Citrix Virtual Apps and Desktops

Virtual Delivery Agentのポリシー設定

[Virtual Delivery Agent設定]カテゴリには、Virtual Delivery Agent(VDA)とController間の通信を制御するための設定項目が含まれています。

重要: 重要:VDAをDelivery Controllerに登録するときに、これらの設定項目で提供される情報が必要になります(自動更新機能を使用しない場合)。これらの情報は登録に必要であるため、グループポリシーエディターを使って以下の設定項目を構成する必要があります(VDAのインストール時にこれらの情報を指定する場合を除く)。

  • コントローラー登録のIPv6ネットマスク
  • コントローラー登録ポート
  • コントローラーSID
  • コントローラー
  • IPv6コントローラー登録のみを使用する
  • サイトGUID

コントローラー登録のIPv6ネットマスク

このポリシー設定では、VDAで使用されるサブネットを指定できます。この場合、グローバルIPは使用されません。これにより、指定したIPv6アドレスおよびネットワークでのみVDAが登録されます。VDAは、指定されたネットマスクに最初にマッチしたアドレスでのみ登録されます。この設定は、[IPv6 Controller登録のみを使用する]ポリシー設定が有効な場合にのみ有効です。

デフォルトでは、空白になっています。

コントローラー登録ポート

この設定を使用する場合は、[コントローラーの自動更新を有効にする] 設定が無効になっていることを確認してください。

この設定項目では、VDAのController登録をレジストリで行うときに使用されるTCP/IPポート番号を指定します。

デフォルトのポート番号は、80に設定されています。

コントローラーSID

この設定を使用する場合は、[コントローラーの自動更新を有効にする] 設定が無効になっていることを確認してください。

この設定項目では、VDAのController登録をレジストリで行うときに使用されるControllerのセキュリティ識別子(SID)をスペース区切りの一覧で指定します。この設定はオプションの設定項目で、[Controller] 設定と一緒に使用して、登録に使用されるControllerの一覧を制限できます。

デフォルトでは、空白になっています。

コントローラー

この設定を使用する場合は、[コントローラーの自動更新を有効にする] 設定が無効になっていることを確認してください。

この設定項目では、VDAのController登録をレジストリで行うときに使用されるControllerの完全修飾ドメイン名(FQDN)をスペース区切りの一覧で指定します。この設定はオプションの設定項目で、[コントローラーSID] 設定と一緒に使用することもできます。

デフォルトでは、空白になっています。

コントローラーの自動更新を有効にする

この設定項目では、インストール後のVDAをControllerに自動的に登録する機能を許可または禁止します。

VDAをControllerに登録すると、登録先のControllerにより環境内のControllerのFQDNおよびSIDの一覧がVDAに送信されます。この一覧の内容は、VDAにより永続的なストレージに書き込まれます。また、各ControllerもController情報について90分ごとにサイトのデータベースをチェックします。次のいずれかが発生した場合、Controllerは更新されたリストを登録済みのVDAに送信します:

  • 前回のチェック以降、Controllerが追加または削除された
  • ポリシーが変更された

VDAは、受信した最新のリストに基づいてすべてのControllerからの接続を受け入れます。

デフォルトでは、有効になっています。

IPv6コントローラー登録のみを使用する

この設定項目では、Controllerへの登録時にVDAで使用されるアドレスの形式を指定します。

  • この設定項目を有効にすると、そのマシンのIPv6アドレスを使用してVDAがControllerと登録および通信を行います。VDAがControllerと通信するときに、グローバルIPアドレス、ユニークローカルアドレス(ULA)、リンクローカルアドレス(ほかのIPv6アドレスを使用できない場合のみ)の順でIPv6アドレスが選択されます。
  • この設定が無効な場合、そのマシンのIPv4アドレスを使用してVDAがControllerと登録および通信を行います。

デフォルトでは、この設定は無効になっています。

サイトGUID

この設定を使用する場合は、[コントローラーの自動更新を有効にする] 設定が無効になっていることを確認してください。

この設定項目では、VDAのController登録をActive Directoryベースで行うときに使用される、サイトのグローバル一意識別子(GUID)を指定します。

デフォルトでは、空白になっています。

Virtual Delivery Agentのポリシー設定