Citrix Virtual Apps and Desktops

タイムゾーン制御のポリシー設定

[タイムゾーン制御セクション] には、セッションでのローカルタイムの使用に関するポリシー設定が含まれています。

レガシークライアントのローカルタイムゾーンを検出する

この設定では、クライアント側のローカルタイムゾーンの検出を有効または無効にします。クライアントによっては、正確なタイムゾーン情報がサーバーに送信されない場合があります。

デフォルトでは、必要に応じてクライアント側のタイムゾーンが検出されます。

この設定は、詳しいタイムゾーン情報をサーバーに送信しない、従来のCitrix ReceiverまたはICAクライアントでの使用を前提にしています。詳しいタイムゾーン情報をサーバーに送信するCitrix Receiverで使用する場合(WindowsでサポートされているバージョンのCitrix Receiverなど)、この設定は何の影響も及ぼしません。

セッションの切断時またはログオフ時にデスクトップOSのタイムゾーンを復元する

ユーザーが切断またはログオフした場合は、この設定によって、シングルセッションOS VDAのタイムゾーン設定をコンピューターの元のタイムゾーンに復元するかどうかが決定されます。この設定を有効にした場合、VDAはユーザーが切断またはログオフしたときにマシンのタイムゾーンを元の設定に復元します。この設定を有効にするには、[クライアントのタイム ゾーンを使用する][クライアントのローカル タイム ゾーンを使用する] を設定します。

デフォルトでは、有効になっています。

クライアントのローカルタイムゾーンを使用する

この設定では、ユーザーセッションに適用されるタイムゾーンを指定します。選択できるオプションは、ユーザーセッションのタイムゾーン(サーバータイムゾーン)とユーザーデバイスのタイムゾーン(クライアントタイムゾーン)です。

デフォルトでは、ユーザーセッションのタイムゾーンが適用されます。

この設定を反映するには、グループポリシーエディターで [タイムゾーンのリダイレクトを許可する] 設定を有効にします。この設定は、[ローカルコンピューターポリシー]>[コンピューターの構成]>[管理用テンプレート]>[Windowsコンポーネント]>[リモートデスクトップサービス]>[リモートデスクトップセッションホスト]>[デバイスとリソースのリダイレクト]にあります。

サーバーOSを実行しているマシンでシングルセッションVDA(旧称Workstation VDA)を使用している場合は、ローカルユーザー権限の [タイムゾーンの変更][全ユーザー] に構成します。このユーザー権限は、[ローカルコンピューターポリシー]>[コンピューターの構成]>[Windowsの設定]>[セキュリティの設定]>[ローカルポリシー]>[ユーザー権利の割り当て]にあります。

注:

シングルセッションOSの場合は、[ユーザー権利の割り当て]の [タイムゾーンの変更][Users] を追加しますが、マルチセッションOSではこの設定は行いません。マルチセッションOSでは、次のグループポリシーでタイムゾーンを同期します:[コンピューターの構成]>[管理用テンプレート]>[Windowsコンポーネント]>[リモートデスクトップサービス]>[リモートデスクトップセッションホスト]>[デバイスとリソースのリダイレクト]>[タイムゾーンのリダイレクトを許可する]。このポリシーは、サーバーがマルチセッションOS VDAのリモートデスクトップセッションホストである(インストール時に/ServerVDIコマンドを使用している)場合に適用されます。マルチセッションOSでは、設計上、デフォルトではユーザーにタイムゾーンを変更できるローカル権限は付与されません。

タイムゾーン制御のポリシー設定