ライセンスサーバー

ライセンスサーバーとは、ライセンスの格納および管理を行うコンピューターを指し、ほかの機能と兼用したり、ライセンスサーバー専用として動作したりできます。デバイスに接続しようとすると、Citrix製品はライセンスサーバーにライセンスを要求します。Citrix製品の各環境では、少なくとも1つのライセンスサーバーが動作している必要があります。Citrix製品が動作するサーバーがライセンスサーバーと通信し、必要なライセンスを取得します。

ユーザーがCitrix製品に接続すると、ライセンスサーバーからライセンスが取得されます。つまり、Citrix製品がユーザーやクライアントデバイスからの接続を受け入れるためのライセンスを、ライセンスサーバーに要求します。ライセンスがチェックアウトされると、ライセンスの種類とエディションに基づいて製品の機能にアクセスできます。

注:

Citrix ADCおよびCitrix Gatewayは、Citrixライセンスサーバーからライセンスを取得しません。製品固有のライセンスについて詳しくは、「製品固有のライセンス情報」を参照してください。

次の画像は、Citrix製品、ライセンスサーバー、Citrix Licensing Manager、およびコンソールのワークフローを示します:

  • 1- ユーザーデバイスがCitrix製品に接続します。
  • 2- Citrix製品がライセンスサーバーにユーザーやクライアントデバイスのライセンスのチェックアウトを要求します。
  • 3- Citrix Licensing Managerは、ライセンスサーバーの管理に使用される管理Webインターフェイスです。
  • 4- コンソール(StudioやDirectorなど)は、ライセンスサーバーに接続して、ライセンスの使用を監視できます。アラートやその他のライセンス構成について参照してください。

ライセンスサーバーの概要

製品の展開環境の規模により、ライセンスサーバーとほかの製品サーバーを1つのコンピューターで兼用したり、専用のライセンスサーバーや複数のライセンスサーバーを運用したりできます。詳しくは、「ライセンスの最適化」を参照してください。

ライセンスファイルは、ライセンスする製品に関連したライセンスサーバーに必要です。製品はその特定のライセンスサーバーと通信できるよう構成する必要があります。Citrix Licensing Managerは、ライセンスサーバー上のCitrixライセンスを管理し、監視するためのユーザーインターフェイスです。この管理コンソールでは、ライセンスの使用状況やアラートを確認したり、ライセンスファイルをインポートしたり、使用履歴レポートを作成したり、ライセンスサーバーの設定を管理したりできます。

関連項目

ライセンスサーバー