累積更新プログラム1(CU1)
リリース日:2020年5月7日
このリリースについて
Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1912 LTSR累積更新プログラム1(CU1)は、1912 LTSRの初期リリース以降に報告された70個以上の問題を修正します。
Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1912 LTSR(初期リリース)以降に解決された問題
Citrix Product Subscription Advantageの有効期限
ダウンロード
Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1912 LTSR CU1
重要:
このリリースでは、StoreFrontのインストールおよびアップグレード方法が変更されています。以前のリリースでは、全製品インストーラーのメインページで [はじめに] タイルをクリックすると、[コアコンポーネント] ページにはStoreFrontが含まれていました。StoreFrontとその他のコアコンポーネントを選択して、同じマシンにインストールできます。
このリリースでは、[コアコンポーネント] ページにStoreFrontチェックボックスは含まれなくなりました。StoreFrontをインストールまたはアップグレードするには、メインページの [拡張展開] で [Citrix StoreFront] をクリックします。これによって、インストールメディアから
CitrixStoreFront-x64.exe
が起動されます。
XenDesktopServerSetup.exe
コマンドでは、/components storefront
を指定することができなくなりました。指定しようとすると、コマンドは失敗します。コマンドラインでStoreFrontをインストールするには、Citrix Virtual Apps and Desktopsインストールメディアのx64
フォルダーからCitrixStoreFront-x64.exe
を実行します。
新しい展開環境
新しくCU1を展開するには
CU1メタインストーラーを使用して、CU1に基づく新しいCitrix Virtual Apps and Desktops環境を設定できます。この設定を実行する前に、製品に慣れ親しんでおくことをお勧めします。
「Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1912 LTSR(初期リリース)」を熟読し、「製品の技術概要」、「インストールと構成」、および「セキュリティ」セクションの内容に注意して、展開の計画を開始してください。セットアップがすべてのコンポーネントのシステム要件を満たしていることを確認してください。
既存の展開環境
更新対象について
CU1では、1912 LTSRにおける15のベースラインコンポーネントの更新プログラムを提供しています。注意:Citrixでは展開環境のすべてのLTSRコンポーネントをCU1に更新することをお勧めします。例:Citrix ProvisioningがLTSR展開環境に含まれる場合、Citrix ProvisioningコンポーネントをCU1に更新します。Citrix Provisioningが展開環境に含まれない場合は、インストールや更新を行う必要はありません。
Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1912 LTSR CU1ベースラインコンポーネント
1912 LTSRのベースラインコンポーネント | プログラムと機能に示されているバージョン | メモ |
---|---|---|
シングルセッションVDA | 1912.0.1000 | |
マルチセッションVDA | 1912.0.1000 | |
Delivery Controller | 1912.0.1000 | |
Citrix Studio | 1912.0.1000 | |
Citrix Director | 1912.0.1000 | |
Citrixグループポリシー管理 | 7.24.1000 | |
Citrixグループポリシークライアント側拡張 | 7.24.1000 | |
Citrix StoreFront | 1912.0.1000 | |
Citrix Provisioning | 1912.0.1 | |
ユニバーサルプリントサーバー | 1912.0.1000 | |
Session Recording | 1912.0.1000 | |
Linux VDA | 1912.0.1000 | サポートされるプラットフォームについては、Linux VDAのドキュメントを参照してください。 |
Profile Management | 1912.0.1000 | |
Citrixフェデレーション認証サービス | 1912.0.1000 | |
Webブラウザーコンテンツのリダイレクト | 15.19.1000 |
Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1912 LTSR CU1互換コンポーネント
以下のコンポーネントは、記載されたバージョンでLTSR環境と互換性があります。これらは、LTSRの特典(ライフサイクルの延長と修正のみの累積更新プログラム)の対象にはなりません。1912 LTSR環境に含まれるこれらのコンポーネントを、より新しいバージョンにアップグレードするようCitrixでお願いする場合があります。
互換性のあるコンポーネントおよび機能 | プログラムと機能に示されているバージョン |
---|---|
App Layering | 19.11.0 |
アプリ保護ポリシー | 1912.0.0 |
HDX RealTime Optimization Pack | 2.9 LTSR |
ライセンスサーバー | 11.16.3.0ビルド30000 |
ユーザー個人設定レイヤー | 19.11.0 |
Session Recording Web Player | 1912.0.0 |
Teamsの最適化 | 1912.0.0 |
セルフサービスパスワードリセット | 1.1 |
Windows 10 32ビット版 | |
Workspace Environment Management | 2003.0.0以降 |
XenApp & XenDesktop 7.15 LTSR VDA(最新リリース)* | 最新の累積更新プログラムのみ |
注:
Windows 10 32ビット版は、1912 LTSRの初期リリースから18か月間のみサポートされています。Windows 10 32ビット版は、Windows 10 Enterprise 2019 LTSCでのみサポートされています。
* この場合のXenAppおよびXenDesktop 7.15 LTSR VDAのサポート対象は、Windows 7およびWindows 2008 R2のみです。XenAppおよびXenDesktop 7.15 LTSRのサポートは2022年8月に終了します。CitrixでのWindows 7およびWindows 2008 R2のサポートは、MicrosoftがこれらのOSのサポートを終了したとき、またはXenAppおよびXenDesktop 7.15 LTSRのサポートが終了したときのいずれか早い方に終了します。詳しくは、「Citrix Product Matrix」を参照してください。
Citrix Workspaceアプリの互換バージョン
現在サポートされているすべてのバージョンのCitrix Workspaceアプリは、Citrix Virtual Apps and Desktops 1912 LTSRと互換性があります。Citrix Workspaceアプリのライフサイクルについては、「Citrix WorkspaceアプリとCitrix Receiverのライフサイクルマイルストーン」を参照してください。
Citrix Workspaceアプリの新バージョンが利用可能になったときに通知を受けることができるように、Citrix WorkspaceアプリのRSSフィードに登録することをお勧めします。
Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1912 LTSR CU1の注意すべき除外対象
以下の機能、コンポーネント、プラットフォームは、1912 LTSRのライフサイクルマイルストーンと特典の対象外です。すなわち、累積更新プログラムとライフサイクル延長の特典は適用されません。除外対象の機能とコンポーネントの更新は、通常の最新リリースで入手可能です。
除外対象のコンポーネントおよび機能 |
---|
AppDisk |
AppDNA |
Citrix SCOM Management Pack |
Framehawk |
Personal vDisk |
StoreFront Citrix Onlineの統合 |
除外対象のWindowsプラットフォーム* |
---|
Windows 2008 32ビット(ユニバーサルプリントサーバー用) |
* Citrixは、サードパーティベンダーのライフサイクルマイルストーンに基づいてプラットフォームサポートを更新する権利を有します。
インストールとアップグレード分析
全製品インストーラーを使用してXenAppまたはXenDesktopコンポーネントを展開またはアップグレードする場合、インストールプロセスに関する匿名の情報が、コンポーネントをインストール/アップグレードするマシンで収集および保存されます。このデータは、インストールに関するカスタマーエクスペリエンス向上のために使用されます。
XenApp 6.5からの移行
XenApp 6.5の移行プロセスでは、XenApp 6.5ファームを1912 LTSRのサイトにすばやく効率的に移行できます。この移行方法では、多数のアプリケーションとCitrixグループポリシーを含む環境で、アプリケーションとCitrixグループポリシーを新しいXenAppサイトに手動で移行する場合のエラーの発生リスクを軽減させることができます。
1912 LTSRのコアコンポーネントをインストールしてサイトを作成したら、次の手順で移行プロセスを実行します:
- 各XenApp 6.5ワーカー上で1912インストーラーを実行します。これにより、Virtual Delivery Agent for Server OSにアップグレードされます。
- いずれかのXenApp 6.5 Controller上でPowerShellエクスポートコマンドレットを実行して、アプリケーション設定とCitrixポリシー設定をXMLファイルにエクスポートします。
- 必要に応じてXMLファイルを編集して、新しいサイトにインポートしないデータや設定を削除します。XMLファイルをカスタマイズすることにより、ポリシー設定とアプリケーション設定を段階的に1912 LTSRサイトにインポートできます(一部を先にインポートしてから残りを後でインポートするなど)。
- 新しい1912 Controller上でPowerShellインポートコマンドレットを実行して、XMLファイルから新しいXenAppサイトに設定をインポートします。
新しいサイトを必要に応じて再構成してテストします。
詳しくは、「XenApp 6.xからの移行」を参照してください。