Citrix Readyワークスペースハブ

Citrix Readyワークスペースハブは、デジタル環境と物理環境を組み合わせて、セキュアなスマートスペース内にアプリやデータを配信します。このシステム全体が、モバイルアプリやセンサーなどのデバイス(「モノ」)を接続して、インテリジェントで応答性の高い環境を作ります。

Citrix Readyワークスペースハブは、Raspberry Pi 3プラットフォームに構築され、Citrix Cloudを通じて提供される堅牢なサービスとなります。Citrix Readyワークスペースハブのユーザーは、公開アプリや公開デスクトップを実行する際にCitrix Workspaceアプリを介してモバイルデバイスの認証を行えます。こうした公開アプリには、Citrix Virtual Apps and Desktops、Citrix Content Collaboration、Microsoft Outlookなどがあります。その後、モバイルデバイスはCitrix Readyワークスぺースハブに接続し、デスクトップまたはアプリをより大きなディスプレイにキャストします。

Citrix Readyワークスぺースハブを使用すると、ユーザーの生産性とコラボレーションを向上させる3つのユースケースを提供するCitrix Castingが可能になります。

  • セッションローミング - Citrixセッションは、モバイルデバイスからワークスペースハブにローミングします。
  • セッションキャスティング - ユーザーはリモートセッションの表示をクライアントデバイスから空いているハブにリダイレクトします。
  • 画面キャスティング - ユーザーはリモートセッションを起動せずに、デスクトップの表示をハブにミラーリングします。

Citrix Castingは、ビーコン検出またはQRコードスキャナーを使用して接続します。ビーコン検出では、複数のCitrix Readyワークスぺースハブが使用可能な場合、ユーザーは適切なハブを選択する必要があります。あるいは、QRコードスキャナーがセキュリティを提供し、間違ったディスプレイへの意図しないキャスティングを緩和します。

また、管理者はセカンダリディスプレイアダプタ(SDA)を使用して、ディスプレイモニターが複数ある環境を設定できます。このようにすることで、どちらのユースケースを使用する場合でもエンドユーザーはデスクトップまたはアプリを拡張できます。

サポート情報

Citrix Readyワークスペースハブデバイスのサポートは、そのデバイスの購入元である認定ベンダーから提供されます。それらのベンダーはNComputingAtrust、およびViewSonicです。

Citrix Readyワークスペースハブ

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