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BIOS埋め込み型のブートストラップの構成

Jul 14, 2016

このOEM特有の機能により、エンドユーザーはProvisioning Servicesの構成があらかじめ組み込まれたシステムを使用できます。これにより、最小限の労力をかけるだけでProvisioning Servicesが有効な環境を展開することができます。 この機能は、従来のPXEによる起動の代替方法になります。

このソリューションの一部として、ターゲットデバイスのBIOSに工場でブートストラップが埋め込まれています。 製品のライセンスキーもあらかじめデバイスに構成されています。

BIOS埋め込み型のブートストラップ機能を出荷時の構成のまま自動的に機能させるには、対象のネットワークが次のサービスをサポートしている必要があります。

  • DHCPサーバーが、ターゲットデバイスのIPアドレス、サブネットマスク、およびゲートウェイのアドレスを提供できる。 さらに、DHCPサーバーがクライアントのデフォルトのDNSサーバーを提供する必要があります。
  • DNSサーバーがネットワーク上でアクティブになっている。
  • という名前を各Provisioning ServicesサーバーのアクティブなIPアドレスに解決するDNSエントリが定義されている。 ターゲットデバイスはこのDNSエントリを使用してアクティブなサーバーを検索します。

BIOS埋め込み型のブートストラップを使用してターゲットデバイスを起動する場合、構成設定はデバイスのBIOSから取得されます。 これらのBIOS設定に、DHCPをDNSと共に使用してIPアドレスとサーバーの情報を参照する(動的)か、BIOSに指定されている最大4台のサーバーのIPアドレスを使用する(静的)ことを指定できます。

初めてターゲットデバイスが起動するとき、BIOSから製品のライセンスキーと構成情報を読み取り、Stream Serviceを検索し、デバイス登録メッセージをサーバーに送信します。 このメッセージには、デバイスコレクションのテンプレートから継承される情報のほかに、デバイスをProvisioning Servicesデータベースに追加するために必要な情報が含まれます。

BIOS埋め込み型のブートストラップの構成

追加設定をしなくてもブートストラップが機能するように、BIOS埋め込み型のブートストラップは工場で構成済みです。 Provisioning Servicesの管理者が設定を変更する必要がある場合は、コンソールでBIOSブートストラップの構成機能を使用します。 構成変更は、次にターゲットデバイスが起動するときに自動的に更新されます。 ただし、新しい設定と異なるBIOS設定のみが更新されます。

注意

ターゲットデバイスがProvisioning Servicesサーバーと初期通信を行うには、BIOSに十分な情報が格納されている必要があります。

[全般]タブ

  1. コンソールでProvisioning Servicesサーバーを右クリックし、[BIOSブートストラップの構成]を選択します。 [ブートストラップの構成]ダイアログボックスが開きます。
  2. ターゲットデバイスがこのサーバーに接続したときにBIOS設定を自動的に更新するには、[全般]タブの[ターゲットデバイスのBIOSをこれらの設定で自動的に更新する]チェックボックスをオンにします。 次にターゲットデバイスが起動したときに、これらの設定が自動的に適用されます。

[ターゲットデバイスのIP]タブ

  1. [BIOSブートストラップの構成]ダイアログボックスの[ターゲットデバイスのIP]タブをクリックします。
  2. ターゲットデバイスのIPアドレスの取得に使用する方法を次の中から選択します。
    • DHCPを使用してターゲットデバイスのIPアドレスを取得する:デフォルトの方法です。
    • ターゲットデバイスの静的IPアドレスを使用する:この方法を選択するには、プライマリおよびセカンダリDNSサーバーとドメインを指定する必要があります。

[サーバー参照]タブ

  1. [サーバー参照]タブで、起動元になるProvisioning Servicesサーバーをターゲットデバイスが検索する方法を選択します。
    • DNSを使用してサーバーを検索する

      DNSを使用してサーバーを検索する場合は、このオプションをクリックします。 [ホスト名]ボックスにホスト名が表示されます。

      注:DNSを使用する場合は、DNSサーバーでサーバーの名前とIPアドレスを解決できる必要があります。
    • 特定のサーバーを使用する

      Provisioning Servicesサーバーのデータを手作業で入力する場合は、このオプションを選択します。 この情報がまだ未入力の場合は、データは表示されません。 データベース内のすべてのサーバーをすばやく一覧表示するには、[データベースから読み取る]をクリックします。

      情報を変更または新しく入力するには、[編集]をクリックし[サーバーアドレス]ダイアログボックスに手作業で情報を入力します。

      注:[デフォルトにリセット]をクリックすると、ターゲットデバイスのBIOSの自動更新が無効になり、サーバー検索にDNSを使用することを示す確認メッセージが表示されます。

[オプション]タブ

  1. [オプション]タブで、次のネットワークオプションを設定します。
    • ターゲットデバイスの起動処理を監視する場合は、[詳細モード]チェックボックスをオンにします(オプション)。 これにより、ターゲットデバイスにシステムメッセージが表示されるようになります。
    • ターゲットデバイスが起動処理中に停止する場合は、[インタラプトセーフモード]チェックボックスをオンにします。
    • ブートストラップがより新しいWindowsオペレーティングシステムのバージョンで機能するようにするには、[拡張メモリのサポート]チェックボックスをオンにします。この設定はデフォルトで有効になっています。 PAE(Physical Address Extension:物理アドレス拡張)をサポートしない古いXPやWindows Serverの32ビット版で、またはターゲットデバイスが起動の早い段階で停止または不安定になる場合にのみ、この設定を無効にしてください。
  2. [ネットワーク復元方法]で次のどちらかをクリックします。
    • ネットワーク接続を復元する

      このオプションをクリックすると、ターゲットデバイスによるProvisioning Servicesサーバーへの接続復元が無制限に試行されます。

    • ハードドライブから再起動する

      このオプションをクリックすると、定義した秒数の間に通信が再確立されない場合、ターゲットデバイスによりハードウェアがリセットされ、強制的に再起動されます。 再起動の前に待機する秒数はユーザーが決定します。 ネットワーク接続を確立できないと想定し、ターゲットデバイスがサーバー接続に失敗します。そして、システムがローカルのハードドライブから再起動します。 デフォルトの秒数は50です。

    注:vDiskを含むパーティションがFATファイルシステムとしてフォーマットされている場合、パフォーマンスが最適ではなくなる可能性があるというメッセージが表示されます。 vDiskを含むパーティションはNTFSでフォーマットすることをお勧めします。 [ポート]ボックスのアドレスは変更しないでください。
    注意:すべての起動サービスは同じNIC(IPアドレス)で実行する必要があります。 ただし、Stream Serviceは別のNICで実行できます。 Stream Serviceは複数のIPアドレス(NIC)にバインドできます。
  3. 次のオプションを構成します。

    ログオンポーリングタイムアウト

    サーバーのポーリングの再試行間隔をミリ秒単位で入力します。 各サーバーに順番にログオン要求が送信されます。 最初に応答したサーバーが使用されます。 このタイムアウトで定義されるのは、使用できる単一のサーバーに初回ログオン要求を送信する頻度です。 このタイムアウトで定義されるのは、アクティブなサーバーの検索でサーバーからサーバーへラウンドロビンルーチンを切り替える速度です。 有効な範囲は1,000~60,000ミリ秒です。

    ログオン一般タイムアウト

    初回ログオンポーリングのタイムアウトを除く、ログオン関連のすべてのパケットのタイムアウトをミリ秒単位で入力します。 有効な範囲は1,000~60,000ミリ秒です。

  4. [OK]をクリックして変更を保存します。