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Active DirectoryとConfiguration Managerのデータの統合

Jul 08, 2016

Active DirectoryとSystem Center Configuration Managerは、Microsoftの広く普及した2つのシステム管理ツールです。 これらのツールは、組織のインフラストラクチャと、展開されるアプリケーションに関する豊富な情報の源です。 このドキュメントでは、Active DirectoryまたはConfiguration Managerによって展開されるアプリケーションを管理対象アプリケーションと呼びます。

Active DirectoryおよびConfiguration ManagerからAppDNAに情報をロードできます。 これには複数の利点があります。

  • この展開情報を使用して、管理対象アプリケーションをAppDNAにインポートできます。
  • AppDNAの組織レポートを使用して、ユーザーおよびコンピューターのグループ、それらに関連付けられている管理対象アプリケーションの概要、そしてたとえばそれらのアプリケーションを新しいプラットフォームに展開する準備ができているかどうかについての情報を取得できます。
  • Forward Pathは、豊富な展開データを利用して、App-V用アプリケーションのシーケンス処理などの自動化されたタスクを実行できます。

次の図は、Active DirectoryおよびConfiguration ManagerのデータをAppDNAに統合する手順を示しています。 組織レポートで意味のあるデータを提供するには、3つの手順に従って作業する必要があります。 これらの手順およびオプションのAppDNAグループの作成手順については、見出しごとに分けて次に説明します。詳細なドキュメントへのリンクも示します。



Active DirectoryおよびConfiguration Managerのデータのロード

最初の手順は、Active DirectoryおよびConfiguration Managerのデータのロードです。 Active Directoryからデータをロードするときは、ロードする組織単位(OU)を選択すると、関連付けられているActive Directoryグループ、ユーザー、コンピューター、およびこれらのエンティティに展開されているアプリケーションの展開情報と共に、AppDNAのデータベースに自動的にロードされます。 Configuration Managerからデータをロードするときは、最後にデータをロードしてからのすべての変更を自動的にロードするか、またはロードするパッケージとアプリケーションを手動で選択するか(個別またはバッチ)を選択できます。 どちらのオプションを選択しても、AppDNAは、パッケージとアプリケーション、展開情報、および関連付けられているコレクション、ユーザー、コンピューターの詳細を抽出してロードします。



データはAppDNAから直接ロードできます。 または、スタンドアロンの抽出ツールと同期データを含む.zipファイルをダウンロードすることもできます。管理者はこれを使用してサーバー上のデータを抽出できます。 その後、結果をAppDNAにロードします。 スタンドアロンツールは、AppDNAとは別にActive DirectoryドメインコントローラーまたはConfiguration Managerサーバーで実行できるため便利です。

AppDNAにロードされた管理対象アプリケーションは、ほかのアプリケーションと同様に処理されます。 一部の画面では、Configuration Managerを使用して展開される場合でも、管理対象アプリケーションはパッケージと呼ばれます。

詳しくは、「Active DirectoryおよびConfiguration Managerのデータのロード」を参照してください。

管理対象アプリケーションのインポート

Active DirectoryおよびConfiguration Managerのデータをロードした後は、これらのツールを使用して展開されているアプリケーションをインポートできます。 この操作は[Managed Applications]画面で行います。ここには、Active DirectoryおよびConfiguration Managerによって管理されていて、展開情報がAppDNAデータベースに格納されている、すべてのアプリケーションが一覧表示されます。 インポートするアプリケーションを選択すると、[Import Applications]画面に転送されます。ここで、Active DirectoryまたはConfiguration Managerの展開情報(AppDNAではインストールと呼ばれます)を使用して、アプリケーションをインポートできます。

従来のConfiguration Managerパッケージまたはプログラムメカニズムを使用して展開するアプリケーションでは、インストールはConfiguration Managerプログラムを表します。 一般に、このように展開されたアプリケーションには複数のインストールがあります。 新しいConfiguration Manager 2012アプリケーションメカニズムを使用して展開されたアプリケーションでは、1つのインストールは展開の1つの種類に対応します。



詳しくは、「管理対象アプリケーションのインポート」を参照してください。

管理対象アプリケーションとAppDNA内に既にあるアプリケーションのリンク

管理対象アプリケーションを、AppDNAに既にインポートされているアプリケーションとリンクできます。 Configuration Managerでのデータの構成方法により、1つの管理対象アプリケーションに複数のインストールが存在する場合があります。 たとえば、Configuration Managerパッケージモデルを使用して展開されている1つの管理対象アプリケーションに対して、「Per-system attended」、「Per-system unattended」、「Per-user attended」、「Per-user unattended」と呼ばれるインストールが存在する可能性があります。これらのインストールはすべて同じインストールパッケージを参照します。 このような場合、同じ管理対象アプリケーションに関連しているすべてのインストールを、AppDNA内の同じアプリケーションにリンクできます。



詳しくは、「管理対象アプリケーションのリンク」を参照してください。

組織レポートの表示



上で説明した手順を完了し、AppDNAの標準分析手順を実行した後は、組織データを調査できます。 [Users and Computers]画面を使用して、組織単位、Active Directoryグループ、Configuration Managerコレクション、ユーザー、コンピューターなど、Active DirectoryおよびConfiguration Managerのエンティティを調査できます。 ここからは、たとえばユーザーのグループを選択し、それらに対して展開されている管理対象アプリケーションの状態を表示する概要レポートを閲覧できます。 これらのアプリケーションの標準AppDNAレポートビューにドリルダウンできます。

これにより、たとえば、主要部門のユーザーに展開されている管理対象アプリケーションの互換性状態を表示できます。

詳しくは、「[Users and Computers]画面の組織データ」を参照してください。

AppDNAグループの作成

オプションで、Active DirectoryおよびConfiguration Managerのグループ構造に基づいて、AppDNAグループを作成できます。 AppDNAグループはActive DirectoryおよびConfiguration Managerのグループ構造とは別の、異なるグループです。 AppDNAでは、グループを使用してアプリケーションを編成します。たとえば財務部門で使用する特殊なアプリケーションに関するレポートを、すばやく簡単に作成できます。



管理対象アプリケーションはActive DirectoryおよびConfiguration Managerのグループ構造に対して展開されるため、グループ構造に基づいてAppDNAグループを作成すると便利なことがよくあります。 これを行うと、それらの構造に関連付けられたアプリケーションが、新しいAppDNAグループに自動的に追加されます。 たとえば、Active DirectoryのFinanceグループに基づいてAppDNAグループを作成すると、そのグループに展開された管理対象アプリケーションが新しいAppDNAのFinanceグループに自動的に追加されます。

このようにしてAppDNAグループを作成すると、AppDNAでこれらのアプリケーションについて簡単にレポートできます。 Active Directoryグループ内のユーザーおよびコンピューターに展開されているすべてのアプリケーションの状態を示す組織レポートとは異なるビューを得られます。

たとえば、Active Directoryグループ「Finance」のユーザーが、Configuration Managerコレクション「All Users」にも含まれており、それに対してMicrosoft Officeアプリケーションが展開されているとします。 Financeグループの組織レポートを表示すると、Financeグループに展開されている特別な財務アプリケーションだけでなく、All Usersコレクションに展開されているMicrosoft Officeアプリケーションの状態もわかります。 一方、AppDNAのFinanceグループについての標準AppDNAレポートを表示すると、Active DirectoryのFinanceグループに展開された特別なアプリケーションだけが表示されます。

注:この後で新しいアプリケーションがActive DirectoryのFinanceグループに展開された場合、手動で更新しない限り、AppDNAグループには反映されません。

詳しくは、「Active DirectoryおよびConfiguration Managerコレクションによるグループの作成」を参照してください。