ユーザーエクスペリエンスの向上

以下の機能を使用して、Citrix Workspaceアプリのユーザーエクスペリエンスを向上させることができます:

また、以下の機能を使用すると、より優れたユーザーエクスペリエンスを実現できます。

PDF印刷

前提条件:

  • Citrix Workspaceアプリバージョン1808以降。
  • Citrix Virtual Apps and Desktopsバージョン7 1808以降。
  • 少なくとも1つのPDFビューアがコンピューターにインストールされている。

PDF印刷を有効にするには:

  1. Delivery ControllerでCitrix Studioを使用して、左ペインの[ポリシー]ノードを選択します。新しいポリシーを作成するか、既存のポリシーを編集することができます。
  2. ポリシーの [PDFユニバーサルプリンターの自動作成] ポリシーを[有効]にします。

Citrix Workspaceアプリのセッションを再起動して、この変更を適用します。

制限事項:

  • PDFの表示と印刷は、Microsoft Edgeブラウザーではサポートされていません。

Windows Continuumを使用してWindows 10のタブレットモードを拡張

Windows Continuumは、クライアントデバイスの使用方法に対応するWindows 10の機能です。Windows向けCitrix Workspaceアプリバージョン4.10以降では、モードの動的変更を含むWindows Continuumがサポートされています。

タッチ操作可能なデバイスの場合、キーボードまたはマウスが接続されていないと、Windows 10 VDAはタブレットモードで起動します。キーボード、マウス、またはその両方が接続されている場合は、デスクトップモードで起動します。Surface Proのような2 in 1デバイスの画面やクライアントデバイスでキーボードを接続したり、接続解除したりすると、タブレットモードとデスクトップモードが切り替わります。詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「タッチスクリーンデバイス用タブレットモード」を参照してください。

Windows 10 VDAは、セッションに接続または再接続されると、タッチ操作可能なクライアントデバイス上でキーボードまたはマウスを検出します。また、セッション中にキーボードやマウスの接続や接続解除も検出します。この機能はVDAでデフォルトで有効になっています。この機能を無効にするには、Citrix Studioを使用して [タブレットモードの切り替え] ポリシーを変更します。

タブレットモードでは、タッチスクリーンにより適した以下のユーザーインターフェイスが提供されます。

  • やや大きめのボタン
  • スタート画面や開始したすべてのアプリケーションを全画面で開く
  • タスクバーに[戻る]ボタンを表示
  • タスクバーからアイコンを削除

デスクトップモードでは、PCでキーボードとマウスを使用するのと同じように操作できる従来のユーザーインターフェイスが提供されます。

メモ

Web向けWorkspaceはWindows Continuumの機能をサポートしていません。

詳しくは、『 XenServer 7.2リリースノート』を参照してください。

相対マウス

相対マウスのサポートでは、マウスの絶対位置ではなく相対位置を読み取るオプションを提供します。この機能は、マウスの絶対位置ではなく相対位置の入力を必要とするアプリケーションに必要です。

メモ

この機能を適用できるのは、公開デスクトップセッションのみです。

相対マウスのサポートを有効化するには

  1. Citrix Workspaceアプリにログオンします。
  2. 公開デスクトップセッションを開始します。
  3. Desktop Viewerのツールバーで [基本設定] をクリックします。

    [Citrix Workspace - 基本設定]ウィンドウが開きます。

  4. [接続]をクリックします。
  5. [相対マウスの設定]相対マウスを使用を有効にします。
  6. [適用][OK] の順にクリックします。

これはセッションごとの機能です。切断されたセッションに再接続しても、設定は復元されません。ユーザーは、公開デスクトップに接続/再接続するたびにこの機能を有効化する必要があります。

ハードウェアのデコード

Citrix Workspaceアプリ(HDX Engine 14.4を含む)を使用する場合、クライアントで利用できる場合にはいつでもH.264デコードにGPUを使用できます。GPUデコードで使用されるAPIレイヤーはDirectX Video Accelerationです。

Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを使用してハードウェアのデコードを有効にするには:

  1. gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
  2. [コンピューター構成] ノードで、[管理用テンプレート][Citrix Workspace][ユーザーエクスペリエンス] の順に移動します。
  3. [グラフィックのハードウェアアクセラレーション] を選択します。
  4. [有効] を選択して、[適用] および [OK] をクリックします。

ローカライズされた画像

ポリシーが適用され、ハードウェアアクセラレーションがアクティブなICAセッションで使用されているかを確認するには、次のレジストリキーを確認します。

レジストリパス:HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\CEIP\Data\GfxRender

ヒント

Graphics_GfxRender_DecoderおよびGraphics_GfxRender_Rendererは2である必要があります。値が1の場合、CPUベースのデコードが使用されています。

ハードウェアデコード機能が使用されている場合、次の制限事項を考慮してください。

  • クライアントにGPUが2つあり、モニターの1つが2つ目のGPUでアクティブな場合、CPUデコードが使用されます。
  • Windows Server 2008 R2が動作するCitrix Virtual Apps 7.xサーバーに接続する場合、ユーザーのWindowsデバイスではハードウェアデコードを使用しないことをお勧めします。これが有効な場合、文字列を強調表示する場合のパフォーマンスの低下やちらつきの問題が発生します。

クライアント側のマイク入力

Citrix Workspaceアプリは、クライアント側の複数のマイク入力をサポートします。ユーザーは、ローカルのマイクを使用して以下の操作を実行できます。

  • ソフトフォンでの通話やWeb会議などのリアルタイムのアクティビティ。
  • ホストされている録音アプリケーション(ディクテーションプログラムなど)の使用。
  • 録画と録音。

Citrix Workspaceアプリのユーザーは、コネクションセンターを使用して、デバイスに付属しているマイクを使用するかどうか選択することができます。Citrix Virtual Apps and Desktopsユーザーも、ビューアの[基本設定]ダイアログボックスを使用してマイクおよびWebカメラを無効にできます。

マルチモニターサポート

Windows向けCitrix Workspaceアプリで最大8台のモニターを使用できます。

マルチモニター環境では、各モニターの製造元により解像度が異なる場合があります。また、セッション中にモニターの解像度や向きが変更されることもあります。

セッションを複数のモニター上に表示する場合、以下の2つのモードがあります。

  • 全画面モード。セッションはマルチモニター全体に表示されます。ローカルでの場合と同様に、アプリケーションウィンドウが表示領域全体に最大化されます。

    Citrix Virtual Apps and Desktops: Desktop Viewerウィンドウをマルチモニターのいずれかの矩形表示領域内に表示するには、隣接するモニターにかかるようにウィンドウのサイズを変更して [最大化] をクリックします。

  • ウィンドウモード。単一のモニターがセッション用に使用されます。アプリケーションウィンドウは個々のモニター上に最大表示されません。

Citrix Virtual Apps and Desktops:同じ割り当て(デスクトップグループ)に含まれるデスクトップを続けて起動すると、ウィンドウ設定が保持され、デスクトップが同じモニターに表示されます。矩形配置構成のマルチモニター環境では、複数の仮想デスクトップを1つのデバイス上で表示できます。デバイスのプライマリモニターをCitrix Virtual Apps and Desktopsセッションで使用する場合は、セッションでもそのモニターがプライマリモニターになります。そうでない場合は、セッション内の最も小さい番号のモニターがプライマリモニターになります。

マルチモニター環境をサポートするには、次の条件を満たしている必要があります。

  • ユーザーデバイスの構成でマルチモニターがサポートされている。
  • ユーザーデバイスのオペレーティングシステムが各モニターを検出できる。Windowsプラットフォームでモニターを検出できるかどうかは、[ディスプレイ]>[ディスプレイの設定の変更]で確認します。ここで、各モニターが別々に表示されていることを確認します。
  • モニターが検出された後は、次の作業を行います。
    • Citrix Virtual Desktops:Citrixマシンポリシーの[表示メモリの制限]設定を使用して、グラフィックメモリの制限を構成します。
    • Citrix Virtual Apps:インストールしたCitrix Virtual Appsサーバーのバージョンに応じて、以下の操作を行います:
      • Citrixポリシーの[表示メモリの制限]設定を使用して、グラフィックメモリの制限を構成します。
      • Citrix Virtual Appsサーバー用Citrix管理コンソールの左ペインでサーバーファームを選択し、タスクペインで[サーバーファームのプロパティの変更]、[すべてのプロパティの変更]、[サーバーのデフォルト設定]、[HDX Broadcast]、[表示設定]の順に選択します(または[サーバーファームのプロパティの変更]、[すべてのプロパティの変更]、[サーバーのデフォルト設定]、[ICA]、[表示設定]の順に選択します)。そして、[各セッションのグラフィックで使用する最大メモリ]を設定します。

この値を、グラフィックメモリを提供するのに十分なサイズに設定します(単位はキロバイト)。このボックスの値が必要なサイズに満たないと、公開リソースが一部のモニター上でしか表示されません。

Citrix Virtual Apps and Desktopsのセッションのグラフィックメモリ要件の計算については、Knowledge CenterのCTX116286を参照してください。

デバイス側での印刷設定の変更

ユーザーがプリンター設定を上書きするには

  1. ユーザーデバイス上で、アプリケーションの[印刷]ダイアログボックスを開き、[プロパティ]をクリックします。
  2. [クライアント設定]タブで[高度な最適化]をクリックし、[イメージ圧縮]および[イメージおよびフォントキャッシュ]オプションの設定を変更します。

スクリーンキーボードの制御

Windowsタブレットから仮想アプリケーションおよびデスクトップへのタッチ操作によるアクセスを有効にするため、テキスト入力フィールドがアクティブになったり、デバイスがテントまたはタブレットモードになったりすると、Citrix Workspaceアプリによって自動的にスクリーンキーボードが表示されます。

一部のデバイスおよび一部の環境下では、Citrix Workspaceアプリがデバイスのモードを正確に検出できず、必要時にスクリーンキーボードが表示されないことがあります。

変換可能なデバイスを使っている場合にスクリーンキーボードの表示を抑制するには、REG_DWORD値のDisableKeyboardPopupをHKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\Engine\Configuration\Advanced\Modules\MobileReceiverで作成し、値を1に設定します。

x64マシンでは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\ICA Client\Engine\Configuration\Advanced\Modules\MobileReceiverに値を作成します。

キーは以下のような異なる3種のモードに設定できます。

  • 自動:AlwaysKeyboardPopup = 0; DisableKeyboardPopup = 0
  • 常にポップアップ(スクリーンキーボード):AlwaysKeyboardPopup = 1; DisableKeyboardPopup = 0
  • ポップアップしない(スクリーンキーボード):AlwaysKeyboardPopup = 0; DisableKeyboardPopup = 1

キーボード ショートカット

Citrix Workspaceアプリで特定の機能を実行するキーの組み合わせを構成できます。キーボードショートカットのポリシーが有効な場合、Citrixショートカットキーのマッピング、Windowsショートカットキーの動作、およびセッションでのキーボードの種類を指定できます。

  1. gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
  2. [コンピューター構成]ノードで、[管理用テンプレート][Citrixコンポーネント][Citrix Workspace][ユーザーエクスペリエンス] の順に移動します。
  3. キーボードショートカットポリシーを選択します。

  4. [有効]と目的のオプションを選択します。
  5. Citrix Workspaceアプリのセッションを再起動して、この変更を適用します。

Citrix Workspaceアプリの32ビットカラーアイコンのサポート

Citrix Workspaceアプリでは32ビットHigh Colorアイコンがサポートされ、Citrixコネクションセンターに表示されるアプリケーションのアイコンに適した色数が自動的に選択されます。シームレスアプリケーションを実行しているときに[スタート]メニューとタスクバーに表示されるアプリケーションのアイコンも、同様に処理されます。

注意

レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、Windowsの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。

色数を設定するには、レジストリキーHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\ICA Client\Engine\Lockdown Profiles\All Regions\Preferencesに文字列のレジストリ値TWIDesiredIconColorを追加し、目的の色数を値のデータとして定義します。定義できるアイコンの色数は、4、8、16、24、および32ビット/ピクセルです。ネットワーク接続が低速な場合は、ユーザーはより少ない色数を選択できます。

Desktop Viewerの有効化

企業組織にはそれぞれ異なるニーズがあります。ユーザーが仮想デスクトップにアクセスする方法の要件は、ユーザーによって、そして企業ニーズが展開するにつれて変化する可能性があります。ユーザーが仮想デスクトップに接続したり接続を構成したりするときの手順は、管理者によるWindows向けCitrix Workspaceアプリのセットアップ方法によって異なります。

ユーザーが仮想デスクトップを操作する必要がある場合は、Desktop Viewerを使用します。ユーザーの仮想デスクトップは公開仮想デスクトップにすることができ、または共有デスクトップや専用デスクトップにもすることができます。このアクセスシナリオでは、Desktop Viewerツールバー機能により、ユーザーが仮想デスクトップをローカルデスクトップ上のウィンドウ内に開いて、必要に応じて仮想デスクトップの表示領域や表示サイズを変更できます。ユーザーは必要に応じて設定を変更でき、同じユーザーデバイス上で複数のCitrix Virtual Apps and Desktops接続を使用して複数の仮想デスクトップを実行できます。

仮想デスクトップの解像度を変更する場合は、Citrix Workspaceアプリを使用します。Windowsコントロールパネルで解像度を変更することはできません。

Desktop Viewerセッションでのキーボード入力

Desktop Viewerセッションでは、Windowsロゴ+Lキーはローカルコンピューターに送信されます。

Ctrl + Alt + Delキーは、ローカルコンピューターに送信されます。

通常、Microsoft社のユーザー補助機能である固定キー、フィルターキー、および切り替えキー機能を有効にするキーはローカルコンピューターに送信されます。

Desktop Viewerのユーザー補助機能として、Ctrl+Alt+Breakキーを押すと、ポップアップウィンドウでDesktop Viewerツールバーが開きます。

Ctrl + Escキーは、リモートの仮想デスクトップに送信されます。

メモ

デフォルトでは、Desktop Viewerを最大化した場合はAlt+Tabキーを押すとセッション内のウィンドウ間でフォーカスが切り替わります。Desktop Viewerをウィンドウ内に表示している場合は、Alt+Tabキーを押すとセッション外のウィンドウ間でフォーカスが切り替わります。

ホットキーシーケンスは、Citrixにより設計されたキーの組み合わせです。たとえば、Ctrl + F1シーケンスはCtrl + Alt + Delキーを再現し、Shift + F2はアプリケーションの全画面モードとウィンドウモードを切り替えます。Desktop Viewerで表示されている仮想デスクトップ(つまり、Citrix Virtual Apps and Desktopsセッション)ではホットキーシーケンスを使用できませんが、公開アプリケーション(つまり、Citrix Virtual Apps and Desktopsセッション)ではこれを使用できます。

仮想デスクトップへの接続

仮想デスクトップセッション内から同じ仮想デスクトップに接続することはできません。これを行うと、既存のデスクトップセッションが切断されます。そのため、次のことをお勧めします。

  • 管理者は、仮想デスクトップ上のクライアントが、同じデスクトップを公開しているサイトに接続するように構成しない。
  • ユーザーは、同じデスクトップをホストしているサイトを参照しない(自動的に既存のセッションに再接続するようサイトが構成されている場合)。
  • ユーザーは、同じデスクトップをホストしているサイトを参照したりそのデスクトップを起動したりしない。

仮想デスクトップとして動作するコンピューターにローカルでログオンするユーザーは、そのデスクトップへの接続がブロックされます。

ユーザーが仮想デスクトップ内から(Citrix Virtual Appsで公開された)仮想アプリケーションに接続し、別の管理者がCitrix Virtual Appsを管理している環境では、ローカルのデバイスが仮想デスクトップセッションおよび公開アプリケーションセッションで同様にマップされるように、Citrix Virtual Apps管理者と共同してデバイスマッピングを定義することをお勧めします。仮想デスクトップセッションではローカルドライブがネットワークドライブとして表示されるため、Citrix Virtual Apps管理者がドライブマッピングポリシーでネットワークドライブ(リモートドライブ)のマッピングを許可する必要があります。

状態インジケーターのタイムアウトの変更

ユーザーがセッションを起動しているときに状態インジケーターが表示される時間を変更できます。タイムアウト期間を変更するには、REG_DWORD値のSI INACTIVE MSをHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ICA CLIENT\Engine\で作成します。状態インジケーターをすぐに非表示したい場合は、REG_DWORD値を4に設定します。

カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)

メモ

システムトレイの[Citrix Receiver]アイコンで[高度な設定]シートの一部または全部を非表示にすることができます。詳しくは、「高度な設定シートの非表示」を参照してください。

Ctrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)では、Citrix Workspaceアプリの構成および使用に関するデータが匿名で収集され、そのデータがCitrixに自動的に送信されます。このデータは、Citrix Workspaceの品質、信頼性、およびパフォーマンスを向上させる目的で使用させていただきます。

CEIPが、ユーザーを識別できる情報を顧客環境から収集することはありません。

ヒント

Citrix Workspaceアプリを使用してCEIPに参加するかどうかを変更できます。CEIPを無効にする場合、インストール後の7日間に選択する必要があります。

CEIPを無効にする、または参加をやめるには

  1. システムトレイのCitrix Workspaceアプリアイコンを右クリックします。
  2. [高度な設定] を選択します。 [高度な設定]ウィンドウが開きます。
  3. [データ収集] を選択します。
  4. [いいえ] を選択してCEIPを無効にするか、参加を見送ります。
  5. [保存] をクリックします。