ワークスペース通知のカスタマイズ
Citrix Workspaceでは、ターゲットを絞った通知と操作を実行することができ、これにより利用者はワークスペースを離れずに作業を行うことができます。
マイクロアプリサービスは、アプリのデータソース(Systems of Record、SoR)から通知と操作を生成し、それらをマイクロアプリを介してCitrix Workspaceに提供します。マイクロアプリは、アプリのタスクとリソースを集約する目的で作成するワークフローです。
通知は、イベント駆動型のマイクロアプリであり、タスクのリマインダーや会社のニュースなど、利用者の [アクティビティフィード] に表示される関連アラートを生成します。利用者は、ワークスペースでこれらのアイテムを直接表示して操作できます。
ワークスペースの [操作] カードに表示されるユーザー起動のマイクロアプリを作成することもできます。[操作] カードのマイクロアプリを使用すると、利用者はワークスペースを離れずに、有給休暇の要求やヘルプデスクへの問い合わせの送信などのタスクを完了することができます。
通知を構成、有効化、およびロールアウトするには、以下を実行する必要があります:
- Citrix Cloudでマイクロアプリサービスを構成する。
- [ワークスペース構成] > [サービス統合] でマイクロアプリ を有効にします。
- [マイクロアプリ統合] ページで、ユーザーとグループをマイクロアプリにサブスクライブ(利用者登録)します。
- [ワークスペース構成]>[カスタマイズ]>[機能] で通知機能を有効化およびロールアウトします。
手順1:Citrix Cloudでマイクロアプリサービスを構成する
Citrix Workspaceには、事前構成されたマイクロアプリサービスのサブスクリプションが付属しており、すぐにマイクロアプリの構築を開始できます。マイクロアプリサービスの使用権をまだ取得していない場合は、デモを要求できます。詳しくは、「マイクロアプリサービスのオンボード」を参照してください。
マイクロアプリサービスを含む個々のサービスをCitrix Cloudで構成します。Citrix Cloudにサインインし、[マイクロアプリ] タイルで [管理] を選択します。
マイクロアプリサービスを構成するには、最初にマイクロアプリ(ワークフロー)の作成に必要なアプリを統合する必要があります。アプリ統合の構成については、「テンプレート統合のセットアップ」を参照してください。
アプリをWorkspaceに統合した後、アプリのSoRからタスクとリソースを収集、処理、整理して、ターゲットを絞ったアラートと操作を利用者に提供するマイクロアプリを作成します。マイクロアプリの作成について詳しくは、「マイクロアプリの作成」を参照してください。
手順2:[ワークスペース構成]で[サービス統合]としてマイクロアプリを有効にする
Workspaceで [マイクロアプリサービス] を有効にし、利用者がマイクロアプリを受信できるようにします。[マイクロアプリサービス] を有効にすると、手順1で構成した通知と操作がワークスペースに追加されます。
Citrix Workspaceで [マイクロアプリサービス] を有効にするには:
- [ワークスペース構成]>[サービス統合] に移動します。
- [マイクロアプリ] の横にある省略記号(…)を選択します。
- [有効] をクリックします。
[ワークスペース構成] でサービスを有効にする方法について詳しくは、「サービスの有効化」を参照してください。
手順3:ユーザーとグループをマイクロアプリにサブスクライブする
通知をロールアウトして利用者を選択する場合(手順4)、最初にユーザーとユーザーグループを作成し、[操作] と [アクティビティフィード] で通知を生成するマイクロアプリにサブスクライブ(利用者登録)する必要があります。
手順については、マイクロアプリ製品ドキュメントの「利用者の管理」を参照してください。
手順4:通知のロールアウトをカスタマイズする
Citrix Workspaceの [アクティビティフィード] と [操作] でアラートとタスクを有効にするには、[ワークスペース構成]>[カスタマイズ]>[機能] でロールアウト方法を決定する必要があります。ここでは、通知をすべての利用者にロールアウトするか、ユーザーグループを選択するかを定義します。
注
特定のユーザーおよびグループに対してこの通知を有効にするには、次のいずれかの認証方法を使用する必要があります:
- Active Directory
- Active Directory + トークン
- Azure Active Directory
- Okta
次の場合にのみ、すべての利用者に対してこの機能を有効または無効にできます:
- Citrix GatewayをIDプロバイダーとして使用している。
- Citrix CloudでCitrixフェデレーション認証サービスを使用している。
- [ワークスペース構成]>[カスタマイズ]>[機能] で機能を有効にします。
- 選択したユーザーとグループに対して機能を有効にするか、マイクロアプリサブスクリプションを持つすべてのユーザーに対して機能を有効にするかを選択します。
- [選択したユーザーとグループに対して有効にする] を選択する場合、ドメインを選択してから、ワークスペース内に通知を表示するユーザーとグループを検索します。
- ユーザーとグループの追加を完了後、[保存] をクリックします。
ユーザーまたはグループを削除するには、[ユーザーおよびグループを割り当てる] で、ユーザーまたはグループのゴミ箱アイコンをクリックし、[削除] を選択します。