ライセンスに関するよくある質問
製品固有のライセンス情報
- Citrix ADC
- Citrix Cloud
- Citrix Endpoint Management
- Citrix Gateway
- Citrix Hypervisor
- Citrix Virtual Apps and Desktops
以下では、ライセンスに関するよくある質問に回答します。
ライセンス
ライセンスファイルとは何ですか
ライセンスファイルはテキストファイルで、次の情報が記述されています:
- 製品のライセンス情報
- ライセンスサーバー名(またはその他の識別情報)
- カスタマーサクセスサービスプログラムの更新日
- ライセンスの有効期限(ある場合)
- その他のシステム情報
Citrix製品を購入すると、ライセンスファイルが割り当てられます。ライセンスサーバーはこのファイルを使用して、Citrix製品の使用を許可するかどうかを決定します。
なぜライセンスを返却するのですか
たとえば、ライセンスサーバーの使用を停止したものの、他の場所で既存のライセンスを展開する計画がない場合などに返却します。
返却されたライセンスはどうなりますか
返却されたライセンスはライセンスプールに戻されます。これらのライセンスはその後、いつでも任意の数量で割り当てることができます。ライセンスの返却後、ライセンスサーバーから古いランセンスファイルを削除します。
アーカイブされたライセンスはどうなりますか
アーカイブによって、ライセンスがアカウントから削除されることはありません。ビューから削除されるだけです。アーカイブされたライセンスを表示するには、[View Licenses] で [Archive] タブをクリックします。
ライセンスファイルのコピーを入手するにはどうすればよいですか
ライセンスファイルのコピーはライセンスサーバーから入手できます。または、すべての購入したライセンスと割り当てられたライセンスファイルは、www.citrix.comで [My Account]>[Manage Licenses] のポータルからセキュアに利用できます。
ライセンスの割り当て
ライセンスの割り当てとは何ですか
ライセンスを割り当てる場合、製品およびライセンスサーバーに従って購入したライセンスを振り分け、複数環境またはユースケースで分割できます。たとえば、組織が同じ製品で1,000ライセンスを所有しているとします。1つの場所で800、別の場所で200を使用する場合、最初の場所のライセンスサーバーに800ライセンスを割り当て、残りの200ライセンスを後から別のライセンスサーバーに割り当てることができます。
ホストIDの種類とホストIDの違いは何ですか
ホストIDは、ライセンスを割り当てるために指定する必要があるバインドの種類です。ホストIDはライセンスを割り当てるために必要なライセンスサーバーのホスト名、MACアドレス、またはバインドIDです。
なぜ一部のライセンスを部分的に割り当てることができないのですか
一部のライセンスでは、部分的な割り当てが許可されていません。
ライセンスサーバー
ライセンスサーバーの名前は変更できますか
ライセンスファイルは、そのファイルが作成されたときに指定されたライセンスサーバー上でのみ機能します。ライセンスファイルには、ライセンスを割り当てるときに指定したライセンスサーバーのホスト名またはその他の識別情報が含まれています。生成したライセンスファイルには特定のライセンスサーバーまたは(アプライアンスの場合は)MACアドレスが指定されており、他のライセンスサーバーまたはアプライアンスで使用することはできません。
citrix.comでライセンスを再割り当てして新しいファイルを生成することで、新しいサーバー名またはMACアドレスを参照するライセンスファイルを作成します。
ライセンスサーバーをアップグレードすると、ライセンスファイルに影響がありますか
いいえ。ライセンスサーバーとすべての製品ライセンスは完全に後方互換性があり、Citrix製品の運用環境に問題が生じることはありません。
異なるエディションの製品を使用して異なるサーバーに接続するユーザーに、単一のライセンスサーバーでライセンスを提供できますか
はい。1つのライセンスサーバーに、複数のエディションのCitrix製品のライセンスを配置できます。製品サーバーで設定されているエディションに対応する種類のライセンスがチェックアウトされます。製品サーバーは特定のエディションのライセンスを使用するように設定され、そのエディションのライセンスをチェックアウトします。
例:
製品サーバーAはAdvanced Editionのライセンスをチェックアウトするように設定されています。
製品サーバーBはPremium Editionのライセンスをチェックアウトするように設定されています。
ライセンスサーバー1には、Advanced EditionとPremium Editionの両方のライセンスが配置されています。
- 製品サーバーAに接続するユーザーのためにライセンスサーバー1からチェックアウトされるのは、Advanced Editionのライセンスのみです。ライセンスサーバー1でAdvanced Editionのライセンスがすべてチェックアウトされると、Advanced Editionのライセンスが解放されるまで、製品サーバーAのユーザーからの新しい要求は拒否されます。
- 製品サーバーBに接続するユーザーのためにライセンスサーバー1からチェックアウトされるのは、Premium Editionのライセンスのみです。ライセンスサーバー1でPremium Editionのライセンスがすべてチェックアウトされると、Premium Editionのライセンスが解放されるまで、製品サーバーBのユーザーからの新しい要求は拒否されます。
注
多くのユーザーが使用する多くの製品サーバーが同じライセンスサーバーと同時に通信する場合は、ライセンスのチェックアウトにかかる時間が長くなる場合があります。1つのライセンスサーバーが同時に処理できるTCP/IP着信要求は10,000件までです。同時に接続するCitrixの製品サーバーが10,000台を超える場合は、複数のライセンスサーバーを使用することをお勧めします。これらの製品サーバーには、Citrix Virtual Apps and Desktops、Delivery Controller、アプライアンスが含まれます。
展開例:
シナリオ1:2つのサイト
- サイトAには、Advanced Editionに設定された製品サーバーがあります。
- サイトBには、Premium Editionに設定された製品サーバーがあります。
- 1つのライセンスサーバー(共有)。
- ユーザー1、ユーザー2、ユーザー3、ユーザー4… ユーザー5000はサイトAにのみ接続します。
- ユーザー5001、ユーザー5002、ユーザー5003… ユーザー10000はサイトBにのみ接続します。
シナリオ2:1つのサイト
- 1つのサイトに2組の公開アプリケーションがあります。
- サイトはCitrix Virtual Apps and Desktops Premiumの同時使用ライセンスで構成され、デリバリーグループ2はCitrix Virtual Apps and Desktopsユーザー/デバイスライセンスで構成されています。
- 1つのライセンスサーバー(共有)。
- ユーザー1、ユーザー2、ユーザー3、ユーザー4 …ユーザー5000は、この同時使用ライセンスにのみ接続します。
- ユーザー5001、ユーザー5002、ユーザー5003 …ユーザー10000は、デリバリーグループ2のユーザー/デバイスライセンスにのみ接続します。
障害回復とメンテナンス
障害回復サイトのライセンスを入手するにはどうすればよいですか
障害回復に使用するライセンスと同じライセンスを実稼働環境でも使用できます。
- 実稼働環境とは別に障害回復環境を構成および管理します。
- ライセンスのチェックアウトで、実稼働用とバックアップ用のライセンスサーバーを同時に使用しないでください。
- 一度に1つのライセンスサーバーのみにアクセスできるようにします。
- 障害回復環境のライセンスサーバーと実稼働環境のライセンスサーバーは、同じホスト名を使用する必要があります。
ライセンスサーバーがメンテナンス作業のためにオフラインになっているとどうなりますか
標準の30日間の猶予期間を設定すると、ライセンスサーバーのメンテナンスをサポートするため、パフォーマンスが低下したりサービスが不能状態になったりすることなく、システムが機能し続けることができます。
ライセンスサーバーが回復不能な場合はどうすればよいですか
ライセンスファイルのバックアップコピーがある場合は、30日以内に次の作業を行います:
- 環境内の既存のサーバーの名前を元のライセンスサーバーと同じホスト名に変更します。
- ライセンスサーバーのコンポーネントとバックアップライセンスファイルをインストールして、環境のライセンスを再取得します。
ライセンスサーバーが回復不能で、ライセンスファイルのバックアップコピーがすぐに利用できない場合はどうすればよいですか
ライセンスファイルのバックアップコピーがすぐに利用できない場合は、30日以内にwww.citrix.comの [My Account]>[Manage Licenses] ポータルにアクセスしてください。環境のライセンスを再取得するには、次の手順を実行します:
- ライセンスファイルをダウンロードします。
- 環境内の既存のサーバーの名前を元のライセンスサーバーと同じホスト名に変更します。
- ライセンスサーバーコンポーネントとダウンロードしたライセンスファイルをインストールします。
ライセンスサーバーが回復不能で、環境内の既存のサーバーの名前を変更できない場合はどうすればよいですか
環境内の既存のサーバーの名前を変更できない場合は、30日以内に環境のライセンスを再取得します。以下を実行します:
- 環境内の別のサーバーを指定します。
- ライセンスサーバーのコンポーネントをインストールします。
- www.citrix.comの [My Account]>[Manage Licenses] ポータルにアクセスします。
- ライセンスファイルを返却し、選択した新しいサーバーのホスト名を使用して再取得します。
- ライセンスファイルをダウンロードしてインストールします。
ライセンスサーバーに障害が発生すると、パフォーマンスが低下したりサービスが不能状態になったりしますか
いいえ。30日間の猶予期間があるため、パフォーマンスの低下やユーザーへのサービスが不能状態になることを回避できます。