オリジンではなくキャッシュへの直接ポリシーヒット
デフォルトでは、リクエストがポリシーに一致すると、Citrix ADCアプライアンスは、キャッシュリダイレクトの構成に応じて、オリジンサーバーに直接送信するか、オリジンの負荷分散仮想サーバーに要求を転送します。
要求がポリシーに一致したときに、要求がキャッシュの負荷分散仮想サーバーに転送されるように、デフォルトの動作を変更できます。
ポリシーヒットの送信先をオリジンまたはキャッシュに変更するには、onPolicyMatch パラメータを使用します。このパラメータには、キャッシュのリダイレクションポリシーと一致するリクエストの送信先を指定します。
有効なオプションは次のとおりです。
- CACHE-一致するすべての要求をキャッシュに送ります。
- ORIGIN-一致するすべての要求をオリジナル・サーバーに送信します。
注記:このオプションを使用するには、キャッシュ方向タイプを「ポリシー」(POLICY) として選択する必要があります。
指定可能な値:CACHEとORIGIN
デフォルト値:ORIGIN
CLI を使用して、ポリシーヒットの送信先をオリジンまたはキャッシュに変更する
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、ポリシーヒットの宛先を変更し、設定を確認します。
- set cr vserver <name> [-onPolicyMatch (ORIGIN | CACHE)]
- show cr vserver <name>
例:
> set cr vserver Vserver-CRD-1 -onPolicyMatch CACHE
Done
> show cr vserver Vserver-CRD-1
Vserver-CRD-1 (*:80) - HTTP Type: CONTENT
State: UP ARP:DISABLED
Client Idle Timeout: 180 sec
Down state flush: ENABLED
Disable Primary Vserver On Down : DISABLED
Default: Content Precedence: URL Cache: TRANSPARENT
On Policy Match: CACHE L2Conn: OFF OriginUSIP: OFF
Redirect: POLICY Reuse: ON Via: ON ARP: OFF
1) Cache bypass Policy: bypass-cache-control
2) Cache bypass Policy: Policy-CRD
Done
GUI を使用して、ポリシーヒットの送信先をオリジンまたはキャッシュに変更する
- [トラフィック管理] > [キャッシュリダイレクト] > [仮想サーバー] に移動します。
- 詳細ウィンドウで、ポリシーヒットの宛先を変更する仮想サーバー ( Vserver-CRD-1など) を選択し、[開く] をクリックします。
- [仮想サーバーの構成 (キャッシュリダイレクト)] ダイアログボックスで、[詳細設定] タブをクリックします。
- [リダイレクト先] ドロップダウンリストから [CACHE] または [ORIGIN] を選択します。
- [OK] をクリックします。
オリジンではなくキャッシュへの直接ポリシーヒット
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