複製仮想ディスクのストレージのサポート
Citrix Provisioningでは、同一サイト内のローカル(つまりプロビジョニング済みのサーバー上のlocal/attached
ストレージ)のストア上の仮想ディスクの複製がサポートされます。
複製に関する注意事項は次のとおりです。
- すべてのCitrix Provisioningサーバーはファーム内のほかのすべてのサーバーとネットワークで接続している必要があります。
- 複製がCitrix Provisioningで機能しすべての要件を満たすように、適切に構成する必要があります。
- 複製ファイルには次のようなものがあります:
*.vhdx
、*.avhdx
、*.pvp
。既存の仮想ディスクをインポートする場合は、*.xml
マニフェストファイルも複製できます。*.lok
ファイルは複製されません。 - 複製処理中にサーバーをシャットダウンする必要はありません。
- ストアパスを各Provisioningサーバーに設定する必要があります。
注:
サーバーの [プロパティ] ダイアログボックスで優先ストアパスを設定する場合は、新しいバージョンの仮想ディスクを作成する前に設定しておく必要があります。このパス情報は
.vhdx
ヘッダー情報に格納され参照されるため、バージョン付けの後にパスを変更すると予期しない結果になる可能性があります。 - 必要なストレージが利用可能な状態で、読み取り/書き込みアクセスができる必要があります。
注:
Citrix ProvisioningではDFS複製を使用できますが、DFS名前空間をストアパスとして使用することはできません。
次の図は、ローカルストレージのすべてのサーバーでバージョンを使用できない複製シナリオを示しています。
仮想ディスクの特定のバージョンまたはすべてのバージョンについて、複製状態を表示することができます。
仮想ディスクの特定のバージョンのトラブルシューティングと複製状態の表示
Citrix Provisioningでは、複製したvDiskをファーム内のProvisioningサーバーで使用できるかどうかをユーザーが表示できます。
- Citrix Provisioningコンソールで仮想ディスクを右クリックして、[バージョン] を選択します。[vDiskバージョン] ダイアログボックスが開きます。
- ダイアログボックス内でバージョンを強調表示して、[複製] をクリックします。[vDiskの複製状態] ダイアログボックスが開き、仮想ディスクのこのバージョンを提供できる各サーバーで、複製したバージョンを使用できるかどうかが表示されます。
- バージョンの状態が保守(レンチ)、テスト(虫眼鏡)、または保留(時計)の場合は、その状態が最初の行に表示されます。
- 青のチェックマークは、このバージョンにサーバーがアクセスできることを示します。
- オレンジ色の警告は、この仮想ディスクのバージョンに現在アクセスできないサーバーがあることを示します。見つからなかったり問題があったりするバージョンには、[バージョン]列の下にオレンジ色の警告が表示されます。
仮想ディスクのすべてのバージョンのトラブルシューティングと複製状態の表示
- コンソールで仮想ディスクを右クリックして、[複製状態] を選択します。[vDiskの複製状態] ダイアログボックスが開きます。
-
[サーバー] 列には、この仮想ディスクを提供できるすべてのサーバーと、そのサーバーの全般的な複製状態が一覧表示されます。[バージョン] 列には、仮想ディスクの各バージョンとその個別の複製状態が一覧表示されます。
- バージョンの状態が保守(レンチ)、テスト(虫眼鏡)、または保留(時計)の場合は、その状態が最初の行に表示されます。
- 青のチェックマークは、このバージョンにサーバーがアクセスできることを示します。
- オレンジ色の警告は、この仮想ディスクのバージョンに現在アクセスできないサーバーがあることを示します。見つからなかったり問題があったりするバージョンには、[バージョン]列の下にオレンジ色の警告が表示されます。
複製仮想ディスクのストレージのサポート
コピー完了
コピー失敗