スタンドアロンパッケージによるVDAのインストール

Virtual Delivery Agent(VDA)は、XenAppまたはXenDesktop製品のISOからインストールしたり、スタントアロンのVDAインストールパッケージを使用してインストールしたりできます。スタントアロンパッケージはサイズが小さいため、電子ソフトウェア配信(ESD)ツールを使用してVDAをローカルにステージングまたはコピーしたり、物理マシンやリモートオフィスに展開したりする場合に便利です。

VDAのスタントアロンパッケージは主にコマンドラインでのサイレント(無人)インストールで使用し、XenAppまたはXenDesktop製品のISOに付属のXenDesktopVdaSetup.exeコマンドと同じコマンドラインパラメーターを指定できます。このパッケージには、製品ISOのVDAインストーラーに似たグラフィカルインターフェイスも用意されています。

VDAの自己展開型スタントアロンパッケージには、サーバーOSマシン用とワークステーション(デスクトップ)OSマシン用の2つがあります。

要件と考慮事項

VDAでサポートされるオペレーティングシステムおよびそのほかのインストール要件については、「システム要件」を参照してください。また、VDAのインストール時に指定する情報については、「インストールの準備」を参照してください。

Visual C++ 2008、2010、および2013のRuntime(32ビットおよび64ビット)や.NET Framework 4.5.1など、必要なサードパーティ製ソフトウェアがインストールされていない場合は、VDAパッケージにより自動的にインストールされます。

サーバーOSマシンでのインストールでは、VDAのインストール前にリモートデスクトップサービス(RDS)の役割サービスがインストールされて有効になります。これらの必須条件を手作業でインストールしてからVDAをインストールすることもできます。

例外:Windows Server 2008 R2およびWindows 7では、.NET 3.5.1またはそれ以降がインストールされていることを確認してからVDAをインストールしてください。

再起動について

  • VDAのインストールプロセスの最後にマシンを再起動する必要があります。
  • インストール時の再起動数を最小化するには、.NET Framework 4.5.1または4.5.2がインストールされていることを確認してからVDAをインストールしてください。WindowsサーバーOSマシンでは、RDSの役割サービスをインストールして有効にしてからVDAをインストールしてください。通常、ほかの必須条件のインストールでは再起動が不要なため、インストーラーでこれらのソフトウェアを自動的にインストールできます。
  • VDAをインストールする前に必須条件をインストールせず、コマンドラインで/norebootオプションを指定してインストールする場合は、必要に応じてマシンを再起動してください。たとえば、必須条件を自動的にインストールする場合は、RDSのインストール後にインストーラーがいったん停止して再起動を確認するメッセージが表示されます。VDAのインストールを続行するには、マシンを再起動した後でインストールコマンドを再実行してください。

インストーラーのグラフィカルインターフェイスを使用したりパッケージを実行するコマンドラインインターフェイスを使用したりする場合、パッケージに含まれているファイルはTempフォルダーに抽出されます。Tempフォルダーのドライブには、製品ISOのVDAインストーラーを使用する場合よりも多くの空き領域が必要です。Tempフォルダーに抽出されたファイルは自動的には削除されません。インストールが完了したら、これらのファイルをC:\Windows\Temp\Ctx-$(ここで「$」はランダムのグローバル一意識別子)から手作業で削除することができます。

また、サードパーティ製のキャビネットアーカイブ抽出ツール(7-Zipなど)を使用して、EXEファイルから任意のフォルダーにファイルを抽出して、それらに含まれているXenDesktopVdaSetup.exeコマンドを実行することもできます。/extractコマンドと絶対パスを使用できます。詳しくは、後述の使い方についての説明を参照してください。

Microsoft System Center Configuration Managerを使用する環境では、VDAのインストールに成功しても終了コード3により失敗したというメッセージが表示されることがあります。この不正なメッセージが表示されなくなるようにするには、インストールコマンドをCMDスクリプト内に記述するか、Configuration Managerパッケージの成功コードを変更してください。詳しくは、こちらからサポートフォーラムを参照してください。

Citrix Display Only Driver

Citrix Display Only Driver(DOD)は、Windows 10上のXenDesktop Standard VDAにインストールされてサポートされる唯一のディスプレイドライバーです。

GPUまたはvGPUがある場合でも、Citrix DODにはGPUアシストがありません。すべてのレンダリングは、CPUを使用するソフトウェアのMS Basic Rendererで実行されます。Citrix DODはDesktop Composition Redirection(DCR)をサポートしていません。Citrix DODはXenAppにはインストールされず、サポートされません。

使用方法

重要:インストールは、管理者権限(または[管理者として実行])で実行する必要があります。

  1. 使用するVDAインストーラーパッケージを決定します。サポート対象のサーバーOSマシンにインストールする場合、VDAServerSetup.exeを使用します。サポート対象のデスクトップOSマシンにインストールする場合、VDAWorkstationSetup.exeを使用します。単一ユーザー、単一サーバーOSマシン展開(たとえばWindows Server 2012マシンをWebサイト開発者などの単一ユーザーに配信する場合など)では、VDAWorkstationSetup.exeパッケージを使用します。詳しくは、サーバーVDIを参照してください。

  2. グラフィカルインターフェイスまたはコマンドラインインターフェイスを使用して、VDAをインストールします。

注意:インストールの前に管理者権限を設定するか、または [管理者として実行] を使用する必要があります。

グラフィカルインターフェイスの使用:

ユーザーアカウントコントロール(UAC)を無効にし、次にダウンロードしたパッケージを右クリックして、[管理者として実行]を選択します。インストールウィザードの指示に従って操作します。ウィザードの最後でマシンを再起動すると、VDAが使用可能になります。このウィザードでは、製品ISOのVDAインストーラーと同じ画面が開きます。

コマンドラインインターフェイスの使用:

パッケージの内容を抽出してXenDesktopVdaSetup.exeを実行する。 インストール前にファイルを抽出するには、絶対パスと/extractを使います。例:

.\VDAWorkstationSetup.exe /extract %temp%\CitrixVDAInstallMedia

次に、新しいコマンドプロンプトを開いて、抽出先フォルダーからXenDesktopVdaSetup.exeを実行します。パラメータの詳細については、「コマンドラインを使ったインストール」とCTX140972を参照してください。

適切なVDAインストーラーパッケージを、XenDesktopVdaSetup.exeコマンドと同じ方法で実行します(同じパラメーターを使用できますが、コマンド名のみ異なります)。パラメータの詳細については、「コマンドラインを使ったインストール」とCTX140972を参照してください。

たとえば一般的なリモートPCアクセス用のインストールでは、オフィスにある物理PC上にVDAのみをインストールして、Citrix ReceiverやCitrix Profile Managerはインストールしません。以下の例でインストール後にマシンは再起動されませんが、VDAを使用するには再起動が必要です。VDAは「Contr-East」という名前のControllerに登録されます。インストール時にWindowsファイアウォールサービスが検出された場合は、適切なポートが開放されます。

VDAWorkstationSetup.exe /quiet /components vda /exclude "Citrix User Profile Manager" ,"Citrix User Profile Manager WMI Plugin" /controllers "Contr-East.domain.com" /enable_hdx_ports /noreboot

インストールからCitrix Profile Managementを除くと(X:> XenDesktopVDASetup.exe /EXCLUDE “Personal vDisk”、”Citrix User Profile Manager”、”Citrix User Profile Manager WMI Plugin”オプションを使用)、Citrix Directorを使ったVDAの監視やトラブルシューティングに影響があります。[ユーザーの詳細]ページの[個人設定]パネル、および[EndPoint]ページの[ログオン処理時間]パネルに不具合が発生します。[ダッシュボード]ページと[傾向]ページでは、Profile managementがインストールされているマシンについてのデータしか[平均ログオン処理時間]パネルに表示されません。

サードパーティのユーザープロファイル管理ソリューションを使用している場合でも、Citrix Directorで監視およびトラブルシューティングのエラーを回避するために、Citrix Profile Managementサービスをインストールして実行することをお勧めします(Citrix Profile Managementサービスの有効化は、必須ではありません)。

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