XenServer 6.2.0ライセンスの管理
このトピックでは、XenServerバージョン6.2.0のライセンスを管理する方法について説明します。
インストールした直後のXenServerは、ライセンスが適用されていない状態で動作します。ライセンスが適用されていない状態でも各機能に対する制限はなく、XenServer 6.2.0のすべての機能を無償で使用できます。ただし、以下を行う場合は Citrix XenServer Per-Socket または Citrix XenServer for XenDesktop ライセンスが必要です。
- Citrixのテクニカルサポートを受ける。
- XenCenterを使用してHotfixを適用する。
XenServerのライセンスは、サーバー上のCPUソケットごとに必要で、プール内のすべてのサーバーに適用する必要があります。ライセンス済みのサーバーとそうでないサーバーを同一プール内で混在させた場合、ライセンスが適用されていない状態として動作します。
割り当てるには XenServer ライセンス
- [ツール] メニューの [ライセンスマネージャ] を選択します。
- ライセンスを割り当てるホストまたはプールを選択し、[ライセンスの割り当て] をクリックします。
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[ライセンスの適用] ダイアログボックスで、ライセンスサーバーに要求するライセンスの種類を選択します。
- Citrix XenServer Per-Socket :サーバー上の動作CPUソケットごとにライセンスを適用するには、このオプションを選択します。このライセンスモデルは、XenServer バージョン6.2.0に適用されます。
- Citrix XenServer for XenDesktop :既存のCitrix XenServer for XenDesktopライセンスを適用するには、このオプションを選択します。
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ライセンスサーバーの詳細を指定して、[OK] をクリックします。
注: ライセンスサーバーは、デフォルトでポート 27000 を使用してCitrix製品と通信します。ライセンスサーバー上でデフォルト以外のポート番号を使用している場合は、[ポート番号] ボックスの値を変更します。ポート番号の変更手順について詳しくは、Citrix製品ドキュメント Webサイトの「ライセンス管理」のトピックを参照してください。
XenCenterは、指定されたCitrix V6ライセンスサーバーと通信し、必要なライセンスを要求します。ライセンスの要求に成功すると、ライセンスがチェックアウトされ、XenCenterのライセンスマネージャの表示が更新されます。ライセンスサーバーと通信できない場合は、サーバーが30日間のライセンス猶予期間に入ります。
注: ライセンスを要求または適用するときに、XenServerのバージョンおよびライセンスの種類に関する情報がCitrix社に送信される場合があります。そのほかの情報(システムのユーザーの情報、環境で実行される仮想マシンの情報、XenServer環境の情報など)は収集されず、Citrix社に送信されません。ライセンス処理に付随してCitrixにより収集される情報は、Citrixでの個人情報保護ポリシーに基づいて慎重に処理されます。詳しくは、http://www.citrix.com/privacy を参照してください。
無償版からXenServer 6.2.0へのアップグレード
無償版のサーバーやプールをXenServer 6.2.0にアップグレードすると、XenServerの全機能が使用可能になりますが、ライセンスが適用されていない状態で動作します。この場合、XenCenterにライセンスの状態として [サポートされません] と表示され、XenCenterでHotfixなどの更新ソフトウェアを適用できません。ライセンスを購入してサーバーやプールに新しいライセンスを割り当てると、ライセンスの状態として [ライセンス済み] と表示され、[ライセンスの種類] に [Citrix XenServer Per-Socket Edition] と表示されます。
Advanced Edition、Enterprise Edition、またはPlatinum EditionからXenServer 6.2.0へのアップグレード
有償版のサーバーやプールをXenServer 6.2.0にアップグレードすると、XenServerの全機能が使用可能になりますが、ライセンスが適用されていない状態で動作します。この場合、XenCenterにライセンスの状態として [サポートされません] と表示され、XenCenterでHotfixなどの更新ソフトウェアを適用できません。この場合、以下の手順で新しいライセンスを適用します。
- 既存のサーバー単位のライセンスをCPUソケット単位のライセンスに交換します。
- 新しいライセンスファイルをライセンスサーバーに追加します。
- 既存のXenServerサーバーまたはプールに新しいライセンスを適用します。
新しいライセンスを適用すると、ライセンスの状態として [ライセンス済み] と表示され、[ライセンスの種類] に [Citrix XenServer Per-Socket Edition] と表示されます。
XenServer ライセンスをリリースするには
- [ツール] メニューの [ライセンスマネージャ] を選択します。
- ホストまたはプールを選択し、[ライセンスの割り当て解除] をクリックします。