Product Documentation

ユーザーエクスペリエンスの最適化

Dec 15, 2016

StoreFrontには、ユーザーエクスペリエンスを向上させる機能があります。 これらの機能は、新しいストアや、それに関連するCitrix Receiver for Webサイト、デスクトップアプライアンスサイト、およびXenApp Servicesサイトの作成時にデフォルトで構成されます。  

ワークスペースコントロール

ワークスペースコントロール機能を有効にすると、ユーザーがセッションの途中でデバイスを切り替えても、新しいデバイス上でそのアプリケーションでの作業を継続できます。 ユーザーは、新しいデバイスにログオンするたびにすべてのアプリケーションを再起動する必要がなく、複数のデバイスを切り替えながら同じアプリケーションインスタンスを使用できます。 これにより、たとえば病院で臨床医がワークステーションを切り替えて患者データにアクセスするときの時間を節約できます。

Citrix Receiver for Webサイト、およびXenApp Servicesサイト経由でストアに接続すると、ワークスペースコントロールがデフォルトで有効になります。 ユーザーがログオンすると、実行したままのアプリケーションに自動的に再接続されます。 たとえば、あるユーザーがCitrix Receiver for WebサイトまたはXenApp Servicesサイト経由でストアにログオンして、いくつかのアプリケーションを起動します。 その後、ユーザーが別のデバイスで同じアクセス方法を使用して同じストアにログオンすると、実行中のアプリケーションが自動的に新しいデバイスで使用可能になります。 ユーザーがストアで起動したすべてのアプリケーションは、そのストアからログオフすると自動的に切断されます。ただし、シャットダウンはされません。 Citrix Receiver for Webサイトの場合は、同じWebブラウザーを使用してログオン、アプリケーションの起動、およびログオフを行う必要があります。

XenApp Servicesサイトでは、ワークスペースコントロールの構成を変更したり無効にしたりすることはできません。 Citrix Receiver for Webサイトのワークスペースコントロールの構成について詳しくは、「ワークスペースコントロールの構成」を参照してください。

Citrix Receiver for Webサイトでワークスペースコントロールを使用する場合は、次の要件と制限があります。

  • ホストされているデスクトップやアプリケーションからCitrix Receiver for Web サイトにアクセスする場合は、ワークスペースコントロールを使用できません。
  • WindowsデバイスからCitrix Receiver for Webサイトにアクセスするユーザーについては、ユーザーデバイスにCitrix Receiverがインストールされていることをサイトで検出できる場合、およびCitrix Receiver for HTML5が使用される場合にのみ、ワークスペースコントロールが有効になります。
  • 切断したアプリケーションに再接続するには、Internet ExplorerでCitrix Receiver for Webサイトにアクセスするユーザーは[ローカルイントラネット]または[信頼済みサイト]のゾーンにサイトを追加する必要があります。
  • ただし、ワークスペースコントロールの設定にかかわらず、Citrix Receiver for Webサイトで使用可能なデスクトップが1つのみの場合、ユーザーのログオン時にそのデスクトップが自動的に起動するように構成すると、アプリケーションは再接続されません。
  • アプリケーションを切断するときに、起動に使用したWebブラウザーを使用する必要があります。 別のWebブラウザーで起動したリソースや、デスクトップや[スタート]メニューからCitrix Receiverで起動したリソースは、Receiver for Webサイトで切断したりシャットダウンしたりできません。

コンテンツリダイレクト

ユーザーが適切なアプリケーションをサブスクライブしてある場合、コンテンツリダイレクトにより、ユーザーデバイス上のローカルファイルがサブスクライブされたアプリケーションで開きます。 このリダイレクトを有効にするには、XenDesktopまたはXenAppでアプリケーションを必要なファイルタイプと関連付けます。 コンテンツリダイレクトは、新しいストアでデフォルトで有効になります。 詳しくは、「ファイルタイプの関連付けを無効にするには」を参照してください。

ユーザーによるパスワードの変更

管理者は、Microsoft Active Directoryドメインの資格情報でCitrix Receiver for Webサイトにログオンするユーザーがパスワードをいつでも変更できるように構成できます。 または、パスワードの有効期限が切れたユーザーにのみパスワードの変更を許可することもできます。 これにより、ユーザーがパスワードの失効によりデスクトップやアプリケーションにアクセスできなくなることを防ぐことができます。

Citrix Receiver for Webサイトのユーザーがいつでもパスワードを変更できるように設定してある場合は、パスワードの有効期限切れが近いローカルユーザーがログオンしたときに警告が表示されます。 デフォルトでは、ユーザーに対する通知期間は、適用されるWindowsポリシーの設定によって決まります。 パスワードの有効期限切れの警告は、内部ネットワークから接続しているユーザーにのみ表示されます。 ユーザーによるパスワードの変更を有効にする方法について詳しくは、「認証サービスの構成」を参照してください。

デスクトップアプライアンスサイトにログオンするユーザーは、パスワードをいつでも変更できるようになっている場合でも、有効期限の切れたパスワードしか変更できません。 デスクトップアプライアンスサイトにログオンした後では、パスワードを変更するためのオプションが提供されません。

認証サービスを作成したときのデフォルトの構成では、パスワードが失効しても、Citrix Receiver for Webサイトのユーザーはパスワードを変更できません。 この機能を有効にする場合は、サーバーが属しているドメインのポリシーでユーザーによるパスワード変更が禁止されていないことを確認してください。 ユーザーのパスワードを変更するには、StoreFrontはドメインコントローラーと通信する必要があります。

ユーザーによるパスワードの変更を有効にすると、この認証サービスを使用するストアにアクセスできるすべてのユーザーに、慎重に扱うべきセキュリティ機能が公開されることになります。 組織のセキュリティポリシーにより、ユーザーパスワード変更機能が内部使用のみに制限される環境では、社内ネットワークの外側からそれらのストアにアクセスできないことを確認してください。

Citrix Receiver for Webサイトのデスクトップビューとアプリケーションビュー

Citrix Receiver for Webサイトからデスクトップとアプリケーションの両方にアクセスできる場合、デフォルトでデスクトップとアプリケーションが別々のビューで表示されます。 サイトにログオンすると、最初にデスクトップビューが表示されます。 Citrix Receiver for Webサイトでユーザーがアクセスできるデスクトップが1つのみの場合、アクセス可能なアプリケーションがあるかどうかにかかわらず、ユーザーのログオン時にそのデスクトップが自動的に起動します。 管理者は、Citrix Receiver for Webサイトに表示するビューを指定したり、デスクトップが自動的に起動するのを無効にしたりできます。 詳しくは、「Configure how resources are displayed for users」を参照してください。

Citrix Receiver for Webサイトのビューの動作は、配信されるリソースの種類により異なります。 たとえば、アプリケーションビューにアプリケーションが表示されるようにするには、ユーザーがそのアプリケーションをサブスクライブする必要があります。一方、ユーザーが使用できるすべてのデスクトップは自動でデスクトップビューに表示されます。 このため、ユーザーはデスクトップビューからデスクトップを削除できず、デスクトップのアイコンをドラッグアンドドロップで並び替えることはできません。 XenDesktop管理者がユーザーによるデスクトップの再起動を許可している場合は、デスクトップビューにデスクトップを再起動するためのコントロールが表示されます。 単一のデスクトップグループの複数のデスクトップインスタンスがユーザーに提供される場合、Citrix Receiver for Webサイトではデスクトップ名に数字が追加されます。

Citrix ReceiverやXenApp Servicesサイトでストアに接続するユーザーの場合、デスクトップおよびアプリケーションの表示と動作は使用するCitrixクライアントにより異なります。

そのほかの推奨事項

XenDesktopやXenAppでアプリケーションをユーザーに配信するときは、ストアのアプリケーションにアクセスするユーザーのエクスペリエンスを向上させるために、次のオプションについて検討します。 アプリケーションの配信について詳しくは、「デリバリーグループアプリケーションの作成」を参照してください。

  • 使用できるリソースから必要なアプリケーションを簡単に見つけられるように、アプリケーションをフォルダー別に整理してユーザーに提供します。 XenDesktopおよびXenAppでアプリケーションをフォルダーで管理すると、そのフォルダーがユーザーのCitrix Receiverでのアプリケーション一覧に反映されます。 フォルダーを使用すると、アプリケーションの種類またはユーザーの役割に応じてアプリケーションをグループ化できます。
  • アプリケーションを簡単に識別できるように、アプリケーションを配信するときにわかりやすい説明を入力します。この説明は、ユーザーのCitrix Receiverに表示されます。
  • アプリケーションの説明として文字列KEYWORDS:Mandatoryを追加すると、そのアプリケーションはすべてのユーザーのCitrix Receiverのホーム画面に追加され、ユーザーがこれを削除できなくなります。 ただし、ユーザーはホーム画面にほかのアプリケーションを追加したり、このキーワードが指定されていないアプリケーションをホーム画面から削除したりできます。
  • アプリケーションを配信するときに説明としてKEYWORDS:Autoという文字列を追加すると、そのアプリケーションはストアのすべてのユーザーに自動的にサブスクライブされるようになります。 この場合、ユーザーがストアにログオンすると、そのアプリケーションを手動でサブスクライブしなくても自動的にプロビジョニングされます。
  • AppControllerで管理されるWebアプリケーションやSoftware-as-a-Service(SaaS)アプリケーションがストアのすべてのユーザーに自動的にサブスクライブされるようにするには、アプリケーション設定を構成するときに[App is available in Receiver to all users automatically]チェックボックスをオンにします。
  • ユーザーが特定のXenDesktopアプリケーションに簡単にアクセスできるようにするために、そのアプリケーションをユーザーのCitrix Receiverの[おすすめ]一覧に表示できます。 これを行うには、アプリケーションの説明として文字列KEYWORDS:Featuredを追加します。
    注:複数のキーワードを追加する場合は、KEYWORDS:Auto Featuredのようにスペースで区切ります。
  • Citrix Receiver for Webサイトのデフォルトでは、XenDesktopおよびXenAppでホストされる共有デスクトップがほかの仮想デスクトップと同じように表示されます。 この動作を変更するには、デスクトップの説明としてKEYWORDS:TreatAsAppという文字列を追加します。 これにより、そのデスクトップはCitrix Receiver for Webサイトのデスクトップビューではなくアプリケーションビューに表示され、ユーザーはそのデスクトップをサブスクライブする必要があります。 また、そのデスクトップはCitrix Receiver for Webサイトへのログオン時に自動起動せず、Desktop Viewerでアクセスできません。
  • Windowsユーザーに対しては、ローカルにインストールされたアプリケーションのバージョンと、それに相当する配信されたインスタンスの両方が使用可能な場合に、ローカルにインストールされたアプリケーションが優先的に使用されるように指定できます。 これを行うには、アプリケーションの説明として「KEYWORDS:prefer="<application">」という文字列を追加します。ここで<application>は、ショートカットファイル名として指定されたローカルアプリケーションの名前に含まれる単語、またはStart Menuフォルダーからローカルアプリケーションへの実行可能ファイル名を含む絶対パスです。 このキーワードを持つアプリケーションをユーザーがサブスクライブすると、指定された名前またはパスがユーザーのデバイス上で検索され、アプリケーションがローカルにインストールされているかどうかが判断されます。 アプリケーションが見つかった場合、ユーザーがアプリケーションをサブスクライブしてもショートカットは作成されません。 この場合、サブスクライブしたアプリケーションをCitrix Receiverで起動すると、ローカルにインストールされたインスタンスが代わりに実行されます。 詳しくは、「アプリケーション配信の構成」を参照してください。