Linux Virtual Delivery Agent 2201

クライアント側IMEユーザーインターフェイスの同期

概要

クライアント側IMEユーザーインターフェイス(作成ウィンドウと候補ウィンドウを含む)は、これまで画面の左上隅に配置されていました。このインターフェイスはカーソルに追従せず、テキスト入力領域ではカーソルから離れて配置されることがありました:

以前のクライアント側IMEユーザーインターフェイスの画像

Citrixではユーザービリティが強化され、以下のように、クライアント側IMEでのユーザーエクスペリエンスがさらに改善されています:

現在のクライアント側IMEユーザーインターフェイスの画像

機能を使用するための前提条件

  1. Linux VDAでIntelligent Input Bus(IBus)を有効にします。Linux OSでIBusを有効にする方法については、OSベンダーのドキュメントを参照してください。次に例を示します:
  2. この機能は自動的にインストールされますが、使用する前に有効にする必要があります。

機能の有効化と無効化

クライアント側IMEユーザーインターフェイスの同期機能は、デフォルトで無効になっています。この機能を有効または無効にするには、[クライアントキーボードレイアウトの同期とIMEの改善] ポリシーを設定するか、ctxregユーティリティを使用してレジストリを編集します。

注:

[クライアントキーボードレイアウトの同期とIMEの改善] ポリシーは、レジストリ設定よりも優先され、指定したユーザーオブジェクトとマシンオブジェクト、またはサイト内のすべてのオブジェクトに適用できます。特定のLinux VDAのレジストリ設定は、そのVDAのすべてのセッションに適用されます。

  • [クライアントキーボードレイアウトの同期とIMEの改善] ポリシーを設定して、クライアントIMEユーザーインターフェイス同期機能を有効または無効にします:

    1. Studioで、[ポリシー] を右クリックし、[ポリシーの作成] を選択します。
    2. [クライアントキーボードレイアウトの同期とIMEの改善] ポリシーを検索します。

      [クライアントキーボードレイアウトの同期とIMEの改善]ポリシーの画像

    3. ポリシー名の横にある [選択] をクリックします。
    4. ポリシーを設定します。

      [クライアントキーボードレイアウトの同期とIMEの改善]ポリシーの設定の画像

      以下の3つのオプションが利用可能です:

      • 無効:動的なキーボードレイアウトの同期とクライアントIMEユーザーインターフェイスの同期を無効にします。
      • 動的なクライアントキーボードレイアウトの同期のサポートHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM \CurrentControlSet\Control\Citrix\LanguageBarSyncKeyboardLayoutレジストリキーのDWORD値に関係なく、動的キーボードレイアウトの同期を有効にします。
      • 動的なクライアントキーボードレイアウトの同期とIMEの改善のサポートHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM \CurrentControlSet\Control\Citrix\LanguageBarSyncKeyboardLayoutおよびSyncClientIMEレジストリキーのDWORD値に関係なく、動的キーボードレイアウトの同期を有効にします。
  • ctxregユーティリティを使用してレジストリを編集し、クライアント側IMEユーザーインターフェイスの同期機能を有効または無効にします。

    この機能を有効にするには、次のコマンドを実行します。

     /opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg update -k "HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\LanguageBar" -v  "SyncClientIME" -d "0x00000001"
     <!--NeedCopy-->
    

    この機能を無効にするには、次のコマンドを実行します。

     /opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg update -k "HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\LanguageBar" -v "SyncClientIME" -d "0x00000000"
     <!--NeedCopy-->
    
クライアント側IMEユーザーインターフェイスの同期