Citrix Virtual Apps and Desktops

ユニバーサル印刷のポリシー設定

ユニバーサル印刷セクションには、ユニバーサル印刷の管理に関するポリシー設定が含まれています。

ユニバーサル印刷 EMF 処理モード

この設定では、Windowsユーザーデバイス上でのEMFスプールファイルの処理方法を制御します。

デフォルトでは、EMFスプールファイルがクライアント上のスプールキューに直接挿入されます。

この設定では、次のオプションを選択します。

  • [EMFスプールファイルを再処理する]を有効にすると、EMFスプールファイルが再処理され、ユーザーデバイス上のGDIサブシステム経由で送信されます。通常、EMF再処理を必要とするドライバーは自動的に検出され、適切な印刷経路が使用されますが、セッションで正しく検出されない場合があります。そのような場合にこのオプションを選択します。
  • Citrixユニバーサルプリンタードライバーで[EMFスプールファイルを直接挿入する]を有効にすると、EMFレコードがホスト上でスプールされ、そのEMFスプールファイルがユーザーデバイス側に送信され処理されます。通常、このEMFスプールファイルはクライアント上のスプールキューに直接挿入されます。EMF形式を処理できるプリンターおよびドライバーでは、この方法により印刷を高速に実行できます。

ユニバーサル印刷イメージ圧縮制限

この設定では、Citrixユニバーサルプリンタードライバーでのイメージ印刷で使用できる品質レベルの上限を指定します。

デフォルトでは、イメージ品質の上限が[最高品質(無損失圧縮)]に設定されています。

[非圧縮]を選択すると、EMF印刷では圧縮が無効になります。

この設定では、次のオプションを選択します。

  • 圧縮なし
  • 最高品質(無損失圧縮)
  • 高品質
  • 標準品質
  • 低品質(最大圧縮)

この設定項目を[ユニバーサル印刷最適化デフォルト]と同じポリシーに追加する場合は、次の点に注意してください。

  • [ユニバーサル印刷イメージ圧縮制限]での圧縮レベルが[ユニバーサル印刷最適化デフォルト]での設定よりも低い場合は、[ユニバーサル印刷イメージ圧縮制限]の圧縮レベルが適用されます。
  • [ユニバーサル印刷イメージ圧縮制限]で[非圧縮]を選択すると、[ユニバーサル印刷最適化デフォルト]の[必要なイメージ品質]および[ヘビーウェイト圧縮を有効にする]オプションの設定は無視されます。

ユニバーサル印刷最適化デフォルト

この設定では、セッションで作成されるユニバーサルプリンタードライバーのデフォルトの印刷最適化オプションを指定します。

  • [必要なイメージ品質]では、ユニバーサル印刷に適用されるイメージ圧縮レベルの上限を指定します。デフォルトでは[標準品質]が選択されており、ユーザーは標準品質または低品質(最大圧縮)を使ってイメージを印刷できます。
  • [ヘビーウェイト圧縮を有効にする]では、ヘビーウェイト圧縮を有効または無効にします。この機能では、画質を損なわずに[必要なイメージ品質]での圧縮レベルよりも高い帯域幅削減が提供されます。デフォルトでは、ヘビーウェイト圧縮は無効になっています。
  • [イメージおよびフォントのキャッシュ]では、印刷ストリームで使用されているイメージやフォントをキャッシュするかどうかを指定します。キャッシュを有効にすると、同一のイメージやフォントがプリンターに複数回送信されることを防ぐことができます。デフォルトでは、埋め込みイメージおよびフォントがキャッシュされます。これらの設定は、ユーザーデバイスでその機能をサポートしている場合にのみ適用されます。
  • [非管理者によるこれらの設定の変更を許可する]では、非管理者ユーザーがセッション内でこれらの最適化設定を変更することを許可または禁止します。デフォルトでは、禁止されています。

注: これらのすべてのオプションは、EMF印刷に対してのみ適用されます。XPS印刷では、[必要なイメージ品質]オプションのみがサポートされます。

この設定項目を[ユニバーサル印刷イメージ圧縮制限]と同じポリシーに追加する場合は、次の点に注意してください。

  • [ユニバーサル印刷イメージ圧縮制限]での圧縮レベルが[ユニバーサル印刷最適化デフォルト]での設定よりも低い場合は、[ユニバーサル印刷イメージ圧縮制限]の圧縮レベルが適用されます。
  • [ユニバーサル印刷イメージ圧縮制限]で[非圧縮]を選択すると、[ユニバーサル印刷最適化デフォルト]の[必要なイメージ品質]および[ヘビーウェイト圧縮を有効にする]オプションの設定は無視されます。

ユニバーサル印刷プレビューの設定

この設定では、自動作成プリンターまたは汎用ユニバーサルプリンターの印刷プレビュー機能を使用するかどうかを指定します。

デフォルトでは、自動作成プリンターまたは汎用ユニバーサルプリンターの印刷プレビューは使用できません。

この設定では、次のオプションを選択します。

  • 自動作成プリンターまたは汎用ユニバーサルプリンターの印刷プレビューを使用しない
  • 自動作成プリンターの印刷プレビューのみを使用する
  • 汎用ユニバーサル プリンターの印刷プレビューのみを使用する
  • 自動作成プリンターおよび汎用ユニバーサル プリンターの印刷プレビューを使用する

ユニバーサル印刷品質制限

この設定では、セッションでの印刷出力で使用できる最大DPI値(インチあたりのドット数)を指定します。

デフォルトでは[制限なし]が選択されており、ユーザーは接続しているプリンターで許可されている最高印刷品質を選択できます。

そのほかの値を選択すると、ユーザーが使用できる出力解像度が制限されます。この設定では、印刷品質自体と、ユーザーが接続するプリンターの印刷能力の両方が制限されます。たとえば、[中解像度(600dpi)]を選択した場合、ユーザーの印刷出力の最高品質は600DPIに制限され、ユニバーサルプリンターの[詳細設定]タブの印刷品質設定には、中品質(600DPI)を超える解像度オプションが表示されなくなります。

この設定では、次のオプションを選択します。

  • ドラフト(150 dpi)
  • 低解像度(300 dpi)
  • 中解像度(600 dpi)
  • 高解像度(1200 dpi)
  • 制限なし
ユニバーサル印刷のポリシー設定