Product Documentation

モジュールの構成

Jul 08, 2016

組織のニーズを満たすようにAppDNAを構成するには、モジュール構成ウィザードを使用します。 各モジュールは、特定の状況に合わせたレポートのコレクションを提供します。 たとえば、Desktop Compatibility Managerモジュールには、Windows 7とWindows 8.1/8のレポートが含まれています。 レポートには、特定のプラットフォームまたは技術に対する互換性の問題がアプリケーションにないかどうかが示されます。

関与するアプリケーションの数によっては、分析に多くの時間とリソースが必要です。また、作成されたレポートデータはデータベースに格納されます。 そこで、このウィザードでは、主なモジュールについて紹介し、組織が現在取り組んでいるプロジェクトと、いくつかの関連事項を設定します。 その後、現在のプロジェクトに関係のあるレポートをアクティブ化してカスタマイズし、関係のないレポートとアルゴリズムをオフにします。 これにより、分析が高速化され(つまり、使用している環境に関係のない問題がレポートで特定されなくなり)、関係のないデータがデータベースに格納されなくなります。

また、プロジェクトに合わせた「My Enterprise Selections」という名前のForward Pathシナリオもウィザードによって作成されます。 これを使用して、作業中のプロジェクトに含まれる各アプリケーションのRAG状態(赤、黄色、および緑で表されます)を示すForward Pathレポートを実行できます。 たとえば、Windows 8とWindows Server 2012 R2の移行およびApp-V仮想化のプロジェクトで作業していると指定します。するとForward Pathレポートに、Windows 8、Windows Server 2012 R2、およびApp-Vに対するアプリケーションのRAG状態を示す列が追加されます。 このシナリオをテンプレートにして、独自のシナリオを作成できます。

このウィザードは、AppDNAのインストール後または新しいデータベースへの接続後に、管理者がAppDNAに初めてログオンしたときに自動的に実行されます。 このウィザードにいつでも戻って選択内容を変更することができます。 変更によって追加のレポートがアクティブ化された場合、結果を表示する前に、そのレポート用にアプリケーションを分析する必要があります。 同様に、変更によって既にアクティブであるレポート内で追加のアルゴリズムがアクティブ化された場合、そのレポート用にアプリケーションを再分析する必要があります。

モジュール構成ウィザードを開くには

  • メニューから、[Configure][Modules][Wizard]の順に選択します。
注:
  • このウィザードで加えた変更は、AppDNAデータベース全体に影響し、したがってこのデータベースを使用するすべてのユーザーに影響します。
  • このウィザードを実行した後、レポートの構成をさらに調整することができます。たとえば、使用している環境に関係のないオプション機能との互換性をテストするアルゴリズムをオフにすることができます。 詳しくは、「アルゴリズムの構成」を参照してください。

Desktop compatibility

このページでは、Windowsデスクトップ移行プロジェクト用にAppDNAを構成します。

My enterprise is working on a Windows desktop migration project – Windowsデスクトップ移行プロジェクトを計画または実施している場合は、このオプションを選択し、さらに次のオプションを選択します。

  • From – 移行元のオペレーティングシステムを選択します(複数のオペレーティングシステムを選択できます)。 このオペレーティングシステムを、従来のオペレーティングシステムと呼びます。

    レポートアルゴリズムの中には、従来のオペレーティングシステムに存在し、対象のオペレーティングシステムには存在しない機能への依存性についてアプリケーションをテストするものがあります。 この種のアルゴリズムのうち、ここで選択したWindowsの従来バージョンに関係のあるアルゴリズムはアクティブ化され、そのほかのアルゴリズムは非アクティブ化されます。 これらのアルゴリズムは、Obsolete componentsアルゴリズムグループに含まれています。

  • To – 次の1つまたは複数を選択します。
    • Windows 7 – Windows 7に移行する場合は、このオプションを選択します。 これにより、Windows 7のレポートがアクティブ化されます。
    • Windows 8/8.1 – Windows 8または8.1との互換性についてアプリケーションをテストする場合は、このオプションを選択します。 これにより、Windows 8/8.1のレポートがアクティブ化されます。
  • We use English versions of Windows only – 英語以外の言語バージョンのWindowsを使用する場合は、完全にローカライズされているか、複数言語ユーザーインターフェイス(Multilingual User Interface:MUI)であるかにかかわらず、このチェックボックスをオフにします (これらの用語について詳しくは、以下を参照してください)。

My enterprise is not working on a Windows desktop migration project at this time – Windowsデスクトップ移行に関する情報が不要である場合は、このオプションを選択します。

Desktop language compatibility

注:このページは、[Desktop compatibility]ページで[We use English versions of Windows only]チェックボックスをオフにした場合にのみ表示されます。

Microsoftでは、Windowsの各言語バージョンを処理するための2つのアプローチを用意しています。

  • Fully localized – このアプローチでは、フォルダー、ファイル、およびオブジェクトの名前がNTFS(New Technology File System)レベルで翻訳され、組み込みのユーザーアカウントも翻訳されます。 さらに、ユーザーインターフェイスのメニュー、ダイアログボックスなどの要素も完全に翻訳されます。
  • Multilingual user interface (MUI) – このアプローチでは、英語バージョンまたはニュートラル言語バージョンのWindowsの上位に言語パックがインストールされます。 これにより、完全に変換されたユーザーインターフェイスが提供されますが、フォルダー、ファイル、オブジェクト、または組み込みアカウント名は翻訳されません。

Windows 7とWindows 8のレポートには、フランス語およびドイツ語でローカライズされたバージョンのWindowsへの依存性についてアプリケーションをテストするアルゴリズムが含まれています。これらのレポートは、アプリケーションを英語またはそのほかの言語でローカライズされたバージョンで実行する場合や、完全ローカライズアプローチからMUIアプローチに移行する場合に問題となることがあります。

From – 移行前の言語処理アプローチを選択します。

To – 移行後の言語処理アプローチを選択します。

このセクションでの選択に基づいて、Globalization issuesアルゴリズムグループのアルゴリズムが構成されます。

Server compatibility

このページでは、Windowsサーバー移行プロジェクト用にAppDNAを構成します。

My enterprise is working on a Windows server migration project – Windowsサーバー移行プロジェクトを計画または実施している場合は、このオプションを選択し、さらに次のオプションを選択します。

  • From – 移行元のオペレーティングシステムを選択します(複数のオペレーティングシステムを選択できます)。

    レポートアルゴリズムの中には、従来のオペレーティングシステムに存在し、対象のオペレーティングシステムには存在しない機能についてアプリケーションをテストするものがあります。 この種のアルゴリズムのうち、ここで選択したWindowsの従来バージョンに関係のあるアルゴリズムはアクティブ化され、そのほかのアルゴリズムは非アクティブ化されます。 これらのアルゴリズムは、Obsolete componentsアルゴリズムグループに含まれています。

  • To – 次の1つまたは複数を選択します。
    • Windows Server 2008 R2 – Windows Server 2008 R2に移行する場合は、このオプションを選択します。 これにより、Windows Server 2008 R2のレポートがアクティブ化されます。
    • Windows Server 2012/2012 R2 – Window Server 2012レポートを使用してWindows 2012についてアプリケーションをテストする場合は、このオプションを選択します。 これにより、Windows 2012のレポートがアクティブ化されます。
  • Report for a Server Core build – Server Core展開についてアプリケーションをテストする場合は、このチェックボックスをオンにします。 Server Coreは、機能が限定され、保守作業が少なくて済む最小限の環境を提供します。 このオプションでは、使用できないグラフィカル機能と対話するなどの理由により、Server Coreビルドで実行した場合に問題を発生させる可能性があるアプリケーションを検出するアルゴリズムがアクティブ化されます。

My enterprise is not working on a Windows server migration project at this time – Windowsサーバー移行プロジェクトに関する情報が不要である場合は、このオプションを選択します。

Application virtualization

注:このページは、仮想化機能(App-V互換性分析)のライセンスを保持している場合にのみ表示されます。

このページでは、App-Vアプリケーション仮想化プロジェクト用にAppDNAを構成します。

My enterprise is working on an application virtualization project – アプリケーション仮想化プロジェクトを計画または実施している場合は、このオプションを選択します。 さらに、アプリケーションのテストの対象となるApp-Vのバージョンを選択します。 選択したApp-Vのバージョンに関係のないアルゴリズムはオフになります。

My enterprise is not working on an application virtualization project at this time – アプリケーション仮想化プロジェクトに関する情報が不要である場合は、このオプションを選択します。

Virtualization platform

注:このページは、前のページでアプリケーション仮想化技術を選択し、それ以前のページでデスクトッププラットフォームまたはサーバープラットフォームを選択していない場合にのみ表示されます。

App-Vの評価の対象となるWindowsプラットフォームを選択します。

Webブラウザー

このページでは、Firefox、Internet Explorer、およびCitrix WorxWebのすべての組み合わせの互換性についてWebアプリケーションをテストするようにAppDNAを構成します。

My enterprise is working on adopting new Web browsers – Firefox、Internet Explorer、またはWorxWebとの互換性についてWebアプリケーションをテストする場合は、このオプションを選択します。 さらに、Webアプリケーションのテストの対象となるブラウザーを選択します。

注:Firefoxは標準に基づくWebブラウザーであり、バージョン間の変化が小さい傾向にあるため、Firefoxのバージョンの指定を求めるメッセージが表示されることはありません。

My enterprise is not working on adopting new Web browsers at this time – Webアプリケーションをテストしない場合は、このオプションを選択します。

XenApp hosted

注:このページは、SBC機能のライセンスを保持している場合にのみ表示されます。
このページでは、データセンターでホストされるXenAppへの適応性についてアプリケーションをチェックするようにAppDNAを構成します。XenAppがデータセンターでホストされる場合、ユーザーのデバイスでアプリケーションが提供され、キー入力やマウス操作などのユーザー操作がデータセンター内のアプリケーションに中継されます。 潜在的に、多数のユーザーが各アプリケーションを同時に使用できます。 これにより、特定の課題が生じます。
重要:ほかのシステムからXenDesktop環境に移行する場合は、XenApp HostedレポートではなくXenDesktop導入ソリューションを使用することをお勧めします。 XenDesktop導入ソリューションでは、現在の環境に基づくXenDesktopとアプリケーションの互換性について、より完全な全体像が提供されます。 XenApp Hostedレポートでは、あるサーバープラットフォーム上で既に動作しているアプリケーションがXenAppでも動作するかどうかのみが示されます。

My enterprise is working on a XenApp hosted project – XenAppホストプロジェクトを計画または実施している場合は、このオプションを選択します。 さらに、アプリケーションのテストの対象となるXenAppのバージョンを選択します。

My enterprise is not working on a XenApp hosted project at this time – XenAppホストプロジェクトに関する情報が不要である場合は、このオプションを選択します。

[Configure]をクリックして変更を保存し、モジュールを構成します。