Citrix Virtual Apps and Desktops

上級設定のポリシー設定

ロックされたファイルにアクセスする場合の試行数

ロックされたファイルにアクセスする場合の試行数を設定します。

このポリシーが無効の場合は、デフォルト値の5回が使用されます。このポリシーをここで構成しない場合、INIファイルの値が使用されます。このポリシーをここでまたはINIファイルで構成しない場合、デフォルト値が使用されます。

ログオフ時にインターネットCookieファイルを処理

一部の展開環境では、Index.datファイルでは参照されない余分なインターネットCookieがそのまま残ります。ブラウズ実行後にファイルシステムに余分なCookieが残ると、プロファイルが膨張化することとなります。このポリシーを有効にすると、Index.datの処理が強制的に実行され、余分なCookieが削除されます。このポリシーを有効にするとログオフに時間がかかるため、問題がある場合にのみ設定を有効にします。

このポリシーをここで構成しない場合、INIファイルの値が使用されます。このポリシーをここでまたはINIファイルで構成しない場合、Index.datの処理は実行されません。

自動構成を無効にする

Profile Managementでは、あらゆるCitrix Virtual Desktops環境(Personal vDiskの存在など)が検査され、それに応じてグループポリシーが構成されます。調整されるのは[未構成]状態のProfile Managementポリシーのみなので、ユーザーによるカスタマイズは保持されます。これにより、短時間での展開と容易な最適化が可能になります。この自動構成機能には特別な構成は必要ありません。アップグレード(既存の設定を保持する場合)やトラブルシューティングを行うときは、自動構成機能を無効にすることができます。この自動構成機能は、Citrix Virtual Appsやほかの環境では使用できません。

自動構成機能は、ランタイムの環境に応じてデフォルトのポリシー設定を自動的に構成する動的な構成チェッカーのようなものです。これによって、設定を手動で構成する必要がなくなります。ランタイム環境には、以下の要素が含まれます:

  • Windows OS
  • Windows OSバージョン
  • Citrix Virtual Desktopsがある
  • Personal vDiskがある

環境が変更されると、自動構成により次のポリシーが変更される場合があります:

  • アクティブライトバック
  • 常時キャッシュ
  • ログオフ時にローカルでキャッシュしたプロファイルの削除
  • キャッシュしたプロファイルを削除する前の待ち時間
  • プロファイルストリーミング

これらのポリシーのOSごとのデフォルトの状態については、次の表を参照してください:

  マルチセッションOS シングルセッションOS
アクティブライトバック 有効 無効。Personal vDiskが使用されている場合。それ以外の場合は有効。
常時キャッシュ 無効 無効。Personal vDiskが使用されている場合。それ以外の場合は有効。
ログオフ時にローカルでキャッシュしたプロファイルの削除 有効 無効。Personal vDiskが使用されている場合、Citrix Virtual Desktopsが割り当てられている場合、またはCitrix Virtual Desktopsがインストールされていない場合。それ以外の場合は有効。
キャッシュしたプロファイルを削除する前の待ち時間 0秒 ユーザーの変更が永続的でない場合は60秒。それ以外の場合は0秒。
プロファイルストリーミング 有効 無効。Personal vDiskが使用されている場合。それ以外の場合は有効。

ただし、自動構成機能を無効にすると、上記のすべてのポリシーがデフォルトで無効になります。

Profile Management 1909以降、Windows 10(バージョン1607以降)およびWindows Server 2016以降の[スタート]メニューの操作性が向上しました。この機能強化は、次のポリシーの自動構成を通じて行われます:

  • 「Appdata\Local\Microsoft\Windows\Caches」および「Appdata\Local\Packages」を[ミラーリングするフォルダー]に追加します。
  • 「Appdata\Local\Microsoft\Windows\UsrClass.Dat*」を[同期するファイル]に追加します。

この設定をここで構成しない場合、INIファイルの値が使用されます。

この設定をここまたはINIファイルで構成しない場合、環境が変わると自動構成が有効になってProfile Management設定が変更されることがあります。

問題が発生する場合にユーザーをログオフ

このポリシーが無効、またはこれを構成しない場合、問題が発生すると(ユーザーストアが使用できないなど)、ユーザーに一時プロファイルが提供されます。このポリシーが有効な場合は、エラーメッセージが表示されて、ユーザーはログオフされます。この手順により、問題のトラブルシューティングが容易になります。

この設定をここで構成しない場合、INIファイルの値が使用されます。

この設定をここでまたはINIファイルで構成しない場合は、一時プロファイルが提供されます。

カスタマーエクスペリエンス向上プログラム

カスタマー エクスペリエンス向上プログラムは、デフォルトで有効になっており、匿名の統計および使用状況情報を送信して、Citrix製品の品質とパフォーマンスを向上させるために役立てます。

この設定をここで構成しない場合、INIファイルの値が使用されます。

Outlookで検索インデックスの移動を有効にする

Outlook検索データをユーザープロファイルと一緒に自動的に移動することで、ユーザーベースのOutlookの検索エクスペリエンスを実現します。このためには、ユーザーストアにOutlookの検索インデックスを保存するための追加の領域が必要です。

このポリシーを有効にするには、ログオフしてから再度ログオンする必要があります。

Outlook検索インデックスデータベース–バックアップと復元

この設定では、[Outlookで検索インデックスの移動を有効にする]が有効になっている場合、ログオン時にProfile Managementが実行する処理を構成します。

この設定を有効にすると、Profile Managementは、データベースがログオン時に正常にマウントされるたびに、検索インデックスデータベースのバックアップを保存します。Profile Managementは、バックアップを検索インデックスデータベースの完全な状態に近い正常なコピーとして扱います。データベースが破損したために検索インデックスデータベースのマウントが失敗すると、Profile Managementは、検索インデックスデータベースを前回認識された正常なコピーに自動的に戻します。

注:Profile Managementは、新しいバックアップが正常に保存された後に、以前に保存されたバックアップを削除します。バックアップは、VHDXファイルの使用可能なストレージ領域を消費します。