ソフトキーボード
ソフトキーボード機能は、Linux仮想デスクトップまたはアプリケーションのセッションで利用できます。ソフトキーボードは、入力フィールドで入力を開始すると表示され、入力を終了すると非表示になります。
注:
この機能はRHEL 7.8、RHEL 7.9、RHEL 8.1、RHEL 8.2、RHEL 8.3、SUSE 12.5、Ubuntu 16.04、Ubuntu 18.04、Ubuntu 20.04で利用できます。iOS向けCitrix WorkspaceアプリおよびAndroid向けCitrix Workspaceアプリでサポートされています。
機能の有効化と無効化
この機能はデフォルトでは無効になっています。ctxregユーティリティを使用して、この機能を有効または無効にします。特定のLinux VDAの機能構成は、そのVDAのすべてのセッションに適用されます。
この機能を有効にするには:
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次のコマンドを実行します:
/opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg update -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\VirtualChannels\MrVc" -v "Enabled" -d "0x00000001" <!--NeedCopy-->
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Citrix Studioでキーボードの自動表示ポリシーを [許可] に設定します。
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(オプション)RHEL 7およびCentOS 7の場合、次のコマンドを実行してIntelligent Input Bus(
IBus
)をデフォルトのIMサービスとして構成します:echo "GTK_IM_MODULE=ibus" >>/etc/bashrc <!--NeedCopy-->
この機能を無効にするには、次のコマンドを実行します。
/opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg update -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix\VirtualChannels\MrVc" -v "Enabled" -d "0x00000000"
<!--NeedCopy-->
注:
これらの設定は、新しいセッションにログオンする場合、またはログオフして現在のセッションに戻る場合に有効になります。
制限事項
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この機能はGoogle Chrome、LibreOffice、その他のアプリで機能しないことがあります。
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手動でソフトキーボードを非表示にした後再表示するには、入力フィールド以外をクリックして、再度現在の入力フィールドをクリックします。
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Webブラウザーで1つの入力フィールドをクリックしてから別のフィールドをクリックすると、ソフトキーボードが表示されないことがあります。この問題を回避するには、入力フィールド以外をクリックしてから対象の入力フィールドをクリックします。
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この機能は、Unicode文字やダブルバイト文字(日本語、中国語、韓国語など)をサポートしません。
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ソフトキーボードは、パスワード入力フィールドでは利用できません。
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ソフトキーボードは、現在の入力フィールドと重なって表示されることがあります。この場合、アプリのウィンドウを移動するか、画面を上にスクロールして入力フィールドをアクセスできる位置に移動します。
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Citrix WorkspaceアプリとHuaweiタブレットとの互換性の問題によって、Huaweiタブレットに物理キーボードが接続されている場合でもソフトキーボードが表示されます。