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アプリのプロビジョニングとプロビジョニング解除

2018年4月5日

アプリケーションのプロビジョニングの中心は、モバイルアプリのライフライクル管理であり、主としてXenMobile環境内でのモバイルアプリのラップ、構成、配信、管理を行います。場合によっては、プロビジョニングプロセスの一環としてアプリケーションコードの開発や変更も行います。XenMobileには、アプリのプロビジョニングに使用できるさまざまなツールとプロセスが用意されています。

アプリのプロビジョニングに関するこの記事を読む前に、アプリおよびユーザーコミュニティに関する各記事を読むことをお勧めします。組織でユーザーに提供する予定のアプリの種類を確定したら、アプリをライフサイクル全体にわたって管理するプロセスの概要を策定できるようになります。

アプリのプロビジョニングプロセスを定める際には、次の点を考慮してください。

  • アプリのプロファイリング: 最初はアプリの数も限られているかもしれませんが、ユーザーへの普及率が増加し環境が拡大するにつれて、管理するアプリの数が急増する可能性があります。アプリのプロビジョニングを簡単に管理できるように、初めからアプリのプロファイルを明確に定義する必要があります。アプリのプロファイリングを行うことにより、非技術的な観点から、アプリを論理的なグループに分類できます。たとえば、次の要素に基づいてアプリのプロファイルを作成します。
    • バージョン:追跡用のアプリのバージョン
    • インスタンス:ユーザー集団別に、異なるアクセスレベルなどを設定してインスタンスを複数展開
    • プラットフォーム:iOS、Android、またはWindows
    • 対象ユーザー:標準ユーザー、部署、経営幹部
    • 所有権:アプリを所有する部門
    • 種類:MDX、パブリック、WebおよびSaaS、またはWebリンク
    • アップグレードサイクル:アプリをアップグレードする頻度
    • ライセンス:ライセンス要件と所有権
    • MDXポリシー:MDXセキュリティポリシーでラップするかどうか
    • ネットワークアクセス:アクセスの種類(セキュアブラウズやフルVPNなど)

例:

要素 Secure Mail メール In-House Epic Rover
バージョン 10.1 10.1 X.x X.x
インスタンス VIP 医師 臨床 臨床
プラットフォーム iOS iOS iOS iOS
対象ユーザー VIPユーザー 医師 臨床ユーザー 臨床ユーザー
所有権 IT部門 IT部門 IT部門 IT部門
種類 MDX MDX ネイティブ パブリック
アップグレードサイクル 四半期ごと 四半期ごと 1年ごと -
ライセンス管理 - - - VPP
MDXポリシー はい はい はい いいえ
ネットワークアクセス VPN VPN VPN パブリック
  • アプリのバージョン管理: アプリのバージョンの管理および追跡は、プロビジョニングプロセスの重要な要素です。通常、ユーザーがバージョン管理を意識することはありません。ユーザーは、アプリの新しいバージョンがダウンロード可能になったときに通知を受け取るだけです。管理者の観点では、作成現場に影響を与えないために、作成担当者以外がアプリの各バージョンのレビューおよびテストを行うことも重要です。

    また、特定のアップグレードが本当に必要かどうかを評価することも重要です。アプリのアップグレードには、通常2つのタイプがあります。1つは特定のバグの修正などのマイナーアップグレードであり、もう1つは、アプリに大幅な変更や改善をもたらすメジャーリリースです。どちらの場合でも、アップグレードが必要かどうか評価するために、アプリのリリースノートを慎重に確認する必要があります。

  • アプリの署名およびラップ: XenMobileでは、管理対象のアプリにMDXポリシーを設定して、アプリをラップすることで企業データを保護できます。アプリのラップについて詳しくは、「XenMobile MDX Service」を参照してください。ラップされたアプリのアプリプロビジョニングプロセスは、標準的なラップされていないアプリのプロビジョニングプロセスとは大きく異なります。
  • アプリのセキュリティ: プロビジョニングプロセスの一環として、個々のアプリまたはアプリプロファイルのセキュリティ要件を定義します。アプリを展開する前に、セキュリティ要件を特定のMDMポリシーまたはMAMポリシーにマップすると、アプリの展開を大幅に簡略化し、迅速に行えるようになります。特定のアプリを異なる方法で展開する場合や、アプリで必要とされるセキュリティコンプライアンスの種類に応じて、XenMobile環境のアーキテクチャの変更が必要になる場合があります。たとえば、重要なビジネスインテリジェンスアプリの使用を許可するためにデバイスを暗号化したり、特定のアプリでエンドツーエンドのSSL暗号化やジオフェンシングを必須にしたりすることなどが考えられます。
  • アプリの配信: XenMobileでは、アプリをMDMアプリまたはMAMアプリとして配信できます。MDMアプリはXenMobileストアに表示されます。このストアを利用することで、デバイスレベルの制限以外はアプリの制御を行うことなく、パブリックアプリまたはネイティブアプリをユーザーへ簡単に配信できます。一方、MAMモードでのアプリの配信では、アプリの配信およびアプリ自体を完全に制御できます。オンプレミスのXenMobile環境にMDMと合わせてアプリ管理の要件も設けられている場合、通常はMAMモードでのアプリの配信が最適です。MAMモードでアプリを配信する場合は、モバイルデバイスをXME(MDM+MAM)モードまたはMAM-onlyモードに登録する必要があります。
  • アプリケーションのメンテナンス:
    • 初期監査の実施:実稼働環境に存在するアプリのバージョン、および最新のアップグレードサイクルを常に把握しておく必要があります。アップグレードが必要になった特定の機能やバグの修正を記録します。
    • ベースラインの確立:アプリごとに、最新の安定リリースのリストを維持する必要があります。アップグレード後に予期しない問題が発生した場合、そのアプリのバージョンを戻す必要があります。また、ロールバックの計画を作成する必要もあります。アプリのアップグレードは、実稼働環境へ導入する前にテスト環境でテストする必要があります。可能であれば、まず実稼働環境の一部のユーザーにアップグレードを展開してから、次にユーザーベース全体に展開することをお勧めします。
    • Citrixのソフトウェアのアップデート通知およびサードパーティソフトウェアベンダの通知の購読:これは、アプリの最新リリースに関する最新の情報を常に把握するために重要です。早期アクセスリリース(EAR)ビルドを事前に入手し、テストできる場合もあります。
    • ユーザーへの通知の方針の作成:アプリのアップグレードが利用可能になった場合のユーザーへの通知方法を定める必要があります。展開前に、ユーザーにトレーニングを提供してください。アプリの更新前に、複数の通知を送信できます。アプリによっては、メール通知やウェブサイトで通知を行うことが最適な場合もあります。

アプリライフサイクル管理は、アプリの初期展開から廃止に至るまでのライフサイクル全体に相当します。アプリのライフサイクルは、次の5つの段階に分けられます。

  1. 仕様要件:ビジネスケースとユーザー要件から着手します。
  2. 開発:アプリがビジネスニーズを満たしていることを検証します。
  3. テスト:テストユーザー、問題、バグを特定します。
  4. 展開:実稼働環境のユーザーにアプリを展開します。
  5. メンテナンス:アプリのバージョンを更新します。実稼働環境でアプリを更新する前に、テスト環境にアプリを展開します。

アプリのプロビジョニングとプロビジョニング解除

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