Citrix Provisioningソフトウェアのインストール
Citrix Provisioningコンポーネントをインストールする前に、ここで説明するインストールウィザードについて把握しておきます。その後、このセクションのインストールと構成処理を実行します。
重要:
Citrix Provisioningコンポーネントをインストールする前に、すべてのWindows更新プログラムが最新であることを確認してください。場合によっては、多数の更新プログラムをインストールする必要があります。CitrixではすべてのWindows更新プログラムをインストールしてから再起動することをお勧めします。Windows 10 1709では、Provisioningコンポーネントをインストールする前に、オペレーティングシステム更新プログラムKB4093105、またはそれ以降を適用する必要があります。
ヒント:
Linuxストリーミング機能を使用している場合、このリリースでは新しいインストールパッケージは提供されません。Provisioning Services 7.15 Linux DEB/RPMパッケージを使用してください。たとえば、Citrix Provisioning 7.16 ISOイメージをダウンロードした後、CentOS/Red Hatのターゲットソフトウェアはpvs_RED_HAT_7.15_18089_x86_64.rpmになります。
Citrixライセンスサーバー
CTX_Licensing.msiを使用して、実装内のProvisioningサーバーと通信できるサーバーにCitrixライセンスソフトウェアをインストールします。
Citrix Provisioningインストールウィザード
PVS_Server.exeまたはPVS_Server_x64.exeを実行して、ファームに以下のCitrix Provisioningコンポーネントをインストールします:
- Citrix Provisioning Stream Service
- ネットワーク起動サービス(オプション)
- 構成ウィザード(インストールウィザードの後に実行し、インストール済みのコンポーネントを構成してCitrix Provisioningデータベースを作成します)
- プログラミングユーティリティ
- 起動デバイスマネージャー
注:
UNCパスからのインストールはサポートされません。
Citrix Provisioningコンソールウィザード
PVS_Console.exeまたはPVS_Console_x64.exeを実行してCitrix Provisioningコンソールをインストールします。コンソールには起動デバイスマネージャーも含まれます。コンソールは、Citrix Provisioningデータベースと通信できる任意のコンピューターにインストールできます。
マスターターゲットデバイスインストールウィザード
Windows用:PVS_Device.exeまたはPVS_Device_x64.exe
マスターターゲットデバイスにターゲットデバイスソフトウェアをインストールします。マスターターゲットデバイスを使用して「ゴールデンイメージ」を作成します。ゴールデンイメージはイメージ作成ウィザードを使用してvDiskファイルに保存します。
アップグレードウィザード
アップグレードウィザードのインストール先フォルダーおよび実行フォルダーの名前にサロゲートペア文字を使用することはできません。サロゲートペア文字とは、Unicodeコードポイント0x10000以降の文字です。アップグレードウィザードによりアップグレード処理が自動化されます。また、このウィザードには次のユーティリティが組み込まれています。
- UpgradeAgent.exe:ターゲットデバイスで実行し、以前にインストールした製品ソフトウェアをアップグレードします。
- UpgradeManager.exe:Provisioningサーバーで実行し、ターゲットデバイスでのアップグレード処理を制御します。
アンインストール
システムからソフトウェアを削除するには、Provisioningサーバーとターゲットデバイスの両方のコンポーネントをアンインストールする必要があります。
Citrix Provisioningのアンインストール
- Provisioningサーバーでコントロールパネルを開きます。Windowsの [スタート] メニューの [設定] で [コントロールパネル] を開きます。
- [プログラムと機能] を開きます。
- Citrix Provisioningを選択して [アンインストール] をクリックします。
Windowsターゲットデバイスソフトウェアのアンインストール
- 元のハードドライブから起動するようにシステムBIOSを設定します。
- ターゲットデバイスをハードドライブから直接再起動します。
- ターゲットデバイスでコントロールパネルを開きます。
- [プログラムと機能] を開きます。
- Citrix Provisioningを選択して [アンインストール] をクリックします。
Citrix Provisioningコンソールのアンインストール
- コンソールがインストールされているコンピューターでコントロールパネルを開きます。
- [プログラムと機能] をダブルクリックします。
- Citrix Provisioningを選択して [アンインストール] をクリックします。
Windows 10 Creatorを使用するコンポーネントのアンインストール
Citrix Provisioningは、Windows 10 Creatorの [アプリと機能] 画面を使用してアンインストールすることはできません。この問題は、すべてのMSIインストーラーで発生します。
ターゲットまたはコンソールプロビジョニングソフトウェアをアンインストールするには:
- Windowsの [スタート] メニューで、削除するCitrix Provisioningコンポーネントにアクセスします。右クリックしてコンテキストメニューを表示します。
- コンテキストメニューで、[アンインストール] をクリックします。[プログラムと機能] 画面が表示されます。
- [プログラムと機能] 画面で、削除するコンポーネントを選択します。