Product Documentation

Hyper-V

Jul 08, 2016

このトピックでは、Windows XPからWindows 8.1に移行するときに、Install Captureで使用するHyper-V仮想マシンを(AppDNAを実行するマシンと共に)セットアップする方法の例について説明します。 この例で取り上げるのは実行可能なアプローチの1つであり、これが唯一の方法であるとは限りません。 全般的なセットアップ要件について詳しくは、「仮想マシンのセットアップ」を参照してください。

前提条件

  • AppDNAが動作するマシンとは別のマシンにHyper-Vサーバーが構成されていること、またはWindows 8のHyper-VクライアントとAppDNAクライアントが同じWindows 8マシンにインストールされていること。
  • Install Captureで使用するための、Microsoft Windows XP SP2またはSP3のクリーンなビルドを含むHyper-V仮想マシンが既に存在していること。 Hyper-V仮想マシンの作成について詳しくは、Hyper-Vのドキュメントを参照してください。
  • 仮想マシンが、AppDNAを実行しているマシン(AppDNAマシンと呼びます)と同じドメインに接続されていること。
  • Hyper-Vサーバーを使用する場合は、Hyper-VホストサーバーのIPアドレスまたはDNS名がわかっていて、Hyper-Vにアクセスし仮想マシンを制御する権限を持つ管理ユーザーアカウントのユーザー名とパスワードを持っていること。 または、Hyper-Vクライアントを使用する場合は、ログオンに使用するWindowsアカウントにHyper-Vにアクセスし仮想マシンを制御する管理権限があること。

    このユーザーアカウントは、Hyper-Vマシン上のAdministratorsまたはHyper-V Administratorsグループに追加されている必要があります。 または、MSDNの記事に記載されているように、仮想マシンを制御する明示的なHyper-V権限をユーザーアカウントに付与することができます。

  • ゲストオペレーティングシステムの管理用ユーザーアカウントのユーザー名とパスワードがわかっていること。

この例では、仮想マシンがAppDNAマシン上の共有フォルダーにアクセスできるように、仮想マシンへの自動ログオンを、ユーザーがAppDNAマシン上のWindowsにログオンするときに使用するドメインユーザーアカウントと同じアカウントで構成します (以降では、これをユーザーのドメインアカウントと呼びます)。

注:この手順では、Hyper-Vマネージャーでコンソールに仮想マシンを開いた後のセットアップについて説明します。 これにアクセスできない場合は、Hyper-Vの管理者に依頼して、仮想マシンにHyper-V統合サービスをインストールし、リモートデスクトップ接続を許可する構成にしてもらう必要があります。 そのほかのセットアップ手順はすべて、次のトピックで説明するAppDNA仮想マシン構成ウィザードで実行することができます (このウィザードは仮想マシンをコンソールで開きます)。

Hyper-Vマネージャーでの仮想マシンへのアクセス

ここでは、仮想マシンをセットアップするためにHyper-Vマネージャーのコンソールで仮想マシンを開く手順について説明します。

  1. [スタート]ボタンをクリックし、[管理ツール][Hyper-Vマネージャー]の順に選択します。
  2. 左ペインのツリーで、仮想マシンがホストされているHyper-Vサーバーを選択します。 Hyper-Vホスト上でホストされている仮想マシンが一覧に表示されます。
  3. Install Captureで使用する仮想マシンを右クリックして、[接続]を選択します。
  4. 仮想マシンが実行中でない場合は、[操作][起動]の順に選択します。
  5. ログオン画面が開いたら、管理ユーザーアカウントで仮想マシンにログオンします。

これで、後述の仮想マシンのセットアップタスクを実行できます。

仮想マシンへのHyper-V統合サービスのインストール

Install CaptureでHyper-V Windows XP仮想マシンを使用するには、仮想マシンにHyper-V統合サービスがインストールされている必要があります。 Hyper-Vマネージャーにアクセスできない場合は、次の手順を実行するようHyper-Vの管理者に依頼してください。

注:ゲストオペレーティングシステムがWindows XPであるか、Windows 8のHyper-Vクライアントを使用する場合は、Hyper-V統合サービスが必ず必要です。 ほかの構成でも必要である可能性があります。
  1. Hyper-Vマネージャーで仮想マシンを開き、管理ユーザーアカウントでログオンします。
  2. コンソールウィンドウのメニューから[操作][統合サービスセットアップディスクの挿入]の順に選択します。
  3. [自動再生]ウィンドウで[Hyper-V統合サービスのインストール]を選択します。 Hyper-V統合サービスのインストールが開始されます。
  4. インストールが完了したら、仮想マシンを再起動します。

仮想マシンへのリモートデスクトップ接続の許可

Install CaptureでHyper-V仮想マシンを使用するには、仮想マシンがリモートデスクトップ接続を許可するように構成されている必要があります。 Hyper-Vマネージャーにアクセスできない場合は、次の手順を実行するようHyper-Vの管理者に依頼してください。

  1. 仮想マシンにログオンします。
  2. [コントロールパネル][システム]の順に開きます (必要であれば最初にクラシック表示に切り替えます)。
  3. [システムのプロパティ]ダイアログボックスで、[リモート]タブをクリックします。
  4. [リモートデスクトップ]で、[このコンピュータにユーザーがリモートで接続することを許可する]チェックボックスをオンにします。
  5. [OK]をクリックして変更を保存します。

仮想マシンでのDCOMの有効化

Hyper-Vホストと仮想マシンの間で通信するには、仮想マシンでDCOMを有効にする必要があります。 DCOMを有効にするには、「DCOMの有効/無効を切り替える」を参照してください。 また、DCOMのためにポート135が開放されていることを確認してください。

AppDNAマシン上の共有フォルダーの作成

ここでは、AppDNAマシン上にフォルダーを作成し、そのフォルダーを共有して仮想マシンが読み書きを行えるようにする方法について説明します。

  1. AppDNAマシン上にInstall Captureの出力を格納するフォルダー(C:\AppDNAOutputなど)を作成します。
  2. 作成したフォルダーを共有し、すべてのユーザーに読み取りおよび書き込みのアクセス許可を与えます。 次に例を示します。
    1. Windowsエクスプローラーを開き、共有するフォルダーを検索します。
    2. フォルダーを右クリックして、[共有][詳細な共有]の順に選択します。
    3. [詳細な共有]をクリックし、[詳細な共有]ダイアログボックスで[このフォルダーを共有する]チェックボックスをオンにします。
    4. [アクセス許可]をクリックします。
    5. [アクセス許可]ダイアログボックスで、[Everyone]をクリックし、[フルコントロール][変更]、および[読み取り]について[許可]チェックボックスをオンにします。
    6. [OK]を2回クリックします。
注:仮想マシンから入力ファイルの場所にもアクセスできる必要があります。 組織内で展開されたアプリケーションを含む既存の共有フォルダーを使用するには、そのフォルダーに仮想マシン内からアクセスできるようにします。 それ以外の場合は、これらの入力ファイルを出力ファイルと同じフォルダーに格納するか、入力ファイル用に別の共有フォルダーを作成します。 どちらの場合も、仮想マシンから入力ファイルを読み取ることができる必要があります。

仮想マシンへのユーザーのドメインアカウントの管理者としての追加

注:仮想マシンでユーザーのドメインアカウントが既に管理者ユーザーとしてセットアップされている場合は、この手順を実行する必要はありません。
  1. 仮想マシンにログオンします。
  2. [コントロールパネル][管理ツール][コンピューターの管理]の順に開きます (必要であれば最初にクラシック表示に切り替えます)。
  3. 左ペインのツリーで、[システムツール][ローカルユーザーとグループ][グループ]の順にクリックします。
  4. 右ペインで[Administrators]をダブルクリックします。
  5. [Administratorsのプロパティ]ダイアログボックスで[追加]をクリックします。
  6. [ユーザー、コンピューター、またはグループの選択]ダイアログボックスで、[選択するオブジェクト名を入力してください]ボックスにドメイン修飾されたユーザー名(例:<Domain>\<User>)を入力します。
  7. [OK]をクリックして[ユーザーの選択]ダイアログボックスを閉じます。
  8. [OK]をクリックして[Administratorsのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。

仮想マシンの自動ログオンの構成

これはInstall Captureを高速化するオプションの手順です。 この手順を実行しない場合は、仮想マシンを起動するたびに、ユーザーのドメインアカウントを使用して手動でログオンする必要があります。

仮想マシンで、http://support.microsoft.com/kb/315231の手順に従って、ユーザーのドメインアカウントを使用した自動ログオンをセットアップします。

AppDNAマシンおよび仮想マシンにおける簡易ファイルの共有の無効化

AppDNAマシンと仮想マシンの両方で次の手順を実行します。

  1. Windowsエクスプローラーで、[ツール][フォルダーオプション]の順に選択します (Windows 8.1では、Windowsエクスプローラーの[整理]メニューから[フォルダーと検索のオプション]を選択します)。
  2. [フォルダーオプション]ダイアログボックスで、[表示]タブをクリックします。
  3. [簡易ファイルの共有を使用する(推奨)]チェックボックスをオフにします (Windows 8.1では、[共有ウィザードを使用する(推奨)]チェックボックスをオフにします)。
  4. [OK]をクリックします。

AppDNAマシンでのアンチウイルス構成

AppDNAマシン上のアンチウイルスソフトウェアを、Install Captureの出力フォルダーおよび入力フォルダーに対するアクセス時のスキャンが無効になるように構成する必要があります。 たとえば、Norton Anti-Virusの場合は、AppDNAの出力フォルダーと入力フォルダーに対するオートプロテクトオプションを無効にします。

共有フォルダーへのアクセスの確認

AppDNAマシン上に作成した共有フォルダーに仮想マシンからアクセスできることを確認する必要があります。

仮想マシンで、Windowsの[スタート]ボタン[ファイル名を指定して実行]ボックスに次のように入力します。
\\\AppDNAOutput

ここで、 はAppDNAマシンの名前です。

AppDNAマシン上の共有フォルダーが開いたら、仮想マシンからアクセスできると確認できたことになります。 トラブルシューティングのヒントについては、「仮想マシンから共有フォルダーへのアクセスのトラブルシューティング」を参照してください。

仮想マシンへのAppDNA VM構成ツールのMSIのインストール

これを行うには、Citrix AppDNA VM Configuration.msiという名前のインストーラーが必要です。 これはAppDNAに付属しており、 AppDNAのインストール時にAppDNAインストールフォルダーのToolsサブフォルダーにコピーされます。 デフォルトの場所はC:\Program Files\Citrix\AppDNA\Tools(64ビットマシンの場合はC:\Program Files (x86)\Citrix\AppDNA\Tools)です。

  1. デフォルトのファイルの場所をそのまま使用して、仮想マシン内にCitrix AppDNA VM構成ツールのMSIをインストールします。
  2. 仮想マシンを再起動します。
重要:AppDNA VM構成ツールのMSIのバージョンが、お使いのAppDNAのバージョンと同じであることを確認してください。 これは、AppDNAをアップグレードしたら仮想マシン上のVM構成もアップグレードする必要があるということを意味します。

AppDNAの管理者特権での実行の構成

注:この手順は、Windows 8のHyper-Vクライアントを使用する場合にのみ必要です。

Windows 8のHyper-Vクライアントを使用する場合は、仮想マシンと通信するとき、たとえば、仮想マシン構成ウィザードやInstall Captureを実行するときに、AppDNAを管理者として実行する必要があります。

次の手順に従って、AppDNAを常に管理者として実行するように構成することができます。

  1. 必要であれば、AppDNAを閉じます。
  2. WindowsエクスプローラーでAppDNAの主要実行可能ファイル(appTitude.exe)を見つけます。 以下の表は、このファイルのデフォルトの場所を示します。
    マシンの種類 デフォルトの場所
    32ビット C:\Program Files\Citrix\AppDNA\Client
    64ビット C:\Program Files (x86)\Citrix\AppDNA\Client
  3. ファイルを右クリックして、[プロパティ]を選択します。
  4. [互換性]タブをクリックします。
  5. [特権レベルの][管理者としてこのプログラムを実行する]チェックボックスをオンにします。
  6. [OK]をクリックして変更を保存します。

仮想マシンのスナップショットの作成

  1. Hyper-Vマネージャーで仮想マシンに接続します。
  2. コンソールウィンドウのメニューから[操作][スナップショット]の順に選択します。 [スナップショット名]ダイアログボックスにスナップショットの名前を入力して、[はい]をクリックします。

これで、AppDNA仮想マシン構成ウィザードを使用して、Install Captureで使用する仮想マシン構成をセットアップする準備ができました。 手順については「Hyper-V仮想マシンの構成」を参照してください。