Session Recording

録画の有効化または無効化

Session Recording Agentは、セッションを録画するマルチセッションOS VDAにインストールします。インストール先のVDAで録画を有効にするかどうかの設定は、Session Recording Agentで行います。録画を有効にすると、Session Recordingによりアクティブな録画ポリシーが評価されます。このポリシーにより録画対象のセッションが決定されます。

録画しないVDAではセッション録画を無効にすることをお勧めします。録画をしていないときでも、サーバーのパフォーマンスに多少の影響があるためです。  

VDAでの録画の無効化または有効化

  1. Session Recording Agentがインストールされているサーバーにログオンします。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[Session Recording Agentのプロパティ] を選択します。
  3. [Session Recording][このVDAマシンでセッションを録画する] チェックボックスをオンまたはオフにし、このVDAでセッションを録画できるようにするかを指定します。
  4. 確認メッセージが表示されるので、Session Recording Agentサービスを再起動して変更を受け入れます。

注:

Session Recordingをインストールしたときにアクティブになっているポリシーは 「録画しない」 ポリシーです。どのサーバーのセッションも録画されません。録画を開始するには、 Session Recordingポリシーコンソールを使用して別のポリシーをアクティブにします。

カスタムイベントの記録の有効化

Session Recordingでは、サードパーティ製のアプリケーションを使用して、イベントとして知られるカスタムデータを録画されたセッションに挿入することができます。これらのイベントは、録画されたセッションが再生されるときに表示されます。イベントはセッションの録画ファイルの一部であり、セッションの録画後に変更することはできません。

たとえば、イベントに 「ユーザーがWebブラウザーを開きました」というテキストが含まれることがあります。セッションの録画中、ユーザーがブラウザーを開くたびに、このテキストが録画に挿入されます。閲覧者は録画されたセッションを再生するときにマーカーの数をメモしておくと、ユーザーがブラウザーを開いた回数を数えることができます。

サーバー上の録画にカスタムイベントを挿入するには:

  • [Session Recording Agentのプロパティ] を使用して、カスタムイベントを挿入する各サーバーで設定を有効にします。サーバーは個別に有効にします。サイト内のすべてのサーバーをまとめて有効にすることはできません。
  • イベントAPIに基づくアプリケーションを開発します。このアプリケーションを各ユーザーのCitrix Virtual Apps and DesktopsまたはCitrix DaaS(旧称Citrix Virtual Apps and Desktopsサービス)セッションで実行し、録画にデータを挿入します。

Session Recordingのインストールにはイベント録画COMアプリケーション(API)が含まれており、サードパーティ製のアプリケーションからテキストを録画に挿入することができます。Visual Basic、C++、またはC#を含む、多くのプログラミング言語でAPIを使用できます。詳しくは、Knowledge Centerの記事CTX226844を参照してください。Session RecordingイベントAPIのDLLはSession Recordingの一部としてインストールされます。DLLはC:\rogram Files\Citrix\SessionRecording\Agent\Bin\Interop.UserApi.dllで見つけることができます。

サーバーでカスタムイベントの録画を有効にするには、以下の手順を実行します:

  1. Session Recording Agentがインストールされているサーバーにログオンします。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[Session Recording Agentのプロパティ] を選択します。
  3. [Session Recording Agentのプロパティ] で、[録画] タブをクリックします。
  4. [カスタムイベントの記録][このサーバーでサードパーティ製アプリケーションによるカスタムデータの記録を許可する] チェックボックスをオンにします。
録画の有効化または無効化