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ドメインベースのサーバーのIPアドレスを変換する

NetScalerアプライアンスとそれに接続されているドメインベースのサーバーのメンテナンスを簡素化するために、IPアドレスマスクと翻訳IPアドレスを構成できます。これらの関数は連携して着信 DNS パケットを解析し、DNS で解決された IP アドレスを新しい IP アドレスに置き換えます。

ドメインベースのサーバ用に設定されている場合、IP アドレス変換により、メンテナンスのためにサーバを停止したり、サーバに影響するその他のインフラストラクチャの変更を行った場合に、アプライアンスは代替サーバの IP アドレスを特定できます。

マスクを設定するときは、標準の IP マスク値(2 の累乗、1 を引いた値)とゼロ(255.255.0.0 など)を使用する必要があります。ゼロ以外の値は、最初のオクテットでのみ使用できます。

サーバに変換 IP を設定すると、サーバ IP アドレスと、その IP アドレスの先頭または末尾のオクテットを共有する代替サーバとの間に 1 対 1 の対応関係が確立されます。マスクは、元のサーバーの IP アドレスの特定のオクテットをブロックします。DNS で解決された IP アドレスは、変換 IP アドレスと変換マスクを適用することによって新しい IP アドレスに変換されます。

たとえば、変換 IP アドレスを 10.20.0.0 に、トランスレーションマスクを 255.255.0.0 に設定できます。DNS で解決されたサーバーの IP アドレスが 40.50.27.3 の場合、このアドレスは 10.20.27.3 に変換されます。この場合、変換 IP アドレスは新しいアドレスの最初の 2 オクテットを供給し、マスクは元の IP アドレスの最後の 2 オクテットを通過します。DNS によって解決された元の IP アドレスへの参照は失われます。サーバーがバインドされているすべてのサービスのモニターは、変換されたIPアドレスについても報告します。

ドメインベースのサーバーの変換 IP アドレスを設定する場合、DNS で解決された IP アドレスの変換先となるマスクと IP アドレスを指定します。

注:IP アドレスの変換は、ドメインベースのサーバーでのみ可能です。この機能は IP ベースのサーバーには使用できません。アドレスパターンは IPv4 アドレスのみに基づいて設定できます。

コマンドラインインターフェイスを使用してサーバーの翻訳 IP アドレスを設定するには

コマンドプロンプトで入力します。

add server <name>@ <serverDomainName> -translationIp <translationIPAddress> -translationMask <netMask> -state <ENABLED|DISABLED>
<!--NeedCopy-->

例:

add server myMaskedServer www.example.com -translationIp 10.10.10.10 -translationMask
255.255.0.0 -state ENABLED
<!--NeedCopy-->

構成ユーティリティを使用してサーバーの翻訳 IP アドレスを構成するには

[ トラフィック管理] > [負荷分散] > [サーバー] に移動し、ドメインベースのサーバーを作成し、変換 IP アドレスを指定します。

ドメインベースのサーバーのIPアドレスを変換する