Product Documentation

XenMobile 10のクラスタリングの構成

Aug 02, 2016

XenMobileのバージョン10より前では、Device Managerをクラスターとして、App Controllerを高可用性ペアとして構成していました。 XenMobile 10では、XenMobile 9のDevice ManagerとApp Controllerが統合されました。 バージョン10では、高可用性はXenMobileに適用されなくなっています。 そのため、クラスタリングを構成するには、以下の2つの負荷分散仮想IPアドレスをNetScalerで構成する必要があります。

  • モバイルデバイス管理(MDM)負荷分散仮想IPアドレス:クラスター内に構成されたXenMobileノードと通信するには、MDM負荷分散仮想IPアドレスが必要です。 この負荷分散はSSLブリッジモードで行われます。
  • モバイルアプリケーション管理(MAM)負荷分散仮想IPアドレス:クラスター内に構成されたXenMobileノードとNetScaler Gatewayが通信するには、MAM負荷分散仮想IPアドレスが必要です。 XenMobile 10ではデフォルトで、NetScaler Gatewayからのすべてのトラフィックはポート8443で負荷分散仮想IPアドレスにルーティングされます。

この項目の手順では、新しいXenMobile仮想マシン(VM)を作成し、新しいVMを既存のVMに参加させることにより、クラスター設定を作成する方法について説明します。

前提条件

  • 必要なXenMobileノードが完全に構成されていること
  • MDM Lバンド用の1つの公開IPアドレスとMAM用の1つの公開IPアドレス
  • サーバー証明書
  • NetScaler Gateway仮想IPアドレス用の1つの空きIPアドレス

クラスター構成におけるXenMobile 10.xのリファレンスアーキテクチャ図については、「アーキテクチャの概要」を参照してください。

XenMobileクラスターノードのインストール

必要なノードの数に基づいて、新しいXenMobile VMを作成します。 新しいVMが同じデータベースを指すようにし、同じPKI証明書のパスワードを指定します。

  1. 新しいVMのコマンドラインコンソールを開き、管理者アカウント用の新しいパスワードを入力します。



  2. 次の図のようなネットワーク構成情報を指定します。



  3. データ保護のためにデフォルトのパスワードを使用する場合、「y」を入力します。または「n 」を入力して、新しいパスワードを入力します。



  4. FIPSを使用する場合は、「y」を入力します。または「n」を入力します。



  5. 完全に構成されたVMが指していたのと同じデータベースを指すように、データベースを構成します。 次のメッセージが表示されます。Database already exists.



  6. 最初のVMに付与した証明書のものと同じパスワードを入力してください。



    パスワードの入力が完了すると、2台目のノードでの初期構成が完了します。



  7. 構成が完了すると、サーバーが再起動され、ログオンダイアログボックスが開きます。



    注:ログオンダイアログボックスは最初のVMのログオンダイアログボックスと同じです。 同じであるため、両方のVMで同じデータベースサーバーを使用していることが確認できます。
  8. WebブラウザーでXenMobileコンソールを開くには、XenMobileの完全修飾ドメイン名(FQDN)を使用します。
  9. [Dashboard]で画面右上のツールアイコンをクリックします。



    [Support]ページが開きます。



  10. [Advanced][クラスター情報]をクリックします。

    クラスターのメンバー、デバイス接続情報、タスクなど、クラスターに関するすべての情報が表示されます。



新しいノードがクラスターのメンバーになります。 別のノードを追加する場合も、手順は同じです。

NetScalerでXenMobileクラスターの負荷分散を構成するには

必要なノードをXenMobileクラスターのメンバーとして追加した後、クラスターにアクセスできるようにノードの負荷分散を行う必要があります。 負荷分散を行うには、NetScaler 10.5.xで利用可能なXenMobileウィザードを実行します。 ウィザードの実行によりXenMobileの負荷分散を行う手順は、以下のとおりです。

  1. NetScalerにログオンします。



  2. [Configuration]タブで[XenMobile]をクリックし、[Get Started]をクリックします。



  3. [Access through NetScaler Gateway]チェックボックスと[Load Balance XenMobile Servers]チェックボックスをオンにし、[Continue]をクリックします。



  4. NetScaler GatewayのIPアドレスを入力し、[Continue]をクリックします。



  5. 以下のいずれかの方法でサーバー証明書をNetScaler Gatewayの仮想IPアドレスにバインドして[Continue]をクリックします。
    • [Use existing certificate]で一覧からサーバーの証明書を選択します。
    • [Install Certificate]タブをクリックして、新しいサーバーの証明書をアップロードします。



  6. 認証サーバーの詳細を入力して、[Continue]をクリックします。



    注:[Server Logon Name Attribute]がXenMobile LDAP構成で指定したものと同じであることを確認してください。
  7. [XenMobile settings]の下で[Load Balancing FQDN for MAM]を入力し、[Continue]をクリックします。



    注:MAM負荷分散仮想IPアドレスのFQDNとXenMobileのFQDNが同じであることを確認してください。
  8. SSLブリッジモード(HTTPS)を使用する場合は、[HTTPS communication to XenMobile Server]を選択します。 ただし、SSLオフロードを使用する場合は、前の図に示したように[HTTP communication to XenMobile Server]を選択します。 このトピック用には、SSLブリッジモード(HTTPS)が選択されます。
  9. MAM負荷分散仮想IPアドレス用のサーバー証明書をバインドして、[Continue]をクリックします。

  10. [XenMobile Servers]の下で[Add Server]をクリックしてXenMobileノードを追加します。



  11. XenMobileノードのIPアドレスを入力して[Add]をクリックします。



  12. 手順10および11を繰り返して、XenMobileクラスターの一部であるXenMobileノードを追加します。 追加したすべてのXenMobileノードが表示されます。 [続ける]をクリックします。



  13. [Load Balance Device Manager Servers]をクリックしてMDM負荷分散の構成を続行します。

  14. MDM負荷分散IPアドレス用に使用するIPアドレスを入力し、[Continue]をクリックします。



  15. 一覧にXenMobileノードが表示されたら、[Continue]をクリックしてから[Done]をクリックして処理を完了します。



    [XenMobile]ページに仮想IPアドレスのステータスが表示されます。



  16. 仮想IPアドレスが使用可能で動作状態になっているかどうかを確認するには、[Configuration]タブをクリックし、[Traffic Management][Load Balancing][Virtual Servers]の順にクリックします。



    NetScalerのDNSエントリがMAM負荷分散仮想IPアドレスを指していることも示されます。