Citrix Workspace app for Windows

HDXトランスポート

HDXアダプティブスループット

HDXアダプティブスループットは、出力バッファーを調整することで、ICAセッションのピークスループットをインテリジェントに微調整します。出力バッファーの数は、最初は大きい値に設定されます。値を大きくすることで、特に高遅延のネットワークで、データをより迅速かつ効率的にクライアントに送信できます。

高い双方向性、高速なファイル転送、スムーズなビデオ再生、および高いフレームレートと解像度により、優れたユーザーエクスペリエンスを実現します。

セッションの双方向性を常に測定して、ICAセッション内のデータストリームが双方向性に悪影響を及ぼしているかどうかを判別します。悪影響を及ぼしている場合、スループットを低下させて、大規模データストリームがセッションに与える影響を減らし、双方向性を回復できるようにします。

この機能は、Windows向けCitrix Workspaceアプリ1811以降でのみサポートされています。

重要:

HDXアダプティブスループットでは、メカニズムをクライアントからVDAに移行することにより、出力バッファーを変更しています。そのため、Knowledge Centerの記事CTX125027に記載されているとおり、クライアント上の出力バッファー数を調整しても効果はありません。

アダプティブトランスポート

アダプティブトランスポートは、Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSのメカニズムであり、ICA接続のトランスポートプロトコルとしてEnlightened Data Transport(EDT)の使用を可能にします。詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「アダプティブトランスポート」を参照してください。

オーディオの損失耐性モード

Citrix Workspaceアプリは オーディオリダイレクトの損失耐性モードを使用します。この機能により、ユーザーが遅延やパケット損失が大きいネットワーク経由で接続している場合に、リアルタイムストリーミングのユーザーエクスペリエンスが向上します。

VDAバージョン2311以降を使用する必要があります。デフォルトでは、この機能はWindows向けCitrix Workspaceアプリで有効になっています。ただし、VDAでは無効になっています。

オーディオの損失耐性モードを有効にするには、次のレジストリ値を構成し、マシンを再起動します。

マルチセッションVDAの場合:

  • キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Audio
  • 値の名前:EdtUnreliableAllowed
  • 値の種類:DWORD
  • 値のデータ:1

ワークステーションVDAの場合:

  • キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\Audio
  • 値の名前:EdtUnreliableAllowed
  • 値の種類:DWORD
  • 値のデータ:1
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