Product Documentation

Effort Calculator

Jul 08, 2016

AppDNA Effort Calculatorを使用して、ポートフォリオを新しいプラットフォームに移行するために必要な時間、費用、および作業を見積もります。たとえば、5人が6か月間、50万ドルかけて作業する必要がある、ということがわかります。 Effort Calculatorでは多くの変数を使用します。たとえば、テスト担当者1日あたりの費用、1日の作業時間、所与の複雑度のアプリケーションのテストにかかる時間を変数に定義します。 組織の特性を反映するように変数を構成できます。 費用とアプリケーションの修復にかかる時間、そしてAppDNAで提供できる省力の見込みの詳細な内訳が作成されます。

Effort Calculatorを開くには、サイドバーで[Reports: Applications][Effort Calculator]の順に選択します。

Effort Calculatorは、次の手順で使用します。

  1. レポートの選択
  2. 変数の構成と結果の表示
  3. 結果のエクスポート

1.レポートの選択

Effort Calculatorの最初の手順では、作業を見積もるプロジェクトを表すレポートを選択します。 たとえば、Windows 7の移行プロジェクトに必要な作業を見積もる場合は、Windows 7レポートを選択します。 使用できるレポートが画面の左側に一覧表示されます。

レポートを選択すると、そのレポートに対して分析済みの、現在選択されているアプリケーションの全体的な状態の概要が画面右側に表示されます。

選択されているアプリケーションを変更するには、ツールバー右側の[Change Selection]をクリックします。 [Application List]でアプリケーションを選択し、[Select]をクリックして適用します。

注:
  • Effort Calculatorでは、未分析または古い(再分析が必要な)アプリケーションは無視されます。 これにより、選択したアプリケーションの数と表示されるアプリケーションの数に明確な差異が生じる可能性があります。 たとえば、10個のアプリケーションを選択しても、選択したレポートに対してそのうちの8つしか分析されていない場合、Effort Calculatorにはアプリケーションの合計数が8と表示されます。
  • グループを選択し、そのグループに未分析または古いアプリケーションが含まれている場合、グループ名がアスタリスク(*)付きで表示されます。

[Next]をクリックして次の手順に移ります。

2.変数の構成と結果の表示

Effort Calculatorのメイン画面に、ポートフォリオ内の、修復内容が判明しているアプリケーションの修復に必要な作業の見積もりと、追加のテストが必要なアプリケーション、または例外として扱う必要があるアプリケーションが強調して表示されます。 修復できない場合は、アプリケーションは例外とみなされます。 これは、アプリケーションの再開発か使用停止が必要な可能性があるということを意味します。

概要には次の2つの円グラフが表示されます。

  • Before remediation – 左側の円グラフはアプリケーションの現在の状態を示します。
  • After remediation – 右側の円グラフは修復手順の完了後のアプリケーションの想定される状態を示します。 たとえば、アプリケーションの現在の状態が黄色で修復オプションがある場合は、通常、修復後RAGは緑です。これは、アプリケーションはユーザー承認テストの準備ができていることを示します。 ただし、標準RAGが赤で修復オプションがアプリケーションの再開発のみである場合は、修復後RAGも赤になり、複雑な開発および/または置き換えが必要であることを示します。 Effort Calculatorでは、これらのアプリケーションは簡単に解決できる問題の範囲にないため、例外とみなされます。 黄色の修復後RAGは、そのアプリケーションが緑色のアクション後RAGを持つアプリケーションよりも多くのテストを必要とすることを示します。

概要の下に4つのタブがあります。

  • Variables – 計算に使用されるさまざまな変数が表示されます。 これらの変数は組織のニーズに合わせて構成することができます。 いくつかの変数については、次の表を参照してください。
    変数説明
    Number of applications in the full portfolioデフォルトではインポート済みのアプリケーションの数が適用されます。 この数を増やして、実際のアプリケーションポートフォリオの規模を反映させることができます。 AppDNAでは、このサンプル結果に基づいてポートフォリオ全体の移行に必要なアクションが推定されます。
    Currency国際通貨コードの一覧については、http://www.xe.com/iso4217.phpを参照してください。
    Smoke testing time最初のインストールおよびテストの実行に必要な時間(1時間単位)で、一般的に「スモークテスト」と呼ばれます。 通常、これは綿密なテストではありません。
    • デフォルト値:8 - 外部のグループまたはプロセスに依存関係がない、初めのテスト段階を完了するまでの平均時間です。
    • 代替値A:24 - エンタープライズ特有のプロセスを考慮に入れた値です。 たとえば、スモークテストにアプリケーション認証のプロセスの一部が含まれ、インストール、文書化、および初めのテストについて、アプリケーション所有者から情報を収集するための時間を割り当てる場合です。
    • 代替値B:4 - インストールを自動化し、実行スクリプトでごく基本的な機能のみをテストする、軽いスモークテストを行う場合の値です。
    Applications that are expected to have issues問題が生じることが予想されるアプリケーションの数で、ポートフォリオ全体に対する割合で示されます。 デフォルト値は、専門家の試算から技術関与を通じたフィードバックまで、さまざまな市場のデータから導き出されたものです。 この値は、エンタープライズ環境固有のプロセスやアプリケーションの準備状態により異なります。
    Applications that are expected to be exceptions修復不能なアプリケーション(または修復しないことが決定されたアプリケーション)の割合です。 アプリケーションポートフォリオの経過年数に応じて、この変数は大いに変化する可能性があります。 通常、古いポートフォリオでは非互換アプリケーションの割合が大きくなります。
    • デフォルト値:10% - アプリケーションの経験的な合理化データに基づき、エンタープライズの発揮する主導権に応じて、使用を停止するアプリケーションの割合は10%から30%の間になります。 多くの場合、アプリケーションの非互換性は使用停止を判断する基本要因になります。 ポートフォリオの経過年数のような変数が不明な場合は、デフォルト値を使用してください。
    • 代替値A:35% - アプリケーションの製品寿命に関するエンタープライズ固有の規則により、デスクトップの移行と更新に伴い、アプリケーションの使用停止が積極的に求められる場合があります。
    • 代替値B:5% - エンタープライズ固有の規則により、サポートに必要なプラットフォームの混在状況にかかわらず、すべてのアプリケーションを移行する保証が求められる場合もあります。
    Time to identify the cause of a failure and resolve itAppDNAを使用せずに問題を特定してそれを解決するためにかかる時間(1時間単位)で、アプリケーションごとに見積もられます。
    • デフォルト値:24 - 外部との依存関係がない、アプリケーションのテストと修復の典型的な手動プロセスにかかる平均時間です。 テストと修復を1か所から行います。
    • 代替値:60 - エンタープライズ固有の追加のプロセスを考慮に入れる場合の平均時間です。追加のプロセスには、インストールに関するアプリケーション所有者からの情報収集、アプリケーションを組み合わせた綿密なテスト、ベースラインからゴールドイメージまで各バージョンをすべて確認する、アプリケーション対OSイメージのテストなどが考えられます。
    Staging time移行先の環境にアプリケーションをインストールして動作していることを検証するまでの平均時間(1時間単位)です。
    Size of remediation teamこれはアプリケーションポートフォリオのサイズによって左右されます。 典型的な場合では、250個のアプリケーションに対して1人の修復スペシャリストを配置します。
    Size of testing/staging teamこれはアプリケーションポートフォリオのサイズによって左右されます。 典型的な場合では、100個のアプリケーションに対して1人のテスト/セットアップ要員を配置します。
    Remediation time

    行はアプリケーションの複雑度を表します。 アプリケーションの複雑度は、ファイルとレジストリエントリの数によって計測されます。 構成可能なしきい値によって、アプリケーションの複雑度を単純、標準、または複雑に定義します。 しきい値は[Reporting Settings]で構成できます。 詳しくは、「レポート設定」を参照してください。

    列は修復の難易度を表します。 AppDNAでは、分析処理中に発見的アルゴリズムを実行することにより、アプリケーション内の問題を特定します。 各アルゴリズムにより特有の問題が特定され、その問題を軽減するために推奨される修復アクションが提示されます。 これらのアクションに関連する作業の難易度は、容易、中度、困難に分類されます。 1つのアプリケーションの全体的な修復作業は、アプリケーションがトリガーするアルゴリズムに関連付けられている、最も高度な作業に基づいて決定されます。 [Algorithm Groups]画面で修復アクションを構成することもできます。 詳しくは、「アルゴリズムの構成」を参照してください。

  • Results worksheet – 修復の種類(容易、中度、および困難)およびアプリケーションの複雑度別のアプリケーションの内訳と、それらの修復とテストにかかる時間が表示されます。
  • Effort estimation with AppDNA – AppDNAを使用する場合のプロジェクトの総費用の見積もりが表示されます。
  • Effort estimation without AppDNA – AppDNAを使用しない場合のプロジェクトの総費用の見積もりが表示されます。

3.結果のエクスポート

Effort Calculatorのすべての実行結果(説明の情報も含む)をWord文書にエクスポートできます。 これを行うにはAppDNAクライアントがインストールされているコンピューターにMicrosoft Wordをインストールする必要があります。

このレポートをエクスポートするには、メインツールバーの[Export]をクリックします。 しばらくするとMicrosoft Wordが開き、エクスポートされたレポートが表示されます。

変数のエクスポート

Effort Calculatorの変数は、後でインポートするためにXMLファイルとしてエクスポートできます。 これにより、異なるシナリオを簡単に比較できます。

Effort Calculatorの設定をエクスポートするには

  1. AppDNAのメニューで、[Administration][Action Administration]の順に選択します。
  2. [Action Administration]画面のツールバーで、[Export Action Settings]をクリックします。
  3. [Save As]ダイアログボックスで、ファイルに適切な名前を付けて、適切な場所に保存します。

設定をインポートするには

  1. AppDNAのメニューで、[Administration][Action Administration]の順に選択します。
  2. [Action Administration]画面のツールバーで、[Import Action Settings]をクリックします。
  3. [Open]ダイアログボックスで、前にエクスポートしたファイルに移動します。
  4. [OK]をクリックします。