ADC

LLB を使用して RNAT を設定

アウトバウンドトラフィックのリバースネットワークアドレス変換(RNAT)用の LLB セットアップを設定できます。これにより、特定のフローのリターンネットワークトラフィックが同じパスを経由するようになります。基本的な LLB セットアップの設定の説明に従って基本的な LLBを設定し、次に RNAT の設定の説明に従って RNAT を設定します。次に、「サブネットIP(USNIP)を使用する」モードを有効にします。

次の図では、NetScalerアプライアンスはLLBを使用してアウトバウンドトラフィックをさまざまなリンクにルーティングしています。RNAT の動作中、ADC アプライアンスはアウトバウンドトラフィックの送信元 IP アドレスをパブリック NAT IP アドレス (198.141.23.1) に置き換え、トラフィックを ISP-1 経由でルーティングします。同様に、ADC アプライアンスは送信元 IP アドレスを 198.140.23.1 に置き換え、トラフィックを ISP-2 経由でルーティングします。

RNAT と LLB

CLI を使用して ISP ルーターに SNIP を追加するには

コマンドプロンプトで入力します。

add NS IP <subnet of first ISP in the IP router> <subnet mask> -type SNIP

add NS IP <subnet of second ISP in the IP router> <subnet mask> -type SNIP
<!--NeedCopy-->

:

add ns ip 198.140.23.1 255.255.255.0 -type snip

add ns ip 198.141.23.1 255.255.255.0 -type snip
<!--NeedCopy-->

CLI を使用して RNAT を設定するには

コマンドプロンプトで入力します。

add rnat <name> (<network> | (<aclname> [-redirectPort <port>]))

bind rnat <name> <natIP>@ …

show rnat <name>
<!--NeedCopy-->

例:

add rnat RNAT-1 192.0.2.0 255.255.255.0
bind rnat RNAT-1 -natIP 198.140.23.1
bind rnat RNAT-1 -natIP 198.141.23.1

> show rnat RNAT-1
    1) RNAT Name: RNAT-1     Network: 192.0.2.0      Netmask: 255.255.255.0     Traffic Domain: 0
        UseProxyPort: ENABLED

        NatIP: 198.140.23.1
        NatIP: 198.141.23.1
<!--NeedCopy-->

GUI を使用して RNAT を設定するには

  1. [ システム ] > [ ネットワーク ] > [ NAT] に移動します。
  2. [ RNAT] タブで 、[ RNAT の設定] をクリックします。
  3. RNAT を実行するネットワークを指定します。

アクセスコントロールリスト(ACL)を使用して RNAT を設定することもできます。詳細については、「 RNAT の設定 」を参照してください。

CLIを使用してサブネットIPモードを使用を有効にするには

コマンドプロンプトで入力します。

enable ns mode USNIP

show ns mode
<!--NeedCopy-->

:

enable ns mode USNIP

show ns mode
        Mode                           Acronym              Status
        -------                        -------              ------
 1)     Fast Ramp                      FR                   ON
 2)     ….
 8)     Use Subnet IP                  USNIP                ON
 9)     …
<!--NeedCopy-->

GUI を使用して [サブネット IP モードを使用] を有効にするには

  1. [ システム ] > [ 設定] に移動し、[ モードと機能] で [ モードの設定] をクリックします。
  2. モードの設定 」ダイアログで、「 サブネット IP を使用」を選択し、「 OK」をクリックします。
LLB を使用して RNAT を設定