Session Recording 2109

セッションが録画されない

アプリケーションセッションが正常に録画されない場合は、まずSession Recording AgentとSession Recordingサーバーが動作するマルチセッションOS対応VDA上のイベントビューアーで、アプリケーションイベントログを確認します。このログには有益な診断情報が含まれています。

セッションが録画されない場合、次の原因が考えられます。

  • コンポーネント間の接続と証明書。Session Recordingコンポーネントの間で通信ができない場合は、セッションの録画に失敗します。録画の問題のトラブルシューティングをするには、すべてのコンポーネントが適切に設定されていて正しいマシンを参照していることと、すべての証明書が有効で適切にインストールされていることを確かめます。
  • 非Active Directoryドメイン環境。Session RecordingはMicrosoft Active Directoryドメインの環境で動作するように設計されています。Active Directory環境で運用していない場合は、録画で問題が発生する可能性があります。Session Recordingのすべてのコンポーネントは、必ずActive Directoryドメインに参加しているマシンで実行します。
  • セッション共有がアクティブなポリシーと競合している。Session Recordingでは、アクティブなポリシーとユーザーが最初に開いた公開アプリケーションを照合します。同じセッション上で次のアプリケーションを開くと、最初のアプリケーションに対して有効なポリシーが、次のアプリケーションにも適用されます。セッション共有がアクティブなポリシーと競合することを防ぐには、競合するアプリケーションを別のマルチセッションOS対応VDAで公開します。
  • 録画が有効になっていない。マルチセッションOS対応VDAにSession Recording Agentをインストールすると、デフォルトでVDAの録画が有効になります。録画を許可するアクティブな録画ポリシーを設定するまでは、録画はされません。
  • アクティブな録画ポリシーによって録画が許可されない。アクティブな録画ポリシーのルールを満たしている場合にのみ、セッションが録画されます。
  • Session Recordingサービスが実行されていない。セッションを録画するには、マルチセッションOS対応VDAでSession Recording Agentサービスが実行されており、Session RecordingサーバーをホストするマシンでSession Recordingストレージマネージャーサービスが実行されている必要があります。
  • MSMQが設定されていない。Session Recording Agentが動作するサーバーとSession RecordingサーバーをホストするマシンでMSMQが適切に設定されていない場合は、録画の問題が起きる可能性があります。
セッションが録画されない

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