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このリリースについて

Feb 04, 2016

XenAppおよびXenDesktopからMicrosoft Lyncクライアントを配信するには、以下の2つの方法があります。

  • Citrix Receiver for WindowsでフルサポートされるMicrosoft Lync 2013 VDIプラグイン(メディアエンジン)を使用する。
  • Citrix HDX RealTime Optimization Pack for Microsoft Lyncを使用する。

WindowsデバイスでLync 2013を使用する場合は、Microsoft Lync VDIプラグインを使用することをお勧めします。この解決策について詳しくは、https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj204683.aspxおよびhttp://support.citrix.com/article/CTX138408を参照してください。

HDX RealTime Optimization Pack for Microsoft Lyncでは、XenDesktopおよびXenApp環境でMicrosoft Lyncのリアルタイムオーディオ/ビデオ会議やUSBまたはボイスオーバーIPの企業向け電話に対応する高度にスケーラブルなソリューションをLinux、Mac、およびWindowデバイスのユーザーに提供します。HDX RealTime Optimization Packは既存のMicrosoft Lyncインフラストラクチャを活用し、デバイスでネイティブに動作するほかのMicrosoft Lyncエンドポイントと連動します。

HDX RealTime Optimization Packには、クライアント用のコンポーネントとサーバー用のコンポーネントが含まれています。

  • クライアントコンポーネントのHDX RealTime Media Engineはエンドポイントデバイス上のReceiverと統合され、シグナルやメディアのすべての処理をユーザーデバイス側で実行します。これにより、サーバーの負荷を軽減してスケーラビリティを最大化し、ネットワーク帯域幅の消費を最小化してオーディオ/ビデオ品質を最適化します。
  • サーバー(および仮想デスクトップ)コンポーネントのHDX RealTime Connector for Microsoft LyncはMicrosoft Lyncクライアントのコネクタで、エンドポイントのRealTime Media Engineを駆動します。このRealTime Connectorは仮想サーバー環境でMicrosoft Lyncと一緒に動作し、ユーザーデバイス上で動作するRealTime Media EngineとCitrix ICA仮想チャネルを介してシグナル情報を通信します。

機能の概要

HDX RealTime Optimization Pack for Microsoft Lync 1.6は、Microsoft Lyncと組み合わせて使用することで鮮明で高品位なビデオ通話機能を提供します。ユーザーは、ほかのLyncユーザーやほかの標準ベースのビデオデスクトップおよび会議室Multipoint Control Unit(MCU)システムとの、音声/ビデオ通話またはオーディオのみを使った音声通話にシームレスに参加できます。すべてのオーディオ/ビデオ処理はサーバーではなくエンドユーザーデバイスまたは端末側で行われるため、サーバーのスケーラビリティを損なうことなく通話品質を最適化できます。

HDX RealTime Optimization Pack for Microsoft Lyncにより、XenAppおよびXenDesktop環境に以下の機能が提供されます。

  • Windows、Linux、およびMacintoshデバイス上でのLyncのオーディオ/ビデオ通話が最適化されます。
  • Lync 2010クライアントがサポートされます。
  • Lync Server 2013、Lync Server 2010、およびLync Online(Office 365)がサポートされます。
  • Lyncの連絡先リストおよび会話ウィンドウから発信できます。
  • 最適化されたビデオを表示する通話ウィンドウが別に開き、通話を制御(保留、転送、通話終了など)できます。
  • ピアツーピアおよびマルチパーティ通話がサポートされます。
  • Microsoft社独自のRT-Audioコーデックがサポートされます。さらに、3kHzから14kHz(ウルトラワイドバンド)までの音声通話で、業界標準のG.771、G.722、G.722.1、およびG722.1cがサポートされます。
  • ビデオコーデックとして、RT-Video、H.264、H.263、H.263+、およびH.263++がサポートされます。ビデオ通話レートは128kb/秒から2048kb/秒です。また、すべてのビデオは最大30fps(使用するWebカメラに依存)でエンコードされ、RTPまたはTCP上で転送されます。
  • HDがサポートされ、WindowsおよびLinuxクライアントデバイスでは以下のビデオ解像度がサポートされます。
    • 720P30(1280×720ピクセル)
    • 4CIF解像度(704×576ピクセル)
    • VGA解像度(640×480ピクセル)
    • CIF解像度(352×288ピクセル)
    • SIF(352×240ピクセル)
    • QCIF解像度(176×144ピクセル)またはQSIF(176×120ピクセル)
  • アダプティブジッターバッファー、パケット損失補間(Packet Loss Concealment)、コールレートアダプテーションなどの機能により、QoE(Quality-of-Experience)が最適化されます。
  • ユーザーデバイス側にHDX RealTime Media Engineがインストールされていない場合は、サーバー側でメディア処理(汎用的なHDX RealTime)が行われます。
  • WindowsおよびLinuxデバイスでは、Lync対応のUSB電話とヘッドセットがサポートされます。
  • Windowsデバイス内蔵のものを含め、多くのWebカメラがサポートされます。

新機能

  • Active Directoryフェデレーションサービス(ADFS)とRealTime Connector 1.6およびRealTime Media Engine 1.6または1.5を使用したLync Online(Office 365でホストされるLync)がサポートされます。AD FSを使用すると、MicrosoftクラウドでLyncのユーザーアカウントを管理する必要がなくなります。
  • Linuxエンドポイント上のLync対応のUSB電話がサポートされます。
  • 以下の下位互換性がサポートされます。
    • RealTime Media Engine 1.5とRealTime Connector 1.6との組み合わせのサポート。既にRealTime Media Engine 1.5システムが使用されている環境にRealTime Connector 1.6システムを段階的に展開できます。
      注:Lync OnlineとADFSとの統合機能を使用するには、RealTime Connector 1.6をインストールする必要があります(RealTime Media EngineはVersion 1.5でも1.6でも構いません)。また、Linux USB HIDデバイスの表示をサポートするには、Linux RealTime Media Engine 1.6をインストールする必要があります(RealTime ConnectorはVersion 1.5でも1.6でも構いません)。
    • Macプラットフォーム用のRealTime Media Engine 1.6はありませんが、RealTime Media Engine 1.5はRealTime Connector 1.6でも完全にサポートされています。このリリースでは、MacプラットフォームでのLync USB電話のサポートは提供されていません。

Version 1.6の制限事項

HDX RealTime Optimization Pack for Lyncでサポートされていない以下の機能については、汎用的なHDX RealTimeテクノロジ、ローカルアプリケーションアクセス機能、またはMicrosoft Lync 2013 VDIプラグインを使用してLyncクライアントを配信することをお勧めします。

  • 着信転送/同時呼び出し
  • コールパーク/ピックアップ
  • 参加者のドラッグアンドドロップ
  • 応答グループインジケーター
  • マルチビュービデオ(「ギャラリービュー」)
  • 委任機能
  • エージェントの匿名性
  • 不在着信のボイスメール通知
  • 録音

XenAppおよびXenDesktopからLyncクライアントを配信するそのほかの方法については、http://support.citrix.com/article/CTX200279を参照してください。