ホスト電源投入の設定

XenServer ホスト電源投入機能を使用すると、サーバーの電源をリモートから投入したり切断したりできます。この機能を使用するには、以下の手順を実行する必要があります。

  1. サーバーがリモートからの電源制御をサポートしていること(つまりWake on LAN機能、DRACまたはiLOカード、またはカスタムスクリプトが設定されていること)を確認します。詳しくは、「ホスト電源投入の要件」を参照してください。
  2. ホスト電源投入を有効または無効にするには」の手順に従って、ホスト電源投入機能を有効にします。iLOおよびDRACプロセッサでこの手順を実行するには、プロセッサのファームウェアに設定されている資格情報が必要です。

ホスト電源投入を有効にしたサーバーの電源を投入するには、XenCenter上でそのサーバーを選択して、[サーバー]メニューの[電源投入]を選択します。

ワークロードバランスが有効なXenServer環境では、仮想マシンの移行や再起動に応じて、サーバーの電源が自動的に投入または切断されるように設定することもできます。この機能は、「電源管理」と呼ばれます。

ホスト電源投入の要件

ホスト電源投入機能を有効にするには、以下のいずれかの電源管理ソリューションが必要です:

  • Wake On LAN(WOL) をサポートするネットワークカード。
  • Dell Remote Access Controller(DRAC)。XenServerでDRACを使用するには、以下の手順に従います:
    1. Dellサプリメンタルパックをインストールする。
    2. DRACのサーバーにRACADMコマンドラインユーティリティをインストールする。
    3. DRACおよびそのインターフェイスを有効にする。通常、RACADMはDRAC管理ソフトウェアに含まれています。詳しくは、Dell社のDRACドキュメントを参照してください。
  • Hewlett-Packard Integrated Lights-Out(iLO)。XenServerでiLOを使用するには、そのサーバー上のiLOを有効にして、ネットワークに接続する必要がります。詳しくは、HP社のiLOドキュメントを参照してください。
  • XenServerの電源を投入または切断するための、管理APIに基づいたカスタムスクリプト。DRACおよびiLOでは、キー power_on_password_secret を指定することで、パスワードを安全に格納できます。詳しくは、「ホストとリソースプール」を参照してください。

ホスト電源投入を有効または無効にするには

ホスト電源投入機能をサーバー単位で有効にするにはそのサーバーの [プロパティ] ダイアログボックスを使用し、プール全体で有効にするにはプールの [プロパティ] ダイアログボックスを使用します。

  1. サーバーまたはプールを選択して、[プロパティ] ダイアログボックスを開きます。これを行うには、[サーバー] または [プール] メニューから [プロパティ] を選択します。
  2. [電源投入] ページの [電源投入モード] で、いずれかのオプションを選択します:
    • 無効 :ホスト電源投入機能が無効になります。
    • Wake on LAN(WOL) :このオプションを使用するには、サーバーにWake-on-LANが有効なネットワークカードが必要です。
    • HP Integrated Lights-Out(iLO) :このオプションを使用するには、そのサーバー上のiLOを有効にして、ネットワークに接続する必要がります。詳しくは、HP社のiLOドキュメントを参照してください。
    • Dell Remote Access Controller(DRAC) :このオプションを使用するには、サーバーにDellサプリメンタルパックをインストールしておく必要があります。詳しくは、Dell社のDRACドキュメントを参照してください。
    • カスタムの電源投入スクリプト :カスタムのPython Linuxスクリプトを使用して、XenServerホストの電源をリモートから投入したり切断(シャットダウン)したりできます。スクリプトの作成方法、およびサポートされるキー/値ペアの一覧については、「ホストとリソールプール」を参照してください。
  3. HP iLOまたはDell DRACを選択した場合は、以下の情報を入力します:
    • IPアドレス :電源管理カードとの通信で使用されるIPアドレスです。iLOまたはDRACが構成されたネットワークインターフェイスのドメイン名を入力することもできます。
    • ユーザー名 :管理プロセッサに関連付けられたiLOまたはDRACのユーザー名です。工場出荷時のものから変更されている場合があります。
    • パスワード :上記のユーザー用のパスワードです。
  4. [カスタムの電源投入スクリプト] オプションを選択した場合は、作成済みのスクリプトのパスおよびファイル名を入力します。また、[構成オプション] にスクリプトで使用するキーおよび値を入力します。フィールド間を移動するには、マウスでクリックするかTabキーを押します。

    カスタムスクリプトのファイル名を指定するときに、拡張子.pyを入力する必要はありません。

  5. [OK] をクリックして変更を保存し、[プロパティ] ダイアログボックスを閉じます。

ホスト電源投入を有効にしたら、ワークロードバランスの自動処理とホスト電源投入を設定して実行できます。

ホスト電源投入の設定