Citrix Virtual Apps and Desktops

システム起動時にCitrix Diagnostic Facility(CDF)トレースを収集する

CDFControlユーティリティはイベントトレースコントローラー、つまりコンシューマーであり、各種Citrixトレースプロバイダーに表示されるCitrix Diagnostic Facility(CDF)トレースメッセージを記録します。このユーティリティは、Citrixに関連する複雑な問題のトラブルシューティング、フィルターサポートの解析、パフォーマンスデータの収集を行うためのものです。CDFControlユーティリティのダウンロード方法については、CTX111961を参照してください。

ローカルシステムアカウントを使用する

CDF COMサーバーサービスのローカルシステムアカウントを使用するには、次の手順を実行します:

  1. [スタート] メニューで [実行] をクリックします。
  2. ダイアログボックスに「services.msc」と入力し、[OK] をクリックします。
  3. Citrix Diagnostics Facility COM Serverサービスを選択して、[プロパティ] を選択します。
  4. [ログオン] タブをクリックして、[ローカルシステムアカウント] をオンにします。[OK] をクリックします。 CDFのプロパティ
  5. サービスを再起動します。

システムの起動時にトレースを収集する

システムの起動時にCDFトレースを収集するには、次の手順に従います:

  1. CDFControlを起動し、[ツール] メニューで [オプション] を選択します。
  2. [起動トレースを記録する起動トレースファイルのパス] セクションで、トレースファイルのパスを指定します。次に、[保存] をクリックします。 起動トレースファイルのパス
  3. Citrixテクニカルサポートから推奨されたトレースカテゴリを選択します。この例では、[Citrixポリシー]が選択されています。

    以下で選択されている [Citrixポリシー]は、起動トレースの一例として示したものです。トラブルシューティングでは、特定の問題に関するプロバイダーを有効にすることをお勧めします。

    Citrixポリシーの例

  4. 管理者権限で [ツール] メニューの [起動トレース] を選択し、[有効化] をクリックします。

    [有効化] をクリックすると、バーのスクロール表示が始まります。ただし、これは手順には影響しません。手順5に進んでください。

  5. [起動トレース] が有効になったら、CDFControlユーティリティを閉じてシステムを再起動します。
  6. CDFControlユーティリティを起動します。システムの再起動後にエラーが表示された場合は、[無効化] をクリックして起動トレースを無効にします。

    手順4および5の説明に従い、[ツール] メニューで [起動トレース] を選択し、[無効化] をクリックして起動トレースを無効にします。

  7. Citrix Diagnostics Facility COM Serverサービスを停止します。
  8. 手順1および2を実行して、分析用のトレースログファイル(.etl)を指定したファイルパスに収集します。
  9. Citrix Diagnostics Facility COM Serverサービスを開始します。
システム起動時にCitrix Diagnostic Facility(CDF)トレースを収集する