Product Documentation

概要

Jul 08, 2016

カスタムレポートはユーザー自身が定義するレポートです。 既存のアルゴリズムとアルゴリズムグループに基づいてカスタムレポートを作成することも、まったく新しいレポートを作成することもできます。 たとえば、64ビット版Windows 7プラットフォームへの移行を準備していて、Windows 7と64ビットに別個のレポートではなく、1つにまとめられたレポートが必要だとします。 Windows 7および64ビットレポートの両方のアルゴリズムに基づくカスタムレポートを作成できます。 実際の環境に特化した知識に基づく新しいアルゴリズムを作成することもできます。 このトピックでは、「カスタムレポート」トピックを補足するものとして、カスタムレポートを作成するときの重要な考慮事項について説明します。

制限事項

AppDNAでは、作成できるカスタムレポートの数、およびカスタムレポートに追加できるアルゴリズムグループの数に制限はありません。 ただし、カスタムレポートを追加するたびに、データベースのサイズが増え、Overview Summaryレポートの列が増えます。 これにより、最終的にはOverview Summaryレポートが読みづらくなるか、使用可能なディスクスペースを使い切ってしまいます。 同様に、アルゴリズムグループを追加するたびに、Application Issuesレポートビューに列が追加され、Issues Viewの棒グラフの棒が増えます。 追加するアルゴリズムグループが多すぎると、これらが読みづらくなる可能性があります。 大量のアルゴリズムを追加した場合も、Application ActionsレポートビューとActions Viewは同じような影響を受ける可能性があります。

デスクトップアプリケーションと Webアプリケーション

[Custom Reports Manager]画面は柔軟性があり、Webのアルゴリズムとデスクトップのアルゴリズムをカスタムレポートに混在させることができます。 同様に、カスタムレポートに対して分析できるアプリケーションにも制限はありません。 これは、たとえばInternet ExplorerとWindows 7のレポートに含まれるアルゴリズムを混在させたカスタムレポートを作成できるということを意味します。 そして、このカスタムレポートに対してデスクトップアプリケーションとWebアプリケーションの両方を分析できます。 ただし、使用するアルゴリズムによっては、それらを混在させても意味がありません。

重要:したがって、1つのカスタムレポートでWebアプリケーションアルゴリズムとデスクトップアプリケーションアルゴリズムを混在させないようにし、デスクトップアプリケーションとWebアプリケーションのどちらが対象のカスタムレポートか明確にわかる名前をカスタムレポートに付けることをお勧めします。

オペレーティングシステムのイメージに依存するアルゴリズム

AppDNAアルゴリズムの中には、オペレーティングシステム(OS)が提供する機能への依存性についてアプリケーションをテストするものがあります。 この場合、AppDNAデータベースにロードされたOSイメージDNAが、これらのテストによって調査されます。たとえば、イメージで有効になっている機能が確認されます。 これらのアルゴリズムはイメージ依存のアルゴリズムと呼ばれます。

イメージ依存のアルゴリズムをカスタムレポートに追加すると、カスタムレポートのエントリがOSイメージの設定に追加されます。 これを使用して、カスタムレポート用のデフォルトのOSイメージを選択します。

注:複数のAppDNAレポートのイメージ依存のアルゴリズムを、同じカスタムレポートに追加することはできません。 これを試みると、追加できないことを説明するメッセージが表示されます。

AppDNAによるOSイメージの使用方法の概要については、「オペレーティングシステム」を参照してください。

新しいアルゴリズムのテンプレート

AppDNAには、カスタムレポートの新しいアルゴリズムを作成するためのテンプレートが数多く用意されています。 独自に定義する新しいアルゴリズムを作成するときは、アルゴリズム作成ウィザードの最後のページにあるボックスの一覧から、使用するテンプレートを選択します(次の「カスタムレポートの作成」を参照してください)。

各テンプレートは、アプリケーションで検出された場合にアルゴリズムをトリガーする問題を定義します。 テンプレートに定義されているのは一般的な問題であり、ユーザーが特定の値を入力します。 たとえば、一般的な問題がアプリケーションに特定のファイルが含まれること、またはアプリケーションが特定のパスにインストールされることである場合は、問題を引き起こす特定のファイルまたはパスをユーザーが入力します。

テンプレートにはサンプル値が含まれ、ユーザー特有の要件を満たすために編集できます。 パーセント記号(%)を、0個以上の文字と一致するワイルドカード文字として使用できます。 使用できるテンプレートとサンプル値を、次の表に示します。

アプリケーションがアルゴリズムをトリガーする条件サンプル値
特定のファイルがあるfiletofind.ini
特定のパスにインストールされるD:\SomePath%
特定のレジストリエントリが設定されるHKEY_LOCAL_MACHINE\Software\MyApplication
特定の内容を含むINIファイルがあるFileContentMatchString
特定の内容を伴うカスタムアクションがインストーラーに含まれるCustomActionMatchString
特定のファイルからAPIをインポートするmsvbvm%.dll

レジストリエントリのテンプレートを使用する場合は、キーと値の名前を検索できます。 これを行うには、値の名前の前に2つのバックスラッシュ(\\)を付けます。 たとえば、ポート値を伴うすべてのサービスを検索するには、HKEY_LOCAL_MACHINE\%services%\\portを使用します。

上級ユーザーはSQLクエリを直接入力して、新しいカスタムレポートのアルゴリズムのロジックを定義できます。 ただし、データベース構造は将来のバージョンのAppDNAで変更される可能性があるため、それらのクエリが将来のバージョンのAppDNAで動作することは保証されません。