通信およびセッションのタイムアウトの構成
通信のタイムアウトおよび再試行回数の構成
デフォルトでは、Citrix Receiver for Webサイトからそのストアへの要求は、3分でタイムアウトします。通信の試行が1回失敗すると、ストアが使用できないと見なされます。[セッション設定] タスクを使ってデフォルトの設定を変更します。
重要:
複数サーバーによる展開環境では、複数のサーバー上で同時にサーバーグループの構成を変更しないでください。展開内のほかのサーバー上でCitrix StoreFront管理コンソールを同時に実行していないことを確認してください。変更が完了したら、構成の変更をサーバーグループに反映させて、展開内のほかのサーバーを更新します。
- Windowsの [スタート] 画面または [アプリ] 画面で、[Citrix StoreFront]タイルをクリックします。
- Citrix StoreFront管理コンソールの左ペインで [ストア] ノードを選択し、中央のペインでストアを選択して、[操作] ペインで [Receiver for Webサイトの管理]>[構成] の順にクリックします。
- [セッション設定] を選択し、変更を加えて [OK/適用] をクリックして、変更を保存します。
セッションタイムアウトの構成
StoreFrontでセッションタイムアウトが適切に構成されていない場合、ユーザーに次のメッセージが表示されることがあります。「操作が行われないため、セッションがタイムアウトしました。」セッションのタイムアウト値をリセットして、ユーザーの使用パターンに応じて非アクティブタイマーの値を増加させることができます。
StoreFrontでセッションタイムアウトを設定するには、次の手順を実行します。
Citrix Receiver for Webのセッションタイムアウトの変更
Citrix Receiver for Webを介してStoreFrontストアにアクセスするユーザーのセッションタイムアウトを構成するには、以下の手順を実行します。この構成は、Citrix Workspaceアプリを介したユーザーアクセスには影響しません。
- StoreFrontで、
c:\inetpub\wwwroot\Citrix\<StoreWeb>
に移動します。 -
web.config
ファイルで次のエントリを特定します:<sessionState timeout="20" />
。 -
sessionState timeout
を必要な値(分)に変更します。
Citrix Receiver for Webのセッションタイムアウト値を1時間以上に構成する場合、その値に応じて[認証サービス]でトークンの最大有効期間も増やす必要があります。
-
StoreFrontサーバーで、ストアの認証サービスのパスに移動します。
- StoreFrontが専用のサーバーにインストールされている場合にStoreFront管理コンソールを使用してストア
<Store>
を作成するときは、このパスはc:\inetpub\wwwroot\Citrix\<Store>Auth
です。 - StoreFrontとDelivery Controllerが同じサーバーにインストールされている場合は、Citrix Studioを使用してCitrix Virtual Apps and Desktopsサイトを作成すると、デフォルトのストアが作成されます。この場合のストアの認証サービスのパスは
c:\inetpub\wwwroot\Citrix\Authentication
です。
- StoreFrontが専用のサーバーにインストールされている場合にStoreFront管理コンソールを使用してストア
-
web.config
ファイルで、次のようなAuthentication Token Producerセクションを見つけます:<tokenManager> <services> <clear /> <service id="9c84499f-3781-42d3-b3e0-2a12efebaa8d" displayName="Authentication Token Producer"> <relyingParties signingId="462fc209-ecad-44a7-aacb-b75a11b6203a" defaultLifetime="01:00:00" maxLifetime="01:00:00"> <!--NeedCopy-->
-
エントリ
<defaultLifetime="01:00:00" maxLifetime="01:00:00">
(このセクションのみ)で、maxLifetime
を目的の値に変更します。完全な有効期間の形式は.d.hh:mm:ss[.ff]
です。最大有効期間は、24時間に限定されません。
Citrix Receiver for Webのセッションタイムアウト値を8時間以上に構成する場合、その値に応じてStoreWebでトークンの有効期間も増やす必要があります。
- ファイルシステムのStoreWebに移動します(デフォルト
c:\inetpub\wwwroot\Citrix\<Store>Web
)。 -
web.config
ファイルで、次のようなセクションを見つけます。 -
tokenLifeTime
を必要な値に変更します。完全な有効期間の形式は.d.hh:mm:ss[.ff]
です。最大有効期間は、24時間に限定されません。
Citrix Workspaceアプリのセッションタイムアウトの変更
Citrix Workspaceアプリを介してStoreFrontストアにアクセスするユーザーのセッションタイムアウトを構成するには、以下の手順を実行します。この構成は、Receiver for Webを介したユーザーアクセスには影響しません。
-
StoreFrontサーバーで、ストアの認証サービスのパスに移動します。
- StoreFrontが専用のサーバーにインストールされている場合にStoreFront管理コンソールを使用してストア
<Store>
を作成するときは、このパスはc:\inetpub\wwwroot\Citrix\<Store>Auth
です。 - StoreFrontとDelivery Controllerが同じサーバーにインストールされている場合は、Citrix Studioを使用してCitrix Virtual Apps and Desktopsサイトを作成すると、デフォルトのストアが作成されます。この場合のストアの認証サービスのパスは
c:\inetpub\wwwroot\Citrix\Authentication
です。
- StoreFrontが専用のサーバーにインストールされている場合にStoreFront管理コンソールを使用してストア
-
web.config
ファイルで、Authentication Token Producerサービスのセクションを見つけます。 -
指定されている
maxLifetime
を必要な値(分)に変更します。完全な有効期間の形式は.d.hh:mm:ss[.ff]
です。最大有効期間は、24時間に限定されません。
注:
ログアウトまたはセッションタイムアウト後、Citrix Workspaceアプリを介してStoreFrontストアにアクセスするユーザーには、Citrix Virtual Apps and Desktopsがバックグラウンドで表示される場合があります。ただし、StoreFrontセッションがタイムアウトした後にアプリまたはデスクトップをクリックすると、資格情報を再度入力する必要があります。既に起動されているアプリやデスクトップは、StoreFrontセッションがタイムアウトした後もログオフされません。
IISの再起動
iisreset
コマンドを実行して変更を適用します。このコマンドを実行することで、ユーザーをCitrix Receiver for Webからログオフさせます。現在のICAセッションに影響を与えることはありません。