最適化推奨項目の適用

ワークロードバランスでは、リソースプールを最適化するために仮想マシンをどのように再配置(移行)すべきであるかというアドバイスが推奨項目として生成されます。最適化推奨項目は、XenCenterの [WLB] タブに表示されます。

最適化推奨項目タブ

この画像は、[WLB]タブに表示される[最適化の推奨項目]リストのスクリーンショットを示しています。[理由]列には、その推奨項目の目的が示されます。[操作]列には、最適化を達成するために推奨される操作の内容が示されます。この場合、仮想マシンHA-prot-VM-7およびサーバーhost17.domain4.bedford4.ctx4に対する推奨項目が表示されています。

最適化推奨項目の基本

ワークロードバランスでは、以下の条件に基づいて推奨項目が生成されます。

  • 管理者が設定する最適化モード(「最適化モードの変更」を参照)。
  • 物理サーバー上のCPU、メモリ、ネットワーク、およびディスクについて収集されたパフォーマンス測定値。
  • リソースプール内でのホストの役割。プールマスター上にワークロードを配置する推奨項目は、ほかのサーバー上への配置が不可能な場合のみ生成されます(同様に、最適化モードとして密度の最大化が選択されているプールでは、仮想マシンの移行先としてプールマスターが選択されるのは最後になります)。

最適化推奨項目では、再配置すべき仮想マシン、その仮想マシンを実行しているホスト、および推奨される新しいホストが示されます。また、仮想マシンの再配置が推奨される理由(CPU使用率の場合は「CPU」など)も示されます。

最適化推奨項目を適用すると、その内容に基づき、XenServerによってすべての仮想マシンが自動的に移行されます。

ヒント: リソースプールに設定されている最適化モードを確認するには、XenCenterでそのリソースプールを選択して、 [WLB] タブの [設定] セクションを参照します。

最適化推奨項目を適用するには

  1. リソース ペインでリソースプールを選択して、 [WLB] タブをクリックします。選択したリソースプールの最適化が必要な場合は、 [最適化の推奨項目] に内容が表示されます。
  2. 推奨項目を適用するには、 [すべて実行] をクリックします。XenServerにより、 [最適化推奨項目] の推奨項目に基づいて、すべての仮想マシンが移行されます。

    [すべて実行] をクリックしたら、 [通知] ビューの [イベント] ページで仮想マシンの移行状況を確認できます。

高可用性環境でのワークロードバランス

ワークロードバランス機能とXenServerの高可用性機能が有効なリソースプールでは、これらの2つの機能が相互にどのように影響するかを理解する必要があります。ワークロードバランスは、高可用性機能と競合しないように設計されています。ワークロードバランスで生成される推奨項目と高可用性設定が競合する場合は、常に高可用性機能の設定が優先されます。つまり、以下のようになります。

  • [高可用性の設定] ダイアログボックスの [許可する障害数] ボックスの値を超える数のホストは、ワークロードバランスにより自動的に電源が切断されることはありません。
    • ただし、電源を切断することが推奨項目として提示される場合があります。たとえば、高可用性で許可する障害数として1が設定されている場合に、ワークロードバランスにより2台のホストのシャットダウンが推奨されることがあります。この推奨項目を適用しようとすると、XenCenterは「高可用性が保証されなくなる」という内容のエラーメッセージが表示します。
    • 自動モードでワークロードバランスが動作する場合は、電源管理を有効にしても、高可用性で許可する障害数を超える数の推奨項目は無視されます。この場合、ワークロードバランスのログファイルに「高可用性が有効なため電源管理推奨項目を適用できない」という内容のメッセージが記録されます。