Citrix Workspace app for Windows

システム要件と互換性

要件

ハードウェア要件

  • 2GB以上のRAM。
  • 次の表に、Citrix Workspaceアプリをインストールする場合の必要ディスクスペースの詳細を示します:

    インストールの種類 必須ディスクスペース
    新規インストール 1GB
    アップグレード 1GB

    注:

    • インストーラーがディスクスペースのチェックを実行するのは、インストールパッケージの抽出後のみです。
    • サイレントインストール時にシステムのディスクスペースが少ない場合、ダイアログは表示されませんが、エラーメッセージが\Citrix\Logs\CTXWorkspaceInstallLogs-*に記録されます。

ソフトウェア要件

Microsoft Edge WebView2の要件

  • Citrix Workspaceアプリは、Microsoft Edge WebView2ランタイムのEvergreen Bootstrapperバージョンにパッケージ化されています。
  • Citrix Workspaceアプリのインストーラーは、Citrix Workspaceアプリのインストール中にMicrosoft Edge WebView2ランタイムをインストールできます。ただし、このインストールではインターネットに接続する必要があります。または、Citrix Workspaceアプリをインストールする前に、適切なオフラインのMicrosoft Edge WebView2ランタイムのEvergreen Standaloneインストーラーパッケージをインストールすることもできます
  • デバイスは次のURLにアクセスできる必要があります。

    • https://*.dl.delivery.mp.microsoft.com Citrix Workspaceアプリのインストール中にMicrosoft Edge WebView2ランタイムをダウンロードします。詳細については、「Microsoft Edgeエンドポイントの許可リスト」を参照してください。
    • https://msedge.api.cdp.microsoft.comMicrosoft Edge WebView2ランタイムの更新を確認します

    • インターネット接続
    • デバイスは次のURLにアクセスできる必要があります。

注:

管理者以外の権限でCitrix Workspaceアプリをインストールまたはアップグレードしようとしていて、Microsoft Edge WebView2ランタイムが存在しない場合、インストールは次のメッセージを表示して停止します:

「次の前提条件パッケージをインストールするには、管理者としてログオンする必要があります:

Edge Webview 2ランタイム」

.NETの要件

前提条件
  • .NET Framework 4.8、および.NET Desktop Runtime 6.0.20以降のx86バージョン。x64システムでもx86バージョンをインストールする必要があります。
  • Citrix Workspaceアプリのインストールの一部として.NETをインストールする場合は、インターネット接続が使用できることを確認してください。
  • 管理者特権

    注:

    非管理者権限でCitrix Workspaceアプリをインストールまたはアップグレードする場合、.NET Framework 4.8および.NETデスクトップランタイム6.0.20以降がシステム上にインストールされていないと、インストールは失敗します。

インストール方法
.NETのバージョン 展開方法
Citrix Workspaceアプリ1904以降には、.NET Framework 4.8が必要です。Citrix Workspaceアプリ2309以降には、.NET Framework 4.8に加えて、x86およびx64システムの両方でx86バージョンの.NET Desktop Runtime 6.0.20以降が必要です。 方法1:Citrix Workspaceアプリは、アプリのインストールとともに.NET Framework 4.8と最新バージョンの.NET Desktop Runtime 6.0をインストールします。このインストールはオンラインインストールであり、インターネット接続が必要です。デバイスはdownloadplugins.citrix.comドメインのURLにアクセスできる必要があります。
  方法2:インターネットに接続できないデバイスの場合、管理者は、ダウンロードページからCitrix Workspaceアプリのオフラインインストーラーをダウンロードするオプションを利用できます。また、管理者は、SCCMなどの展開方法を使用してこれらの要件をインストールできます。
  方法3:管理者は、Citrix Workspaceアプリをインストールする前に、Microsoftサイトから.NET Framework 4.8.NETデスクトップランタイム6.0.20を個別にインストールできます。最新バージョンの.NETデスクトップランタイム6.0(6.0.20以降)をダウンロードすることをお勧めします。

Microsoft Visual C++再頒布可能パッケージの要件

Citrix Workspaceアプリには、Microsoft Visual C++再頒布可能パッケージの最新バージョンが必要です。

注:

CitrixではMicrosoft Visual C ++再頒布可能パッケージの最新バージョンを使用することをお勧めします。そうしないと、アップグレード中に再起動のプロンプトが表示されることがあります。

バージョン1904以降、Microsoft Visual C++再頒布可能インストーラーはCitrix Workspaceアプリのインストーラーとともにパッケージ化されます。Citrix Workspaceアプリのインストール時、インストーラーがMicrosoft Visual C++再頒布可能パッケージがシステム上に存在するかどうかを確認し、必要に応じてインストールします。

注:

Microsoft Visual C++再頒布可能パッケージがシステムに存在しない場合、管理者以外の権限でのCitrix Workspaceアプリのインストールが失敗することがあります。

Microsoft Visual C++再頒布可能パッケージをインストールできるのは、管理者のみです。

.NET FrameworkまたはMicrosoft Visual C++再頒布可能パッケージのインストールに関する問題のトラブルシューティングについては、Citrix Knowledge Centerの記事CTX250044を参照してください。

接続の要件

フィーチャーフラグ管理

実稼働環境のCitrix Workspaceアプリで問題が発生した場合、フィーチャーフラグとLaunchDarklyというサードパーティサービスを使用することで、影響を受ける機能を(出荷後の機能であっても)Citrix Workspaceアプリで動的に無効にすることができます。

ファイアウォールまたはプロキシが送信トラフィックをブロックしている場合を除いて、LaunchDarklyへのトラフィックを有効にするために構成する必要はありません。送信トラフィックがブロックされている場合、ポリシー要件に応じて、特定のURLまたはIPアドレス経由のLaunchDarklyへのトラフィックを有効にします。

次のURLへのトラフィックを有効にできます:

  • events.launchdarkly.com
  • stream.launchdarkly.com
  • clientstream.launchdarkly.com
  • Firehose.launchdarkly.com
  • mobile.launchdarkly.com

IPアドレスの許可リストを作成する必要がある場合、現在のすべてのIPアドレス範囲については、「LaunchDarklyのパブリックIP一覧」を参照してください。この一覧を使用すると、インフラストラクチャの更新に合わせてファイアウォールの構成が自動的に更新されることを確認できます。インフラストラクチャの変更の状態について詳しくは、LaunchDarkly Statusのページを参照してください。

LaunchDarklyのシステム要件

Citrix ADCの分割トンネリングが以下のサービスに対して [オフ]に設定されている場合、アプリがこれらのサービスと通信できることを確認してください:

  • LaunchDarklyサービス
  • APNsリスナーサービス
LaunchDarklyサービスの無効化

グループポリシーオブジェクト(GPO)ポリシーを使用して、LaunchDarklyサービスを無効にできます。

  1. gpedit.mscを実行して、Citrix Workspaceアプリグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
  2. [コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Workspace]>[コンプライアンス]の順に移動します。
  3. [サードパーティへのデータの送信を無効にします]ポリシーを選択し、[有効]に設定します。
  4. [適用][OK] の順にクリックします。

ポート

必要なポートについて詳しくは、「共通のCitrix通信ポート」を参照してください。

互換性マトリックス

Citrix Workspaceアプリは、現在サポートされているすべてのバージョンのCitrix Virtual Apps and Desktops、Citrix DaaS(Citrix Virtual Apps and Desktopsサービスの新名称)、およびCitrix製品マトリクスの一覧にあるCitrix Gatewayのバージョンと互換性があります。

注:

  • Citrix Gateway End-Point Analysis Plugin(EPA)はCitrix Workspaceでサポートされています。ネイティブのCitrix Workspaceアプリでは、nFactor認証を使用する場合にのみサポートされます。詳しくは、Citrix ADCドキュメントの「nFactor認証の要素として認証前および認証後のEPAスキャンを構成」を参照してください。
  • WindowsでのCitrix Workspaceアプリのインストールは、顧客がMicrosoftからのメインストリームサポートまたは延長サポートを受けている場合にのみサポートされます。
  • Windows向けCitrix Workspaceアプリは、エミュレーターモードのWindows ARM64オペレーティングシステムでのみサポートされています。
  • Windows 10バージョンがサービス終了になると、Microsoftからバージョンのサービスやサポートが提供されなくなります。シトリックスでは、製造元がサポートするオペレーティングシステムで実行する場合のみCitrixソフトウェアをサポートします。Windows 10のサービス終了について詳しくは、MicrosoftのWindowsライフサイクルファクトシートを参照してください。

Windows向けCitrix Workspaceアプリは、以下のWindowsオペレーティングシステムと互換性があります:

オペレーティングシステム
Windows 11
Windows 10 Enterprise(32ビット版および64ビット版)。互換性のあるWindows 10のバージョンについて詳しくは、「Windows 10とWindows向けCitrix Workspaceアプリとの互換性」を参照してください。
Windows 10 Enterprise(2016 LTSB 1607、LTSC 2019)
Windows 10(Homeエディション*、Pro)
Windows Server 2022
Windows Server 2019
Windows Server 2016

*ドメインパススルー認証、Desktop Lock、FastConnect API、およびドメイン参加済みWindowsマシンを必要とする構成はサポートされていません。

Windows 10または11とWindows向けCitrix Workspaceアプリとの互換性

次の表は、Windows 10のバージョン番号と対応する互換性のあるWindows向けCitrix Workspaceアプリのリリースを示します。

Windows 10のバージョン番号 ビルド番号 Citrix Workspaceアプリのバージョン
22H2 19045 2206以降
21H2 19044 2112.1以降
21H1 19043.928 2106以降
20H2 19042.508 2012以降
2004 19041.113 2006.1以降
1909 18363.418 1911以降
1903 18362.116 1909以降
1809 17763.107 1812以降
1803 17134.376 1808以降

注:

Windows 10バージョンは、前述のCitrix Workspaceアプリバージョンとのみ互換性があります。たとえば、Windows 10バージョン21H1は、2106より前のバージョンと互換性がありません。

次の表は、Windows 11のバージョン番号と対応する互換性のあるWindows向けCitrix Workspaceアプリのリリースを示します。

Windows 11のバージョン番号 ビルド番号 Citrix Workspaceアプリのバージョン
23H2 22631 2311以降
22H2 22621 2209以降
21H2 22000 2109.1以降
システム要件と互換性

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