アプリケーション配信の構成
XenDesktopやXenAppでアプリケーションをユーザーに配信するときは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、次のオプションについて検討します。
- Webアクセスモード - いずれの構成も行わない場合、Citrix Receiver for Windowsではアプリケーションおよびデスクトップへのブラウザーベースのアクセスが提供されます。Receiver for WebまたはWeb InterfaceサイトをWebブラウザーで開き、使用するアプリケーションを選択して実行できます。このモードでは、ユーザーのデスクトップにショートカットは置かれません。
- セルフサービスモード - StoreFrontアカウントをCitrix Receiver for Windowsに追加するか、StoreFrontサイトをポイントするようにCitrix Receiver for Windowsを構成して、「セルフサービスモード」を構成できます。このモードでは、Citrix Receiver for Windowsのユーザーインターフェイスを介してアプリケーションをサブスクライブできます。この拡張ユーザーエクスペリエンスはモバイルアプリケーションストアのものと同様です。セルフサービスモードでは、必要に応じて必須設定、自動プロビジョニング設定、お勧めのアプリケーションキーワード設定を構成できます。
注: Citrix Receiver for Windowsのデフォルトでは、[スタート]メニューに表示するアプリケーションを選択できます。
- アプリケーションショートカットのみのモード - Citrix Receiver for Windows管理者として、Citrix Receiver for Windows Enterpriseでするのと同じように、Citrix Receiver for Windowsでアプリケーションやデスクトップのショートカットを[スタート]メニューまたはデスクトップに直接配置するよう構成できます。新しい 「ショートカットのみ」 のモードにより、アプリケーションの検索で使い慣れたWindowsのナビゲーションスキーマ内で公開アプリケーションを見つけることができます。
XenAppおよびXenDesktop 7を使ったアプリケーション配信については、「デリバリーグループの作成」を参照してください。
注:デリバリーグループのアプリケーションにわかりやすい説明を入力します。Webアクセスまたはセルフサービスモードを使う場合、Citrix Receiver for Windowsのユーザーにはこの説明が表示されます。
NetScaler Gatewayストアの構成
グループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを使って、ネットワークのルーティング、プロキシサーバー、信頼されるサーバーの設定、ユーザーのルーティング、リモートユーザーデバイス、およびユーザーエクスペリエンスに関する規則を構成することをお勧めします。 ドメインポリシーおよびローカルコンピューターのポリシーでreceiver.admx/receiver.admlテンプレートファイルを使用することができます。ドメインポリシーの場合、グループポリシー管理コンソールを使ってテンプレートファイルをインポートします。これは、組織全体に存在する多くの異なるユーザーデバイスにCitrix Receiver for Windowsの設定を適用するのに非常に有用です。単一のユーザーデバイスの場合は、デバイス上のローカルのグループポリシーエディターを使ってテンプレートをインポートします。
グループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを使用してNetScaler Gatewayを追加または指定するには:
-
gpedit.mscを管理者として実行して、Citrix Receiverグループポリシーオブジェクト管理用テンプレートを開きます。
- 単一のコンピューターにポリシーを適用する場合は、[スタート]メニューから起動します。
- ドメインポリシーを適用する場合は、グループポリシー管理コンソールを使用して起動します。
-
[コンピューターの構成]ノードで、[管理用テンプレート]>[従来の管理用テンプレート(ADM)]>[Citrixコンポーネント]、[Citrix Receiver]>[StoreFront]の順に開き、[NetScaler Gateway URL\StoreFrontアカウント一覧]を選択します。
-
設定を編集します。
- [ストア名] - ストアの表示名を指定します。
- [ストアURL] - ストアのURLを指定します。
- [#Store name] - NetScaler Gatewayの後ろにあるストアの名前を指定します。
- [ストアの有効/無効] - ストアの状態をOnまたはOffで指定します。
- [ストアの説明] - ストアの説明を入力します。
-
NetScalerのURLを追加または指定します。URL名をセミコロンで区切って入力します:
次に例を示します:
HRStore; https://dtls.blrwinrx.com\#Store name;On; Store for HR staff
ここで、#Store nameはNetScaler Gatewayの後ろにあるストアの名前を、dtls.blrwinrx.comはNetScalerのURLを示します。GPOを使用してNetScaler Gatewayを追加してからCitrix Receiver for Windowsを起動すると、通知領域に以下のメッセージが表示されます。
制限事項:
- NetScalerのURLは先頭に入力し、その後にStoreFrontのURLを続ける必要があります。
- 複数のNetScaler URLを入力することはできません。
- NetScalerのURLが変更された場合、変更を有効にするにはCitrix Receiver for Windowsをリセットする必要があります。
- NetScaler GatewayのURLを上記の方法で構成した場合、NetScaler Gatewayの後ろにあるPNAサービスはサポートされません。
セルフサービスモードの構成
StoreFrontアカウントをCitrix Receiver for Windowsに追加するか、StoreFrontサイトをポイントするようにCitrix Receiver for Windowsを構成するだけで、「セルフサービスモード」 を構成できます。このモードでは、ユーザーはCitrix Receiver for Windowsのユーザーインターフェイスを介してアプリケーションをサブスクライブできます。この拡張ユーザーエクスペリエンスはモバイルアプリケーションストアのものと同様です。
注: Citrix Receiver for Windowsのデフォルトでは、ユーザーは[スタート]メニューに表示するアプリケーションを選択できます。
セルフサービスモードでは、必要に応じて必須設定、自動プロビジョニング設定、お勧めのアプリケーションキーワード設定を構成できます。
デリバリーグループアプリケーションの説明に、適切なキーワードを追加します:
- 個々のアプリケーションを必須にしてCitrix Receiver for Windowsから削除できないようにするには、アプリケーションの説明に「KEYWORDS:Mandatory」という文字列を追加します。ユーザーが必須アプリケーションをサブスクリプション解除するための削除オプションはありません。
- アプリケーションがストアのユーザー全員に自動的にサブスクライブされるようにするには、説明に「KEYWORDS:Auto」という文字列を追加します。ユーザーがストアにログオンすると、そのアプリケーションを手動でサブスクライブしなくても自動的にプロビジョニングされます。
- 説明に「KEYWORDS:Featured」という文字列を追加すると、そのアプリケーションがCitrix Receiverの[おすすめ]一覧に表示され、ユーザーがそのアプリケーションを見つけやすくなります。
グループポリシーオブジェクトテンプレートを使用したアプリケーションショートカットの場所のカスタマイズ
注
ストアを構成する前にグループポリシーに変更を加える必要があります。グループポリシーをカスタマイズする場合には、Citrix Receiverをリセットしてからグループポリシーを構成し、その後ストアを再構成する必要があります。
管理者として、グループポリシーを使ってショートカットを構成できます。
- 単一のコンピューターにポリシーを適用する場合に[スタート]メニューからgpedit.mscを実行して、またはドメインポリシーを適用する場合にグループポリシー管理コンソールを使用して、グループポリシーエディターを開きます。
- グループポリシーエディターで[管理用テンプレート]を選択します。
- [操作]メニューの[テンプレートの追加と削除]を選択します。
- [追加]を選択し、ReceiverのConfigurationフォルダーを参照してからreceiver.admx(またはreceiver.adml)を選択します。
- [開く]をクリックしてテンプレートを追加し、[閉じる]をクリックしてグループポリシーエディターのメインウィンドウに戻ります。
- グループポリシーエディターで、[管理用テンプレート]>[従来の管理用テンプレート(ADM)]>[Citrixコンポーネント]>[Citrix Receiver]>[Self Service]の順に開きます。
- [SelfServiceModeを管理します]を選択し、セルフサービスモードのReceiverユーザーインターフェイスを有効または無効にします。
-
[アプリのショートカットを管理します]を選択して、次のことを有効または無効にします。
- デスクトップ上のショートカット
- [スタート]メニューのショートカット
- デスクトップのディレクトリ
- [スタート]メニューのディレクトリ
- ショートカットのカテゴリパス
- ログオフ時にアプリケーションを削除
- 終了時にアプリケーションを削除
- [ユーザーにアカウントの追加/削除を許可します]を選択して、1つまたは複数のアカウントを追加または削除する権限をユーザーに付与します。
アプリケーションショートカットをカスタマイズするためのStoreFrontアカウント設定の使用
[スタート]メニュー内およびデスクトップ上のショートカットをStoreFrontサイトからセットアップできます。C:\inetpub\wwwroot\Citrix\Roamingにあるweb.configファイルの <annotatedServices> セクションに次の設定を追加できます。
- デスクトップ上にショートカットを置くには、PutShortcutsOnDesktopを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはfalse)。
- [スタート]メニュー内にショートカットを置くには、PutShortcutsInStartMenuを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはtrue)。
- [スタート]メニュー内のカテゴリパスを使用するには、UseCategoryAsStartMenuPathを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはtrue)。
注:Windows 8/8.1およびWindows 10では、[スタート]メニュー内には階層分けされたフォルダーを作成できません。アプリケーションは個々に、またはXexAppで定義されたカテゴリサブフォルダー内ではないルートフォルダーの下に表示されます。
- [スタート]メニュー内のすべてのショートカットを単一のフォルダー内に置くには、StartMenuDirを使用します。設定:文字列値、ショートカットが書き込まれるフォルダーの名前になります。
- 管理者により変更されたアプリケーションが再インストールされるようにする(変更アプリケーションの自動再インストール機能)には、AutoReinstallModifiedAppsを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはtrue)。
- デスクトップ上のすべてのショートカットを単一のフォルダー内に置くには、DesktopDirを使用します。設定:文字列値、ショートカットが書き込まれるフォルダーの名前になります。
- クライアントの’add/remove programs’でエントリを作成しないようにするには、DontCreateAddRemoveEntryを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはfalse)。
- 以前にはストアから実行できたけど今はもう実行できないアプリケーションのショートカットやReceiverアイコンを削除するには、SilentlyUninstallRemovedResourcesを使用します。設定:”true”または”false”(デフォルトはfalse)。
web.configファイルで、アカウントのXMLセクションに変更を追加する必要があります。次の開始タグを検索し、このセクションに移動します。
<account id=… name=”Store”
このセクションは、</account>タグで終わります。
このタグ内にある、次のような最初のプロパティセクションに移動します。
<properties> <clear /> </properties>
このセクションの<clear />タグの後ろにプロパティを追加できます。1行ごとに名前と値を記述します。次に例を示します:
<property name=”PutShortcutsOnDesktop” value=”True” />
注:<clear />タグの前に追加されたプロパティの要素は、無効になることがあります。プロパティ名と値の追加が任意の場合は、<clear />タグを削除します。
プロパティの追加例:
<properties> <property name=”PutShortcutsOnDesktop” value=”True” /> <property name=”DesktopDir” value=”Citrix Applications” />
重要
複数サーバーによる展開環境では、複数のサーバー上で同時にサーバーグループの構成を変更しないでください。展開内のほかのサーバー上でCitrix StoreFront管理コンソールを同時に実行していないことを確認してください。完了したら、構成の変更をサーバーグループに反映し、展開内のほかのサーバーをアップデートします。
XenAppおよびXenDesktop 7.xのアプリケーションごとの設定を使ったアプリケーションショートカットの場所のカスタマイズ
アプリケーションおよびデスクトップショートカットを[スタート]メニュー内に直接またはデスクトップ上に自動的に配置するよう、Citrix Receiverを構成できます。この機能は、以前にリリースされたバージョンのCitrix Receiverの機能と似ていますが、バージョン4.2.100ではXenAppを使ってアプリケーション設定ごとにアプリケーションショートカットの配置を制御できる機能が導入されています。この機能は、終始一貫した場所に表示する必要がある一部のアプリケーションが存在する環境で有用です。
ショートカットの場所を指定して、すべてのユーザーが同じ場所でそれにアクセスできるようにするには、XenAppのアプリケーションごとの設定を使用します。
セルフサービスモードか、または[スタート]メニューモードかには関係なく、アプリケーションごとの設定によりアプリケーションを配置する場所を決定する場合は | ReceiverでPutShortcutsInStartMenu=falseと構成して、アプリケーションごとの設定を有効にします。注: この設定は、Web Interfaceサイトにのみ適用されます。 |
注:
PutShortcutsInStartMenu=false設定は、XenApp 6.5とXenDesktop 7.xの両方に適用されます。
XenApp 7.6のアプリケーションごとの設定を使った、アプリケーションショートカットの場所のカスタマイズ
XenApp 7.6でアプリケーションごとの公開ショートカットを構成するには
- Citrix Studioで、[アプリケーション設定]画面を開きます。
- [アプリケーション設定]画面で [配信] を選択します。この画面を使って、アプリケーションがユーザーにどのように配信されるかを指定できます。
- アプリケーションの適切なアイコンを選択します。[変更] をクリックして、必要なアイコンの場所を参照します。
- (オプション)[アプリケーションカテゴリ] に、アプリケーションが表示されるReceiverのカテゴリを指定します。たとえば、ショートカットをMicrosoft Officeアプリケーションに追加している場合は、「Microsoft Office」 と入力します。
- [ユーザーのデスクトップにショートカットを追加する] チェックボックスをオンにします。
-
[OK] をクリックします。
列挙遅延またはアプリケーションスタブデジタル署名の削減
ユーザーのログオン時にアプリケーションの列挙に遅延が生じる場合、またはアプリケーションスタブにデジタル署名が必要な場合、ネットワーク共有から.EXEスタブをコピーする機能がReceiverにより提供されます。
この機能を実行するには、次の複数の手順を実行します。
- クライアントマシンにアプリケーションスタブを作成します。
- アプリケーションスタブをネットワーク共有からアクセスできる場所にコピーします。
- 必要な場合は、ホワイトリストを作成します(または、エンタープライズ証明書でスタブに署名します)。
- レジストリキーを追加し、ネットワーク共有からスタブをコピーしてReceiverがスタブを作成できるようにします。
RemoveappsOnLogoffおよびRemoveAppsonExitが有効で、ユーザーのログオン時にアプリケーション列挙に遅延が生じる場合、次の解決策により遅延を削減させます。
- Regeditを使って、HKCU\Software\Citrix\Dazzle /v ReuseStubs /t REG_SZ /d “true”を追加します。
- Regeditを使って、HKLM\Software\Citrix\Dazzle /v ReuseStubs /t REG_SZ /d “true”を追加します。HKCUはHKLMよりも優先されます。
注意:レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、Windowsの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、シトリックスでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
ネットワーク共有に格納されている事前作成のスタブ実行可能ファイルをマシンが使用できるようにします。
- クライアントマシン上で、すべてのアプリケーションに対するスタブ実行可能ファイルを作成します。これを実行するには、Receiverを使ってすべてのアプリケーションをマシンに追加します。Receiverは実行可能ファイルを生成します。
- %APPDATA%\Citrix\SelfServiceからスタブ実行可能ファイルを取得します。必要なのは.exeファイルだけです。
- 実行可能ファイルをネットワーク共有にコピーします。
- ロックダウンされる各クライアントマシンに対して次のレジストリキーを設定します。
- Reg add HKLM\Software\Citrix\Dazzle /v CommonStubDirectory /t REG_SZ /d “\ShareOne\ReceiverStubs”
- Reg add HKLM\Software\Citrix\Dazzle /v
- opyStubsFromCommonStubDirectory /t REG\SZ /d “true”。また、必要な場合はHKCUでこれらの設定を構成することもできます。HKCUはHKLMよりも優先されます。
- 設定をテストするため、Receiverを終了して再起動します。
ユースケースの例
このトピックでは、アプリケーションショートカットのユースケースについて紹介します。
[スタート]メニューに何を置くか、ユーザーが選べるようにする(セルフサービス)
数十(または数百の)アプリケーションがある場合は、ユーザーがお気に入りのアプリケーションを選択して、[スタート]メニューに追加できるようにするのが最も便利です。
[スタート]メニューに置くアプリケーションをユーザーが選べるようにするには | Citrix Receiverをセルフサービスモードに構成します。このモードでは、「自動プロビジョニング」 設定および 「必須」 アプリケーションキーワード設定も構成できます。 |
ユーザーが[スタート]メニューに置くアプリケーションを選べるようにして、また特定のアプリケーションショートカットをデスクトップに置くには | Citrix Receiverをオプション設定なしで構成して、デスクトップに置くアプリケーションについてアプリケーションごとの設定を使用します。必要に応じて、「自動プロビジョニング」 および 「必須」 アプリケーションを使用します。 |
[スタート]メニュー内にアプリケーションショートカットなし
コンピューターを家族で共有して使用していて、アプリケーションショートカットを一切置きたくないとします。このような場合、最も簡単なのはブラウザーアクセスです。いずれの構成も行わずにCitrix Receiverをインストールし、Citrix Receiver for WebおよびWeb interfaceをブラウズします。また、ショートカットをどこにも配置しないでセルフサービスアクセス用にCitrix Receiverを構成することもできます。
Citrix Receiverが[スタート]メニューに自動的にアプリケーションショートカットを配置しないようにするには | Citrix ReceiverでPutShortcutsInStartMenu=Falseと構成します。アプリケーションごとの設定を使ってショートカットを置かない限り、セルフサービスモードであってもCitrix Receiverにより[スタート]メニュー内にアプリケーションは配置されません。 |
[スタート]メニュー内、またはデスクトップ上にすべてにアプリケーションショートカットを置く
ユーザーが所有するアプリケーションが少ない場合は、そのすべてを[スタート]メニュー内やデスクトップ上に、あるいはデスクトップ上のフォルダー内に置くことができます。
Citrix Receiverによって[スタート]メニューにすべてのアプリケーションショートカットを自動的に配置するには | Citrix ReceiverでSelfServiceMode =Falseと構成します。使用可能なすべてのアプリケーションが[スタート]メニュー内に表示されます。 |
すべてのアプリケーションショートカットをデスクトップ上に置く場合は | Citrix ReceiverでPutShortcutsOnDesktop = trueと構成します。使用可能なすべてのアプリケーションがデスクトップに表示されます。 |
すべてのショートカットをデスクトップ上のフォルダー内に置く場合は、 | Citrix ReceiverでDesktopDir=アプリケーションショートカットを置くデスクトップフォルダーの名前と構成します。 |
XenApp 6.5または7.xでのアプリケーションごとの設定
ショートカットの場所を指定して、すべてのユーザーが同じ場所でそれにアクセスできるようにするには、XenAppのアプリケーションごとの設定を使用します。
セルフサービスモードか、または[スタート]メニューモードかには関係なく、アプリケーションごとの設定によりアプリケーションを配置する場所を決定する場合は | Citrix ReceiverでPutShortcutsInStartMenu=falseと構成して、アプリケーションごとの設定を有効にします。注: この設定は、Web Interfaceサイトにのみ適用されます。 |
カテゴリフォルダーまたは特定のフォルダーのアプリケーション
特定のフォルダー内にアプリケーションを表示する場合は、次のオプションを使用します。
Citrix Receiverにより[スタート]メニューに置かれたアプリケーションショートカットを関連カテゴリ(フォルダー)内に表示するには | Citrix ReceiverでUseCategoryAsStartMenuPath=Trueと構成します。注: Windows 8/8.1およびWindows 10では、[スタート]メニュー内には階層分けされたフォルダーを作成できません。アプリケーションは個々に、またはXexAppで定義されたカテゴリサブフォルダー内ではないルートフォルダーの下に表示されます。 |
Citrix Receiverにより[スタート]メニューに置かれたアプリケーションを特定のフォルダー内に配置するには | Citrix ReceiverでStartMenuDir=[スタート]メニューフォルダーの名前と構成します。 |
ログオフまたは終了時にアプリケーションを削除
エンドポイントをほかのユーザーと共有していて、自分のアプリケーションがそのユーザーには表示されないようにしたい場合は、ログオフまた終了時にアプリケーションが削除されるようにすることができます。
ログオフ時にCitrix Receiverによりすべてのアプリケーションが削除されるようにするには | Citrix ReceiverでRemoveAppsOnLogoff=Trueと構成します。 |
終了時にCitrix Receiverによりアプリケーションが削除されるようにするには | Citrix ReceiverでRemoveAppsOnExit=Trueと構成します。 |
ローカルアプリアクセスのアプリケーションの構成
ローカルアプリアクセスのアプリケーションを構成する場合は次のようにします。
-
説明に「KEYWORDS:prefer=”<pattern>”」という文字列を追加すると、Citrix Receiverでアクセスされるアプリケーションの代わりにローカルのアプリケーションが使用されるようになります。この機能は、「ローカルアプリアクセス」と呼ばれます。
Citrix Receiverは、ユーザーのコンピューターにアプリケーションをインストールする前に<pattern>で指定されたパターンを検索し、そのアプリケーションがローカルにインストールされているかどうかをチェックします。アプリケーションがローカルにインストールされている場合、Citrix Receiverはそのアプリケーションをサブスクライブして、ショートカットは作成しません。ユーザーがCitrix Receiverからそのアプリケーションを起動すると、ローカルにインストールされたアプリケーション(ここでは「優先アプリケーション」と呼びます)が起動します。
ユーザーがCitrix Receiverを使用せずに優先アプリケーションをアンインストールすると、Citrix Receiverの次回更新時にそのアプリケーションのサブスクリプションが解除されます。ユーザーがCitrix Receiverを使用して優先アプリケーションをアンインストールすると、Citrix Receiverはそのアプリケーションのサブスクリプションを解除しますが、アンインストールはしません。
注:Citrix Receiverでアプリケーションをサブスクライブすると、キーワードpreferが適用されます。アプリケーションをサブスクライブした後でこの文字列を追加しても、そのアプリケーションには適用されません。
同じアプリケーションに対して複数回preferキーワードを指定できます。この場合、指定したパターンの1つが一致すると、そのアプリケーションに設定が適用されます。以下のパターンを任意に組み合わせて指定できます。
-
説明に「KEYWORDS:prefer=”<pattern>”」という文字列を追加すると、Citrix Receiverでアクセスされるアプリケーションの代わりにローカルのアプリケーションが使用されるようになります。この機能は、「ローカルアプリアクセス」と呼ばれます。
Citrix Receiverは、ユーザーのコンピューターにアプリケーションをインストールする前に<pattern>で指定されたパターンを検索し、そのアプリケーションがローカルにインストールされているかどうかをチェックします。アプリケーションがローカルにインストールされている場合、Citrix Receiverはそのアプリケーションをサブスクライブして、ショートカットは作成しません。ユーザーがCitrix Receiverからそのアプリケーションを起動すると、ローカルにインストールされたアプリケーション(ここでは「優先アプリケーション」と呼びます)が起動します。 ユーザーがCitrix Receiverを使用せずに優先アプリケーションをアンインストールすると、Citrix Receiverの次回更新時にそのアプリケーションのサブスクリプションが解除されます。ユーザーがCitrix Receiverを使用して優先アプリケーションをアンインストールすると、Citrix Receiverはそのアプリケーションのサブスクリプションを解除しますが、アンインストールはしません。
注:Citrix Receiverでアプリケーションをサブスクライブすると、キーワードpreferが適用されます。アプリケーションをサブスクライブした後でこの文字列を追加しても、そのアプリケーションには適用されません。
同じアプリケーションに対して複数回preferキーワードを指定できます。この場合、指定したパターンの1つが一致すると、そのアプリケーションに設定が適用されます。以下のパターンを任意に組み合わせて指定できます。
-
prefer=”<ApplicationName>”
ショートカットファイルに指定されているアプリケーション名にマッチします。単語または語句を指定できますが、語句の場合は引用句を使用する必要があります。単語やファイルパスの一部がマッチしても無視され、大文字/小文字も区別されません。アプリケーション名によるマッチは、管理者が手作業で設定する場合に便利です。
KEYWORDS:prefer= | Programs配下のショートカット | マッチする? |
---|---|---|
Word | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
“Microsoft Word” | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
Console | \McAfee\VirusScan Console | はい |
Virus | \McAfee\VirusScan Console | いいえ |
McAfee | \McAfee\VirusScan Console | いいえ |
-
prefer=”\\Folder1\Folder2…\ApplicationName”
[スタート]メニューのショートカットファイルの絶対パスおよびアプリケーション名にマッチします。Programsフォルダーは、[スタート]メニューディレクトリのサブフォルダーであるため、フォルダーのアプリケーションを対象にするには絶対パスにProgramsフォルダーを含む必要があります。パスにスペースが含まれている場合は、引用符を使用する必要があります。また、大文字と小文字は区別されます。絶対パスによるマッチは、XenDesktopでプログラム的に優先アプリケーションを設定する場合に便利です。
*KEYWORDS:prefer= | Programs配下のショートカット | マッチする? |
---|---|---|
“\Programs\Microsoft Office\Microsoft Word 2010” | \Programs\Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
“\Microsoft Office” | \Programs\Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | いいえ |
“\Microsoft Word 2010” | \Programs\Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | いいえ |
“\Programs\Microsoft Word 2010” | 2010” \Programs\Microsoft Word 2010 | はい |
-
prefer=”\Folder1\Folder2…\ApplicationName”
[スタート]メニューのショートカットファイルの相対パスにマッチします。相対パスにはアプリケーション名を含める必要があり、そのショートカットの親フォルダー名を含めることもできます。ショートカットのファイルパスの末尾が、指定したパターンに一致すると、そのアプリケーションに設定が適用されます。パスにスペースが含まれている場合は、引用符を使用する必要があります。また、大文字と小文字は区別されます。相対パスによるマッチは、プログラム的に優先アプリケーションを設定する場合に便利です。
KEYWORDS:prefer= | Programs配下のショートカット | マッチする? |
---|---|---|
“\Microsoft Office\Microsoft Word 2010” | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
“\Microsoft Office” | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | いいえ |
“\Microsoft Word 2010” | \Microsoft Office\Microsoft Word 2010 | はい |
“\Microsoft Word” | \Microsoft Word 2010 | いいえ |
ほかのキーワードについては、StoreFrontのドキュメントの「ユーザーエクスペリエンスの最適化」を参照してください。