業務用モバイルアプリ向けCitrix QuickEdit

Citrix QuickEditは、業務用モバイルアプリの編集ツールです。Citrix Secure MailとCitrix Content Collaboration for Endpoint Managementとの連携により、セキュアなEndpoint Management環境内でシームレスなワークフローが提供されます。

更新:

  • 2020年6月19日更新: MDX暗号化は2020年9月1日に製品終了(EOL)に達します。そのため、2020年7月までにMDX暗号化からの移行をテストし、計画する必要があります。
  • 2018年7月2日更新: QuickEditは業務用モバイルアプリとして継続します。2018年9月1日に製品終了(EOL)とお知らせしていましたが、このステータスは適用されないことになりました。代わりに、QuickEditのコンテンツ管理コンポーネントの更新が予定されています。

Citrix QuickEdit機能のビデオについては、Citrix YouTubeチャンネルで次のビデオを参照してください:

Citrix QuickEditのYouTubeビデオの画像

QuickEditおよび他の業務用モバイルアプリのシステム要件については、「システム要件」を参照してください。

デバイスがSecure Hubに登録されるとユーザーデバイスに自動的に公開されるようにQuickEditを構成できます。または、ユーザーがアプリストアからアプリを追加できます。

QuickEditはネイティブのメールプログラムとも互換性があるため、添付ファイルまたはCitrix Filesリンクとしてファイルを簡単に共有したり転送したりできます。

暗号化

QuickEditバージョン20.5.0以降では、データ暗号化の種類を選択できます。暗号化の種類に [コンプライアンス強制によるプラットフォーム暗号化] を選択すると、データはデバイスプラットフォームによって暗号化されます。

暗号化の種類の画像

暗号化の種類に [コンプライアンス強制によるプラットフォーム暗号化] を選択すると、データはデバイスのSDカードに残りますが、カード内のファイルは暗号化されません。デバイスに次の警告が表示されます:

警告の画像

クラウドリポジトリに保存されているファイルへの影響は、データ暗号化の種類が変更されることのみです。

サポートされているファイルタイプ

  • Microsoft Word – DOCおよびDOCX
  • Microsoft Excel – .xlsおよび.xlsx
  • Microsoft PowerPoint – PPTおよびPPTX
  • .csv、.txt
  • .jpeg、.gif、.png、.svg、.bmp

最新のリリースでは次のファイルタイプは推奨されていません:.docm、.xlsm、.pptm、.rft

QuickEditの統合と提供

QuickEditとEndpoint Managementを統合して提供するには、以下の一般的な手順に従います:

  1. オプションとして、Secure HubからSSOを有効にできます。これを行うには、Endpoint ManagementでCitrix Filesアカウント情報を設定して、Citrix FilesのSAML IDプロバイダとしてEndpoint Managementを有効にします。

    Endpoint ManagementでのCitrix Filesアカウント情報の設定は、すべてのEndpoint Managementクライアント、Citrix Filesクライアント、および非MDX Citrix Filesクライアントで使用される1回だけの設定です。詳しくは、「Citrix Filesクライアントの統合と提供」を参照してください。

  2. QuickEditをダウンロードします。

  3. ほかのMDXアプリの場合と同じ手順を使用して、QuickEditをEndpoint Managementに追加します。詳しくは、「アプリの追加」を参照してください。

ファイルのアップロード

デバイスからShareFileなどのクラウドリポジトリにファイルをアップロードし、ほかのデバイス上でそれらにアクセスできます。QuickEditは現在、iOSとAndroidでのみサポートされています。ただし、ファイルがクラウドリポジトリに移行されている場合は、デバイス上の任意のツールを使用して編集できます。

現在のリリースの解決された問題と既知の問題

以下は、最新リリースでの既知の問題または解決された問題です。

解決された問題

  • QuickEdit for iOSまたはScanDirectからSecure Mailにファイルを送信しようとすると、転送できません。回避策として、これらのアプリのポリシー設定で次のファイル暗号化の除外を追加します:「/tmp/.com.apple.Pasteboard」(バージョン6.14にあります)

既知の問題

  • ページサイズが10,000ポイント(幅または高さ)を超えると、潜在的なメモリエラーを防ぐためにドキュメントが開きません。

  • QuickEditでデジタル署名とインライン画像がサポートされていません。

  • iOS 12デバイス上のQuickEditでファイルを作成すると、「メモリ不足のため」の問題が表示されます。

  • 編集モードでファイルを開いて[注釈]オプションを選択した場合のみ、PDFファイルへの注釈を表示できます。

  • 150MBを超えるPDFファイルを開くと、「サポートされていないファイル」のエラーメッセージが表示されます。

  • iPad上のQuickEditでは、編集モードでキーボードが想定通りに表示されません。

  • 複数の写真を含むPowerPoint(.ppt)ファイルを作成できません。

制限事項

  • QuickEditは共有デバイスではサポートされていません。

  • 共有デバイスをサポートする古いバージョンのQuickEditを実行していて、iOSバージョン7.4.0以降のQuickEditにアップグレードすると、ローカルで管理されているすべてのファイルとフォルダーが失われます。ただし、Citrix Filesデータは影響を受けず、アクセス可能です。

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