Licensing

システム情報、ログ、アラート

システム情報

ライセンスサーバーおよびそれを実行するシステムに関する情報を表示できます。ライセンス管理コンソールの右上、[システム情報] タブの [管理] オプションには、以下の情報が表示されます。

名前 説明
リリースバージョン ライセンスサーバーのバージョン。
使用中のライセンスサーバーマネージャーポート ライセンスサーバーがCitrix製品との通信で使用するポート番号です。
ディスプレイ Windowsシステムでは、表示はシステム名またはターミナルサーバーのクライアント名(ターミナルサーバー環境の場合)です。UNIXシステムでは、表示はX-Display名、またはttyname()ファンクション(またはその互換ファンクション)で返される値です。
ホスト名 ライセンスサーバーをホストするコンピューターの名前です。
ホストのドメイン名 ライセンスサーバーをホストするコンピューターの完全修飾名です。
IPv4アドレス ライセンスサーバーをホストするコンピューターのIP Version 4アドレスです。IPv4アドレスは、IPv4が有効なコンピューターでのみ表示されます。
IPv6アドレス ライセンスサーバーをホストするコンピューターのIP Version 6アドレスです。IPv6アドレスは、IPv6が有効なコンピューターでのみ表示されます。
イーサネット アドレス ライセンスサーバーをホストするコンピューターのMACアドレスです。
サーバーのローカルでの停止の許可 [はい]か[いいえ]を表示します。[いいえ]の場合、lmdownユーティリティやライセンス管理コンソールを使ってローカルのライセンスサーバーを停止することはできません。このプロパティを変更するには、コマンドラインオプション-allowStopServerを指定してライセンスサーバーマネージャー(lmadmin)を実行します。デフォルトでは、無効になっています。
サーバーのリモートでの停止の許可 [はい]か[いいえ]を表示します。[いいえ]の場合、lmdownユーティリティやライセンス管理コンソールを使ってローカルのライセンスサーバーを停止することはできません。デフォルトでは、無効になっています。

ログ

ログファイルは、以下のフォルダーに作成されます:

  • 32ビットサーバー:C:\Program Files\Citrix\Licensing\LS\Logs
  • 64ビットサーバー:C:\Program Files(x86)\Citrix\Licensing\LS\Logs
  • 64ビットサーバー:C:\Program Files (x86)\Citrix\Licensing\WebServicesForLicensing\Logs
ログ ファイル名 表示方法 内容
ライセンスサーバーログ lmadmin.log [サーバー構成]>[ログ] ライセンスサーバー、管理コンソール、および管理者のアクティビティ
ベンダーデーモンログ citrix.log [ベンダーデーモン構成]>[ベンダーデーモンログ] ライセンスのアクティビティ
アクセスログ access.log logsフォルダー HTTPアクセスイベント 注:** このログは、サポート担当者がデバッグ目的でのみ使用します。
Webログ web.log logsフォルダー Webサーバーの情報 注: このログは、サポート担当者がデバッグ目的でのみ使用します。

以前のバージョンのライセンスサーバー(11.6.1より前のバージョン)には、レポートログ機能が用意されていました。このバージョンのライセンス管理コンソールには、レポートログ機能がありません。従来のレポートログファイルを更新するには、このファイル(reportlog.rl)をlogsフォルダーに移動して、さらにオプションファイルを編集する必要があります。

C:\Program Files\Citrix\Licensing\LS\reportlog.rl(Windowsの場合)

ライセンスサーバーログを表示したり設定したりするには

  1. [管理] ビューを開き、[サーバー構成] ページの [ログ] バーを選択します。
  2. [ログファイルを表示] を選択します。
  3. ログに記録する内容のレベルを変更するには、[ログレベル] ボックスの一覧で、記録する情報の種類を選択します。注: サポート担当者からの指示があった場合を除き、デフォルトの[情報]のままにしておくことをお勧めします。

ベンダーデーモンログを表示するには

以下の手順により、ベンダーデーモンログの最新の200行が表示されます。すべての内容を確認するには、以下のフォルダーのcitrix.logを開いてください:

\\Program Files\Citrix\Licensing\LS\Logsフォルダー(Windowsの場合)

  1. [管理] ビューを開き、[ベンダーデーモン構成] 画面で[CITRIX]行の[管理]をクリックし、[ベンダーデーモンログ] バーを選択します。
  2. [ログファイルを表示] を選択します。

ベンダーデーモンログを設定するには

  1. [管理] ビューを開き、[ベンダーデーモン構成] ページで [ベンダーデーモンログ] バーを選択します。
  2. ファイルを上書きするか、ログに追加するかを選択します:

    オプション 説明
    ベンダーデーモンログを上書きする Citrix Licensingサービスまたはベンダーデーモンを再起動するたびに、既存のログファイルが上書きされます。このチェックボックスをオフにすると、既存のログファイルの末尾に新しい内容が追記されます。
    ベンダーデーモンログの場所 ログの格納先フォルダーを変更することは推奨されません。
  3. [Save] を選択します。
  4. [ベンダーデーモンのアクション] の下の [停止] を選択します。
  5. [ベンダーデーモン構成] ページで [管理] を選択し、[ベンダーデーモンのアクション] 下で [開始] をクリックします。

ライセンスアラート

ライセンスに関するアラートには致命的重要の2種類があり、ダッシュボードに表示されます。管理者は、ダッシュボードに表示されるアラートを選択したり、アラートが生成されるときのしきい値を変更したりできます。

  1. 管理コンソール右上の [管理] を選択し [アラート構成] タブを選択します。
  2. ダッシュボードに表示するアラートの種類を選択し、重要アラートについてはしきい値を指定します。
  3. [Save] を選択します。
  4. デフォルトでは、カスタマーサクセスサービスのアラートもダッシュボードに表示されます。これらのアラートの表示を有効または無効にするには、次の手順に従います:
    1. [ベンダーデーモン構成] タブを選択します。
    2. 一覧から[CITRIX]ベンダーデーモンの行を選択します。
    3. [カスタマーサクセスサービスの期限切れアラートを有効にする] チェックボックスをオンまたはオフにします。

重要

一部のライセンスの種類は、カスタマーサクセスサービスの対象外で、ライセンス管理コンソールのダッシュボードにアラートとして表示されます。アラートは、カスタマーサクセスサービスの日付が期限切れであることを示します。カスタマーサクセスサービスの対象外のライセンスについては、アラートは無視できます。以下のライセンスが含まれます:

  • 評価ライセンス
  • 非売品ライセンス
  • プレビューライセンス
  • Technology Previewライセンス

カスタマーサクセスサービスの期限が切れた場合でも、これらの種類のライセンスはカスタマーサクセスサービスを必要としないため、Citrix製品は動作を続けます。アラートが表示されたライセンスの状態は、ダッシュボードビューでライセンスをクリックして確認できます。ライセンス情報が展開され、ライセンスの種類(Technology Preview版など)、ライセンスの有効期限、カスタマーサクセスサービスの有効期限が表示されます。

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