Product Documentation

オーディオ機能

Mar 25, 2016

ポリシーに以下の設定項目を追加して、HDXのオーディオ機能を最適化できます。 これらの設定項目の使用方法、およびほかのポリシー設定項目との依存関係について詳しくは、「オーディオのポリシー設定」、「帯域幅のポリシー設定」および「マルチストリーム接続のポリシー設定」を参照してください。

重要:多くのオーディオ機能はICAストリームを使って転送され、ほかのICAトラフィックと同じ方法で保護されます。 NetScaler Access Gatewayがパス上にない場合、ユーザーデータグラムプロトコル(UDP)オーディオでは、これとは別の保護されていない転送メカニズムが使用されます。 NetScaler Access GatewayがXenAppおよびXenDesktopのリソースにアクセスするよう構成されている場合、エンドポイントデバイスとNetScaler Access Gateway間のオーディオトラフィックはDTLSプロトコルで保護されます。

音質

一般的に、音質を高くするほど、オーディオデータの転送に必要な帯域幅が大きくなり、サーバーのCPUにも負担がかかります。 オーディオデータを圧縮すると、セッションのパフォーマンスと音質とのバランスを考慮しながら、ユーザーの操作感を最適化できます。これを行うには、サウンドファイルに適用する圧縮レベルを制御するには、Citrixポリシーを使用します。

デフォルトでは、[音質]設定で[高 - 高品位オーディオ]が指定されています。 これにより、HiFiステレオオーディオが提供されますが、ほかの設定よりも多くの帯域幅が消費されます。 最適化されていないボイスチャットアプリケーションやビデオチャットアプリケーション(ソフトフォンなど)でこの設定を使用すると、リアルタイムの音声通信に不適切な遅延が発生することがあります。

たとえば、ダイヤルアップで接続するユーザーグループとLANまたはWANで接続するユーザーグループに、異なるポリシーを作成します。 ダイヤルアップ接続では帯域幅が限られているため、低い音質レベルを指定したポリシーを適用して、音質よりもセッションパフォーマンスを向上させます。 LANまたはWANで接続するユーザーグループに対しては、高い音質レベルを指定したポリシーを適用します。

設定について詳しくは、「オーディオのポリシー設定」を参照してください。 ユーザーデバイス側の[Client audio settings]が有効になっていることを確認してください。詳しくは、「ユーザーデバイス側のオーディオ設定ポリシー」を参照してください。

クライアントオーディオリダイレクト

サーバー上で実行しているアプリケーションからユーザーデバイス上のスピーカーまたはヘッドフォンなどのサウンドデバイスでオーディオが再生されるようにするには、ポリシーに[クライアントオーディオリダイレクト]設定を追加して[許可](デフォルト)を指定します。

クライアントオーディオマッピングによりサーバーおよびネットワークの負荷が増大しますが、[クライアントオーディオリダイレクト]設定で[禁止]を指定するとHDXのすべてのオーディオ機能が無効になります。

設定について詳しくは、「オーディオのポリシー設定」を参照してください。 ユーザーデバイス側の[Client audio settings]が有効になっていることを確認してください。詳しくは、「ユーザーデバイス側のオーディオ設定ポリシー」を参照してください。

クライアントマイクリダイレクト

ユーザーデバイス上のマイクなどのサウンド入力デバイスを使って録音できるようにするには、ポリシーに[クライアントマイクリダイレクト]設定を追加して[許可](デフォルト)を指定します。

ユーザーデバイスとの信頼関係が設定されていないサーバー上のセッションでマイクを使用しようとすると、セキュリティに関する警告がユーザーに表示されます。この場合、クライアント側のマイクへのアクセスを許可するかどうかをユーザーが選択できます。 この警告は、ユーザーがCitrix Receiver側で無効にできます。

設定について詳しくは、「オーディオのポリシー設定」を参照してください。 ユーザーデバイス側の[Client audio settings]が有効になっていることを確認してください。詳しくは、「ユーザーデバイス側のオーディオ設定ポリシー」を参照してください。

オーディオプラグアンドプレイ

ポリシーの[オーディオプラグアンドプレイ]設定では、録音やサウンド再生のための複数のオーディオデバイスの使用を許可または禁止します。 この設定項目は、デフォルトで[有効]になっています。

この設定項目は、WindowsサーバーOSマシンのみに適用されます。

設定について詳しくは、「オーディオのポリシー設定」を参照してください。

オーディオリダイレクトの最大帯域幅(Kbps)とオーディオリダイレクトの最大帯域幅(%)

ポリシーの[オーディオリダイレクトの最大帯域幅(Kbps)]設定では、クライアント側デバイスによるオーディオの再生や録音で使用可能な最大帯域幅を、キロビット/秒(Kbps)単位で指定します。 ポリシーの[オーディオリダイレクトの最大帯域幅(%)]設定では、クライアント側デバイスによるオーディオの再生や録音で使用可能な最大帯域幅を、セッション全体に対する割合で指定します。 これらの設定には、デフォルトで0が指定されており、帯域幅に制限はありません。 両方の設定を構成した場合、より高い制限(より小さい値)の設定が適用されます。

設定について詳しくは、「帯域幅のポリシー設定」を参照してください。 ユーザーデバイス側の[Client audio settings]が有効になっていることを確認してください。詳しくは、「ユーザーデバイス側のオーディオ設定ポリシー」を参照してください。

UDPでのオーディオリアルタイムトランスポートとオーディオUDPポートの範囲

ポリシーの[UDPでのオーディオリアルタイムトランスポート]設定は、デフォルトで[有効]が選択されています(インストール時に選択した場合)。これにより、サーバーのUDPポートが開き、[UDPでのオーディオリアルタイムトランスポート]設定が有効な接続でそのポートが使用されます。 ネットワークで輻輳やパッケット損失などが生じる環境で最適なユーザーエクスペリエンスを提供するため、オーディオのUDP/RTPを構成することをお勧めします。
重要:NetScaler Access Gatewayがパスにない場合、UDPで変換されるオーディオデータは暗号化されません。 NetScaler Access GatewayがXenAppおよびXenDesktopのリソースにアクセスするよう構成されている場合、エンドポイントデバイスとNetScaler Access Gateway間のオーディオトラフィックはDTLSプロトコルで保護されます。

ポリシーの[オーディオUDPポートの範囲]設定では、Virtual Delivery Agent(VDA)でユーザーデバイスとのオーディオパケットデータの送受信に使用されるポート番号の範囲を指定します。

デフォルトでは、16500~16509の範囲が指定されています。

[UDPでのオーディオリアルタイムトランスポート]設定については「オーディオのポリシー設定」を、[オーディオUDPポートの範囲]設定については「マルチストリーム接続のポリシー設定」を参照してください。 ユーザーデバイス側の[Client audio settings]が有効になっていることを確認してください。詳しくは、「ユーザーデバイス側のオーディオ設定ポリシー」を参照してください。

ユーザーデバイス側のオーディオ設定ポリシー

  1. グループポリシーオブジェクトテンプレートによるReceiverの構成」に従って、グループポリシーテンプレートをロードします。
  2. グループポリシーエディターで、[管理用テンプレート]>[Citrix Components]>[Citrix Receiver]>[User Experience]の順に開きます。
  3. [Client audio settings]を開き、[未構成][有効]、または[無効]をクリックします。
    • 設定しない: デフォルトでは、オーディオリダイレクトは高品質オーディオ、または以前に構成したカスタムのオーディオ設定で有効になります。
    • Enabled。 オーディオリダイレクトは、選択したオプションで有効になります。
    • 無効。 オーディオリダイレクトは無効化されます。
  4. [有効]をクリックした場合は、音質を選択します。 UDPオーディオでは、[Medium](デフォルト)を使用してください。
  5. UDPオーディオでは、[Enable Real-Time Transport]チェックボックスをオンにして、ローカルのWindowsファイアウォールを通過するための着信ポートの範囲を指定します。
  6. UDPオーディオをNetScaler Access Gatewayで使用するには、[Allow Real-Time Transport Through gateway]チェックボックスをオンにします。 NetScaler Access GatewayはDTLSで構成する必要があります。 詳しくは、「UDP Audio Through a Netscaler Gateway」を参照してください。

エンドポイントデバイスで上記の変更を行う制御権を持っていない場合(BYODの場合や家庭用コンピューターの場合など)、管理者としてStoreFrontのdefault.ica属性を使用してUDPオーディオを有効にします。

  1. StoreFrontマシンで、メモ帳などのエディターを使用してC:\inetpub\wwwroot\Citrix\<ストア名>\App_Data\default.icaを開きます。
  2. [Application]セクションに以下の項目を記入します。
-command コピー

; This is to enable Real-Time Transport

EnableRtpAudio=true

; This is to Allow Real-Time Transport Through gateway

EnableUDPThroughGateway=true

; This is to set audio quality to Medium

AudioBandwidthLimit=1-

; UDP Port range

RtpAudioLowestPort=16500

RtpAudioHighestPort=16509

UDPオーディオは、default.icaの編集で有効になっている場合、そのストアを使用するすべてのユーザーに対して有効化されます。

マルチメディア会議でのエコーの解消

オーディオまたはビデオ会議にユーザーが参加したときに、音声にエコーがかかって聞こえることがあります。 通常、この問題はスピーカーとマイクが近すぎる場合に発生します。 このため、オーディオまたはビデオ会議ではヘッドセットを使用することをお勧めします。

HDXには、会議中のエコーを最小限に抑えるためのエコーキャンセル機能が用意されており、デフォルトで有効になっています。 エコーキャンセル機能の効果は、スピーカーとマイクとの距離により異なります。スピーカーとマイクは、近づけすぎず遠ざけすぎず、最適に配置してください。

エコーキャンセル機能を無効にするには、レジストリ設定を変更します。 レジストリを編集する場合は細心の注意が必要です。レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、Windowsの再インストールが必要になる場合もあります。 レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。 レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。 また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
  1. ユーザーデバイス上でレジストリエディターを開き、以下のレジストリキーを選択します。
    • 32ビットシステム:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ICA Client\Engine\Configuration\Advanced\Modules\ClientAudio\EchoCancellation
    • 64ビットシステム:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\ICA Client\Engine\Configuration\Advanced\Modules\ClientAudio\EchoCancellation
  2. [値のデータ]ボックスの値をFALSEに変更します。