユーザーがCitrix Workspaceアプリから自動的にサインアウトされるまでのアイドル時間を指定できます。Citrix Workspaceアプリウィンドウ内で、指定された時間内にマウス、キーボード、またはタッチによるアクティビティが発生しなくなると、自動的にサインアウトされます。無操作状態によるタイムアウトは、既に実行中のCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSセッションまたはStoreFrontストアには影響しません。

非アクティブタイムアウト値は、10分から1440分まで設定できます。このタイムアウト値を変更する場合の間隔は、5の倍数にする必要があります。例:10、15、20、または25分。デフォルトでは、非アクティブタイムアウトは構成されていません。管理者は、PowerShellモジュールを使用してinactivityTimeoutInMinutesプロパティを構成できます。

InactivityTimeoutInMinutesを構成する方法について詳しくは、「Citrix Workspaceアプリの非アクティブタイムアウト」 セクションを参照してください。

このTechnical Previewのフィードバックは、Podioフォームからお送りいただけます。

注:

Technical Previewは、顧客が非実稼働環境または制限のある稼働環境でテストし、フィードバックを共有する機会を提供するためのものです。機能プレビューのサポートは行っていませんが、改善に関するフィードバックをお待ちしております。重要度と重大度により、フィードバックに対応する場合としない場合があります。ベータ版のビルドは実稼働環境に展開しないことをお勧めします。

韓国語のサポート

Linux向けCitrix Workspaceアプリが韓国語で利用できるようになりました。

Citrix Workspaceアプリのパフォーマンスの最適化

このリリース以降、AuthManLiteを使用した認証時のLinux向けCitrix Workspaceアプリのパフォーマンスが向上しました。

Technical Preview

  • カスタムWebストアでの画面の固定

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

解決された問題

  • Linux向けCitrix Workspaceアプリのctxcwalogd.serviceとLinux VDAのctxcwalogd.serviceで競合が発生する場合があります。[HDX-44569]
  • 最適化されたMicrosoft Teamsの会議で背景画像を正常に適用できない場合があります。この問題は、HP ThinPro OSなどの特定のオペレーティングシステムで発生します。[HDX-47166]

2212

新機能

クライアント側のジッターバッファメカニズムの追加 [Technical Preview]

この機能によって、ネットワーク遅延が変動する場合でもオーディオは確実にスムーズになります。デフォルトでは、この機能は無効になっています。

この機能を有効にするには、次の手順を実行します:

  1. 構成ファイル/opt/Citrix/ICAClient/config/module.iniに移動して編集します。
  2. 次のように、オーディオ遅延の制御を無効にします:

    `AudioLatencyControlEnabled=FALSE`
    
  3. 次のようにジッターバッファを有効にします:

    `JitterBufferEnabled=TRUE`
    

注:

Technical Previewは、顧客が非実稼働環境または制限のある稼働環境でテストし、フィードバックを共有する機会を提供するためのものです。機能プレビューのサポートは行っていませんが、改善に関するフィードバックをお待ちしております。重要度と重大度により、フィードバックに対応する場合としない場合があります。ベータ版のビルドは実稼働環境に展開しないことをお勧めします。

複数のオーディオデバイスのサポート

このリリース以降のCitrix Workspaceアプリは、セッションで使用可能なすべてのローカルオーディオデバイスを名前付きで表示します。また、プラグアンドプレイにも対応しています。

複数のオーディオ デバイスのリダイレクト機能は、デフォルトで有効になっています。この機能を無効にするには、module.iniファイルでAudioRedirectionV4の値をFalseに設定します。

オーディオ録音のサポート

このリリース以降、オーディオ録音機能はデフォルトで有効になっています。セッションが開始されると、オーディオを録音するデバイスが表示されます。

この機能を無効にするには、wfclient.iniファイルでAllowAudioInputの値をFalseに設定します。

Technical Preview

  • 32ビットカーソルのサポート

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

解決された問題

  • スマートカードを取り外して再度挿入すると、有効なスマートカード証明書が見つからない場合があります。[CVADHELP-20787]
  • TicTokスマートカードを使用してCitrix Workspaceアプリにサインインできない場合があります。[CVADHELP-20578]
  • IDEMIAのスマートカードを使用してCitrix Workspaceアプリにサインインできない場合があります。[CVADHELP-20652]
  • 複数のオーディオデバイスを有効にしてSpeexコーデックをオーディオリダイレクトで使用すると、Citrix Workspaceアプリが応答しなくなることがあります。[CVADHELP-21212]
  • Citrix Workspaceアプリからサインアウトして再度サインインすると、サインイン資格情報を入力せずにCitrix Workspaceアプリが起動します。この問題は、クラウド環境でlongLivedTokenSupportパラメーター値がTrueに設定されている場合にのみ発生します。[RFLNX-9160]
  • セッションを開始すると、トランザクションIDエラーメッセージが表示されることがあります。例:「The option “-transactionid” is invalid」(オプション「-transactionid」は無効です)。[HDX-45618]
  • Citrix Workspaceアプリをインストールし、root権限でセッションを開始すると、セッションが終了することがあります。[HDX-46967]
  • Citrix Workspaceアプリをインストールして起動すると、次のエラーメッセージが表示される場合があります:

    「The X request 130.1 caused error:”10: BadAccess(Attempt to access private resource denied」(Xリクエスト130.1が原因でエラー:”10:不正アクセス(プライベートリソースへのアクセス試行が拒否されました))。[HDX-44416]

2211

新機能

このリリースでは問題に対応しているため、パフォーマンスや安定性が総合的に向上しています。

解決された問題

  • デバイスのAudioインターフェイスをリダイレクトした後、VDAがクラッシュすることがあります。この問題は、Desktop Delivery Controllerで「クライアントUSBデバイスのリダイレクト」ポリシーを有効にし、複合USBデバイス(USBヘッドセットなど)をエンドポイントに接続すると発生します。[HDX-44117]
  • USBリダイレクトを使用した後、Bloomberg 4のQWERTYキーボードがセッションに対してロックされることがあります。[HDX-44555]
  • Citrix Workspaceアプリで、PINコードを使用してYubiKeyデバイスを登録して使用することができない場合があります。[HDX-44951]
  • Snap Storeのプロセスがバックグラウンドで実行されると、保護されたアプリとデスクトップを起動できないことがあります。[APPP-110]

2209

新機能

FIDO2を使用した認証のサポート [Technical Preview]

このリリースでは、パスワードなしのFIDO2セキュリティキーを使用してHDXセッション内で認証できます。FIDO2セキュリティキーは、企業の従業員がユーザー名やパスワードを入力せずにFIDO2をサポートするアプリやデスクトップに認証するためのシームレスな方法を提供します。FIDO2について詳しくは、「FIDO2認証」を参照してください。

注:

USBリダイレクト経由でFIDO2デバイスを使用している場合は、FIDO2デバイスのUSBリダイレクト規則を$ICAROOT/フォルダーのusb.confファイルから削除します。この更新により、FIDO2仮想チャネルに切り替えることができます。

デフォルトでは、FIDO2認証は無効になっています。FIDO2認証を有効にするには、次の手順を実行します:

  1. <ICAROOT>/config/module.iniファイルに移動します。
  2. ICA 3.0セクションに移動します。
  3. FIDO2= Onを設定します。

この機能は現在、PINコードとタッチ機能を使用するローミング認証(USBのみ)をサポートしています。FIDO2セキュリティキーベースの認証を構成できます。前提条件とこの機能の使用については、「FIDO2を使用したローカル認証と仮想認証」を参照してください。

FIDO2をサポートするアプリまたはWebサイトにアクセスすると、プロンプトが表示され、セキュリティキーへのアクセスが要求されます。以前にセキュリティキーをPIN(最小4文字、最大64文字)で登録したことがある場合は、サインイン時にPINを入力する必要があります。

以前にPINなしでセキュリティキーを登録したことがある場合は、セキュリティキーをタッチするだけでサインインできます。

制限事項:

FIDO2認証を使用して、2台目のデバイスを同じアカウントに登録できない場合があります。

注:

Technical Previewは、お客様が非実稼働環境または制限のある稼働環境でテストし、フィードバックをご提供いただく機会を作るためのものです。機能プレビューのサポートは行っていませんが、改善に関するフィードバックをお待ちしております。重要度と重大度により、フィードバックに対応する場合としない場合があります。ベータ版のビルドは実稼働環境に展開しないことをお勧めします。

Microsoft Teamsの機能強化

  • アプリ共有の有効化: Linux向けCitrix Workspaceアプリ2209およびCitrix Virtual Apps and Desktops 2109より、Microsoft Teamsの画面共有機能を使用してアプリを共有できます。
  • 高DPIサポートの機能強化: 高DPI機能が有効になっており、4Kモニターを使用している場合、Microsoft Teamsビデオのオーバーレイは目的の位置に適切なサイズで表示されます。単一モニターまたはマルチモニターの配置などのディスプレイ設定に関係なく、オーバーレイは常に正しく表示され、拡大されたり、目的の位置以外に表示されたりすることはありません。この強化機能を有効にするには、wfclient.ini構成ファイルのDPIMatchingEnabledパラメーターがTrueに設定されていることを確認してください。詳しくは、「DPIマッチングのサポート」を参照してください。
  • WebRTC SDKのアップグレード: 最適化されたMicrosoft Teamsで使用されるWebRTC SDKのバージョンは、バージョンM98にアップグレードされます。

互換性ライブラリのアップグレード版

このリリース以降、Linux向けCitrix Workspaceアプリは次のライブラリと互換性があります:

  • glibc 2.27以降
  • glibcxx 3.4.25以降

App Protectionの更新

注:

App Protectionは、Citrix Workspaceアプリバージョン2305より前のUbuntu 22.04ではサポートされていません。その結果、App ProtectionモジュールをUbuntu 22.04にインストールすると、Citrix Workspaceアプリで仮想アプリとデスクトップを起動できない場合があります。App Protectionについて詳しくは、「App Protection」を参照してください。

Technical Preview

  • キーボード入力モードの機能強化
  • 拡張キーボードレイアウトのサポート

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

解決された問題

  • App Protection機能を有効にすると、別ウィンドウの、Webページを読み込むAuthentication Managerインターフェイスで、キーロガー対策機能が動作しないことがあります。[RFLNX-9004]
  • Linux向けCitrix Workspaceアプリ2007にアップグレードした後、Storebrowseを使用してストアを追加すると時間がかかる場合があります。この問題は、ストアがアクセスできないアプリ構成サービスに接続しようとするため発生します。[CVADHELP-20618]
  • セルフサービスユーザーインターフェイスからクラウドストアに接続すると、サインインページで読み込み中アイコンが表示されることがあります。[CVADHELP-20039]
  • 2つの異なるデリバリーグループから2つのアプリを開始すると、2つ目のアプリの開始に遅延が生じる場合があります。 [CVADHELP-18198]

2207

新機能

オーディオ品質の強化

これまでは、Citrix Workspaceアプリでオーディオをスムーズに再生するための最大出力バッファリング値は200ミリ秒でした。この値により、再生時には200ミリ秒の遅延が追加されていました。この最大出力バッファリング値は、インタラクティブオーディオアプリケーションにも影響を与えていました。

この機能拡張により、Citrix Workspaceアプリの最大出力バッファリング値が50ミリ秒に低減され、インタラクティブオーディオアプリケーションのユーザーエクスペリエンスが向上しました。また、ラウンドトリップ時間(RTT)が150ミリ秒短縮されました。

このリリース以降、適切な再生しきい値とパルスオーディオプリバッファを選択して、オーディオ品質を向上させることができるようになります。この機能拡張向けに、次のパラメーターがmodule.iniファイルの [ClientAudio]セクションに追加されています:

  • PlaybackDelayThreshV4 – 出力バッファリングの初期レベルをミリ秒単位で指定します。Citrix Workspaceアプリは、セッション継続中、このレベルのバッファリングを維持しようと努めます。PlaybackDelayThreshV4のデフォルト値は50ミリ秒です。このパラメーターは、AudioRedirectionV4Trueに設定されている場合にのみ有効です。
  • AudioTempLatencyBoostV4 – オーディオスループットが急上昇した場合、または不安定なネットワークに対して十分でない場合、この値によって出力バッファリング値を増加させます。出力バッファリング値の増加により、スムーズなオーディオが提供されます。ただし、音声が若干遅れる場合があります。AudioTempLatencyBoostV4のデフォルト値は100ミリ秒に設定されています。このパラメーターは、AudioRedirectionV4Trueに設定され、AudioLatencyControlEnabledTrueに設定されている場合にのみ有効です。デフォルトでは、AudioLatencyControlEnabledの値はTrueに設定されています。

この拡張機能を有効にする方法について詳しくは、「オーディオ」ドキュメントの「オーディオ品質の強化」セクションを参照してください。

複合USBデバイスリダイレクト

このリリース以降、Citrix Workspaceアプリでは複合USBデバイスを分割できるようになります。複合USBデバイスは、複数の機能を実行できます。これらの機能は、各機能が異なるインターフェイスを使用することで可能となっています。複合USBデバイスには、オーディオおよびビデオの入力および出力で構成されるヒューマンインターフェイスデバイス(HID)などが含まれます。

現在のところ、複合USBデバイスリダイレクトは、デスクトップセッションでのみ利用できます。分割されたデバイスはデスクトップビューアに表示されます。

以前は、セッション中にデバイスのプラグを抜き差しすると、デバイスは自動的にリダイレクトされ、VDAに自動的に接続されていました。このリリース以降、構成ファイルの設定を介して手動で自動リダイレクトを有効にする必要があります。複合USBデバイスの自動リダイレクトは、デフォルトでは無効になっています。

複合USBデバイスのリダイレクトを構成する方法について詳しくは、「USB」ドキュメントの「複合USBデバイスリダイレクト」セクションを参照してください。

オーディオエコーキャンセルのサポートの改善[Technical Preview]

このリリース以降、Citrix Workspaceアプリではエコーキャンセルがサポートされます。この機能はリアルタイムのユーザーケース向けに設計されており、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。エコーキャンセル機能は、低品質、中品質、およびアダプティブオーディオをサポートします。パフォーマンスを向上させるために、アダプティブオーディオを使用することをCitrixではお勧めします。

デフォルトでは、エコーキャンセル機能は無効になっています。リアルタイムのユーザーケースで、ヘッドセットの代わりにスピーカーを使用する場合は、エコーキャンセルをオンにすることをお勧めします。

制限事項:

設計上、高品質のオーディオではエコーキャンセル機能は無効になっています。

詳しくは、「オーディオ」ドキュメントの「オーディオエコーキャンセルのサポートの改善」セクションを参照してください。

注:

Technical Previewは、お客様が非実稼働環境または制限のある稼働環境でテストし、フィードバックをご提供いただく機会を作るためのものです。機能プレビューのサポートは行っていませんが、改善に関するフィードバックをお待ちしております。重要度と重大度により、フィードバックに対応する場合としない場合があります。ベータ版のビルドは実稼働環境に展開しないことをお勧めします。

Technical Preview

  • DPIマッチングのサポート

Technical Preview機能の完全な一覧については、「Technical Previewの機能」ページを参照してください。

解決された問題

  • Lightweight X11デスクトップ環境(LXDE)を使用してデスクトップをフルスクリーンモードで起動した状態でネットワークから切断すると、ダイアログボックスの [終了] オプションで「<XXX>への接続が失われました」というエラーメッセージが表示されます。このメッセージは、自動クライアント再接続(ACR)またはセッション信頼性(SR)ポリシーの有効期限が切れている場合に表示されます。[終了] をクリックすると、ユーザーデスクトップが非表示になります。ただし、画面上の他の場所をクリックすると、いつまでたってもダイアログボックスに [終了] ボタンが表示されない場合があります。EscキーまたはEnterキーを押して、ユーザーデスクトップを手動で終了する必要があります。[CVADHELP-17478]
  • Linux向けCitrix Workspaceアプリで、オンプレミスのURLが「cloud」という文字列を含む場合(たとえば、<xxx-yyy-cloud.com>)、クラウドドメインのURLとして解釈される場合があります。[CVADHELP-19480]
  • HDX Webカメラを使用しようとすると、セッションが切断される場合があります。この問題は、VDAバージョン2203でのみ発生します。[CVADHELP-20223]
  • 公開アプリケーション間、VDIセッション間、またはVDIセッションと公開アプリケーション間でのコンテンツのコピーと貼り付けに失敗する場合があります。セッションまたはアプリケーションがしばらくの間応答しなくなることがあります。[CVADHELP-19899]
  • Linux向けCitrix Workspaceアプリ2205バージョンのエンドポイントを介して接続すると、セッションの切断の問題が発生する場合があります。この問題は、特定のデフォルトのロック画面イメージを強制するポリシー設定を使用して特定の種類のJPEGファイルタイプでロック画面を構成し、Citrix VDA 2203に適用する場合に発生します。[CVADHELP-21572]
  • SkypeでWebカメラを使用してビデオをプレビューすると、プレビューに黒い画面が表示される場合があります。[HDX-37860]
  • HDX RealTime Webcamビデオ圧縮は、Citrix WorkspaceアプリでのMJPEGビデオ形式のカメラをサポートしていません。[HDX-40352]
  • Microsoft Teamsの通話中に画面またはアプリを共有しているとき、他の参加者に視覚的なアーティファクトが表示される場合があります。この問題は、不適切なビデオ再生(フリーズまたは一時的な黒い枠)などの不安定なフレームレートが原因で発生します。このリリースには、視覚的なアーティファクトを減らすのに役立つ改善されたフレームレートまたはサンプリングレートが含まれています。[HDX-38032]
  • Citrix Workspaceアプリのビデオまたは画像が正しくレンダリングされないことがあります。この問題は、Citrix WorkspaceアプリをVDAバージョン2109以降と一緒に使用した場合に発生します。[HDX-40287]
  • -span oコマンドを使用してwficaを起動すると、セッションの起動に失敗し、使用可能なすべてのモニターにまたがる表示がされない場合があります。同様に、-span hコマンドを使用してwficaを起動すると、ユーザーデバイスに現在接続されているモニターのリストが印刷されない場合があります。詳しくは、コマンドリファレンスを参照してください。[HDX-32519]
  • TCPとEDT/UDPの接続試行中に1つのプロトコルでSSLエラーが発生した場合、競合状態が原因で両方の接続が失敗することがあります。このSSLエラーは、TLS構成がプロトコル間で異なり、クライアントが1つのプロトコルを介して接続できない場合に発生する可能性があります。[RFLNX-8747]
  • App ProtectionがインストールされたCitrix Workspaceアプリがインストールされているマシンにリモートで接続しようとすると、x11vncサーバーがクラッシュし、接続が失敗します。その結果、x11vncサーバーを介してマシンにリモートで接続できない場合があります。[RFLNX-8933]
  • デフォルト設定でストアを追加すると、Storebrowse列挙が失敗することがあります。この問題は、Debian 32ビットOSでのみ発生します。[RFLNX-8743]
  • 32ビットLinuxマシンでApp Protection機能を有効にしてCitrix Workspaceアプリをインストールすると、エラーメッセージが表示される場合があります。[RFLNX-8809]
  • storebrowse -aコマンドを使用してストアを追加し、storebrowse -Eコマンドを使用して列挙すると、Storebrowse列挙が失敗することがあります。この問題は、Raspberry Pi OSでのみ発生します。[RFLNX-8803]

2205

新機能

Storebrowseの認証の強化

このリリース以降、Citrix Workspaceアプリ内に認証ダイアログを配置し、ログオン画面にストアの詳細を表示するようになりました。この機能により、ユーザーエクスペリエンスが向上します。認証トークンは暗号化され保存されるため、システムやセッションの再起動時に資格情報を再入力する必要はありません。

AuthmanConfig.xmlファイルのStorebrowseIPCキーを使用して、Storebrowse機能の認証拡張機能のオフとオンを切り替えることもできます。デフォルトでは、トグル機能はオフになっています。

認証拡張機能は次の操作でstorebrowseをサポートします:

  • Storebrowse -E:使用可能なリソースを一覧表示します。
  • Storebrowse -L:公開リソースへの接続が起動します。
  • Storebrowse -S:サブスクリプションするリソースを一覧表示します。
  • Storebrowse -T:指定されたストアのすべてのセッションを終了します。
  • Storebrowse -Wr:指定されたストアの、切断されてもアクティブなセッションを再接続します。[r]オプションは、切断されたすべてのセッションを再接続します。
  • storebrowse -WR:指定されたストアの、切断されてもアクティブなセッションを再接続します。[R]オプションは、すべてのアクティブなセッションと切断されたセッションを再接続します。
  • Storebrowse -s:指定したストアのリソースをサブスクライブします。
  • Storebrowse -u:指定したストアのリソースのサブスクリプションを解除します。
  • Storebrowse -q:直接URLを使用してアプリケーションを起動します。このコマンドは、StoreFrontストアでのみ機能します。

注:

  • 前に使用したとおり(AuthMangerDaemonを使用して)引き続き残りのstorebrowseコマンドを使用できます。
  • この認証拡張機能は、クラウド展開でのみ適用されます。
  • この機能強化により、永続ログイン機能がサポートされます。

詳しくは、「認証の強化」を参照してください。

永続ログイン(Technical Preview)

永続ログイン機能を使用すると、管理者が設定した期間(2〜365日)、ログインしたままにすることができます。この機能が有効になっている場合、設定期間中にCitrix Workspaceアプリのログイン資格情報を入力する必要はありません。

この機能により、Citrix DaaSセッションへのSSOは、最大365日まで間延長されます。この拡張機能は、長期有効トークンの有効期間に基づいています。資格情報は、デフォルトで4日間または有効期間のいずれか短い方の期間、キャッシュされます。その後、Citrix Workspaceアプリへの接続で4日以内にアクティブになったときに延長されます。

注:

Technical Previewは、お客様が非実稼働環境または制限のある稼働環境でテストし、フィードバックをご提供いただく機会を作るためのものです。機能プレビューのサポートは行っていませんが、改善に関するフィードバックをお待ちしております。重要度と重大度により、フィードバックに対応する場合としない場合があります。ベータ版のビルドは実稼働環境に展開しないことをお勧めします。

詳しくは、「永続ログイン」を参照してください。

ストアのメールベースの自動検出

Citrix Workspaceアプリでメールアドレスを指定することで、メールアドレスに関連付けられているストアを自動的に検出できるようになりました。ドメインに複数のストアが関連付けられている場合、デフォルトでは、Global App Configuration Serviceによって返される最初のストアが、最適なストアとして追加されます。ユーザーは必要に応じていつでも別のストアに切り替えることができます。

詳しくは、「Citrix WorkspaceアプリへのストアURLの追加」の「ストアのメールベースの自動検出」セクションを参照してください。

解決された問題

  • インターネットアクセスが制限されている顧客環境のDNSサーバーでは、URL「clientstream.launchdarkly.com」が解決されない可能性があります。その結果、Citrix Workspaceアプリは多数のDNSクエリをこのURLに送信します(1日あたり3秒以内に1000超)。[CVADHELP-19559]
  • App Protection機能を有効にすると、UIDialogLibWebKit3.soライブラリを使用するAuthentication Managerインターフェイスで、キーロガー対策機能が動作しないことがあります。この問題は、GNOMEおよびKDEデスクトップ環境では解決されています。[RFLNX-8027]
  • Raspberry Pi ARMHFクライアントバージョン3または4で実行されているVDAセッションから印刷しようとすると、セッションが応答しなくなることがあります。[CVADHELP-18506]
  • デフォルト設定でセルフサービスユーザーインターフェイスを起動すると、次のエラーメッセージが表示されることがあります:

    「Response for Secondary Token request is not 200/400/404 42」

    この問題は、Fedora 35で発生します。[RFLNX-8603]

2203

新機能

EDT IPv6のサポート

このリリース以降、Citrix WorkspaceアプリではEDT IPv6がサポートされます。

TLSプロトコルバージョン1.3のサポート

このリリース以降、Citrix WorkspaceアプリはTLS(Transport Layer Security)プロトコルバージョン1.3をサポートします。 詳しくは、「TLS」を参照してください。

カスタムWebストア

2203より、Citrix Workspaceアプリから組織のカスタムWebストアにアクセスできます。

注:

マルチモニター画面レイアウト機能の固定は、カスタムWebストアではサポートされていません。

詳しくは、「カスタムWebストア」を参照してください。

認証拡張機能 試験段階の機能

このリリース以降、認証拡張機能は次の操作でstorebrowseをサポートします:

  • Storebrowse -Eでは、使用可能なリソースの一覧が表示されます。
  • Storebrowse -Lでは、公開リソースへの接続が起動します。
  • Storebrowse -Sでは、サブスクリプションするリソースを一覧表示します。

注:

AuthMangerDaemonで残りのstorebrowseコマンドを引き続き使用でき、将来のリリースで認証拡張機能がサポートされる予定です。

詳しくは、「認証拡張機能Storebrowse」を参照してください。

キーボードレイアウトの同期の強化

キーボードレイアウトの同期によって、クライアントデバイスの優先キーボードレイアウトを切り替えることができます。この機能はデフォルトでは無効になっています。有効にすると、クライアントのキーボードレイアウトがCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaS(Citrix Virtual Apps and Desktopsサービスの新名称)セッションに自動的に同期されます。

バージョン2203以降、Citrix Workspaceアプリは次の3つの異なるキーボードレイアウトの同期モードをサポートします:

  • セッション起動時に1回だけ同期する - wfclient.iniファイルのKeyboardLayout値に応じて、セッション起動時にクライアントのキーボードレイアウトをサーバーに同期します。KeyboardLayout値が0に設定されている場合、システムキーボードはVDAに同期されます。KeyboardLayout値が特定の言語に設定されている場合、その言語固有のキーボードはVDAに同期されます。セッション中にクライアントのキーボードレイアウトに加えた変更は、すぐに有効になりません。変更を適用するには、アプリからサインアウトしてサインインし直します。[セッション起動時に1回だけ同期する] モードは、Citrix Workspaceアプリ用に選択されたデフォルトのキーボードレイアウトです。
  • 動的な同期を許可する - このオプションは、クライアントのキーボードレイアウトを変更したときに、クライアントのキーボードレイアウトをサーバーに同期します。
  • 同期させない - クライアントがサーバーのキーボードレイアウトを使用することを示します。

詳しくは、「キーボードレイアウトの同期」を参照してください。

Microsoft Teamsのマルチウィンドウチャットと会議

Citrix Virtual Apps and Desktops 2112以降でHDXによる最適化が行われた場合、Microsoft Teamsでチャットと会議に複数のウィンドウを使用できます。会話や会議をさまざまな方法でポップアウトできます。ポップアウトウィンドウ機能について詳しくは、「Microsoft Teamsの新しい会議と通話のエクスペリエンス」ドキュメントを参照してください。

古いバージョンのCitrix WorkspaceアプリまたはVirtual Delivery Agent(VDA)を使用している場合は、シングルウィンドウコードが今後Microsoftによって廃止されることに注意してください。ただし、複数のウィンドウをサポートするバージョンのVDAまたはCitrix Workspaceアプリ(2203以降)にアップグレードすることができます。より高いバージョンにアップグレードするには、この機能が一般提供されてから最低9か月かかります。

注:

この機能は、Microsoft Teamsから以降の更新がロールアウトされた後にのみ使用できます。Microsoftによって更新プログラムがロールアウトされたら、ドキュメントのアップデートおよび発表内容について、CTX253754を確認することができます。

USBデバイスの自動リダイレクト機能の強化

以前は、セッション中にデバイスのプラグを抜き差しすると、デバイスは自動リダイレクトされ、VDAに自動的に接続されていました。このリリース以降、構成ファイルの設定を介して手動で自動リダイレクトを有効にする必要があります。USBデバイスの自動リダイレクトは、デフォルトでは無効になっています。詳しくは、「USB」セクションを参照してください。

解決された問題

  • ストアを追加してそれをCitrix Workspaceアプリで認証すると、認証が成功した後でも、2回目の認証ウィンドウが読み込まれます。この問題は、AuthManLiteEnabledTrueに設定した後、Citrix Workspaceアプリに最初にサインインしたときに発生します。[RFLNX-8694]
  • glibc 2.34以降を使用するOSにApp Protection機能を有効にしたCitrix Workspaceアプリをインストールした後、システムの再起動時にOSの起動に失敗することがあります。[RFLNX-8358]
  • Microsoft Teamsを使用してP2P呼び出しを行ったり、会議に参加したりしてしばらく待機すると、ソケットエラーのために1つのCPUコアの負荷が100%に増加する場合があります。[HDX-38974]
  • Citrix Workspaceアプリは、Debian bullseyeベースの新しいバージョンのRaspberry Pi OSをサポートしません。[HDX-37000]
  • ICAファイルを使用してセッションを開始し、セッションからサインオフすると、wficaコマンドラインから受け取る戻り値は通常0です。しかし、この値を受け取る代わりに2を受け取ります。この問題は、Citrix Workspaceアプリバージョン2106以降で発生します。[HDX-38916]
  • Citrix Workspaceアプリでは、Microsoft Teamsで通話を送受信するときに、断続的に障害が発生する場合があります。次のエラーメッセージが表示されます:

    「通話を確立できませんでした。」

    [HDX-38819]

既知の問題

2311の既知の問題

  • セッションを開始した後、縦に配置された3つのモニターから1つのモニターを削除すると、セッションは全画面モードではなくウィンドウ モードに移行します。[HDX-55840]
  • Linux向けCitrix Workspaceアプリは、Fluendoハードウェアベースのデコーダーが使用されるHTML5リダイレクションをサポートしません。[CVADHELP-22564]
  • 次の指紋センサーデバイスは汎用USBリダイレクトではサポートされていないことがあります:

    • Thales DactyID20
    • NITGEN FDU06M/S

    [CVADHELP-24076], [CVADHELP-23852]

  • 次の指紋センサーデバイスは汎用USBリダイレクトではサポートされていないことがあります:

    • Thales DactyID20
    • NITGEN FDU06M/S

    [CVADHELP-24076], [CVADHELP-23852]

  • 場合によっては、SaaSアプリを開くことができず、次のエラーメッセージが表示されることがあります:

    「curl_easy_perform() failed: SSL connect error in /var/log/citrix/ICAClient.log.」

    この問題を回避するには、次のいずれかを実行します:

    1. 次のコマンドを使用して、openSSLのバージョンを確認します:

      openssl version
      <!--NeedCopy-->
      
    2. /etc/ssl/openssl.cnfファイルに移動します。

      1. SSL v3.0.2以前の場合は、次の値を設定します:
      Options = UnsafeLegacyRenegotiation
      <!--NeedCopy-->
      
      1. SSL v3.0.4以降の場合は、次の値を設定します:
      Options = UnsafeLegacyServerConnect
      <!--NeedCopy-->
      

    [RFLNX-10662]

2308の既知の問題

  • ブラウザーコンテンツリダイレクト先のサイトにアクセスした後、ユーザーセッションからサインアウトすると、エラーメッセージが表示される場合があります。このエラーメッセージは無視して構いません。[HDX-55087]

2307の既知の問題

  • Ubuntuバージョン22.04でDebianパッケージマネージャーを使用してLinux向けCitrix Workspaceアプリをインストールすると、次のエラーが発生します:

    A dependency job for AppProtectionService-install.service failed. See ‘journalctl -xe’ for details.(AppProtectionService-install.serviceの依存関係ジョブが失敗しました。詳しくは、‘journalctl -xe’を参照してください。)

    App Protectionが正常にインストールされている場合でも、このエラーが発生します。[RFLNX-9995]

2305の既知の問題

  • Snipping Tool などのツールを使用すると、仮想アプリやデスクトップにカーソルの影が表示されることがあります。[CVADHELP-22336]
  • Avaya WorkPlaceを開くと、仮想アプリまたはデスクトップ画面に黒い枠線が残ります。[CVADHELP-21558]

2303の既知の問題

  • UIを使用してCitrix Workspaceアプリをインストールすると、Ubuntu 20.04および22.04にApp Protection機能をインストールできない場合があります。この問題を回避するには、コマンドラインインターフェイスを使用してアプリをインストールします。[APPP-1067]
  • AllowMultistream値がUbuntu 22.04でTrueに設定されている場合、Citrix Workspaceアプリバージョン2303でセッションを開始できないことがあります。[HDX-49916]
  • スマートカードを使用すると、Linux 向けCitrix Workspaceアプリバージョン2303への認証に失敗することがあります。この問題は、Red Hat、Ubuntu 22.04、およびDebian 11 Linuxディストリビューションで発生します。[RFLNX-9620]
  • アプリインジケーターからCitrix Workspaceアプリを終了すると、アプリが応答を停止し、次のエラーメッセージが表示されることがあります:

    「GLib (gthread-posix.c): Unexpected error from C library during ‘pthread_setspecific’: Invalid argument. 」

    この問題を回避するには、glibバージョン2.76以降を使用していることを確認してください。[RFLNX-9445]

2211の既知の問題

  • セッションを開始すると、トランザクションIDエラーメッセージが表示されることがあります。例:「The option “-transactionid” is invalid」(オプション「-transactionid」は無効です)。この問題を回避するには、[OK] をクリックしてメッセージボックスを閉じ、次に進みます。[HDX-45618]
  • Citrix Workspaceアプリをインストールして起動すると、次のエラーメッセージが表示される場合があります:

    「The X request 130.1 caused error:”10: BadAccess(Attempt to access private resource denied」(Xリクエスト130.1が原因でエラー:”10:不正アクセス(プライベートリソースへのアクセス試行が拒否されました))

    [キャンセル] をクリックして、セッションを続行します。

    この問題を回避するには、構成ファイル$HOME/.ICAClient/wfclient.iniに移動し、IgnoreErrors=9,15IgnoreErrors=9,15,32に置き換えます。[HDX-44416]

  • Citrix Workspaceアプリからサインアウトして再度サインインすると、サインイン資格情報を入力せずにCitrix Workspaceアプリが起動します。この問題は、クラウド環境でlongLivedTokenSupportパラメーター値がTrueに設定されている場合にのみ発生します。この問題を回避するには、次のいずれかを実行します:

    1. /config/AuthManConfig.xmlファイルに移動します。
    2. [AuthManLite]セクションに移動し、次のエントリを更新します:

    <longLivedTokenSupport>false</longLivedTokenSupport>

    [RFLNX-9160]

2209の既知の問題

  • Microsoft Edgeアプリセッションを開始すると、Microsoft Edgeアイコンがさまざまなスケールでランダムに表示されます。このエラーは、次の設定を適用した場合に発生します:
    • DPIMatchingEnabled値がTrueに設定されている
    • ディスプレイのクライアントスケールが100%に設定されていない

    [HDX-39764]

  • スマートカード認証を使用してサーバーVDAセッションを開始しようとすると、複数のユーザーが使用するスマートカードが失敗する場合があります。この問題が発生した場合は、カードを再挿入します。[HDX-44255]
  • デバイスのインターフェイスをリダイレクトした後、VDAがクラッシュすることがあります。この問題は、Desktop Delivery Controllerで「クライアントUSBデバイスのリダイレクト」ポリシーを有効にし、複合USBデバイス(USBヘッドセットなど)をエンドポイントに接続すると発生します。また、usb.confファイルで入力値をvid=** pid=** split=01 and intf=00,01として追加します。その後、Citrix Workspaceアプリからセッションを開始し、デバイスのインターフェイスをリダイレクトするように設定します。[HDX-44117]
  • Debian 11ベースのRaspberry Pi ARMHF OSでは、セッションの起動に失敗する場合があります。Citrixでは、Debian 11ベースのRaspberry Pi ARM64 OSまたはDebian 10ベースのそれ以前のRaspberry Pi ARMHF OSを使用することをお勧めします。[HDX-41729]
  • プライマリアカウントを削除すると、サインイン資格情報がセルフサービスキャッシュから削除されない場合があります。その結果、資格情報を提供せずにストアにサインインできる場合があります。この問題を回避するには、セルフサービスを終了して資格情報を削除します。[RFLNX-9051]
  • サインイン資格情報を提供してセルフサービスを開始すると、白い画面が表示されることがあります。この問題を回避するには、セルフサービスを終了して再起動します。[RFLNX–8951]
  • OpenSUSE SLES 15では、クラウドストアに接続すると画面上で歯車アイコンが回転し続ける場合があります。[RFLNX–9109]
  • RHEL9およびFedora 36でセルフサービスの開始に失敗する場合があります。この問題を回避するには、$ICAROOT/config/AuthManConfig.xmlファイルでAuthManLiteEnabledの値がFalseに設定されていることを確認してください。[RFLNX-9128]

2207の既知の問題

  • CASデータ収集に対するDNSポーリングが、ICAの直接起動およびCASが無効なストアに対して発生する場合があります。[CVADHELP-20018]
  • storebrowseコマンドを使用しているとき、2番目のストアを追加して列挙すると、アプリまたはデスクトップを最初のストアから起動できない場合があります。この問題を回避するには、アプリやデスクトップを起動する前に、特定のストアを再度列挙する必要があります。[RFLNX-8953]
  • デスクトップセッションでWindows Media Playerを使用してビデオを再生すると、Raveビデオ上でマウスカーソルが消える場合があります。この問題は、DDCでポリシーを次のように設定した場合にのみ発生します:

    • 「圧縮にビデオコーデックを使用する」が「領域をアクティブに変更」になっている
    • 「Windowsメディアリダイレクト」が「許可」になっている(デフォルト設定)
    • 「ブラウザーコンテンツのリダイレクト」が「許可」になっている(デフォルト設定)
    • 「InvertCursorEnabled」が「BOTH」になっていて、次の値が~/.ICAClient/wfclient.iniファイルに追加されている:
      • InvertCursorEnabled=True
      • InvertCursorRefreshRate=60
      • InvertCursorMode=1

[HDX-37259]

2205の既知の問題

  • Linux向けCitrix Workspaceアプリ2205バージョンのエンドポイントを介して接続すると、セッションの切断の問題が発生する場合があります。この問題は、特定のデフォルトのロック画面イメージを強制するポリシー設定を使用して特定の種類のJPEGファイルタイプでロック画面を構成し、Citrix VDA 2203に適用する場合に発生します。この問題を回避するには、Citrix Workspaceアプリのバージョン2207以降にアップグレードしてください。[CVADHELP-21572]
  • TCPとEDT/UDPの接続試行中に1つのプロトコルでSSLエラーが発生した場合、競合状態が原因で両方の接続が失敗することがあります。このSSLエラーは、TLS構成がプロトコル間で異なり、クライアントが1つのプロトコルを介して接続できない場合に発生する可能性があります。この問題を回避するには、ICAファイルでHDXoverUDP属性をオンまたはオフに設定します。[RFLNX-8747]
  • HDX RealTime Webcamビデオ圧縮は、Citrix WorkspaceアプリでのMJPEGビデオ形式のカメラをサポートしていません。[HDX-40352]
  • Citrix Workspaceアプリのビデオまたは画像が正しくレンダリングされないことがあります。この問題は、Citrix WorkspaceアプリをVDAバージョン2109以降と一緒に使用した場合に発生します。この問題を回避するには、次のいずれかを実行します。

    1. Citrix Studioにサインインします。
    2. 圧縮にビデオコーデックを使用するのポリシー設定を編集します。
    3. [値] ドロップダウンリストから [画面全体に使用] オプションを選択します。[HDX-40287]
  • storebrowse -aコマンドを使用してストアを追加し、storebrowse -Eコマンドを使用して列挙すると、Storebrowse列挙が失敗することがあります。この問題は、Raspberry Pi OSでのみ発生します。この問題を回避するには、次のいずれかを実行します:

    1. 「/opt/Citrix/ICAClient/config/AuthmanConfig.xml」に移動します。
    2. 次のエントリを追加します:
     <StorebrowseIPCDisabled> true</StorebrowseIPCDisabled>
     <!--NeedCopy-->
    

    [RFLNX-8803]

  • デフォルト設定でストアを追加すると、Storebrowse列挙が失敗することがあります。この問題は、Debian 32ビットOSでのみ発生します。この問題を回避するには、次のいずれかを実行します:

    1. 「/opt/Citrix/ICAClient/config/AuthmanConfig.xml」に移動します。
    2. 次のエントリを追加します:
     <GnomeKeyringDisabled>true</GnomeKeyringDisabled>
     <!--NeedCopy-->
    

    [RFLNX-8743]

  • Citrix WorkspaceアプリのDebianパッケージをUbuntu 22.04 LTSにインストールできないことがあります。この失敗は、ICAClientに必要なlibidn11パッケージがUbuntu 22.04 LTSに存在しないことが原因です。この問題を回避するには、Citrix WorkspaceアプリのDebianパッケージをインストールする前に、libidn11をUbuntu 22.04 LTSに個別にインストールしてください。[RFLNX-8839]

2203の既知の問題

  • Ubuntuエンドポイントで公開されたRDP(リモートデスクトッププロトコル)アプリケーションを複数のモニターを使用して起動すると、クライアントマシンに複数のモニターがある場合でも、1つのモニターのみがコンテンツを表示します。RDP経由でリモートデスクトップに接続する前に、RDPアプリケーションの表示オプションの[リモートセッションですべてのモニターを使用する]チェックボックスが選択されています。この問題は、シームレスモードおよびマルチモニター環境で発生します。[CVADHELP-16768]
  • Citrix Workspaceアプリは、リソースの列挙中にClientnameおよびclientaddressパラメーターをDDCに渡しません。その結果、クライアント名またはクライアントIPでフィルターされたSet-BrokerAccessPolicyRuleが正しく機能しない可能性があります。[CVADHELP-17667]
  • SkypeでWebカメラを使用してビデオをプレビューすると、プレビューに黒い画面が表示される場合があります。[HDX-37860]

2112の既知の問題

  • テキストを入力しようとすると、カーソルが白く表示されます。この問題は、Linuxエンドポイントマシンから接続された場合のダブルホップシナリオで発生します。[CVADHELP-16170]

2111の既知の問題

  • クラウドストアにログオンすると、画面が白く表示される場合があります。[RFLNX‑8337]
  • Citrix Workspaceアプリを起動しようとすると、セルフサービスユーザーインターフェイスが開かず、次のエラーメッセージが表示されることがあります:

    「User-defined signal 2」

    この問題は、デバッグビルドとAzure VM Debian 10で発生します。[RFLNX-8336]

2109の既知の問題

  • Citrix Workspaceアプリをアンインストールすると、$HOME/.local/share/webkitgtkにある古いキャッシュファイルが自動的に削除されない場合があります。この問題を回避するには、キャッシュファイルを手動で削除します。 [HDX‑28187]
  • マルチポートポリシーがDDCで有効になっている場合、Citrix Workspaceアプリを使用してデスクトップまたはアプリケーションを起動しようとすると失敗することがあります。[HDX-31016]
  • スマートカード認証を使用してセッションを起動しようとすると失敗する場合があります。この問題は、Linux向けCitrix Workspaceアプリのバージョン2104以降で発生します。この問題を回避するには、スマートカードの資格情報を手動で入力します。[CVADHELP‑18402]
  • 自動クライアントの再接続中、セッションへの再接続の試行が1回しか行われない場合があります。その結果、クライアントの自動再接続ポリシーが正常に機能しない可能性があります。[HDX‑34114]
  • アプリケーションの起動の進行状況を表示する進行状況バーを閉じると、wficaプロセスが失敗する場合があります。その結果、アプリケーションが起動して画面から消えることがあります。[HDX-34701]

2108の既知の問題

  • グローバルサーバー負荷分散(GSLB)を使用している場合、ドメインネームシステム(DNS)の応答は、有効期間(TTL)の間キャッシュされないことがあります。その結果、WebViewを使用した認証が失敗する可能性があります。[RFLNX-3673]

2106の既知の問題

  • デスクトップセッションでは、CEF-BCRを使用してページがリダイレクトされた後、キーボードのフォーカスが現在のマウスの位置に移動します。この問題は、オープンソースCEFに対するサードパーティの制限が原因で発生します。[RFLNX-7724]
  • フォアグラウンドで別のアプリケーションを使用してBCRオーバーレイ(YouTube検索など)をクリックしようとすると、ブラウザーページがフォアグラウンドに表示されません。[RFLNX-7730]
  • CEF-BCRを使用してページがリダイレクトされた後、リダイレクトされたWebページを閉じると、セグメンテーションエラーがエラーログに記録されます。[RFLNX-7667]

2103の既知の問題

  • ビデオ通話または画面共有中に、Microsoft Teamsが応答しなくなり、通話が突然終了することがあります。[CVADHELP-16918]

2101の既知の問題

  • Citrix WorkspaceアプリがMicrosoft Teamsで受信ビデオをレンダリングできない場合があります。[RFLNX-6662]

廃止

廃止済みの項目については、「廃止済み」ページを参照してください。

古いドキュメント

保守終了(EOL)に達した製品リリースについては、古いドキュメントを参照してください。

サードパーティ製品についての通知

Citrix Workspaceアプリには、次のドキュメントで定義された条件の下でライセンスが有効になったサードパーティのソフトウェアが含まれている可能性があります。

Linux向けCitrix Workspaceアプリのサードパーティ製品についての通知(PDFのダウンロード)

試験段階の機能

Citrixでは、新しいテクノロジおよび機能が潜在的にどのくらい求められているか顧客のフィードバックを求めるためのメカニズムとして、試験段階の機能をリリースすることがあります。試験段階の機能のサポートは行っていませんが、改善に関するフィードバックをお待ちしています。重要度と重大度により、フィードバックに対応する場合としない場合があります。Citrixが試験段階の機能を製品化するとは限らず、理由の如何を問わず、いつでもこれらの機能を撤回する可能性があります。

このリリースについて