インストール
CitrixReceiver.exeのインストールパッケージは、以下の方法でインストールできます。
- Citrix.comまたは管理者が作成したダウンロードサイトからのインストール
- 初めて使用するユーザーがCitrix Receiver for WindowsのインストールファイルをCitrix.comなどのダウンロードサイトから入手した場合は、サーバーURLの代わりにメールアドレスを入力してアカウントをセットアップできます。これにより、メールアドレスに関連付けられたNetScaler GatewayやStoreFrontサーバーが識別され、ログオン用のメッセージが表示されてインストールを続行します。この機能は、「メールアドレスによるアカウント検出」と呼ばれます。注:初めて使用するユーザーとは、デバイスにCitrix Receiver for Windowsをインストールしていないユーザーを指します。
- Citrix.com以外の場所(Receiver for Webサイトなど)からCitrix Receiver for Windowsをダウンロードした場合は、メールアドレスによるアカウントセットアップを使用できません。
- Citrix Receiver for Windowsの構成が必要な環境では、ほかの方法でReceiverをユーザーに配布してください。
-
Receiver for WebまたはWeb Interfaceのログオン画面からの自動インストール
- 初めて使用するユーザーがアカウントをセットアップするには、サーバーのURLを入力するかプロビジョニング(CR)ファイルをダウンロードします。
- ESD(Electronic Software Delivery:電子ソフトウェア配信)ツールによるインストール
- 初めて使用するユーザーがアカウントをセットアップする場合、サーバーのURLを入力するかプロビジョニングファイルを開く必要があります。
パススルー認証を使用しない場合、Citrix Receiver for Windowsのインストールに管理者権限は不要です。
HDX RealTime Media Engine(RTME)
単一のインストーラーでは、最新のCitrix Receiver for WindowsとHDX RTMEインストーラーが結合されています。実行可能ファイル(.exe)を使用してCitrix Receiverをインストールすると、HDX RTMEもインストールされます。
HDX RealTime Media Engineがインストールされていて、Citrix Receiver for Windowsをアンインストールして、再インストールする場合、HDX RTMEのインストールと同じモードを使用するようにしてください。
注
RTMEサポートが統合された最新バージョンのCitrix Receiverのインストールには、ホストマシンの管理者権限が必要です。
Citrix Receiver for Windowsをインストールまたはアップグレードする場合は、HDX RTMEに関して次の点のご注意ください。
- 最新バージョンのCitrix ReceiverPlusRTMEにはHDX RTMEが含まれているため、別途RTMEをインストールする必要はありません。
- 前バージョンのCitrix Receiver for Windowsから最新のバンドルバージョン(RTMEを含むCitrix Receiver)へのアップグレードに対応しています。以前インストールされたRTMEのバージョンは、最新バージョンに上書きされます。同じCitrix Receiver for Windowsのバージョンから最新のバンドルバージョンへのアップグレード(例: Receiver 4.7からRTMEがバンドルされたReceiver 4.7)はサポートしていません。
- 以前のバージョンのRTMEをお持ちの場合、最新バージョンのCitrix Receiver for Windowsをインストールすることにより、クライアントデバイスのRTMEも自動的に更新されます。
- 最新バージョンのRTMEがインストール済みであれば、インストーラーはそのバージョンを保持します。
重要
XenApp/XenDesktopサーバー上のHDX RealTime Connectorを最新バージョンの2.0.0.417にして新しいRTMEパッケージと互換性を持たせる必要があります。RTME 2.0は1.8 RTME Connectorとは使用できません。
Citrix Receiver for Windowsの手動アップグレード
StoreFront環境:
- BYOD(Bring Your Own Device)ユーザーのベストプラクティスについては、製品ドキュメントのサイトでドキュメントを参照しながら最新バージョンのNetScaler GatewayおよびStoreFrontを構成してください。StoreFrontにより作成されたプロビジョニングファイルをメールに添付して、アップグレード方法およびCitrix Receiver for Windowsのインストール後にプロビジョニングファイルを開く方法をユーザーに通知します。
- プロビジョニングファイルをユーザーに送信できない場合は、NetScaler GatewayのURLを入力するように指示します。また、StoreFrontのドキュメントで説明されているメールアドレスによるアカウント検出を構成済みの場合は、自分のメールアドレスを入力するようにユーザーに指示します。
- また、Citrix Receiver for Webサイトを構成(StoreFrontのドキュメントを参照)し、「Citrix Receiver for WebサイトからのCitrix Receiver for Windowsの配布」の説明に従って構成を完了する方法もあります。Citrix Receiver for Windowsのアップグレード方法、Citrix Receiver for Webサイトへのアクセス方法、Citrix Receiver for Webサイトからのプロビジョニングファイルのダウンロード方法(ユーザー名をクリックして [アクティブ化] をクリック)をユーザーに通知します。
Web Interfaceで展開する場合
- Citrix Receiver for WindowsでWeb Interfaceサイトをアップグレードし、「Web Interfaceのログオン画面からのCitrix Receiver for Windowsの配布」で説明されている構成を完了します。Citrix Receiver for Windowsのアップグレード方法をユーザーに通知します。たとえば、ユーザーがCitrix Receiverインストーラーを入手するためのダウンロードサイトを作成して、そこに名前を変更したインストーラーを配置します。
アップグレード時の注意事項
Citrix Receiver for Windows 4.xでは、Citrix Receiver for Windows 3.xと、Citrix Online Plug-in 12.xをアップグレードできます。
Citrix Receiver for Windows 3.xまたはOnline Plug-inがマシン単位でインストールされている場合、管理権限のないユーザーによるユーザー単位のアップグレードはサポートされません。
Citrix Receiver for Windows 3.xまたはOnline Plug-inがユーザー単位でインストールされている場合、マシン単位でのアップグレードはサポートされません。