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RTSP接続を管理する

NetScalerアプライアンスは、NAT-OnモードとNAT-Offモードの2つのトポロジーのいずれかを使用してRTSPサーバーの負荷分散を行うことができます。NAT-on モードでは、ネットワークアドレス変換(NAT)が有効化され、アプライアンス上で設定されます。RTSP 要求と応答は両方ともアプライアンスを通過します。したがって、ネットワークアドレス変換(NAT)を実行してデータ接続を識別するようにアプライアンスを設定する必要があります。

NAT の有効化と設定の詳細については、 IP アドレッシングを参照してください

NAT オフモードでは、NAT は有効になっておらず、設定されていません。アプライアンスはクライアントから RTSP 要求を受信し、設定された負荷分散方式を使用して選択したサービスにルーティングします。負荷分散された RTSP サーバーは、アプライアンスをバイパスして応答をクライアントに直接送信します。したがって、ダイレクトサーバーリターン (DSR) モードを使用するようにアプライアンスを設定し、DNS でパブリックにアクセス可能な FQDN をロードバランシングされた RTSP サーバーに割り当てる必要があります。

DSR モードの有効化と構成の詳細については、「 ダイレクトサーバーリターンモードでの負荷分散の構成」を参照してください。DNS の構成の詳細については、「 ドメインネームシステム」を参照してください。いずれの場合も、RTSP ロードバランシングを設定する場合は、ロードバランシング設定のトポロジと一致するように rtspNat も設定する必要があります。

CLI を使用して RTSP NAT を設定するには

コマンドプロンプトで入力します。

set lb vserver <name> –RTSPNAT <ValueOfRTSPNAT>
<!--NeedCopy-->

例:

set lb vserver vserver-LB-1 –RTSPNAT ON
<!--NeedCopy-->

GUI を使用して RTSP NAT を設定するには

  1. [ トラフィック管理 ] > [ 負荷分散 ] > [ 仮想サーバー] に移動し、RTSP タイプの仮想サーバーを開きます。
  2. [詳細設定] で [ トラフィック設定] をクリックし、[ RTSP Natting] を選択します。
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