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カスタムレポート

Jul 08, 2016

「カスタムレポート」とは、独自に定義するレポートを指します。 既存のアルゴリズムとアルゴリズムグループに基づいてカスタムレポートを作成したり、新しいレポートを作成したりできます。 たとえば、64ビット版Windows Server 2012プラットフォームへの移行を準備する場合、Windows Server 2012用と64ビット用の別個のレポートではなく、1つにまとめられたレポートを作成できると便利です。 この場合、Windows Server 2012および64ビットレポートの両方のアルゴリズムに基づいたカスタムレポートを作成できます。 実際の環境に特化した知識に基づく新しいアルゴリズムを作成することもできます。

制限事項

AppDNAでは、作成できるカスタムレポートの数、およびカスタムレポートに追加できるアルゴリズムグループの数に制限はありません。 ただし、カスタムレポートを追加するたびに、データベースのサイズが増え、Overview Summaryレポートの列が増えます。 これにより、最終的にはOverview Summaryレポートが読みづらくなるか、使用可能なディスクスペースを使い切ってしまいます。 同様に、アルゴリズムグループを追加するたびに、Application Issuesレポートビューに列が追加され、Issues Viewの棒グラフの棒が増えます。 追加するアルゴリズムグループが多すぎると、これらが読みづらくなる可能性があります。 大量のアルゴリズムを追加した場合も、Application ActionsレポートビューとActions Viewは同じような影響を受ける可能性があります。

デスクトップアプリケーションと Webアプリケーション

重要:1つのカスタムレポートでWebアプリケーションアルゴリズムとデスクトップアプリケーションアルゴリズムを混在させないようにし、デスクトップアプリケーションとWebアプリケーションのどちらが対象のカスタムレポートか明確にわかる名前をカスタムレポートに付けることをお勧めします。

[Custom Reports Manager]画面は柔軟性があり、Webのアルゴリズムとデスクトップのアルゴリズムをカスタムレポートに混在させることができます。 同様に、カスタムレポートに対して分析できるアプリケーションにも制限はありません。 つまり、デスクトップアプリケーションとWebアプリケーションの両方のアルゴリズムを使用して1つのカスタムレポートを作成することも可能です。 ただし、使用するアルゴリズムによっては、それらを混在させても意味がありません。

オペレーティングシステムのイメージに依存するアルゴリズム

AppDNAアルゴリズムの中には、オペレーティングシステム(OS)が提供する機能への依存性についてアプリケーションをテストするものがあります。 この場合、AppDNAデータベースにロードされたOSイメージDNAが、これらのテストによって調査されます。たとえば、イメージで有効になっている機能が確認されます。 これらのアルゴリズムはイメージ依存のアルゴリズムと呼ばれます。

イメージ依存のアルゴリズムをカスタムレポートに追加すると、カスタムレポートのエントリがOSイメージの設定に追加されます。 これを使用して、カスタムレポート用のデフォルトのOSイメージを選択します。

注:複数のAppDNAレポートのイメージ依存のアルゴリズムを、同じカスタムレポートに追加することはできません。 これを試みると、追加できないことを説明するメッセージが表示されます。

AppDNAによるOSイメージの使用方法の概要については、「オペレーティングシステム」を参照してください。

新しいアルゴリズムのテンプレート

AppDNAには、カスタムレポートの新しいアルゴリズムを作成するためのテンプレートが数多く用意されています。 独自に定義する新しいアルゴリズムを作成するときは、アルゴリズム作成ウィザードの最後のページにあるボックスの一覧から、使用するテンプレートを選択します(次の「カスタムレポートの作成」を参照してください)。

各テンプレートは、アプリケーションで検出された場合にアルゴリズムをトリガーする問題を定義します。 テンプレートに定義されているのは一般的な問題であり、ユーザーが特定の値を入力します。 たとえば、一般的な問題がアプリケーションに特定のファイルが含まれること、またはアプリケーションが特定のパスにインストールされることである場合は、問題を引き起こす特定のファイルまたはパスをユーザーが入力します。

テンプレートにはサンプル値が含まれ、ユーザー特有の要件を満たすために編集できます。 パーセント記号(%)を、0個以上の文字と一致するワイルドカード文字として使用できます。 使用できるテンプレートとサンプル値を、次の表に示します。

アプリケーションがアルゴリズムをトリガーする条件サンプル値
特定のファイルがあるfiletofind.ini
特定のパスにインストールされるD:\SomePath%
特定のレジストリエントリが設定されるHKEY_LOCAL_MACHINE\Software\MyApplication
特定の内容を含むINIファイルがあるFileContentMatchString
特定の内容を伴うカスタムアクションがインストーラーに含まれるCustomActionMatchString
特定のファイルからAPIをインポートするmsvbvm%.dll

レジストリエントリのテンプレートを使用する場合は、キーと値の名前を検索できます。 これを行うには、値の名前の前に2つのバックスラッシュ(\\)を付けます。 たとえば、ポート値を伴うすべてのサービスを検索するには、HKEY_LOCAL_MACHINE\%services%\\portを使用します。

上級ユーザーはSQLクエリを直接入力して、新しいカスタムレポートのアルゴリズムのロジックを定義できます。 ただし、データベース構造は将来のバージョンのAppDNAで変更される可能性があるため、それらのクエリが将来のバージョンのAppDNAで動作することは保証されません。

[Custom Reports Manager]画面

[Custom Reports Manager]画面を使用して、カスタムレポートを作成し管理します。

[Custom Reports Manager]画面を開くには:

  • AppDNAのメニューから[Configure][Custom Reports]の順に選択します。

[Custom Reports Manager]画面は垂直に分割されています。

右側 - 既存のレポートのすべてを一覧表示するツリービューが表示されます。 レポートを展開してレポートに含まれるアルゴリズムグループを表示したり、アルゴリズムグループを展開してグループに含まれるアルゴリズムを表示したりできます。 ライセンスがないレポートは表示されません。

左側 - 作成済みのカスタムレポートも、ツリービューに表示されます。 左側の項目を右クリックしてメニューを表示し、項目を追加、編集、コピー、および削除したり、プロパティを表示し変更したりできます。 表示される右クリックメニューは、項目の種類によって異なります。 たとえば、標準レポートからカスタムレポートにコピーしたアルゴリズムは、削除はできますが編集はできません。 左側が空白の場合は、カスタムレポートが作成されていないことを意味します。

画面右側の標準レポートから左側のカスタムレポートへ、アルゴリズムグループと個々のアルゴリズムをドラッグできます。 これにより、カスタムレポートに効果的に項目をコピーできます。 次の手順に従って、独自のアルゴリズムを作成することもできます。 カスタムレポートまたはグループから独自のアルゴリズムをコピーして、ほかのカスタムレポートにコピーできます。 これを行うには、画面左側で新しいアルゴリズムを見つけ、右クリックして[Copy to]を選択します。

ツールバーの[Search]ボタンを使用して、アルゴリズムまたはアルゴリズムグループの名前の全体または一部を指定し、画面右側の標準レポート内を検索できます。 たとえば、名前に「driver」というテキストを含むアルゴリズムまたはアルゴリズムグループを検索できます。

カスタムレポートを作成した後、レポートビューに結果を表示する前に、カスタムレポートに対してアプリケーションを分析する必要があります。 レポートの作成が終了した後、この画面で分析を開始できます。 これを行うには、ツールバーの[Analyze]をクリックします。 または、後で通常の方法で分析を実行することもできます。

カスタムレポート全体、またはカスタムレポート内の選択したアルゴリズムグループとアルゴリズムのXML表現をダウンロードできます。これを行うには、ツールバーの[Export]をクリックします。 これはほかのAppDNA環境にカスタムレポートを提供する、またはバックアップを作成する場合に便利です。 エクスポート済みのカスタムレポートをロードするには、ツールバーの[Import]をクリックします。 既存のカスタムレポートにアルゴリズムグループをインポートするには、画面左側のツリーでカスタムレポートを右クリックして、[Import Groups]を選択します。 アルゴリズムをグループにインポートするには、カスタムレポートアルゴリズムグループを右クリックして[Import Algorithms]を選択します。